ではあらすじをどうぞ。
~前回のあらすじ~
列島を震撼させた”矢澤にこ誘拐事件”は人知れず、一人の青年によって解決された。そんな中、警視庁内では犯人達が非現実である力を持ち、救出チームを全滅させたとし、騒然となった。
しかし、そこへ謎の8人の男達が現れた。そう、この男達こそ誘拐事件を起こし”転龍会”と呼ばれる組織だった。
そして、転龍会はラブライブを警察の庇護下に置くことをするなと命令する。もし、断った場合として、2人の骸骨を模した男2人の見せた”天災”の様に日本、いや地球そのもの破壊するという究極の脅しをかけたのであった。
もはや、抵抗するなど出来ない警察はそれに応じるしかなく、事件は解決され、犯人の超人などいないと公表されることとなる。
そして、人知れず”綺羅ツバサ”も行方不明となるのであった。
2015.3.23月曜日 ~音乃木坂学院”μ’sの部室~”~
矢澤にこ誘拐事件から、二日後の昼、金曜日から春休みになっていた音乃木坂学院の部室に人の声が賑わっていた。
「「「「「「「「乾杯~~~~」」」」」」」」
さゆり特製のジュースで乾杯するμ’sメンバーと矢澤家と雪穂と亜里沙がいた。
事件のあと、”帰還パーティ”をするとさゆりが言ったので、せっかくだから音乃木坂を貸切にしてもらい、皆で料理を作ったりしてパーティを開いたのだった。
さゆり「皆、どんどん食べて、楽しんでね!!」
微笑むさゆりは嬉しそうに言う。
絵里「ところで、皆何作ったの?私はビーフストロガノフと亜里沙はポトフ作ったけど・・。」
希「うちは、唐揚げとたこ焼きとかB級グルメやな。」
穂乃果「私は、改良に改良に重ねた”ほむまんまーく3”だよ!!」
雪穂「私はその手伝いをさせられました・・・。」
海未「何ですか穂乃果?…それは。…あ、私は赤飯とタイの煮つけです。」
ことり「海未ちゃんも相変わらずだねぇ。私は、ホットケーキとクッキーをつくったよ。」
花陽「私は、おにぎりをつくりました。一杯作ったんで、皆食べて下さい!!」
頬にご飯粒が一杯。
真姫「花陽・・・それ狙ってやってるのかしら?私は、ミニオムレツを作ったわ。勿論自家製のトマトソースよ。」
凛「凛は味見をしたにゃ。」
‥‥ん?
絵里「ちょっと待って最後の一人、認められないのがいたわ。」
海未「凛・・・。」
海未は凛に微笑みかけるが、その眼は笑っていない…。
凛(あ、凛終わったにゃ。)
海未「あれだけ、皆各自作って持ってくるように”line”に載せたでしょう!!」
海未が凛を叱る。
凛「にゃあ!!けど、凛の得意料理は”カップラーメン”だにゃ!!」ドン!!
海未「そこ、威張ることじゃないでしょう!!」
海未「まったく、女性だったら手作りの料理が出来て当たり前です!!」
海未が力強く説明する。
凛「う”に”ゃ”」
海未「それでは、”殿方”に好かれませんよ!!」
凛「ん”ん”に”ゃ”」
海未「それに・・凛。」
凛「な、何にゃ?」
海未「前から”お伝いしたいこと”があったのです。」
海未「凛、確かに貴方は内面が一番女の子っぽいと言われてますが、あくまで”内面”は”内面”。目に見える外面が行動とか考えが全然、女の子っぽくないです!」
りん「ん、んにゃ・・・。」
海未「というか、何だかんだで、”やっぱり、女の子っぽくないですよ”!!」
りん「ふにゃああああああああああ!!!!」
”バタリ‥”
特に理由のある指摘が凛を襲う!!
花陽「ああ、凛ちゃん!!だれか、てをかーしーてー。」
真姫「何というか、凛が悪いわね。」ど~ん。
絵里「ハラショー?」
希「いや、何でそこが疑問系なん、エリチ?」
ちなみに矢澤家は皆で、お寿司を作ったりしてきていた。
穂乃果「あれ?・・そういえば!!」と穂乃果が気付く。
穂乃果「にこちゃんは?」
皆「・・・・・・・。」
穂乃果の発言に皆が黙る。
雪穂「そういえば、見てないですね…。」
ことり「にこちゃんは・・。」
ことり「”屋上”にいるよ。」
穂乃果「”屋上”!?…あ、そうか…。」
あの後、にこは泣き疲れ、昨日の日曜日はずっと、一日中寝込んでいた。
さゆり曰く「あんなに元気のない・・いや、”切ないというか”あんな表情のにこをみたのは、初めてよ。」
その後、帰還パーティに来たのはいいが、皆と会わずにずっと屋上にいるのだ。
穂乃果「昨日の警察の人の会見って奴、なんか”おかしかったね。”」
海未「確かにそうですね。何というか、”自分達”が解決したみたいに発表してますし、超人の犯人の正体は、科学兵器とか何とかと言ってましたね。」
ことり「そうだよ。あの事件は”啓さん”が解決してくれたんだよ?」
海未「そうなんですよ。私もそのことを聞こうとしても、警察の方は教えてくれないんですよ。」
絵里「そんなことっていったら。もう”一つ”あるわね。」
希「”南極の謎の光”と北極の地震”やね。」
真姫「そんなところで一体、何がどうなってるのかしら?」
希「う~ん、これがホントの”スピリチュアル”なんかな?」
花陽「けど、一番気になるのが・・・。」
絵里「”桐生啓の行方”ね。」
さゆり「そうなのよ。」
さゆりが続ける。
さゆり「実は昨日、にこね。警察の公表があったとき、TVを食い入るように観てたのよ。普段は、アイドルとかの事以外はそういうのは観る子じゃないんだけど、ずっと「啓は、啓の行方について何か言わないの!?」って・・・。」
さゆり「けど、啓君のこと何も言わなくてね。終わった後、にこ、何も言わず寝たのよ。」
さゆり「それで、私、にこの事が心配でそっと覗いたら、”バンダナ”を握りしめて、「啓っ・・・!!」って言って、泣いていたのよ・・・。」
穂乃果「にこちゃん・・・。」
絵里「そういえば、おばさま。実は、ここでにこの恋愛について話したんですよ。」
希「そうやった…うちらここで恋愛について話してたんよね。」
さゆり「そういえば、私がにこに絵里ちゃんと希ちゃんに恋愛についてレクチャーしてもらいなさいって頼んだのよね。」
絵里「はい、それで私も希もそういうレクチャー出来ないから、答えたんです。」
希「けどそれなら、”9人”で話し合おうって、その時は終わったんです。」
そういうと、絵里は言った。
絵里「ちょうど、今、”9人”いるから話合おうと思ったんだけど・・・。」
希「そうやね、エリチ。本当ならここで”にこっちの願い”を叶えようと思ったけど、・・・もう、その”必要”ないね。」
絵里「そうよ、希。にこは・・・もう。」
絵里「”桐生啓”に恋心が芽生えてるから。」
さゆり「やっぱりね。にこは本当に”恋愛”をし始めたのね。」
しかし、問題は…。
海未「ですが・・・。肝心の”桐生啓”さんが行方不明では・・・。」
皆「・・・。」
ことり「こんなのって、ないよ・・。」
絵里「こんなの”認められないわ”。」
真姫「せっかく、にこちゃんが恋愛をし始めたのに。」
凛「そんにゃ・・二人はもう出会えないのかにゃ・・・」グスッ
皆が落ち込んでいるとき、穂乃果が立ち上がった。
花陽「ほ、穂乃果ちゃん?」
穂乃果「わたし、決めた・・・。」
穂乃果「皆、にこちゃんの居る屋上に行こう!!」
穂乃果はそのまま、ドアを開けて屋上に向かって走っていた。
皆「待ってよ…穂乃果ちゃん!!」
皆も穂乃果の後に続き、屋上へ向かう。
”屋上”
にこは、落ち込んでいた。
バンダナを握りしめて・・・。
にこ(啓・・・。)
ずっと、バンダナを握りしめていた。もう、ずっと啓の事を考えている。
そして、にこは既に自覚していた。
にこ(私、あいつの事が”好き”なんだ・・・。)
会ったこともないのに、μ’sも知らないのに、命懸けで助けてくれた青年、”桐生啓”。
ちょっと、話したあの時間。あの時間が愛おしいほど、一分一秒が楽しかった。嬉しかった。
にこは、音乃木坂の女子高生だったため、同年代の異性との交流が無いに等しかった。
だから、誘拐されて、目が覚めたとき啓が”怖かった”。
…だが、一瞬でその”怖い”のはなくなった。
それあの時、啓に抱き付いて泣いたとき感じた”温もり”。
すごくほっとした…安心できた。
怖いと思っていたのが、嘘のようだった。
そして、次第に心を満たしていった啓への”想い”はいつしか”恋”に変わった。
”啓「じゃあな、”にこ”。何かあったらすぐに助けにいくb」”
啓はそう言うと…にこと別れた。
だが、そのあと啓に逢うことはなかった。
啓は行方不明になった。・・・”血の付いたバンダナ”を残して。
にこ(もう、逢えないの・・・。)
にこは内心思った。昨日の警察の公表でも、啓の行方はなかった。
死体はみてないが、”おとといの爆発”と、”啓のいた海岸”と、”血の付いたバンダナ”。
そこから、導き出されるのは、”啓の死”…!!
にこ(啓・・・!!)
昨日の時点で、ぼんやり浮かんだ”答え”は時間とともに次第に頭を支配する。
”自分を助けてくれて、初めて恋した男はもう、この世にいない・・・。”
にこ「ううう、うううううう…!!」
”ポタッ、ポタッ…”。にこの頬から涙が落ちる。
誰にも知られることなく、にこはただ涙を流すのだった。
その時、屋上のドアが開き、穂乃果がにこの前に現れた!!
にこ「穂乃果・・。」
穂乃果「にこちゃん!!」
そういって、にこの肩を掴む穂乃果。
そして、集まる皆。
そして、穂乃果はにこに決意を表した一言を言った。
穂乃果「にこちゃん、啓君を探そうよ!!」
にこ「えっ・・。」続ける穂乃果。
穂乃果「啓君はまだ、死んだと決まった訳じゃないよ!!だって、にこちゃんが大好きな人なんでしょう!!」
にこ「ちょっ、何でそうなるのよ!!」
にこ「あいつは・・・!!啓は・・・あの爆発に巻き込まれて…!!」
穂乃果「決めつけるのはまだ、早いよ!!」
穂乃果は言う。
穂乃果「諦めないことは、私たちもう”知ってるじゃない!!”」
にこ「!!」
穂乃果「私だけじゃない、皆。啓君が死んだなんて絶対、信じないよ!!」
穂乃果「だからね・・・探そうよ、にこちゃん!!!!」ドン!!
にこ「あ、あんたたち・・・。」
にこの涙は嬉し涙に変わっていた。
絵里「とりあえずは、真姫と花陽と希がPCで調べて、私と凛と海未が街中で聞き込みをしたりして、穂乃果、ことりとおばさまが警察の方と協力して啓の行方を捜しましょう。にこは勿論、一番最後よ。」
絵里は軽くウィンクした。
にこ「・・・み、皆。」
にこは皆を見渡す。
穂乃果「よーし!!名付けて作戦名「龍を探そう!!」μ’s探索隊!!おーーーーーーー!!」
皆「おーーーーーーーーー!!!!!」
そして、にこも涙を拭いながら・・・。
にこ「おーーーーーーーー!!!!」
音乃木坂学院の空に女神達の声が響き渡った。
~都内病院の病室”木ノ内隊長の病室~
木ノ内「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
”ppp”
医療機器の電子音が病室に響き渡る‥・。
その時だった…。
?「・・・・・。」
”ピチャッ…”
?「・・・・。」
”スウッ…。” 続く…。
龍を探して、μ’s探索隊発足!!!
そう、龍はまだ、死んでない。だから、彼女たちは諦めない!!
というわけで、μ’sが”龍”を探す作戦を開始します。
果たして、龍は生きているのか!!
次回、第2章 龍を探して 14話 作戦名”龍を探そう”sideのぞまきばな
乞うご期待b
そして、最後のは、一体?