東方古来伝   作:紫畝 幽扇

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どうも紫畝です!
この頃暑くなってきましたねー
さて、第2話投稿から間が空いてしまいました。
本当に申し訳ありません!
いやあ、そのですね、今週修学旅行でいろいろとありまして...
と、とにかくゆっくりしていってね!



第3話 弾幕特訓

「で、聞きたいことって何?」

風呂から上がった俺は妹紅の家のリビングにいる。畳に座って妹紅と話しているが、やっぱり畳は落ち着く。それにしてもちょっと寒気がするなー。本気で風邪の疑いあり。でも、今は会話に集中しないと。

「そうだなあ、まずは妖怪についてかなぁー?」

妖怪とか今まで会ったこともないからなぁー、まあそれが当たり前なんだけど。見た目とか怖いのかな?

「妖怪ねぇー。幻想郷(ここ)にはいろんな妖怪がいるよ」

「例えばどんな妖怪がいるの?」

「うーん、人食い妖怪とかスキマ妖怪ね。あっ、ここを幻想郷って呼び始めたのはそのスキマ妖怪よ」

へぇー、スキマ妖怪って気になる。ちょっと会って見たいかもなー。人食い妖怪は遠慮したいけど。

「あと、河童とか天狗とか幽霊もいるなー」

めっちゃすごいな、それ。幽霊とか怖すぎるだろ。俺は肝試しとか割と平気な方だったけど、その話聞いたらもう無理だな。

「あのさあ、一応聞くけど、今って何年かな?」

そう、妹紅の服とか風呂とかを見ているうちに思っていたのだ。

「ええと何年だっけー、たぶん1080年だったと思う」

おいおい、嘘だろ。てことは、俺タイムスリップしちゃった!?信じられない...。くっ、やっぱり、

「...帰りたい...」

「えっ、今なんて言った?」

「い、いやなんでもないよ、ただの独り言」

「...そう」

まだ、まだ帰っちゃいけないと思う。第一、今そんな事を言ったら妹紅が困ってしまう。こっちで、新しい自分を見つけるまでは。そう俺は自分に誓った。

「ねぇ、妹紅はどうやってその妖怪たちと戦ってるの?」

「私は妖術を使っているけど、弾幕を使って戦う奴もいるよ」

妖術か...俺にはできそうにないな。でも妹紅も人間だよな?最近の妹紅の言動を聞いているとその辺が怪しくなってくる。妹紅ができるんだったら俺だって、と思ったけど、まず弾幕ってなんだ?銃弾か?でもまだ1080年だよね?そんなものあるわけないよな。

「愁也も弾幕は撃てるようになった方がいい」

ほおー、なんか面白そうだなー。やってみたくなってきた。

「そんな簡単に撃てるものなの?」

俺は昔から運動は中の中だった。徒競走も毎回3、4位をうろちょろしていた。そんな俺が簡単にできるわけが...

「人それぞれだ。とりあえず外で教えてやるよ」

こうして、妹紅の弾幕特訓が始まったのだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ふう」

俺は額から今にも落ちそうな汗を拭いながら、ため息をついた。

今日はとにかく暑い。

というより、今日も暑いのだけれど。

こんなに暑いと俺は今何をしているのか、何のためにしているのか忘れそうになる。

「あれ、本当に何してたんだっけ?俺...」

 

「ちょっと、聞いてる?ねえ、愁也?愁也!」

「ん、んんっ。...はっ!」

「もう、弾幕は集中力が大事なんだから、しっかりしてくれないと」

「ごめん、ごめん。次はちゃんとするから」

「その台詞もう聞き飽きた。ちゃんと頼むよ」

妹紅の弾幕特訓が始まって3日が経った。俺はいまだに思うように弾幕が撃てない。せっかくフラグを立てたのになー。やはりビミョーな運動神経にはかなわなかったか。とにかくここは集中、集中。この3日間で教わったことを思い出して...あの的に、当てるっ!

「...あっ!」

「はあー、やっと当たった。でも、まだまだ実践では使えないよ。はい、今の感覚を忘れないうちに次!」

「分かった分かった、やりますよ」

よし次も当ててやる。...と思ったが、愁也の放った弾幕は見事に的の1メートル上を通過して行った。そんな簡単にはいかなかったか。もう空は夕日によって赤色に染められている。

「あー」

「もう嫌だあー、妹紅もいい加減退屈だよね、もういいよありがとう」

「あ、あははー」

もう諦めて、妹紅に今まで丁寧(説明はすごく大雑把だったが)に教えてくれたお礼をすると、いきなり妹紅が乾いた笑い声を出した。

「なっ、なんだよ変な笑いかたして」

「今思い出したけど愁也に一個教え忘れてた」

「ウソだー、3日も経って今更ですか」

妹紅、前にもこんなことなかったか?ひょっとして妹紅忘れっぽいのかな?

「弾幕は、撃つ人によって変わるんだ。だから、自分の中で表したい感情を考えるんだ。それが自分の、自分だけの弾幕になるんだよ」

感情、か。俺ってあんまり感情を表に出したりしないからなぁー。うーん、しいて言えば当たんなくてちょっとイライラしてるかな?よし!イライライライラ...

「な、何これ?」

撃つ瞬間妹紅がなにかつぶやいたけど、気にしない。今は思考をこっちにして、

「はっっ!」

その瞬間、前に出した俺の手からさっきとは比べ物にならない量の黒っぽい黄色の弾幕が前方に飛び出して...

「バキッ」

的が弾幕が当たった衝撃で砕けてしまった。

「何でいきなり、こんなに」

「お、俺にもわからないよ」

俺はこの世界についてわからないだらけだと思っていたが、自分のことについてもわかっていないことがあった。

そういえば、妹紅には能力があるって言ってたな。俺にも能力があるとすればもしかして...そう愁也は思った。




どうでしたか?
感想を書いてくださっている皆様ありがとうございます!
次話についてですが、前書きにも書いたとおり私が修学旅行に行く関係で投稿がまた少し遅れます。ご了承下さい。
また、御意見&御指摘等ありましたらよろしくお願いします!
さて次話ついに愁也の能力が明らかに?
乞うご期待!
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