転生の龍が如く 〜女神の守護者~   作:kantarosu

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どうも、kantarosuです!!第2章ももうすぐ終了なので、話は省略して、前回のあらすじをどうぞ!!

前回のあらすじ
にこが啓をひっぱたたいた理由。それは、目の前にいる啓が偽物であるかもしれないからであった。啓はこんな事をしている暇はないと先を急かすが、にこだけでなく他のメンバーも疑いの目で啓を見る。そんな中、にこが見せた左腕の”リボン”。それに対して、啓は綺麗な”リボン”と返す。
・・・だが、この”リボン”は”啓のバンダナ”であり、啓が本物かどうか判断するために用意した”切り札”であった!!
これに対して、啓いや”偽桐生”は正体を表した、その正体は本物の凡暮組組長、真根乃徹だった。先に出てきたのは弟の聡であり、μ’sを2人占めにしようと考えていたのだ。
真根乃は桐生の奴はもう死んでいるから、自分が”桐生啓”になるからとμ’sのメンバーを誘うが、にこは自分勝手な真根乃を拒否し、許せないと言い放つ。
それに逆上した真根乃はにこを銃で撃とうとするが、その銃が何者かに奪われる。
その後、真根乃も釣り上げられる。戦闘機から釣り上げた人物こそ、正真正銘、本物の”桐生啓”だった。
啓は真根乃兄弟からμ’sを助け、にこが襲われそうな所を助ける。
そして、この復活ライブで遂に2人は再会することが出来たのであった・・・。



第26話 大混戦、復活ライブ会場

 ~μ’s復活ライブ会場~

 

 穂乃果「一体、何が起こってるの!!」

 穂乃果は叫んだ!!

 

 

 にこが撃たれそうになったその時、いきなり銃が消えたと思ったら、さっきの男が上に釣り上げられて、上に戦闘機!?が滞空してて、そこから誰かが着地したと思ったら土煙が舞って、襲われそうなったらいつの間にか倒れてた。

 

 あまりの状況が目まぐるしさに穂乃果は混乱していた。

 

 そもそも先ほどの出来事といい、驚愕の連続である。

 

 

 穂乃果「あっ!!そうだ!!皆は!!」

 穂乃果は周りを見渡す。幸いなことにすぐに近くにμ’sのメンバーがいた。どうやら、無事のようだ。

 

 

 穂乃果「皆、良かった!!」

 ふぅ~と胸を撫でおろす。

 

 海未「ええ・・・何とか無事のようですね・・。」

 

 ことり「もう、ことり何が何だか。」クラクラ

 

 花陽「う~ん。」クラクラ

 

 希「ことりちゃん、花陽ちゃん?大丈夫なん?」

 希は心配する。

 

 凛「戦闘機なんて、初めてみたにゃ~。」

 

 絵里「もう、のんきな事言ってる場合、凛!!」

 

 

 その時、真姫が。

 

 真姫「・・・にこちゃんは!?」

 

 絵里「!?・・そういえば、にこは無事なの!?」

 

 希「にこっち!!」

 皆がにこの安否を確認する。

 

 その時、周りを覆っていた土煙が晴れていき、そこへ・・・。

 

 

 

 にこ「皆、無事!?」

 にこが駆けつけてきた。

 

 穂乃果「にこちゃん!?無事なの!?」

 

 にこ「大丈夫よ。にこはけがなんてしてないわ。」

 

 

 にこ「だって”啓”が助けてくれたのよ!!」

 

 

 穂乃果「”啓”?」

 

 

 

 その時、完全に煙が晴れて、2人の人物の姿が現れる。

 

 まず、見えてきたのは先ほどの麦わら帽子の少年で、前にいる人物を睨みつけている。

 

 

 そして、問題はもう一人の人物。

 

 上着に黒いシャツに龍の絵が入ったものを来ており、オリーブのカーゴパンツを履き、靴はスポーツシューズを履いている。

 

 身長は180ほどで、体格はガッチリした筋肉質。顔はイケメンというよりは各顔のパーツが非常に鍛えこまれている”漢”のような精悍な顔立ち。

 

 そして、極めつけは赤いバンダナに白い龍の刺繍が編まれている。

 

 そう、この人物こそが正真正銘、本物の・・・。

 

 

 

 

 

 穂乃果「”桐生啓”?」ドン!!

 

 海未「あの殿方が・・・!!」

 

 ことり「本物の!?」

 

 凛「んにゃ!?」

 

 花陽「あの男の人ですか!?」

 

 真姫「どうやら、本物のようね・・・。」

 

 絵里「イラストと違うわね・・・。」

 

 希「間違いないんよ。あの人が”本物”やね。」

 

 

 

 

 

 μ’s「本当に来てくれたんだ!!」ドン!!

 今ここに、正真正銘μ’sの願いが叶った瞬間だった!!

 

 

 

 

 

 啓はチラッとμ’sを見る。

 啓(にこを合わせて、9人。あれが”μ’s”か・・・!!)

 

 こんな状況であるが、啓は初めてμ’sを見る。成程、一目でそれぞれにキャラが立っている。9人全員に魅力が溢れ出ているようだ。

 

 啓(まぁ、今はともかく、”こいつら”だな。・・・そして!!)

 

 麦野「・・・桐生啓!!」ドン!!

 

 啓「・・・。」

 

 ”ゴゴゴゴ・・・”

 逢いまみえる両者…2人の周囲だけ異常な気が溢れ出ていた。

 

 

 麦野「まさか、戦闘機を使ってここまで来るとはな・・・。」

 

 啓「ああ、そうだ。咲山に道を通れなくされたから、このままじゃμ’sを攫われちまうって思ったときにピンッと来た。」ドン!!

 

 

 

 

 

 

 ~それは、咲山を撃破した直後、啓の名案が出る。~

 

 鷲尾「何ぃ!!??戦闘機でライブ会場に向かうだぁ!!」

 

 啓「はい、このままだとμ’sは攫われてしまいます。」

 

 その時、ある人物が手を挙げた。

 

 木ノ内「俺が搭乗しよう。」ドン!!

 

 柿谷「ええっ!?木ノ内隊長が!?」

 

 木ノ内「さっき、戦闘機の説明をしただろう?俺は元々、戦闘機乗りだったんだ。」

 

 

 啓「そうですか!!なら、一刻も早くお願いします!!」

 

 木ノ内「合点だ!!」

 そのまま、木ノ内は戦闘機に乗り込む。

 

 啓「鷲尾さんと柿谷さんには、あることを頼みたいんです!!」

 

 鷲尾「ああ!!今、柿谷が連絡したところだ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その時であった!!!!

 

 ”パンッ!!”

 会場に銃声が鳴り響く!!

 

 

 μ’s「きゃあ!!??」

 耳を塞ぐメンバー。

 

 

 組長「てめぇら、無視するんじゃねえええええええええええ!!!!」ドン!!

 銃声を鳴らしたのは…真根乃とともにライブを襲撃した組長達であった。

 

 啓「どうやら、敵はお前以外にいるようだな・・・。」

 

 麦野「そういうことだ・・・まぁ、あらかたおれが片付けたがな。」

 

 

 組長「クソッタレ!!真根乃の野郎!!俺達を好きなだけ戦わせておいて、自分達はμ’sを手に入れて最初からとんずらするつもりだったんだな!!」

 悔しそうに地団駄を踏む。

 

 そして、啓と麦野の方へ向き直し、怒り心頭で両者を睨みつける…!!

 

 組長「…こうなりゃ!!てめぇら2人殺して、μ’sを奪ってやる!!やるぞおおおおおてめぇら!!!!!あの阿保共を殺せええええええええええええええ!!!!」

 

 組員達「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」ドオオオン!!!!!

 

 

 啓「そう言うわけだ・・・。今は休戦だ、俺はμ’sを守らないといけねぇ。」ドン!!

 

 麦野「バカ言え!!μ’sは転龍会直系”麦野一家”が貰う!!」ドン!!

 

 組長「くたばれえええええええええええ!!桐生!!!!!麦野!!!!!」ドン!!

 

 

 

 

 

 VS ”転生者同盟”

 ♪Ryu ga Gotoku Zero - Get Them

 

 ~μ’sを守護せよ!!~

 

 啓はそのまま、剃の構えをとる。

 

 啓「剃”剃刀”!!」

 

 ”ヒュン、ヒュン!!”

 

 組員「なっ…はえええ!?」

 

 組員「畜生…!?」

 

 組員は銃撃するが…啓が素早過ぎて弾が全然当たらない…!!

 

 啓「そらよ…!!」

 

 ”ドゴォ…!!”

 

 組員「うが…!?」

 

 組員「この野郎…!?」

 

 ”ドドドドドド!!”

 

 啓「甘いぜ…!!」

 

 

 啓は高速移動と同時に敵をなぎ倒していく。

 

 啓「そい。」ゴンッ!!組員「ほぐっ!!!」

 

 啓「せい。」ドスッ!!組員「はぐっ!!!」

 

 啓「寝てろぃ…!!」ガンッ!!組員「」

 

 啓は続けざまに三連コンボを食らわしていく…!!

 

 組員達は、殆どがラブライブの世界から構成されており、軽い一撃でも気絶したのだった。

 

 転龍会が攻めにくくするために、非転生者達で多く構成したのが仇になったのだ。

 

 組員「ち、畜生…想像以上じゃねぇか…!?」

 

 啓「ふんっ!!」

 

 ”ガンッ!!”

 

 組員「がっ!!」

 

 開戦と同時に啓は敵に目もくれずに、ある場所に向かう!!

 

 

 

 

 

 

 

 絵里「こ、来ないで!!」

 絵里は言い放つ!!

 

 他のメンバーは下がっている。

 

 

 組員A「へっへっへ、気の強いエリチは可愛いなぁ~。」

 武装した組員が近づく。

 

 組員B「おいっ!!独り占めすんなよ!!ことりちゃんは俺のだからな!!」

 

 組員C「俺は花陽ちゃんだ!!それに他の奴らが戦ってるから今のうちに攫ったほうがいいぜwwwwwww俺達が頂くんだからよwwwww」

 

 組員D「そうそうwwww戦う奴は戦ってりゃいいんだよ!!」

 

 

 にこ「あんたたち!!よく周りを見たほうが良いわよ!!」

 にこが言い放つ!!

 

 組員A「何、言って・・・ほぶっ!!つめてぇ!!」

 組員Aが前を見ると、μ’sは全員が水の泡に入っていた。

 

 組員A「な、なんじゃこりゃ!?」

 

 ことり「み、水の泡!?」

 

 凛「凛たち、泡に入ってるのかにゃ!?」

 

 組員B「あ、泡だと!?」

 

 

 啓「”セーフティアワー”」ドン!!

 

 

 μ’sは啓の泡により、守られたのであった。

 

 穂乃果「す・・・すごぉい…。」

 穂乃果は思わず声がこぼれていた。

 

 

 ”パキ…ポキッ‥・!!”

 啓は両手の骨を鳴らす。

 

 啓「とりま、これで安心だ。・・・さて、てめぇらは戦いもせずにここに来るとはな・・・。」

 

 組員C「ひっ、ひい!!」

 

 啓「覚悟しろよ!!このバカ共!!」

 

 組員D「うるせぇ!!し”ドドドドドド!!”・・・。」

 

 刹那、啓の怒りの連撃が組員を倒していく…!!

 

 ”ドサッドサドサドサッ…”

 

 啓「もっと鍛えてからこい。」ドン!!

 

 

 

 それを間近で観ていたμ’s。

 

 穂乃果「か、かっこいい~。」

 

 海未「な、何が起こったのですか?」

 

 ことり「ふわぁ~。」

 

 凛「は、速すぎて何が起こったかサッパリにゃ!?」

 

 花陽「凄いです!!」

 

 真姫「にこちゃんの言ってたパンチを一瞬で30発撃つだけあるわね・・・。」

 

 絵里「ハ、ハラショー・・・。」

 

 希「スピリチュアルやね・・・。」

 

 にこ「す、凄いわぁ!!」

 

 啓は今、にこ以外のμ’sを初めて守護したのだった!!

 

 

 

 

 啓は倒した組員から泡の中のμ’sを見た。

 

 啓「…さて、こんな状況だが、俺が桐生啓だ、本物のな。」ドン!!

 

 

 穂乃果「わぁ、本当に筋肉モリモリだぁ・・・触っていいですか?」

 

 海未「ちょっと穂乃果!!会って間もない殿方にいきなり触っていいなんて、破廉恥ですよ!!」

 

 ことり「う、海未ちゃん‥お、落ち着いて。」

 

 花陽「う~ん、ちょっと怖いけど。」

 

 凛「頼もしいにゃ~。」

 

 真姫「・・・触ってみたいなぁ。」ボソッ。

 

 凛「んにゃ?真姫ちゃん、何か言ったにゃ?」

 

 真姫「べ、別にぃ!?」

 

 にこ「ちょっと!!啓にそんなに触んないでよ!!」

 

 わいわいきゃーきゃー!!!!

 

 絵里「もう、何でこの状況で・・・。」

 

 希「そ、そうやね。」

 

 

 

 

 啓(うむ・・・凄いキャラが濃いなぁ。一人一人が凄い個性だ・・。)

 啓は内心思うが、今はそれどころではない。

 

 

 啓「悪い、今はゆっくり話は出来ねえんだ。」

 

 穂乃果「!?・・・そうだったね。」

 

 啓が助けに来てくれたので、安心して話をしてしまっていた。それだけ、このμ’sの前にいるこの青年が頼もしいからだ。

 

 啓「その泡の中に居れば、外に出なければ無事だ。」

 

 海未「分かりました・・・啓さんはどうするんですか?」

 

 啓「決まってるさ。」

 

 啓は拳をメキメキ鳴らす。

 

 

 

 

 啓「戦うのさ。」ドン!!

 

 海未「なっ!!無茶です。この人数では・・・!!」

 

 にこ「海未!!・・・大丈夫よ。」

 

 海未「し、しかし。」

 

 啓「ああ、大丈夫b」

 サムズアップする啓。

 

 

 

 

 

 啓「俺は”女神の守護者”だからな。」ドン!!!

 

 

 海未「!!!」

 

 にこ「啓!!」

 

 啓「んっ?」

 

 にこ「こいつら全員ぶっ飛ばしなさい!!」

 

 啓「了解だ!!」

 

 その時、啓の後ろから銃弾が飛んでくる!!

 

 組員「死ねえええええええええ!!!」

 

 ”ドドドドドドドドドドドド!!!!!”

 

 

 啓「”水壁”!!」

 水の壁を発生させ、弾丸を全て受け止める…!!

 

 組員「はぁ!!??」

 

 啓「次はこっちだぜ…!!」

 

 ”ヒュン!!”

 

 組員「!!!???」

 

 

 

 

 

 啓「おらああああああああああ!!!!」

 

 ”バキッ!!!!”

 

 組員「どわあああああああああああああああ!!!」

 

 啓の攻撃により、組員達はドミノの様に連鎖して吹っ飛ぶ!!

 

 

 啓「攻撃開始だ!!」ドン!!

 

 啓は一気に組員の所に接近する。

 

 組員「クソッタレ野郎が!!」カチャッ!!

 

 ”ドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!”

 何人ものライフルの弾が啓に火を噴く!!

 

 啓「甘い。」ヒュン

 啓は剃で回避、先ほど撃った集団の中心に移動。

 

 

 組員「へっ。」

 

 啓は逆立ちをしたまま、両脚を180°広げて回転!!

 

 啓「パーティテーブルキックコース!!」ドドドドドド!!

 

 組員「ふげっ!!」

 

 組員「ほがっ!!」

 

 組員「ぺさっ!!」

 

 両脚の回し蹴りに巻き込まれ吹っ飛ぶ組員。

 

 

 組員「この野郎!!」

 ショットガンを構える。

 

 組員「死ねぇ!!」

 

 ”ドウン!!”

 

 重い銃声が鳴り響く。

 

 それにつられて何発ものショットガンの銃弾が啓に撃ちこまれる。

 

 当たれば即死!!しかし・・・。

 

 

 啓「よっと、おらああああ!!」

 

 ”カキイイイインンン!!”

 

 啓は腰に持っている薙刀を大きくし、回転して銃弾を防いだのであった。

 

 啓「ふんっ。」ドン!!

 

 組員「ひいいいい!?ば、化け物だああああ!!」

 

 

 啓「殺そうとした相手を化け物呼ばわりか・・・失礼な奴らだ!!」メキメキッ…!!

 

 啓「八衝拳”波動漸”」

 

 ”ブオンッ!!”

 

 薙刀から衝撃を生成。そのまま、波状の衝撃波を飛ばす!!

 

 組員「ぐぎゃああああ!?」

 衝撃は身体を貫く。当然、手加減して放っているので、身体が四散するとかスプラッターなことは起きない。

 

 それより、啓は覇気を使わず戦っていた。

 啓「覇気は温存しとかないと、”あいつ”に勝てねぇからな・・・。」

 

 

 

 その頃…”あいつ”は無双していた。

 

 麦野「ムチ!!」ベチィ!!組員「ふべえええええええええええ」

 

 麦野「ブレット!!」ドゴオオオ!!組員「ぬわあああああああああああああ」

 

 麦野「ガトリング!!!!!」

 

 ”ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!”

 

 組員「ふがぶげごぶううううううううううううううううう!!!!!!!」

 

 炸裂する麦野の怒涛の連撃。

 もはや、死屍累々。すでに麦野に敵う者はいなかった。

 

 

 ”スタッスタッ・・・ザッ!!”

 

 

 麦野「あとは、てめぇか。へっ、他の組長も全然ダメダメだったな。あの牛野郎が一番強かったな。」

 麦野には疲労の色がなく、まだまだ余裕であった。

 

 組長「ひ、ひいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!」

 

 その時…!!

 

 

 

 

 

 

 ?「フィドル”突撃”(パンフ)!!」ドゴオン!!

 

 麦野「んが!?」

 ぶっ飛ぶ麦野。

 

 幸いゴムなのでダメージはあまりない。

 

 ”ドンガラガッシャーン!!”

 麦野は壁に激突する。

 

 

 麦野「ああ?」ギロッ…!!

 

 海未「な、何ですか!?あれは・・・」

 

 ことり「う、牛の怪物!?」

 

 麦野をふっとばした張本人。それは・・・。

 

 牛尾「まだ、俺は終わってない。・・・オワッテナイ!!」

 

 牛尾だった…!!

 

 しかし、先ほどより肥大化しており、先ほどの姿が牛人間とすれば、今の姿は紛れもなく牛の化け物となっていた。

 

 眼は血のように赤く変色し、怒ったナルガクルガの様に眼光が揺らいでいる。

 

 麦野「ありゃ、ゾオンの覚醒かぁ!?・・・いや、暴走だな。」

 

 

 ゾオンは他のパラミシアやロギアと違って、人間から別の生物になるというある意味で”進化”といっても差支えない能力である。

 

 …しかし、上手く使いこなせないと牛尾の様な暴走になり、覚醒とは程遠い状態になってしまうのだ・・・。

 

 

 牛尾「オデガ、ミューズヲテニイレルンダ!!オデガアアアア!!!!」

 

 

 ”ブオオオオオオオオ!!”

 怪物と化した牛尾が吠える。その姿は紛れもなく暴走していた!!

 

 

 牛尾「!!」ギロッ!!

 

 牛尾は麦野からある場所に狙いを定めた!!

 

 

 

 μ's「!!!!????」

 

 μ'sだった。牛尾の目にはμ’sしか映っていない…!!

 

 

 牛尾「オデノモノオオオオ!!」

 

 もはや、牛尾にはμ’sを手に入れるといいながら、命を奪う勢いで突進するというムジュンした行動を取っていた!!…狂った化け物にはもはや考える知性は無かった。

 

 

 組員「う、牛尾の頭!!落ち着いてくださいよ!!」

 

 組員達もよもや、現在襲撃している転生者同盟の中でも一番といってもいいほどの戦闘力を誇る牛尾の暴走に慌てる。

 

 組員「無駄だ!!あの状態になった牛尾の頭は敵味方の区別がつかねえんだ。ただ眼の前にいるもの破壊しつくして…本人だってなにやってか分かんねえんだよ!!」

 

 組員「そんな事よりやべえ…にげるぞ!!」

 

 牛尾「ブオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

 

 組員「ひいいい…!!!」

 

 間一髪避ける組員達、牛尾はすでに暴走しており、啓の様に手加減などしていない。

 

 もし、避けなければ人が新幹線に当たって身体が四散するほどである。

 そんな、突進がμ’sを襲う!!

 

 

 今まで生きてきてリアルな命の危機に瀕したことのないメンバーはパニックになっていた。

 

 穂乃果「そんな、やだよ・・・!!」

 

 海未「こ、来ないで・・・!!」

 

 ことり「ああ・・パパ、ママ・・!!」

 

 真姫「もう、だめ・・・助からないわ・・・!!」

 

 花陽「まだ、死にたくないよ・・誰か助けて!!」

 

 凛「凛、まだ死にたくないよ!!」

 

 絵里「嫌、死にたくない、誰か!!」

 

 希「うち、まだ死にたくない・・!!」

 

 にこ「・・・い、嫌!!」

 

 メンバーは恐怖で涙が出て、逃げようにも腰が抜けて立てない・・・!!

 このままでは・・・μ’sは!!

 

 

 

 

 しかし、麦野はその様子をみても平然としていた。

 

 麦野「・・・あの野郎。」

 そう呟いた。

 

 

 組員「・・・あれ、牛尾の頭可笑しくねえか!?」

 ある組員があることに気付いた‥・。

 

 組員「何がだよ!!」

 

 

 組員「よく見ろよ…あの牛尾の頭、全然前に進んでねぇじゃねか!!」

 

 

 組員「あっ!!」

 組員は驚愕する。

 

 牛尾は全てを破壊し尽くすほどの突進をしているが、先から全然進んでないのである!!

 

 

 

 何故なら・・・。

 

 

 

 啓「何、μ’s狙ってんだよ。”カルビ野郎”」ドン!!

 

 

 

 なんと、啓が牛尾の尻尾を掴んでいたからだ!!

 

 組員「なっ!?なにいいいいいい!!!!????」

 

 穂乃果「け、啓君。す、凄いよ!!」

 

 海未「な、なんて力なんですか!!

 

 ことり「ふわぁ~信じられない。」

 

 真姫「ど、どんな筋肉よ!!」

 

 花陽「凄すぎます!!」

 

 凛「んにゃあ~、牛が全然動いてないにゃ!!」

 

 絵里「は、ハラショー・・・。」

 

 希「り、リアルやね・・・。」

 

 にこ「凄い!!凄いわよ、啓!!」

 

 牛尾の体長は暴走チョッパーと体の大きさが同じくらいであり、体重も劇的に増えているはずなのにその巨体が全然前に動かないのである。

 

 つまり、この巨体が全然前に動かないほどの力で啓が引っ張っているのである。

 

 牛尾「…!!??」ギロッ!!

 遂に牛尾は自分が動けないことにようやく気付き、啓を睨みつける。

 しかし、牛尾はハッと気づいて一瞬怯んだ!!

 

 啓「・・・・。」ギンッ!!

 

 ”ゴゴゴゴ・・・”

 

 

 啓の覇気である。今掴んでいる男が自分より上であるという事を本能的に感じ取った牛尾は怯んだのである。

 既に勝負は決まっていた。

 

 

 

 啓「せいっ!!」

 

 

 何と、牛尾を”片手”で宙に上げる!!

 

 組員「へっ!!??」

 

 μ’s「えっええええええええ!!!???」

 

 牛尾「ブオオオオオオオ!!!???」

 まさか、投げられるとは思わなかった牛尾は一瞬、頭が真っ白になった。

 

 

 啓「悪魔風脚・・・!!」

 

 ”ギュルルル!!”

 啓はそのまま高速回転する!!

 

 

 牛尾「ブオオオオ!!」

 落下する牛尾。

 

 

 啓「反行儀キックコース!!」ドゴオン!!

 

 

 ”メキメキッ!!!!!”

 牛尾「ブモオオオオオオ!!!???」

 牛尾は今度は熱い蹴りで空中に蹴り飛ばされる!!

 

 

 μ’s「」絶句

 

 組員「」絶句

 

 

 啓「スカイウォーク!!」

 

 ”ボンッ!!”

 啓は空中に蹴り飛ばした牛尾を追いかける!!

 

 そして、トドメの…!!

 

 

 

 

 啓「悪魔風脚・・・”メテオ・カルネ」

 啓は下に気絶している真根乃に向かって…!!

 

 

 

 

 啓「ストライク”ウウゥゥ!!」

 

 ”ドゴオン!!”

 

 

 牛尾「ブモオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」

 

 啓のトドメの足技を喰らい、真根乃の方へ吹っ飛ばされる牛尾!!

 

 

 

 真根乃「くっ・・・くそぉ。」

 真根乃は気絶から復活する。

 

 ”キイイイイイイイーーーーーンンン!!!!”

 

 真根乃「き、桐生・・ぶっこ・・・へっ!?」

 

 ”ドッカアアアアアンンン!!”

 

 

 真根乃「ほおおがああああああああああ!!!!!?????」

 

 ぶつかる真根乃!!

 幸か不幸か、牛尾は途中で変身が解いたので、人間のままぶつかったのでまた気絶しただけであった。・・・全治何か月コースだが。

 

 

 組員「う、嘘だ。」

 

 組員「あの、暴走した牛尾さんが何も出来ずにやられるなんて・・・!!」

 

 組員「に、逃げろおおおおお!!」

 我先に逃げ出す組員。

 

 

 

 その時・・・。

 

 組長「動くんじゃねえええええ!!」

 先ほど、麦野にトドメを受け損ねた組長がいた。

 

 

 組長「こうなりゃ、全員道連れだ!!」

 スイッチを取り出す。

 

 啓「爆弾か!!」

 

 μ’s「ば、爆弾!!!!????」

 

 組長「そうだ!!μ’sを連れ去ったあと、証拠隠滅のために設置しておいたものだ!!」

 

 組長「もう、全部ぶっ壊してやる!!」

 

 

 

 押そうとしたとき…!!

 

 

 

 

 ”パン!!”

 

 

 

 

 

 

 組長「へっ・・・」

 

 ドサッと急に倒れた組長。

 

 身体には麻酔弾が撃ち込まれていた。

 

 啓「やっと来てくれたか!!」

 啓が振り返ると、

 

 

 鷲尾「犯人ども!!全員動くな!!警察だ!!」

 鷲尾が叫ぶ!!

 

 柿谷「全員投降しろ!!!」

 

 特殊部隊と同時に銃を構えており、上空にはヘリが滞空しており、すでに上から組員たち全員を捉えていた。

 

 組員「な、警察!!」

 

 鷲尾「全員、武器を捨てろ!!!」

 

 柿谷「抵抗すれば命は保証しないぞ!!」

 

 ”カチャッ!!!!”

 

 

 もはや、組員達に抵抗する気力は無かった。先ほどの啓や麦野のたった2人の男に戦意を失ったのだ。

 

 組員「・・・・・。」

 

 ドサッと一人の組員が武器を捨てるとそれを引き金に他の組員も武器を捨て、自ら武装解除した。

 

 

 

 啓の元へ鷲尾と柿谷が駆けつけてきた。

 

 鷲尾「桐生君!!さっきのは間一髪だったな!!」

 

 啓「鷲尾さんグッドタイミングですよ!!b」とサムズアップする。

 

 柿谷「いやぁ~、ライブ会場の周りに沢山のファンが倒れてたからね。救助に追われてね。」

 

 そこへ・・・。

 

 

 にこ「啓!!」

 啓に抱き付くにこ、その顔は涙で溢れていた。

 

 啓「・・・にこ、無事でよかった。」

 

 にこ「それは、こっちの”セリフ”よ!!あの爆発の後、死んだと思ったじゃない!!」

 

 啓「すまない、にこ迷惑かけたな・・・。」

 

 にこ「ううん、いいのよ・・・。」

 抱きしめる力を強くする。

 

 にこ「こうして、生きて逢えたんだから・・・。」

 

 啓「・・・ああ。」

 2人は強く抱きしめ合った・・・。

 

 

 

 

 

 穂乃果「何というか・・・、良かったね・・・。にこちゃん」

 ウルウルと涙目の穂乃果。

 

 海未「はい・・・。」

 

 ことり「うん・・・。」

 

 真希「にこちゃんのあんな表情をみる日がくるなんて・・・。」

 

 凛「にこちゃん・・・。なんか”女の顔”になってるにゃ。」

 

 花陽「ちょっと!!凛ちゃん!!」

 

 絵里「私達、蚊帳の外ね。」

 

 希「でも、今のあの2人。すんごいかがやいているんとちゃう?」

 

 絵里「そうね・・・。」

 

 μ’sのメンバーは遂に出会った2人を祝福するように見ていた・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 その時、啓が”あいつ”の存在を思い出す!!

 

 啓「・・・!!そうだ、鷲尾さん!!今ここにいる人達全員連れてこの場所から離れてください!!」

 

 鷲尾「さっきの爆弾のことか。大丈夫、今爆弾の解除に成功して、ここから安全な場所にはk・・」

 

 啓「違うんです!!爆弾より”厄介な奴”が最後に残っているんです!!そいつを倒さないと、この事件は解決s・・・」

 

 

 

 その時であった!!!!!

 

「ゴムゴムのスナイパーライフル!!」

 

 ”ドヒュン!!”

 

 

 にこ「えっ…。」

 にこの眼前にパンチが迫った。

 

 一瞬の出来事であった。誰もが気付いた瞬間、遅かった。

 

 

 

 

 

 

 

 ”ドゴオン!!”

 

 

 

 

 

 

 

 

 啓「ぐっ!!」

 

 にこ「えっ!?」

 

 にこは自分が影の中にいるのに気付き、上を見上げると・・・。

 

 

 

 

 啓「大丈夫か?・・・にこ。」

 

 にこ「っつ!!啓!!」

 

 なんと、啓が間一髪でにこの眼前に立ち、にこを守ったのだ。

 

 穂乃果「啓君!?」 

 

 鷲尾「大丈夫か!?」

 

 啓「ええ、”鉄塊”を咄嗟にしましたから・・・それより。」

 

 啓はこの技を繰り出した男を睨みつける。

 

 

 

 

 

 

 

 麦野「割と本気で矢澤にこに当てるつもりだったんがな・・・。」

 

 ”スタッスタッ…”

 

 麦野「やっぱり、案の定てめぇの身体で守ったか。”漢”だな・・・。」ザッ!!

 

 

 

 麦野「”桐生啓”!!」ドン!!

 

 

 

 啓「麦野・・・てめぇ!!」

 歯を食いしばりながら、麦野に睨みつける。

 

 

 麦野「俺は女は殴らないが、お前がどれだけμ’sを守れる守護者か、確かめさしてもらったぜ。」

 

 

 麦野「本気でやらなきゃ、”こういうの”は分かんねぇだろ?」

 

 

 啓「・・・。」

 

 にこ「啓、あの麦わら帽子が・・・!?」

 

 啓「ああ、転龍会直系”麦野一家”組長 麦野ダン。俺がここに来るまで襲ってきた奴らのボスで、前ににこを攫った組織と同じ組織らしい。」

 

 鷲尾「”転龍会”だって・・・!!」

 

 啓「ええ、こいつはμ’sを攫って、ハーレムを築こうとしている組織の幹部のようです。」

 

 鷲尾「この少年がか・・・!!」

 

 麦野「まぁ、正解だ。俺は麦野ダン。転龍会直系”麦野一家”組長として・・・!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 麦野「μ’sを攫いに来た。」ドン!!!!

 

 穂乃果「わ、私達を・・。」

 

 絵里「攫いに!?」

 

 麦野「そうだ、だから・・・!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 麦野「俺に攫われろ。」ヒュン!!

 

 μ’s「!!!!!!!!!!!???????????」

 

 一気に近づく麦野!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 啓「鮫瓦正拳!!!!!!」

 

 ”ドゴオオオ!!”

 

 麦野「ぐっ!!!!」ドヒュン!! 

 

 ”ドカアアンン!!”

 壁に激突する麦野。

 

 

 

 

 

 

 にこ「啓!!」

 

 啓「にこ!!立てるか!!」

 

 にこ「うん!!」

 

 啓「よし!!鷲尾さん分かりましたか!!あいつはこの復活ライブ会場に襲撃した奴の中でも一番厄介な奴なんです!!」

 

 啓「もし、奴をここから出せば、今度こそμ’sを攫うでしょう!!」

 

 鷲尾「なら、桐生君!!君は!!」

 

 

 啓「俺がこの復活ライブ会場から奴を出さずに奴を仕留めます!!」

 

 鷲尾「!!」

 

 啓「奴の強さはっきりいって、警察の方でも敵わないです。だからこそ・・・!!」

 

 

 

 

 

 

 

 啓「俺一人で奴を倒す!!」ドン!!!

 

 にこ「でも・・!!」

 

 啓「にこ!!」

 にこの瞳をみる啓。

 

 にこ「!!」

 啓の何も言わず、瞳を見て啓の一人で闘う意志を感じたにこ。

 

 

 

 

 

 にこ「皆!!出るわよ!!」

 

 穂乃果「にこちゃん!!」

 

 にこ「私達がいると啓の迷惑になる・・・!!だから、啓を信じるのよ!!」ドン!!

 

 啓「にこ・・・。」

 

 にこ「絶対に勝ちなさいよ!!啓!!」

 

 啓「ああb!!」

 

 鷲尾「各員!!撤退だ!!撤退しろ!!」

 

 柿谷「会場付近に誰も近づくな!!」

 

 一人、一人が復活ライブ会場から脱出していく。

 

 

 

 

 μ’sも警察の車両から脱出する。

 

 凛「啓君・・・。大丈夫かにゃ・・・。」

 

 にこ「大丈夫よ。凛。」

 

 にこ「啓ならきっと勝てるわ!!」

 

 にこ「何たって、”女神の守護者”なんだから!!」

 

 

 

 

 

 一方、復活ライブ会場付近では会場に爆弾が設置されているという事(虚実)で、会場外から人を寄せ付けないようにし、復活ライブ会場は先ほどの大騒動が嘘かのように・・・

 

 不気味なほど、静かであった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 そんな、ライブ会場内にいるのは逢いまみえる2人の男だった。

 

 …2人の男以外邪魔する者は誰もいない。

 

 啓「何故、脱出している警察に手を出さなかった?それにμ’sもだ。お前ほどの強さなら出来るだろう?何故だ・・・。」

 

 麦野「簡単だ、いつでも出来るさ、俺ならな。」

 

 ”パキッボキッボキッ!!”と骨を鳴らす麦野。

 

 

 麦野「ただし、お前を倒さない限りはそうはいかねぇのさ・・・。」

 

 啓「・・・。」

 

 麦野「思えば、うちの先遣隊、黒原、強襲部隊、戦闘機、咲山、そして他の転生者ども。おめぇ、ずっと闘ってやがるな。・・・本当におでれぇた。」

 

 麦野「・・・大した奴だぜ。おめぇはよ。」

 

 啓「・・・。」

 

 麦野「実を言うとな、おめぇとはこんな風に誰にも邪魔されずにタイマンの闘いをしたかったんだよ。」

 

 啓「奇遇だな・・・。俺もだ。」スウ・・・

 

 麦野「あの時は決着がうやむやになった。”リターンマッチ”といこうぜ。桐生!!」

 

 啓「ああ、行くぞ!!」

 

 麦野「行くぞ!!今度こそ・・・”KO”だ!!」ドン!! 続く・・・!!

 

 

 

 




桐生啓と麦野ダン・・・、両者遂に激突す!!
次回、第2章 龍を探して・・・クライマックス!!第27話 VS 転龍会直系”麦野一家”組長 麦野 ダン
次回も乞うご期待b
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