では、前回のあらすじをどうぞ!!
~前回のあらすじ~
ついに復活ライブ会場に辿り着き、μ’sを助けることが出来た啓はにこと再会し、μ’sのメンバーと初めて会うことが出来る。
だが、事態は深刻。真根乃にμ’sを独占されようとしてブチ切れた転生者同盟は力づくでμ’sを奪おうとするが、啓の活躍により阻まれ、さらに暴走する牛尾ですら全く敵わないほど啓は成長を遂げていた。
やけくそになった敵の組長が会場を爆破しようとしたとき、鷲尾警部率いる特殊部隊が到着し、爆弾も解除され一件落着と思いきや、啓はこの会場を襲撃した奴らの中でも”一番厄介な奴”の存在を告げる・・・。
その時、にこの眼前に伸びるパンチが迫っていた。皆が眼を瞑ったが…啓が間一髪防いだ。
そして、パンチを仕掛けた張本人こそ、これまで啓が闘ってきた”麦野一家”、その組長の”麦野ダン”であった・・・!!
啓は麦野の強さは警察では到底敵わないとし、麦野がμ’sを追いかけ攫わないようにたった一人で止める決意をする!!
かくして、ついに啓はこの間の闘いとμ’sを守護するために麦野との直接対決に挑む!!
2015.3.27金 PM21:00 ~μ’s復活ライブ会場~
2人の男が今、ぶつかろうとしていた!!
1人はμ’sを手に入れるために・・・!!
1人はμ’sを護るために・・・!!
この一日、啓は闘い続けてきた・・・。
先遣隊、黒原東吾、強襲部隊、戦闘機、咲山翔太、転生者同盟、暴走した牛尾。様々な人を巻き込んだこの闘い。
そして今この事件を解決すべく、この戦いの最大の敵、麦野ダンと激突する・・・!!
麦野は叫んだ!!
麦野「行くぞ!!・・・ホーク!!」
啓を倒すべく、右腕を回転し武装色の覇気を纏うと一気に啓に接近する!!
啓「来おおおおい!!…麦野おおお!!!」
啓はそのまま竜爪拳の構えをとる。
麦野「おおおおおおお・・・!!」
啓「竜爪拳・・・竜の!!」
「ライフル!!!」「鉤爪!!!!!」
”ドゴオンッッ…!!”
VS転龍会直系”麦野一家”組長 ”麦野 ダン”
♪skankfunk - THE NAKED PANTHER
”バチバチ!!”
周囲に覇気によるスパークが発生する!!
”バチバチッバチバチジジ・・・ジジジジ!!!”
覇王色の覇気を持つ2人の覇気はそのまま、スパークを発生させたのだった…!!
競り合う2人の渾身の一撃…!!
麦野「・・・・・くうううううう!!!!!!」
啓「・・・・・・ぬううううううう!!!!!」
”バチィ!!”
麦野「ふんっ…!!」
麦野は一旦攻撃を取りやめると後ろへバックステップ!!
啓「逃がすか!!」
同時に啓も攻撃を中断して麦野を追う!!
しかし、麦野は啓の足元を狙いを一瞬で定めた。
麦野「ゴムゴムのスネークショット!!」
麦野は左腕を伸ばして、まるで地を這う蛇の如く啓に向けて攻撃を繰り出す。
啓「甘い!!」
啓は攻撃を飛んで避ける!!
しかし、啓が避けたところを狙いを定める麦野。
麦野「甘いのはそっちだぞ!!…ゴムゴムの!!」
麦野「マッハパンチイイィィ!!!」
右腕のパンチをゴムの伸縮を利用して限界まで縮ませ一気に加速するパンチを浴びせる!!
”ビュオオオオオンンン!!”
麦野の攻撃が空気を裂け…
”ドゴッ!!”
啓の身体に直撃!!だが…。
啓「っつ…鉄塊!!」
啓はなんとか鉄塊をしてガード、
しかし・・・!!
麦野「おせぇ。」
蒸気を身にまとった麦野が啓の眼の前にいた。
先ほどの位置から一気に啓に近づいていたのだ!!
啓「!!」
麦野「ゴムゴムのショットガン!!」
”ドドドドドド…!!”
啓の腹部に高速の左右のパンチの殴打を一瞬で何発も打込む!!
啓「うおっ!!!!」
啓は腹部に鉄塊でダメージを軽減するが、受け身になってしまったことで麦野の次の攻撃を受けてしまう!!
麦野「ゴムゴムのツインJETピストル!!」
”ビュオン!!”
啓「ぐわっ!!!!」
”ドゴオッ!!”
啓は麦野の怒涛の連撃を立て続けに喰らった。
”ズドオオオンン!!”
啓は派手な音を周囲に響かせて壁に激突した。
ライブ会場は最早…2人の男のタイマンの場となっていた。
麦野は蒸気を止め通常に戻る。
麦野「どうしたよ、桐生…こんなもんか!!」
啓「・・・っつつつ。」
啓はダメージを鉄塊で防いでいるのにも関わらずこれだけのダメージを受けている程の覇気と麦野の恐るべき強さに驚いた。
そして、驚ききつつも麦野の蒸気の仕組みを考えていた。
啓(あいつ…”ギア2”を使ってやがるな。)
”ゴムゴムの実”・・・。
主人公であるルフィの持つパラミシア系の能力。その名の通りにゴムの身体になり、身体の至る所が伸び縮みするようになり、パンチやキックも通常の人間の身体では出来ないような動きが可能となる。
様々なルフィの技の中で、ルフィの身体能力を向上させる戦法・・・。
その名も”ギア2”。身体の血管をポンプの様に動かし血液の流れを早くすることで、技を進化させて自身の動きも速くすることが出来る。
これだけなら、麦野はルフィと同じだが…麦野の場合は少し違った。
啓(あいつはあれを多様しすぎてない。使いどころを分けているんだ。)
そう、麦野はギア2を常に掛けているののではなく、一瞬で使うと、一瞬で止めているのだ。
そうすることで、身体の負担を出来るだけ減らし、一瞬で使うことで普通に使用するギア2よりも安定して使えるのだ。
さらに今起こっている行動を無理矢理、ギア2で変えることで”クイックキャンセル”のような動きを可能としている。
啓(多分だが、咲山程の男が麦野の部下と言うのはこの速さのせいでもあるだろう・・・。)
啓(これが、麦野一家組長・・・!!)
麦野「・・・返事がねえなぁ・・・仕方ねぇ!!」
麦野は地面に拳をつき、足をポンプにして全身の血液を加速させる。
”シュウウウウウウ…”
血液が全身の至る所に周ると、ルフィと同様に全身が蒸気に包まれる。
麦野「ゴムゴムの・・・」
麦野「ゴールデンヒッツ!!」
”ドドドドドドドドドドド!!!!”
麦野は啓に向かって怒涛の連撃を喰らわせる!!
啓「よっと!!」
間一髪でこれを避ける!!
啓「今度はこっちだ…!!」
啓「嵐脚”乱”」
啓も反撃と言わんばかりに多数の斬撃を飛ばす。
麦野(やっぱ・・・斬撃か!!)
ゴムゴムの実は打撃や雷は無効化することが出来る能力もあるが、斬撃などのタイプの攻撃は防げないのだ。
麦野(だが、避ければこっちのものだ!!)
麦野はこれを避ける。
麦野「ふんっ!!どうだ・・・!!」
しかし…啓の姿がない。
麦野「どこだ!?」
啓「こっちだ!!」
麦野「なっ!?」
啓「魚人空手”水刀”!!」
”ズバッ!!”
麦野「うおっ」
水で出来た手刀で切り付けられる麦野。
啓「…っと!!」
啓はこれに間一髪入れずに・・・!!
啓「水刀”乱舞”!!」
”ズバババ!!”
麦野「うぐわぁ!!」
両手に水刀を形成、水の双剣を再現して麦野に切り付ける!!
麦野はダメージを負いつつも何とか後ろに下がる。
麦野「くっ!!さっきの嵐脚に隠れていたのか!!」
啓は嵐脚”乱”を繰り出して、麦野が避けた一瞬を見抜いて、自分の繰り出した斬撃に隠れて麦野が避けることに頭が回って避けきったと思ったところを攻撃したのだ。
麦野(しかし、何て技のレパートリーが多いんだ!!あいつは・・・!!)
以前に啓と闘った馬羅垣に教えて貰ったところ、現在、桐生啓が使う戦法はなんと6種類は使っていると判明している。
以前の馬羅垣組との戦いと今日の部下からの通信でも聞いていた。
サンジの黒足、六式、魚人武術、八衝拳、竜爪拳、さらに人魚武術を使うということもナノマシン通信で分かった。
本来、一人のキャラが使う技をここまで混乱せず使いつつ、原作にない自分の考えた技を出してきている。
柔軟すぎる闘いへの発想には流石の麦野も感心した。
麦野(何より、あいつは今日いったいどれだけ動いたんだ!?)
底なしのスタミナにも驚いた。
麦野(ちっ、こりゃ”ノーマル”でやってたら負けるな。)
麦野には3つのスタイルがある。
1つ目は”ノーマル”。言うなれば、負担がなく安定して戦えるスタイルであり、尖った特徴がない分スタミナも持ちやすい。麦野が一番使っているスタイルである。
2つ目は”ラッシュ”。ギア2を使用したスタイルであり、速さとラッシュに関しては他のスタイルの中でも最も群を抜いており、”クイックキャンセル”という技も使える。ただし、速さとラツシュを上げる分、体力の消費も上がりいくら麦野が体力があっても、多様するのは良くないのだ。
麦野(ともかく、ノーマルで闘ってもそのうち攻略されて、ちんたらしてたらやられちまう・・・となると。)
麦野は啓に視線を外さずに睨みつつ決意する。
麦野(ラッシュで闘って、攻めて攻めて攻め続けて、そして・・・!!)
麦野(最後のスタイルでトドメを指すか!!)
~上空~
?「なぁ、”エンゾーちゃん”。」
?「…何だよ。」
?「”麦ちゃん”…勝つと思うか?」
?「その呼び方やめろよ。・・・寒いぜ。」
?「何だぁ?・・・今にも”着火出来る身体”なのに、寒いとかちゃんちゃら可笑しいぜ。」
?「ちゃんちゃらって何だよ。・・・まぁ、ダンの奴が負けることはあんまり考えたくないがよ。」
”シュボッ”
指で炎を灯す。
?「相手はあの”桐生啓”だからな。簡単に勝てねぇだろうな・・・。」
?「ホントに”着火”させてるぜ。・・・まあ、俺はもう本人と闘ってるからよ~くわかるんだぜ・・・。」
?「ああ・・・。」
男は炎を消すのであった。
~μ’s復活ライブ会場~
その頃、攻め合いの途中に麦野は後ろに下がると…。
麦野「ふぅ~。」
息を深呼吸する麦野。
啓「…ん?」
啓は麦野の動きが止まるのを見る。
麦野は下をうつむき…。
麦野「くっ…」
麦野「なっはっはっはっはっはっは!!!!!!!」
顔を上げて急に笑い出す。
啓「おいおい‥笑うところか?」
余りに、楽しく笑う麦野に対して啓は呆れる。
麦野「笑うだろ!!こんなに”楽しいんだぜ”…!!」
啓「楽しいだぁ…?」
麦野「いやぁ、やっぱり俺の思った通りだ!!おめぇとやりあうのは楽しいなぁ!!」
その笑顔は年相応の少年の笑顔になっていた。
啓「…そうか。」
麦野「ああ、そうさ!!なにせ、俺の仲間たちから生き残ったもんな!!」
麦野「俺は元々、ボクサーだった!!」
麦野「だからよう・・・つええ奴と闘うのが大好きだった。今までも・・・そして、これからも!!」
麦野「闘いは俺に楽しみを与えてくれるのさ!!」
啓「・・・それが、μ’sを奪うことになってもか?」
麦野「いやぁ、それは”別にどっちでもいい”。」・・・・・・・・・・・・・・・・・。
麦野「何だと・・・!!??」
麦野「何だよ!!叫ぶんじゃねえよ!!」
啓の突然の叫びに麦野も叫び返す!!
啓「いやぁ、叫ぶだろうが!!…てめぇはμ’sを攫うためにここへ襲撃しにきたんだろう!!」
麦野「いやさぁ、組織は捕まえろって言ってんだけどさ。俺個人としては”どうでもいいんだよ”。」
啓「ど…”どうでもいい!?”」
麦野「ああ、まぁそもそも、俺、μ’sとか”よくわからねぇし”、俺は闘えればそれでいいんだよ!!」
啓「・・・。」
麦野「まぁ、しいて言うなら元気な女の子がタイプだ!!…なっはっはっは!!」
麦野はまたしても、豪快に笑ったのであった…。
しかし、麦野とは対照的に啓の表情は険しくなっていた。
啓(どういうことだ・・・!!)
啓は困惑していた。今闘っている男の言っていることに信じれなかった。
”μ’sがどうでもいい。”だと・・・。
それどころか、μ’sのことを知らないという。
まさか、この世界に来た転生者はμ’sを狙いに来たと神のおっさんから聞いた。
なのに、麦野と言う少年はμ’sでなく、自分が強い奴と闘いたいという理由でここにいるという。
何より、μ’sの事を知らないのに、この世界に来るのは筋違いでないか・・・!!
啓「おいっ!!」
麦野「何だよ、さっきからよお!!」
啓「”お前の意志”でこのラブライブの世界に来たのか!?」
麦野「いんやぁ、いつの間にかここにいた。」
啓「・・・!!!???」
麦野「あんまり覚えてねぇんだよ俺。・・・まぁ、気にしてねぇよ。なっはっはっは!!」
啓「・・・・・・。」
麦野「それより、俺もおめぇと闘いたいって理由もあるが、実は2つ。おめぇと闘わないといけない理由がある。」
啓「2つの理由だと・・・。」
麦野「とりま・・・1つは後で聞くとして、おめぇか。俺の仲間を消したのは?」
啓「”消した”?」
麦野「そうだ。おめぇを最初探していた俺の仲間が跡形もなく消されたんだよ。おめぇ、ひょっとして何か”能力”を・・・。」
啓「いや、俺はその話は初耳だ。」
麦野「嘘付け!!あの付近で近くにいたとかんがえれるのはおめぇしかいねぇんだよ!!」
啓「いや、それは本当に知らないんだ!!」
麦野「そうか・・・なら!!」
その瞬間、麦野の身体は赤色になり、蒸気が吹き荒れる!!
啓「・・・!!」
啓(ギア2を全面に出して来たか…!!)
麦野「お前を倒して聞かしてもらう!!」
麦野が吠えると一気に覇王色の覇気が周りに放出される…!!
”ズオオオオ…!!”
麦野「行くぞ!!これが”ファイナルラウンド”だ!!」
麦野は言葉を発すると一気に啓に接近した…!!
♪skankfunk - PANTHER IN THE STORM
麦野はこれまで、一瞬しか使わなかったギア2を一気に最大限に加速し始めた。
その速度は凄まじく、啓は追いきれない!!
麦野はギア2の速さを生かして、素早いフットワークを掛ける。
啓(くそっ・・・!!これじゃあ、追いきれない!!)
啓は麦野の攻撃に合わせて鉄塊を張る。
啓(だが、ゴムゴムの実の転生者である以上、飛び道具を使わない!!)
ここで、麦野は攻撃を仕掛けた…!!
麦野「ふんっ!!動かないでいるのは余裕の証拠かぁ!!」
麦野は一気に啓に突進する。
麦野「ゴムゴムの・・・!!」
麦野は左右に身体を揺らす…。
啓「この・・動きは!!」
麦野「デンプシ―ロール!!」
左右からの凄まじい殴打が炸裂する!!
”ドドドドドドドドドドドド!!”
啓「うぐっ!!・・・ごはっ!!・・・うおわっ!!」
啓はガードをするも顔面に喰らう!!
麦野「どうしたよ、桐生!!その程度か!!」
啓(くそっ!!純粋なスピードとラッシュの速さを限度まで上げているのか!!)
麦野はこれで勝負を決めるつもりでいた。
”ドドドドドドドド…!!!!”
麦野「うおおおおおおおおおおお!!!!!」
啓(これだけの攻撃は奴にも反動があるはずだ!!)
麦野は今、行っているデンプシ―ロールに意識を集中して攻撃を行っている。
いかに”クイックキャンセル”という技を使えても、それを意識しながら戦うとどうしても受けの姿勢になってしまいがちになる。
つまり、麦野の意識が攻めに乗じれば乗じるほどに、啓の攻撃を避けにくくなり却ってこの状況は啓に取って有利となるのだ。
啓(それに、ゴムゴムの実の弱点は・・・!!いや、麦野の弱点は・・・!!)
啓(”ボクシング”にこだわりすぎていることだ!!)
麦野の戦闘スタイルはボクシングを軸に攻撃をしてきている、ボクサーとしては優秀でも相手が同じボクサー出なかったとしたら…。
啓「鉄塊拳法!!」
啓は身体に鉄塊を掛けると同時に…。
麦野「オラァ!!」
”ドゴォ‥!!”
麦野「どうだぁ!!」
啓「甘い!!」
啓はあえて麦野の攻撃を受けることでダメージを受けつつも、麦野の腕を掴むことに成功する。
そして、そこから麦野にぶら下がり・・・
啓「鉄塊拳法”三角絞め”」ドン!!
麦野を鉄塊拳法の三角絞めで動かせないようにして、麦野のスピードを殺すことに成功する。
麦野(しまった!!攻めることに気をとられすぎた!!)
啓「立ち技に慣れているが、関節技はどうだ!!」
麦野「馬鹿が…!!俺はゴム人間だ!!」
ゴム人間である以上関節技は麦野には効かないのだ。
啓「なら…八衝拳の衝撃波はどうだ?」
麦野「何!?」
啓「八衝拳”三角絞め”!!」
”ドウン!!”
麦野「ぐわっ!!」
もろに衝撃波を喰らう麦野。
だが…六式でない八衝拳を使ったために麦野の力で外される。
啓(くそっ、まだ”技の融合”は出来ないか。)
啓は確かに6種類の戦法を使えるが、どの戦法も癖が非常に強く…”技の融合”が出来ずにいた。
啓(俺が今後の戦いで考えているのは、6種類の戦法を組み合わせれるようにすれば、今以上に強力な”技の融合”が使えるはずだ!!)
啓(とはいえ、一つだけ”技の融合”が出来た技があるが・・・それはトドメに使う!!!!)
啓(だが、今は出来ることを考えろ!!)
麦野「ちぃ!!・・・やるなぁ。」
麦野は口を拭い、突進する構えをとる。
蒸気は噴出し、まるで蒸気機関車だ。
麦野「見てろ・・・JET・・」
右手に力を込めると同時に…。
麦野「ナックルブロウ!!」
”ドウン!!”
余りに早いナックルは音速の如く突進!!
啓「ちぃ・・・鉄塊拳法・指銃”斑”!!」
”バリバリバリバリ…ドオン!!”
瞬間、2人の攻撃は激突し、覇気によるスパークが起こる。
麦野「うおおおおおおおおお!!!!」
啓「らああああああああああ!!!!」
互いにぶつかり合う2人の転生者は辺りを激しく光らせた…!!
”避難場所”
一方、μ'sは離れた場所から、啓が今闘っている”復活ライブ会場”を見ていた…。
それぞれの胸中で啓の安否を案じながら見ていると…。
”ピカァ…!!!”
そんな時、会場から大きな光と同時にスパークが夜空に輝いているのを見た。
穂乃香「見てよ、皆!!啓君が闘っているところから凄い光が!!」
海未「あれも、啓さんの闘いで起こっていることでしょうか?」
それぞれの感想を言うμ's。
その表情は驚きと恐怖に包まれている…。
今日この日の為に、解散したμ'sを今夜限りの復活として再結成し、にこと啓を逢わせるべくメンバーが一丸となって頑張ってきた。
そして、今日のライブに襲撃しにきた男達。μ'sを助けに来た啓も実は偽物でにこの命を奪おうとしたそのとき・・・!!
遂に助けに現れた本物の”桐生啓”。彼の存在はまさには女神の守護者であった。
彼は自分の身体1つで、命懸けで護ろうとして、襲撃した犯人の中でも”最強の敵”麦野ダンと今まさに闘っていると思うと本当に申し訳なく思うのだった。
絵里「凄い・・・。啓君は大丈夫かしら?」
にこ「大丈夫よ、絵里。大丈夫。」
絵里「にこ・・・よっぽど信じてるのね。」
にこ「当たり前じゃない!!にこを泣かせた”罪”は重いのよ!!」
にこ「帰って来なかったら、にこが只じゃ済ませないわよ!!」
にこ(だから、勝って帰って来なさい!!・・・啓!!)
絵里「・・・素直じゃないわね、にこ。」
にこ「ど、どういう意味よ!!」ドキッ
絵里「別に?」
にこ「もう、何なのよ!!」
にこは絵里にそっぽを向くと、会場の方へまた視線を向ける・・・。
にこ「・・・啓、にこは信じてるわ。」
”グサッ!!” ”ドゴオ!!”
麦野「ぐはっ!!」
麦野は啓の”斑”を喰らい・・・。
啓「ぐおっ!!」
対して啓は麦野の”ブロウ”を喰らった。
麦野「ちぃ…!!」
麦野は一度バックステップすると左右に素早くフットワークし、会場内を縦横無尽に動き回る!!
啓もそんな、麦野に狙いを絞る!!
啓(くそっ、”海水”もこれで尽きるが仕方ねぇ!!)
啓は最後の海水を槍のように精錬し、麦野に当てる!!
啓「魚人空手”槍波”!!」
”シュバババババ!!”
啓の腕から槍波が何発も放たれる!!
麦野「ぐわっ!!」
麦野の身体に槍波が掠る!!
槍波は会場を貫き、空中に射出される。
麦野「・・・っつ、今度はこっちだ!!」
麦野は身体をゴムの身体を最大限に使い、回転。
啓「…あの技は!!」
麦野「ゴムゴムのJET”レッドファイヤーワークス”」
”ドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!”
ゴムゴムの花火にギア2と炎を付けてまさに花火の如し。
辺りに炸裂した麦野の拳が会場を燃やし殴っていく!!
啓「くそっ!!花火じゃなくて”火山弾”だ!!」
啓「・・くそっ!!」
啓は足を高速回転して、足を光らせる。
啓「悪魔風脚揚げ物盛り合わせ(フリットソアルティ)!!」
麦野の攻撃を弾き飛ばし、攻撃を中断させる。
麦野「まだだ!!」
麦野「ヌオオオオオ!!!!」
”ギュルル!!”
麦野「JET”レッドホークライフル”!!」
ギア2と武装色を組み合わせつつ腕を炎を纏ったかのようにライフルを繰り出す!!
啓「悪魔風脚・・・!!」
啓「画竜点睛ストライク!!」
”ドゴオオオ!!”
激突する2人の灼熱の技!!
麦野「ぬううう!!!」
啓「オオオオ!!」
”ジジジジッッッ!!”
そして、お互いの腹部に直撃!!
麦野「おわっ!!」
啓「ぐっ!!!」
お互いの一撃で後ずさりする2人。
麦野「まだだぁ!!」
そのまま、啓にボクサーのように身をかがめると一気に接近。
啓にボディブローを浴びせる!!
啓「・・・!!・・・このぉ!!」
啓も負けじと麦野の顔面に正拳を喰らわせる!!
麦野「・・・!!」
麦野がまたやり返すと啓も同じようにやり返した!!
啓と麦野は激しいインファイトを繰り広げた。
ジャブにフックにストレートを繰り出す麦野。啓も負けじと我流の殴打や掌底、時折蹴りを繰り出す!!
もう何発喰らったか分からない。ただ、ひたすらに攻めて攻めて攻めまくる!!
そして・・・。
啓「麦野おおおおお!!!!!!!」
麦野「桐生うううううううう!!!!!!!!」
”ドゴオオオオオオオ!!!!”
お互いの一撃が顔面に当たり、またしても吹っ飛ぶ2人。
啓「ぐおっ!!!」
麦野「ぐはっ!!!!」
壁に激突し、吐血する啓と麦野。
既に2人は限界まで来ていた・・・。
この闘いも”いよいよ”…。
麦野と啓は残骸からゆっくり起き上がると、
麦野「・・なっはっはっは…楽しいぜぃ…。」
麦野「今、本当に”充実”してるぜ。」
啓「・・・・。」
啓はゼイゼイと肩を揺らす。
麦野「おめぇもそう思うだろ?桐生。」
啓「ああ、そうだな・・・。」
麦野「だが、どんな”ボクシングの神試合”も決着を付けないとな。お互いがボロボロだ・・・次の一撃でこの”ファイナルラウンド”のケリを付けようぜ。」
啓「ああ、望むところだ・・!!」
この”ファイナルラウンド”でケリを付ける・・・。2人は最後の技を繰り出そうと構える。
麦野「ギア”3”骨風船!!」
麦野は指を噛むと一気に身体を膨らせ、右腕を”巨人の右腕”に変化させる。
啓「ギア”3”・・・!!」
麦野「そうだ。俺の3つめの最後のスタイルだ・・・!!」
麦野の3つのスタイルの最後の一つ。”デストロイ”。ギア”3”を使用したスタイル。威力は3つのスタイルでも圧倒的に強く、純粋なパワーに加え、防御力もある。
しかし、反動もある諸刃の剣でもあり、そもそもこのスタイルは”本当に強い相手”へ使うスタイルであり、大抵はこのスタイルを使わなくても勝てるのだが…しかし、麦野は今まさにこれを繰り出している!!
つまり、啓こそがその”相手”なのだ。
麦野「これで決めてやる・・・!!」
一気に力を上げる麦野。だが・・・麦野はさらに”進化”させる。
麦野「さらに…”ギア2”!!!!!!」
麦野は”ギア3”に”2”を加え、麦野は身体を一気に蒸気で周囲を巻き込む。
麦野「極めつけは武装色全開だあああああああああああああああああああ!!!!!!!」
自分の最大限の覇気を右腕に込める!!!!!!
麦野の右腕はライブ会場どころか、山を崩壊させ尽くせるほどの威力を溜めていた!!!
その威力を啓一人に向ける!!
麦野「これが、俺の最強の技・・・・ゴムゴムの”KO”だああああああ!!!!」ドオン!!!
啓「ゴムゴムの”KO”・・・!!」
啓は肌でこの技を感じていた。あたれば、自分どころか街を破壊し尽くせるんじゃないかと錯覚するほどだった。
そんな技を今、自分に向けているのだ・・・!!!!
麦野「俺はこの技を鍛えていた!!それを打てる奴が桐生・・・てめぇだ!!!!」ドン!!
麦野「俺は・・・”勝つ”!!!!!」ドン!!!
これ以上ないほどのシンプルな闘う理由。
麦野は啓に勝つ。それが一番だった。
啓「そうか。なら・・・俺は!!!」
俺の出来る限りの最強の技でケリを付ける。
啓は技の構えをとる。そして、おもむろに”龍”のような荒々しくも神々しい動きをとり、高める。
麦野「・・・何だ。あの動きは!?」
啓「これが俺の最強の技・・・。」
~神との特訓の時~
神「啓よ。そう言えば、お前さんの一番の必殺技はなんじゃ?」
特訓の合間に神は啓に質問を投げかける。
啓「必殺技?どれも必殺技だろう?原作じゃあ・・・」
神「うむ、だがのう。…”最強の必殺技”というのは”勝利”に不可欠なものなんじゃ。」
啓「ああ、だったら俺は神のおっさんから授かった”技の融合”っての考えてるんだ。」
神「…何、”技の融合”とな!!」
神は啓の言葉に驚いた。
啓「ああ。例えば、サンジの黒足と六式とか組み合わせれないかな~って考えているんだが、どの戦法も癖が強すぎて組み合わせるのが難しくて、まだ実際に出来ないんだよ。」
神「そうなのか・・。」
啓「けど、一つ出来てるんだよ。技を融合させて出来た俺の”最強の必殺技”。」
神「なに!!!???、一つとはいえ”技の融合”だけでなく、”最強の必殺技”も出来ているのかのう!!!!」
啓「そうさ。俺は原作でこの技を見たとき、俺の苗字と同じ読み方だったし、かっこ良かったから”一番好きな技”だったんだよ。そんで、転生して自分のオリジナル技を考えたとき、真っ先に出たんだ・・・。」
神「なんと…教えてくれるかのう啓!!…その”最強の必殺技”とやらを!!」
啓「いいぜ。その技の名前は・・・。」
・・・・・・・・・・・・。
啓は”龍の動き”を終えると・・・覇気を最大限に発揮!!
そして、右腕に一気に力を溜める!!
まるで、龍のオーラが啓から吹き出すほどの気があふれ出す!!
その名も・・・・・・・・!!!!
啓「八極竜爪拳奥義・・・・”
啓「”桐生錐釘”・・・・・!!!!」
啓「竜爪拳と八衝拳奥義”錐龍錐釘”を俺の右腕で繰り出す俺の”最強の必殺技”だ!!!」ドン!!!!
麦野「・・・そうか、まさか俺に”最強の必殺技”を出すとはマジで嬉しいぜ・・・・。」
麦野は最強の技を構えて笑う。
周囲を2人の覇気の嵐が包みこみ、一層激しくなっていく。
麦野「・・・俺個人はいいとして、μ’sは俺の”仲間”が欲しがってるからな。だから・・・」
麦野「転龍会直系”麦野一家”組長として、μ’sは頂く!!!!!!」ドン!!!!
啓「そうはいかねぇ・・・μ’sは!!!」
啓「俺が全身全霊を掛けて護りぬく!!!!!!」
啓(そうだろ・・・にこ!!!)
麦野「・・・・・・。」ドン!!!!
啓「・・・・・・・。」ドン!!!!
麦野「これで最後だああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
”ブオオオオオオッッッ!!!!!!”
麦野は一気に右腕を最大速度で殴る!!!!!
麦野は自身が認めた男に対して…自分の最強の技に全力を込めて殴りかかるのであった…!!
麦野「ゴムゴムの・・・・・・・・”KO”オオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!」
啓「・・・”桐生”うううう…!!!!」
”ダダダダダダダダダダダダッッッ!!!!”
啓も一気に全力で麦野に最強の技を繰り出す…!!
啓「錐釘いいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!」
”ドゴオオオオオオオオオオオンンンンン!!!!!”
啓と麦野の最強の技は激突した…!!
その瞬間…!!
会場に先ほどとは比べもならないほどのスパークが発生した!!!!!!
”バチバチゴロゴロオオオオオオオオ!!!!!!!”
にこ「・・・あれは!!!!!」
麦野「俺の勝ちだああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
麦野はこれで最後と言わんばかりに押して押して押しつくすううううううううう!!!!!!
啓「っつつつ!!!うおおおおおおお!!!!俺は誓ったんだああああああ!!!!」
啓は麦野のKOに対して、全身全霊で自分の技に力を込め続けて闘う…!!
啓「俺がああああああ!!!!μ’sを・・・にこをおおおおおおお!!!!!!」
啓が頭の中では、海岸のあの時の闘いで…。
”すまねぇ、にこ。さっきたすけるって言ったけど出来そうにねぇ。・・・”
自身が不甲斐ないばかりににこに迷惑を掛けてしまったことを‥・。
啓(絶対に倒れるわけに‥‥!!!!)
啓「いかねえんだ…!!」ドン!!
その瞬間、啓のバンダナの白龍が輝きだす…!!!
”ピカアアアアアア!!!!”
麦野「なっ!!!!あれはあの光はああああ、海岸の時の・・・・!!!!!」
啓「護るんだああああああああああああああああ!!!!!!」ドン!!!!
啓の拳が一気に覚醒!!!!!
麦野の最強の技を押し返す!!!!!
麦野「ば、馬鹿な!!!???俺が負けんのか!!!!????」
”メキメキッメキメキメキメキ・・・・!!!”
啓「オラアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!」
麦野「うぐおおおおおおお!!!!!!」
啓「あああああああああ!!!!!!」
啓はそのままの勢いで麦野の顔面を殴る!!!!
麦野「・・・・・!!!!!」
そして・・・・
啓「おらぁっ!!!!!」
啓は麦野を顎をアッパーカット!!!!
麦野「うううう・・・うわあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
麦野は余りの威力に空中に打ち上げられる・・・・。
麦野は空中に意識が失うまえに思う・・・。
麦野(・・・俺が・・・負けるなんて、認めねぇ・・・!!!!!)
”ヒュウウウウウウウウウウウウウ・・・・ドサッ・・・。”
転龍会直系”麦野一家”組長 ”麦野 ダン” ”KO”敗北 ドン!!
”復活ライブ会場の決戦”勝者 ”桐生 啓” ドン!!
先遣隊から始まった、μ’s復活ライブの闘い。ここに決着!!!!!
次回、第2章龍を探して最終話。第28話 見つかった”龍”
次回も乞うご期待b