IS《インフィニット・ストラトス》鏡面咆哮ベルデ! 作:上からピーコック
おはようございます。もう夜ですよ。
『バッシャーフィーバー!』
ぶっ倒れたのは完全な貧血が原因だそうです。昼は本人抜きでお祭り状態だった、と補佐のお爺さんが言ってました。因みに名前は千田 三郎というそうで、気軽にじいやと呼んでくれと言われた。じいやからこれからの事務の詳細を教えてもらおうと思ったのだが、それ以前の問題で父がメインで経営している高見沢グループ側の総帥も務めるとともにグループの書類処理も行わなければならない事も確認を取られたが、そこに初期はじいや及び他の職員が行う事も付け足され意思を問われた。答えはYesしかないが。そして、12時を回った時計を見て再びベットへ入った。今日は冷えそうです。
◇◇◆
おはようございます!朝ですね。『サバじゃねぇ!』
ハーフの侍女らしき人物ーーーメイドのローズさんが起こしに来てくれました。優しそうな人ですねぇ。ローズさんからはこれから事務見学をすると伝えられました。口をゆすごうと部屋を出ようとしましたが、部屋の中に洗面台があることを教えてくれたので、そちらでゆすいだ。外に出ると広すぎて見つからないらしい。新しい服を着せられ部屋の外へ出る。
昨日はなんやかんやで部屋から出たところの位置しかわからなかったが、自宅?を出るまでに階段を五つは降りた気がして、少しの恐怖を感じる。まさに豪邸らしい白い家…というかビルを出ると、近くに『高見沢グループ』と書いてある建物があった。敷地内だったの!?と密かに驚きを隠せない。建物の近未来的な自動ドアを潜ると、面会受付のカウンターとグループの歴史をほんの少しだけ展示したスペースがあった。待合の椅子は異常に多く、まばらではあるがどう考えても社員ではない人々も多くいる。そのおっさん達が子供を見る目で手を振るのは一種のホラーに感じた。いや、子供だけど、総帥だよ。一応手は振りかえす。カウンターの横に3つ設置されたエレベーターの内1番右側が空いていた為、ローズさんに誘導されて23階まで…ェ?
「耳痛い…」
「直ぐ慣れますから、ね?顔を上げてください」
ローズさんの優しさが刺さる。ローズだけに、ローズだけに。これは高過ぎやしないだろうか。高所平気症だけは勘弁だな。落ちるのが怖く無いって…前世の死因東京タワーからの落下死だからならないと思うが。エレベーターには各階の名称が書かれていたが、最上階と地下にはテープで隠された何かが書かれていたと思われる。そして最上階はトップの書類処理室、地下は研究室と見て間違いないと思う。何故か?なんとなくだ。
「こちらが職場となります。迷わない範囲でご見学くださいませ」
きしむ頭を叩き、痛みを抑えながら顔を上げる。総帥室と思われる部屋は広い筈なのに、溜め込まれた書類のせいで、どうも狭く感じる。というか狭い。明らかに書類入りダンボールが部屋を圧迫しており、その真ん中でじいやを含めた数人が代理署名と捺印をしていた。これはお手上げにもなるわな…。とりあえず作業を妨げないように部屋をそっと歩き回る。署名と捺印程度なら出来そうなのだが、変に不信感を受けるのもあれなので、ほかの職場も見せてくれとローズさんに頼む。
◇◇◆
今日一日の見学が終わり、ローズさんから明日研究所の視察に行くと伝えられました。書類を見てしまい処理したい誘惑に駆られかけていたのは内緒である。元仕事狂だった時代のある私からするとあのくらいなら大丈夫な気もするが、少しづつ信用を得て行きたいためそうもいかない。体が子供の為か部屋に入った途端、疲労と眠気に襲われる。寝る前にするべきことは終わらせたので、さっさと寝る事にする。
まともな夢を見れる事を願おう。おやすみなさい。