では、加速しつつ前回のあらすじをどうぞ!!
~前回のあらすじ~
啓は麦野一家と対峙するが、啓の圧倒的な戦闘力の差は100人の兵力でも倒せなかったのであった。
そして、特攻隊長の黒原も倒し、話を聞かせてもらうことに・・・。
2015.3.27金 ~江田島邸付近の海岸~
江田島邸の近くにある海で、啓は人魚武術の構えを取っていた…。
啓「人魚武術”ビッグソン”」
”ズズズ・・・・”
海岸で体全体で、”渦”を発生させ、気を失った麦野一家の組員を引き寄せる啓。
啓「”海流一本救い”」
”ザッパアンン…”
そして優しく、海岸に麦野一家の構成員を落とす。
啓「ふぅ~…。」
啓は海から海岸に上がると一息つく…。
啓「これで全員かな・・・。」
そこへ啓の救助の様子を見ていた江田島の娘、里美が啓に近づいてくる。
里美「啓兄ちゃん!!アクエリアス!!」
それを受け取った啓。
啓「おう、あんがとな。」
啓はお礼を言い、キャップを外して一気に飲む。
啓「くうう~”キンキンに冷えてやがる・・・!!”」
アクエリアスを一気飲みした啓はギャンブル漫画の主人公と同じセリフを吐く。
里美「どう?目が覚めたらこれをあげようと思って、冷やしてたの!!」
啓「いい気遣いだ。ありがとう里美。」
啓はお礼を言いながら、里美の頭を撫でる。
里美「えへへ。」
啓に撫でられて喜ぶ里美。…傍から見ると兄妹である。
江田島「おうい!!桐生の兄ちゃん!!」
そこへ江田島が啓に近づいてきた…。
啓「江田島のおっちゃん。」
江田島「しかし、見事なもんだ。まさか…水の縄で縛るとはな。」
啓「魚人柔術”縄水”。こいつで全員縛ったんッス。」
啓はそう言い、先ほどの引き上げたの奴も”縄水”で縛る。
江田島「…そうだな。色々話したいことがあるが、桐生の兄ちゃんは今やるべきことがあるそうだな。」
啓「ええ。」
啓「取り敢えずこの”特攻隊長”に聞くことがね。」
黒原「う…。」
江田島「おっ…起きたぞ!!桐生の兄ちゃん!!」
啓「起きたか…。」
”特攻隊長”である黒原が目を覚ました。
黒原「ここは・・・!!」
啓「よう、目が覚めるのってなかなかないだろ?」
黒原「くっ、桐生!!・・・くそ、何だ。この水の縄は!?」
黒原はもがくが、水の縄は切れそうにもない。当然、身体に力が入りにくいのだ。
啓「海が近いんでな、大量に作れるんだよ。てめぇの仲間にも同じのをつけてる。…さて。」
しゃがむ啓。
啓「てめぇらもμ’sを狙ってんだろ?」ドン!!
それを聞いた、江田島親子が驚いた…!!
江田島「なにぃ!?…本当か!?桐生の兄ちゃん!!」
里美「ええ!!μ’sってあの…!?」
啓「そうだ、その”μ’s”だ。…で、こいつらは前の誘拐事件の犯人と同じ組織さ。」
2人「ええええ!!!!????」
驚愕の事実に驚く江田島親子。
江田島「あの誘拐事件の犯人達と同じ組織…。」
里美「う…うそぉ…!!」
啓「本当だ…。」
黒原「・・・。」黙る黒原。
啓「おおかた、俺に対しての抹殺命令でも出たのか?…それにその様子だと、μ’sはまだ全員捉えてないんだろう。」
啓はそう、黒原に質問を投げかけるが…黒原は質問に答えずこう言った。
黒原「なぜ、俺らを始末しない!!」
啓「…あほ、お前らとやり合ったときは手加減してたんだよ。」
黒原「何!?」
啓「その気になれば、全員そのまま目覚めることなく倒せるんだぜ。」
黒原「ふふふふふ…はっはっは!!」
笑う黒原。
啓「何がおかしい・・・。」
黒原「ふふふ、俺達は確かに失敗した。…だが、俺は何もしゃべらん。」
啓「何…。」
黒原「組織を裏切るわけじゃねぇが。俺らを倒した褒美に良いことを教えてやろう。」
啓「良い事?」
黒原「そうだ。お前の抹殺に失敗しても、作戦自体は失敗してねぇ・・・!!もう一つの捉え方もできる。俺らはただの・・・」
黒原はニヤリと笑った・・・。
黒原「”時間稼ぎ”さ…。」
啓「”時間稼ぎ”…?」
そして、黒原がそう呟いた瞬間…!!
黒原「うっ!!」
急に黒原はスイッチが切れたように動かなくなった…。
啓「おい、待て!!聞きたいことが!!・・・駄目だ。完全に意識がない。」
啓「くそっ…いったい何が!!」
啓は舌打ちする。
里美「パパ、今日私何が何だか・・・」
江田島「安心しろ。この江田島田吾作も今混乱しとるから・・・。」
江田島「いや、今はそれより桐生の兄ちゃん。…今は別荘に戻ろう。」
啓「…ええ。」
ともかく、啓達は江田島の別荘に戻って考えることにした・・・。
~江田島の別荘内~
啓「・・・・うむ。」
啓はソファーに座り、黒原達のことを考えていた。何故ここに来たのか?…奴らは前に戦った馬羅垣と同じ組織とすれば、あの誘拐事件を解決した俺に対して抹殺命令が下されてきたのだろう。
しかし、あの”時間稼ぎ”というのが気になる。奴らはμ’sを攫ってハーレムを作ることが目的の筈となると、時間稼ぎというのは俺が戦っている間も何かしでかそうとしているのか・・・。
時間稼ぎ・・・μ’s・・・ハーレム・・・作戦自体・・・”作戦!!”…啓は閃いた!!
啓(作戦自体ということはつまり、現在も作戦続行中の筈。だとすれば、μ’sを誘拐するのに何かしでかそうと今も行っているのでは・・・!!)
その時、里美が啓のところへやってきた。
里美「啓兄ちゃん!!実はμ’sの事で言おうと思って・・・。」
啓「里美か。実は俺も聞こうと思って…江田島のおっちゃんは?」
里美「パパは今、ガレージに・・。それよりTVを観て!!」
里美はTVのスイッチを入れる。
啓「TVだと…一体、何が?」
里美「見れば分かるよ!!」
啓「ああ…そんなにハッキリ言うなら見るしかねぇか…。」
啓は里美の言葉に信じて、TVを見る。
そして、TVにはライブ会場らしき場所が映っており、そこに女性リポーターが映っていた。
花口「間もなく、17時となります!!μ’s復活ライブ!!」
啓「”μ’s復活ライブ”…?」
花口「多くのファンを魅了した彼女たちが今夜限りの復活!!既に観客は満員です!!モニター前でも多くのファンが待ち望んでおります!!ライブは19時から20時となっております!!」
TVの画面には都内のライブ会場にファンが多く詰め寄っていた。
啓「…成程な。そういうことか!!」
啓は拳を握りしめる。啓はすぐに答えが分かった…。
啓「あいつらライブ中にμ’sを攫おうっていうのか!!」ドン!!
里美「…やっぱりそうなんだ!!」
啓「一刻も早く、助けに行かないと!!」
啓は急ごうとしたとき、里美に呼び止められる。
里美「啓兄ちゃん!!下にあるガレージに”おっきいバイク”があるの!!」
啓「バイク!?」
里美「うん!!パパも啓兄ちゃんと同じように考えてガレージに行って、啓兄ちゃんを呼びに行けって言われたの!!」
里美「ともかく、早くガレージに!!」
啓「…ああ、分かった。」
2人はガレージに向かった。
~江田島のガレージ~
そこには沢山の車種の車が並んでいた。さらにボートなどもある。それは啓が江田島を助けたときに江田島が乗っていたものだった。
啓「…すげぇな。もしかして、おっちゃんは金持ちなのか?」
里美「うん、パパは商人さんなの。乗り物に目がなくて、ここの別荘に来るのも自分の趣味を思いっきり楽しむためだって!!」
啓「成程、ボートに1人乗ってたのは楽しんでいたからか。」
そんな話をしていると、丁度ガレージでバイクのメンテナンスを終え、待っていた江田島がいた。
江田島「きたか。桐生の兄ちゃん。」
啓「おっちゃん。このバイクは・・。」
江田島「こいつは”龍像”という。まるで龍が通り過ぎたと思うほど凄まじい大型のスポーツバイクでな。そん所そこらのバイクとは性能が段違いだ。色んなマシンを乗った俺でもこいつは乗りこなせなかった・・・。」
江田島「こいつなら、ここからライブ会場に3時間でつく。」
啓「”3時間”…!!すげぇ、速さだ…。」
江田島「だろう?」
江田島「そして…こいつのキーだ。この龍像をあげよう。」
江田島はそう言うとキーを渡す。
啓「これを俺に…いいんですか。」
江田島「ああ、桐生の兄ちゃんが別荘を無傷で守ってくれたから、こいつを渡せた。」
啓「こんな凄いのを・・・有難う御座います。江田島のおっちゃん。」
その時、里美があるものを持ってきた。
里美「啓兄ちゃん!!これ!!」
里美が啓に渡したのはバイカ―の服装だった。
啓「これも。」
江田島「流石に今来てる服装じゃな。それもあげよう。」
啓は貰った服装に着替えた。そして、バイクに跨り、エンジンをかける。ブオオオンン!!!
江田島「あと、バイクにライブ会場に向かうまでのナビも設定してある。この海岸線を通って、高速に入って音乃木坂のライブ会場につくはずだ。」
啓「何から何まで・・・。」
啓「有難う御座います!!」と啓は頭を下げる。
江田島「何のこれしき、桐生の兄ちゃんは俺と愛娘の里美を助けてくれたんだ。お礼いうのはこっちの方さ。」
江田島「有難う御座います、”桐生さん”。」
深々と頭を下げる。
啓「おっちゃん・・・。」
江田島「・・さて、ともかく時間がないな!!里美。ガレージを開けろ!!」
里美「うん!!」と里美はスイッチを押すと、ウィィーンとガレージが開かれる。
江田島「桐生の兄ちゃん!!約束してくれ!!μ’sを絶対に助けるんだぞ!!」
里美「がんばって!!啓兄ちゃん!!」
啓「勿論っす…では!!」
啓はそのまま一気にアクセルを全開にする。
啓「待ってろ!!μ’s。今行くぜ!!」
”ギュイイイン、ドドドドドド!!!!”
”ブオオオオオオンンンン!!!!!!!!”
啓は走り出したのであった。
里美「パパ、桐生の兄ちゃんなら・・・。」
江田島「ああ・・・。」
江田島「…救ってくれるさ!!彼ならな!!」
復活した桐生啓。バイクを爆走しながら、目指すはライブ会場。彼はμ’sを助けることができるのだろうか・・・。
~上空~
麦野「咲山、聞こえるか?麦野だ。」
咲山「聞こえてますよ、頭。」
麦野「黒原の先遣隊の通信が途絶えた。・・・チッ、悪いが、強襲隊で桐生の奴を始末してくれや。」
咲山「本当によろしいんで?」
麦野「…ああ、それでやられるならそこまでの男さ。それにライブの客どもがどうも、普通の奴らじゃねぇ。」
咲山「どういうことですか?」
麦野「おそらく、俺らと同じ転生者の組織だ。大部分はこっちの世界の奴らだが、リーダーの奴らはきな臭い。事を起こしたら取っちめようと思う。そっちは頼んだぜ。」p
咲山「了解。」p
強襲常夏男「咲山の兄貴!!、桐生の奴が出ましたぜ!!」
咲山「ああ、よし”始めろ”。」
麦野一家の強襲が始まろうとしていた・・・。
~人気のない森~
そこに少年が啓の姿を見ていた。
?「あれが啓さんか、麦野達を倒せるかな。もし、倒せたらその時逢いましょう・・・。」 続く。
啓はバイクを貰い、ライブ会場に向かう。今、ここに役者はそろった。
μ’sを守るべく、バイクを走らせる啓。果たして、啓はにこと再会できるのか。
次回、第22話 激走、強襲、空襲。
次回も乞う、ご期待b
最後の少年はいったい?