ついに、ここからは第2章となります。では、あらすじをどうぞ。
~前回までのあらすじ~
にこを救出した啓は、馬羅垣を尋問して情報を聞き出そうとするが、そこへ組織の幹部が4人現れて、そのうちの1人、麦野ダンと勝負をするが、麦野の強さは疲れた啓にとってはとても敵わなく、それでも諦めず攻撃を止めようとしなかったが、炎山と雷堂の直撃に当たり、なすすべもなく惨敗。啓はにこに非礼を述べながら巨大な爆発に巻き込まれる。・・・そして、啓のバンダナを見つけたにこは啓に逢えない悲しみに耐えきれず号泣してしまうのだった。
第12話 警視庁、騒乱
~警視庁”大会議室”~
都内にある警視庁で、今最も重要な事件がここ”大会議室”で多くの警察関係者が渡された資料に目を通すも、皆それぞれが信じられないという面持ちであった…。それもその筈、この事件は”通常”の事件とは一線を超すものであったからだ…。
鷲尾「"μ’s矢澤にこ誘拐事件"の報告は以上となります。」
この事件の説明を終えた鷲尾警部は、一通りの説明を終えると一礼し、その場に着席する…。
そして、鷲尾警部が着席すると同時に…会議室内では、誰もが言葉を発せられずにいられなかった。
警察「本当に現実なのか!!」
警察「バネ男や”サイコミュ”を操る男がいるのか…。」
警察「現時点で最強のチームであった”矢澤にこ救出チーム”が全滅するなんて!!」
大会議室に集まった警察関係者は口々に、この事件の感想を零す、余りにも非現実的すぎるのだ…。
そんな中、大会議室の中央に居る威厳溢れる人物が場内を静める。
大門寺「静かにせい!!!!」ドン!!
全国の警察のトップである…大門寺警視総監が場内を一斉に静かにさせる。
大門寺「まったく・・・鷲尾警部。それで、誠に事実なのかね?そのバネ男やサイコミュを操る男が救出チームを全滅させたのは?」
”警視総監”大門寺 剛三郎 ドン!!
鷲尾「はい、ここには現在、治療中でいませんが、木ノ内隊長が事実であるといっていました。」
大門寺「そうか・・・。これは人類が誕生した歴史の中でも最もとんでもないことになりそうだな・・。」
大門寺「超能力というかそんなことが現実に起きるとはな・・・。」
鷲尾「ええ、すでにネットではこの件は、ネットを通じて”えらいこと”になっています。」
鷲尾の言葉に続いて、部下である柿谷が続ける…。
柿谷「漫画やアニメの世界であるような”信じがたい力”が現実に起こっておりますからね。」
柿谷がいうようにこの事件を起こした犯人達は…自身の身体を”バネ”の様に弾む男…、そして”主犯格”のドレッドヘアーの男に至っては、見たこともない”謎の浮遊物”を動かしていた…。この二つの事実は紛れもなく、厳然たる事実であったのだ…。
柿谷「世界中では、”終わる時代”とか”2015年人類滅亡”など謳っているひと達もいますよ。」
大門寺「これは、本当に”ヤバい”なぁ。」
大門寺は何時になく、弱音を吐いていたその時であった…。
報告係「大変です!!!…大門寺警視総監!!」
報告係である男性が血相を変えて、大会議室に飛び込んできた…。
大門寺「どうした!?騒々しいぞ!?」
報告係「す、すいません!!・・・・しかし、”緊急の報告”が…」
大門寺「分かった…落ち着いて言ってみろ。」
報告係「は、はい…すいません。…少し、息を整えさて頂きます…。」
報告係は一旦一呼吸をつき、そして息を整えたあと、ある衝撃的な”報告”をするのであった…。
報告係「スクールアイドルのA-RISEのリーダー…”綺羅ツバサ”が行方不明なんです!!!!」ドン!!
鷲尾、柿谷「!!??」
その言葉を聞いた鷲尾と柿谷は思わず、驚いた…。
大門寺「AーRISE?…なんだね、それは!?」
聞き慣れない言葉を聞いた大門寺警視総監は報告係に詳細を促した。
報告係「”A-RISE”というのは、スクールアイドルのトップに君臨していたグループなんです。今回誘拐された矢澤にこさんが所属していたμ’sとは因縁深いグループなんですが、そのリーダーである綺羅ツバサさんがもう、一週間も居所が分からないらしく、彼女は一人暮らしだったようで、彼女の友人達も綺羅さんの行方が分からないそうで。」
”A-RISE”とは、秋葉原にある”UTX学院”のスクールアイドル。UTX学院内にある”芸能学科”に所属する学校公認のユニットで、リーダー”綺羅 ツバサ”を中心に、”統堂 英玲奈”と”優木 あんじゅ” の3人で構成されており、全国に居るスクールアイドルの全国大会”ラブライブ”の第1回の優勝者でもある。μ’sになる前からのにこや花陽にとっては憧れのアイドルなのだ…。
そんなアイドルユニットが…。
大門寺「まさか、例の犯人達に誘拐されたのか!?」
報告係「そう、考えるのが自然でしょう…。」
柿谷「警部、これじゃあ…!!」
鷲尾「ああ、既に始まっていたというのか”誘拐”が…!!」
そう言い、鷲尾は歯を食いしばる。
そして…。
鷲尾「警視総監、これは一刻も早く、彼女達を警察の庇護下に!!」
そういい、鷲尾は言い放つ。
大門寺「うむ、確かに一刻も早く・・。」
?「・・・やめておけ、彼女達の青春を奪う気か。」
その瞬間、警察管達は一斉に銃を向ける。
大門寺「誰だ。貴様ら!!!」
そう言うと、総勢8人の男がいた。
全員が信じられないほど、覇気を持っていた。
実際には気絶させないように最小で手加減しているのだが、それでもプレッシャーに耐えきれず倒れるものもいた。
?「情けないのぉ。それでも”日本男児か”!!」
8人の中でも大柄な筋肉質の青年が吠える。
?「まぁやめなよ、岩礁。」
ロシア人と日本人のハーフの屈強な青年がなだめる。
岩樵「なんじゃい、言うただけやろが!!ユーマ!!」
ユーマ「お前の”言う”は迫力がありすぎるじゃねぇかい。」
幹部”岩礁 毅” ドン!!
幹部”ユーマ ザミルザーニイ” ドン!!
ダン「だあああ、うっせえぞ!!岩礁!!」
岩礁「やかましいわ!!今うっさいんはおまえじゃろうが!!」
ダン「んだと!!」
岩礁「やるんかい!!」
幹部”麦野 ダン” ドン!!
?「・・・」
その時だった、1人の男が2人の男の喧嘩を仲裁しようと力を込める…!!
?「ふんっ…!!」
ダン・岩礁「・・!!」
”ガキンッ…!!!”
?「流石に止められるか・・。」
ダン・岩礁「「当たり前だ!!」じゃ!!」
岩礁「すまんかったのお、武蔵。止めてくれたおかげで、ちょっと落ち着いたわい。」
武蔵「当たり前だ。わざと手加減した・・。」
岩礁「さすがは”最高幹部”やな。」
最高幹部”天野 武蔵 ” ドン!!
雷堂「まったく、こいつらは・・。」
炎山「続けていいぞ、医龍院。」
馬羅垣「・・・。」
幹部 ”馬羅垣 治” ドン!!
幹部 ”炎山 倉之助” ドン!!
幹部 ”雷堂 真司” ドン!!
最高幹部”医龍院 龍馬” ドン!! 総勢、8名
鷲尾(あいつは!?、昨日のドレッドヘアーの男!!)
医龍院「俺達の組織の名は・・・”転龍会”」ドン!!!!
大門寺「”転龍会”!?」
医龍院「今、この警視庁で動いているのはこの部屋にいる貴様等だけだ。」
大門寺「何!?・・まさか、貴様等!!」
医龍院「予想はしていたが、ここまでとはな。」
モニターには、既に警視庁内の全員が気を失っていた。
医龍院「覇気を使っただけでこれだ。・・・誠に残念だ、日本の警察はここまで弱っていたとはな。」
男は椅子に腰かけた。
他の者は萎縮していたが、警視総監である大門寺は医龍院に尋ねた。
大門寺「何故、彼女達を警察の庇護下に置くことに反対する!!」
医龍院「”ボス”の考えだ。そのままの通り、貴様等警察が一日中毎日、警備するのだろう。彼女達にとってうっとおしくて敵わんな・・・。」
大門寺「・・・。」
医龍院「それに警備するという受け身の姿勢じゃ、事件は解決しない。」
大門寺「そんなもの、貴様等に言われなくても分かっている!!」
大門寺「話が見えん!!貴様等の言いたいことを単刀直入に言え!!」
大門寺警視総監は答えるように促した。
医龍院「まず、一つ。昨日の”誘拐事件”で警察の救出チームが全滅した。…日本最高のチームがな。」
医龍院「要はだ、既に昨日時点で、我々と貴様等では”対等の交渉”が出来る筈がないんだよ。」
大門寺「!!!」
医龍院「今、現在負傷中の隊員を治療しているのが良い証拠だ。我々と貴様等では立場に差が付きすぎているし、強さの次元が違う。」
大門寺「・・・。」
医龍院「そこでだ。こちらから簡単な命令がある。」
大門寺「命令だと!!」
医龍院「さっき言った通り、今後警察は一切、μ’sに関与しないこと。」
大門寺「何ぃ…!?」
医龍院「彼女たちをのびのびと暮らさせることが一番の目的だ。」
そういい、医龍院は続ける。
医龍院「見張ることなどもダメ、通信もダメだ。警察は一切、関与しない。」
そして、大門寺は”あること”を尋ねた。
大門寺「もし、それを破ったら…どうなる。」
医龍院「…雷堂。」
雷堂「ああ、”準備”は出来ている。」
大会議室にある大モニターにある映像が映りだされる。
医龍院「これは”生放送”になっている。・・・見ろ。画面が二分割されているだろう。」
大門寺「・・・。」
そして、モニターに映ったのは、背中に龍を持つ男と同じようにもう一人も龍を持つ男だった。2人とも”骸骨を模したマスク”をしていた。
大門寺「何だ…この男たちは!?」
驚く大門寺。
医龍院「今、左の男がいるのは、南極。右の男は北極だ。」
医龍院「南極からは衛星カメラが映していて、北極には最新の”地震計測機”がある。」
医龍院「そして、両方のデータを世界中のニュース番組に送る。”生の映像を見せちまう”と”有史以来の最大のパニック”になるからな。」
ふふっといい笑う医龍院。
そして、医龍院は顔を戻し、冷徹な表情で言い放った。
医龍院「”同時に始めろ”」
その瞬間、南極の男の体は光出し、北極の男は周囲の氷が振動して、大気が震えていた!!!
大門寺「なっ!!??」
医龍院「やれ。」
そして、南極には巨大な光の爆発が発生した!!この世のあらゆる物を飲み込まんとする光は、南極中を光らせた。
北極では、ただ、ただありとあらゆるものが崩壊し、海は荒れ、大津波を起こし、天は割れ、雷名が轟き、”この世の終わり”を再現した。
その”データ”は各国のニュースになだれ込み、パニックになった。
大門寺「・・・・。」
”絶句”…それが大門寺の出した答えだった。
医龍院「各国はこの南極と北極で起こった”原因”を知らん。まさか、”2人の人間が起こしたこと”だと思わんだろうな。」
そう言い、椅子から立ち上がる医龍院。
医龍院「今の起こしたことを日本にも”普通”に起こせる。」ドン!!
大門寺「!!??」
医龍院「つまり、貴様等が”命令に背く”と日本を破壊する。」ドン!!
大門寺「なっ!!!!????」
医龍院「因みにここにいる8人のメンバーの”一部”も出来る。」
そして、医龍院は極め付けに・・・。
医龍院「”地球”も破壊しつくせる・・・。」ドン!!
大門寺「あ・・あああ。」
次元が違いすぎる。今まさにその言葉で分かった。これはもう本当に人類の歴史上、最もとんでもないことである。人間に解決できるなど不可能すぎる。
医龍院「以上が、”命令”だ。そして、もう一つは。」
大門寺「もう一つだと・・。」
医龍院「もし、命令を受けたら、誘拐事件を解決したことにしてやろう。」
大門寺「何・・。」
医龍院「そうすれば、警察も汚名返上できるだろうな。そもそも、実際に誘拐は未遂に終わったんだ。」
つまり、どういうことかというと、すでに世間では警察が醜態を晒しているが、啓が馬羅垣達を倒しているため、啓の手柄を警察に渡すことで、警察は事件の公表をするさい、誰にも後腐れがないように出来る。
医龍院「公表することで、ネットも騒がなくなり、”犯人の超人”も信じなくなるだろうな。」
医龍院「まあ、お前たちはこうするしか道はない。」
最高幹部の医龍院の言葉同時に全員がこの場から立ち去ろうとする。
大門寺「待て!!じゃあ、あの誘拐事件を解決したのは、誰なんだ!!」
医龍院「・・・桐生啓。その男を信じるんだな。」
そして…男達は立ち去っていた。
立ちすくむ大門寺警視総監…そこへ鷲尾と柿谷が近づいてくる。
鷲尾「警視総監どの・・。どうなさるつもりで?」
大門寺「公表するよ。もうすでに”敗北は”決まっているからな。」
大門寺「ともかく、奴らの命令に従えば、市民の皆さんに危害は出ないだろう・・。」ギリッ!!
鷲尾「警視総監どの…。」
鷲尾警部は握り拳を握るしかなかった…。
…後に警察は、誘拐事件の犯人が捕まり、犯人は”超人”などでないとし、公表される。
そして、その日の内に誰も騒がなくなった。
また、A-RISEのリーダー、綺羅ツバサも行方不明となったが、世間に公表されることはなかった。続く・・・。
というわけで、組織の名は”転龍会”。そして、ここで幹部や最高幹部全員が出そろいました。
ええと言うわけで、警察はμ’sを保護しようとすると問答無用で、日本どころか地球を壊滅できるとし、映像にて”生の映像”を観させました。
いやあ、とんでもない奴らです。破壊の規模が地球って、反則すぎる。チートすぎる!!
しかも、A-RISEのリーダー綺羅ツバサも行方不明に!!
さて、今回こんなことになって、今後どうなるんでしょうか。
次回、第13話。μ’s探索隊、発足。
次回も乞うご期待b