転生の龍が如く 〜女神の守護者~   作:kantarosu

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どうも、kantarosuです。第2章龍を探して・・・完結。では、前回のあらすじをどうぞ。

~前回のあらすじ~
江田島邸の戦いからそしてμ’s復活ライブ会場での決戦・・・。ついに啓は麦野ダンとの”リターンマッチ”に挑む。
麦野はゴムゴムの実の転生者であり、元ボクサーであることを生かして啓を攻めて、攻める。啓も負けじと全力で麦野に攻撃ををし、激しい攻防はライブ会場を崩壊するに至るほどであった。
そんな激戦の中、麦野から衝撃の事実が発覚する!!
・・・なんと、麦野は”μ’sを攫うこと”自体にどうでもよく、ただ強い奴と闘うことが理由ということを告白。さらにμ’sの事は知らず、いつの間にか自分の意思関係なくこの世界にいて、記憶も曖昧ということであった。
μ’sを手に入れようとする筈の転生者が肝心のμ’sがどうでもいいという事実・・・!!
さらに麦野は啓が自分の仲間を消したのではないかと思い、本気を出して啓に挑みかかる。
だが、啓もここで負けるわけにはいかない・・・!!そして、両者はお互いの最強の技を出し合い、ぶつかり合う2人の男・・・!!
そして、壮絶な闘いの軍配は啓の勝利で幕を閉じるのだった。



第28話 見つかった”龍”

 2015.3.27金~μ’s復活ライブ会場周辺~

 

 ”ズドオオオオオオオオオオオオオオオン・・・ガラガラッ・・・ドドドドドド!!!!!”

 

 桐生啓と麦野ダンの”最強の技”は復活ライブ会場を全壊させるには十分すぎるほどであり、その破壊っぷりは、遠くに避難している人達を驚愕させるにも十分すぎた!!

 

 にこファン「ぎゃああああああああああああ!!!!!にこちゃんがあああああああああ!!!!」

 矢澤にこのファンである少年は会場の崩壊っぷりを見て取り乱していた。

 

 穂乃果ファン「おい、もちつけ!!…じゃなかった!!落ち着けって!!にこちゃんはとっくに避難してるって!!」

 

 希ファン「警察がいったとおりに”爆弾”があったんだ・・・・!!!」

 

 絵里ファン「でも、会場付近にも破壊の影響がもろ出てるぞ!!!!」

 

 凛ファン「うわあああ・・・もし、気絶したままあそこにいたら、俺死んでたかも・・・。」

 

 うどんファン「くそぅ・・・俺のうどんも爆弾の影響でこぼれちまった。」ど~ん。

 

 ファン「だからだれだよ!!!っていうかお前のうどんは爆弾じゃなくて”自爆”だろ!!」ご~ん。

 

 

 そして、その付近には壊れたTVカメラの代わりの予備のカメラをもったカメラマンと花口リポーターが緊急生放送を放送していた。

 

 花口「ご覧下さい!!μ’s復活ライブ会場が”爆弾”により全壊しております!!よもや、μ’sが復活したその日に爆弾テロが起ころうとは前代未聞の大事件です!!警察の方の迅速な救助がなければ我々も死んでいたかもしれません・・・!!、つきましては今回の事件は観客席のファンに爆弾テログループがいたという可能性があり・・・・・・・・・。」

 

 生放送は全世界に衝撃を与えた。

 

 

 

 …後に2015.3.27金曜日に行われた”μ’s復活ライブ”は・・・”μ’s崩壊ライブ事件”という極めて不穏な事件として、後世に語り継がれることになる…。

 そして、この事件から死亡者を一人も出さなかった功績を出した警察は名誉回復に至り、世間の人から称賛を浴びることとなる。

 ・・・だが、この事件をもっとも解決に導いた”桐生啓”の存在は周囲の人に知られることは無かった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~避難場所~

 

 にこは全壊していく復活ライブ会場を見て、顔を青ざめた。

 

 にこ「け・・・啓!!!」

 いてもいられなくなったにこは鷲尾警部と柿谷にせがむ。

 

 にこ「柿谷さん!!・・・お願い、ライブ会場に連れていって!!」

 

 柿谷「だ、ダメだ。矢澤さん、危ないよ!!」

 柿谷はにこをなだめようとするが…。

 

 鷲尾「連れていくぞ。柿谷!!」

 

 柿谷「ええっ!!ですが・・・!!」

 

 鷲尾「本人が言っているんだ、止められないさ。」

 

 柿谷「・・・分かりました。君たちは?」

 

 穂乃果「私達も連れていってください!!」

 

 柿谷「了解した。では、行きましょう。」

 

 にこ「はい!!!」

 

 μ’sと鷲尾と柿谷は会場に向けて車を走らせるのだった・・・。

 

 鷲尾「そうだ。・・・木ノ内聞こえるか!!すぐに桐生君の所にその戦闘機を飛ばせるか!!」

 

 木ノ内「了解だ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~μ’s復活ライブ会場(全壊)~

 

 会場はボロボロというよりは啓と麦野の技により、会場は全壊していた。

 

 よもや、技の威力が闘った場所の地形まで変えてしまうとは恐ろしい闘いであったが・・・。

 

 啓「はぁ・・・勝った・・・・勝ったぞ・・・!!」

 啓は息を吐きながら、次第に湧き上がる感情に溢れていた。

 

 

 

 

 啓「うおおおおおおおおおおおおお!!!」

 

 元々、闘うことが好きな啓にとって闘って勝つというのは、最高の喜びであった!!

 

 

 だがしかし・・・。

 

 啓(やったぞ。俺はμ’sを護れたんだ・・・!!)

 

 同時に湧き上がるのは勝利の余韻だけでなく、μ’sを護れたこと!!麦野からμ’sを護れた・・・!!

 自分の勝利もよりも啓はμ’sを護れたほうが嬉しかったのだ。

 

 

 啓(・・・麦野?そうだ!!)

 啓は辺りを見渡す。

 

 啓「麦野はどこだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 麦野「ここだ・・・!!」

 

 啓「んっ!!」

 啓が声のする方向へ見るとそこに何とか立ち上がる麦野がいた。

 

 そのあと気絶はしたのはいいが、麦野は啓に負けたくないという意志で気絶からすぐに復帰すしたのであった。

 恐るべき意志である…!!

 

 

 麦野「俺は負けちゃ・・・い・・ねぇ!!」

 麦野はまだ、パンチを打とうする!!

 

 麦野「ゴムゴムのストレート!!!」

 渾身の一撃を放つ麦野!!

 

 啓「・・・紙絵!!」

 啓はこれを避けて麦野に接近すると、麦野の腹に気絶しない程度に・・・。

 

 

 啓「ふんっ!!」

 

 麦野「ぐっ!!」

 鳩尾に正拳を喰らわせる。

 

 麦野は倒れはするが、啓を睨みつける。

 

 麦野「まだだぁ・・・!!」

 

 啓「てめぇ、タフだな…。」

 

 

 麦野「当たり前だ!!俺は”男でボクサー”だ!!!!!これぐらいで気絶してたまるかあああああああ!!!」

 

 啓「…そうか。確かにお前は気絶しようとしないでも負けを認めたくないようだが、勝負はそれでも”俺のKO勝ちだ”。」ドン!!

 

 麦野「ぐっ!!」

 そう、この”リターンマッチ”は麦野でなく、啓の勝ちだ。麦野が嫌ほど認めたくなくても啓の勝利に揺るぎないものであり、実際に自身の最強の必殺技を打ち破れて一瞬でも気絶したのは麦野の方である。

 

 

 

 

 

 啓「それに、俺はまだまだ”闘えるぜ”。」

 

 麦野「なっ・・・何だと!?」

 

 啓「そうだ、俺はずっとノンストップで闘っていたわけじゃないからな。」

 

 啓「先遣隊と戦った後は休憩してたもんだし、バイクやら戦闘機に乗ってたからな。」

 

 

 

 

 

 啓「まぁ、ともかくだ。」

 

 啓「今、俺はてめぇから聞かないといけないことがある。」

 

 麦野「・・・聞きたいことだと?」

 

 啓「そうだ、てめぇいったよな?…”μ’sがどうでもいいっ”て。」

 

 麦野「・・・・・。」

 

 麦野は考えた。この男に教えてやっていいかと…。

 

 考えるより行動に移る麦野はずっと考えるのは得意でもないし、好きでない。

 ・・・だが、答えはすぐに出た。自分はこの男に”KOされた”。つまり、負けたのは自分だ。なら、答えてやろう。

 

 それにこの男に教えてあげてもいいと無意識に思った自分に麦野は不思議に思った。

 

 

 

 麦野「…ああ、答えてやらぁ。」

 啓の質問に答えることを承諾する。

 

 麦野「確かにμ’sはどうでもいいっていったが・・・それがどうしたよ?」

 

 啓「俺はこの世界に来る前に神から、ここに来る転生者はμ’sを手に入れてハーレムを築き上げるって聞いたんだがな。何故、てめぇは”どうでもいいの”にこの世界に居るんだよ?強い奴と闘うだったら、ワンピースとかドラゴンボールとかあるだろう?…何故にバトルのバも無いようなこの世界に居るんだ?」

 

 麦野「俺はいっただろ。この世界にいつの間にか居たんだ。記憶もなんか曖昧で何も覚えちゃいねぇ。そしたら、いきなり転龍会っていう組織のボスが”μ’sを手に入れるのに協力しろ。そうすれば、好きなだけ闘わせてやる”って言ったから。俺は闘いたくて、μ’sを攫うのに協力したんだ!!!」

 なっはっはっはと笑う麦野。

 

 

 どうやら、この少年も闘うことが好きなようである。

 

 啓「…待て、”この世界に来た”と言ったな。てめぇは起きたとき、そこはどこだったんだ。」

 

 麦野「いや、何もみえねぇ所さ。…”真っ暗だった”!!」

 

 啓「”真っ暗?”」

 

 麦野「ああ、文字どおり起きたら真っ暗さ・・・言っとくけど、アジトの場所は教えねえぞ!!というか、俺もよく分からん!!」ドン!!

 

 啓「威張ることか、そこはよぅ。・・・・なら、記憶がないのに何も思わないのか?」

 

 麦野「思うに決まってるだろ!!でも、思い出せねぇし、記憶が戻る方法は分かんねえし、悩んでるのは俺の性に合わねぇからな!!」ドン!!

 

 啓(何というか、ポジティブだな、こいつ・・・。)

 

 

 啓「じゃあ、神には会ったのか?」

 

 麦野「はぁ、”神”だぁ・・・そんな奴に会ったことないぞ…。」

 

 

 

 

 啓「何だとっ!!」

 啓はまたしても、叫んだ!!

 

 麦野「だあっ!!近くで叫ぶなよぉ!!」

 

 啓「待て!!さっきからてめぇの話はおかしいぞ。転生者なんだから、一度死んだわけだろう!!なのに、なんで”神”に会ってないんだ?」

 

 啓は可笑しいと考えた。

 

 

 神”簡単に話をするとな、全ての生命には”神”がついておる。ミジンコや蟻や像に猿…そして、人間にもな。”

 

 

 神のおっさんから聞いた話では、転生はミジンコでも蟻でも転生を受けられて、次の来世に進むことになる。

 しかし、麦野の場合、死んだというのに、神にあってない。それどころか、自分の意志関係なく、ラブライブの世界に送られている。

 だが、闘うのが好きな麦野のことを考えれば、闘いのない”ラブライブの世界”はある種で”地獄”のような転生だと考えるが、いくらなんでも麦野の転生が”地獄”の様な転生と考えるのはかなり乱暴である。それにこの男が過去に何か大罪でも、起こしたから自分の願わぬ転生になったのだろうか?

 

 麦野「まぁ、ともかくだ!!俺に答えれるのはここまでだ!!」

 またしても、なっはっはっは!!と笑う麦野。

 

 啓(うむ・・・疑問が残ってしまったな・・・。)

 

 

 麦野「そうだ!!俺はおめぇにもう、”1つ聞くことがあった”!!」

 麦野は思い出したかのように言った。

 

 啓「何?もう一つ聞くことだと?」

 

 麦野「ああ、俺は馬羅垣から、おめぇの話と前の海岸の闘いで実際におめぇと闘ってだろう。そして、さっきの闘いでようやく確信したんだ!!」

 

 麦野はあることを言い放つ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 麦野「おめぇ、前に何処かであったか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 啓「…何だって!?」

 

 啓「待て!!…俺がお前に会っただって!!」

 

 麦野「ああ、なんとなくそんな気がする!!」

 

 啓が驚愕した理由、それは馬羅垣に啓が言ったセリフ・・・。「お互い、どこかで会ったか?」ということだった。

 

 それを今度はこの麦野が言っているではないか!!、もし言葉どおりなら・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 その時だった!!!

 

 ?「”火銃”!!」

 

 上空から火の弾が啓に襲い掛かる!!

 

 啓は何とか、間一髪で避けきった。

 

 啓「な、火!!」

 

 麦野「この火は・・・!!」

 

  

 

 

 炎山「よう、ダン。いきてっか?」ドン!!

 

 額にゴーグルを掛けた、バイカ―の服装をした青年が降り立った。

 

 麦野「エンゾー!!それに・・・。」

 

 馬羅垣「麦ちゃん、無事のようで安心したぜ。」

 

 麦野「馬羅垣!!」

 

 啓「馬羅垣だって・・・・!!」

 

 馬羅垣「よう、”桐生ちゃん”!!」

 

 そこに現れたのは、以前戦った馬羅垣。そして、その馬羅垣救出の時にいた青年…。

 

 啓「てめぇは・・・!!」

 

 炎山「よう、やっぱり生きてたのか・・・桐生。」ドン!!

 

 

 

 

 

 そして、上空には・・・滞空していたのは、超大型輸送機であった。

 

 啓「なっ、でけぇ!!」

 

 炎山「超音速超大型輸送機「PAK-TA」それを改造したんだ、高いんだぜ。」

 

 

 炎山「…さてと。」

 

 手を十字に合わせる。

 

 炎山「”十字火”!!」

 

 ”ボオオオオオオオオオオオ!!”

 

 啓に十字火の炎が襲い掛かる!!

 

 

 

 啓「くっ!!」

 啓はこれを避けるが。

 

 既に身体を火に変えていた炎山が後ろに回り込んでいた。

 

 啓「!?」

 

 炎山「炎武”火車”」

 

 啓は一瞬の内に、火車の如く回転しながら投げ飛ばされる!!

 

 啓「ぐっ、アツッ!!!!」

 

 

 炎山「馬羅垣、今のうちにダンを助けろ!!」

 

 馬羅垣「okだぜ。・・・エンゾーちゃんはどうすんだ?」

 

 炎山「桐生を”始末”する。」

 

 馬羅垣「・・・分かったぜ。」

 馬羅垣は麦野を担ぐ。

 

 

 麦野「エンゾー!!」

 

 炎山「何だよ。」

 

 麦野「あいつを”殺す”のかよ!?」

 

 炎山「・・・そのつもりだ。あの海岸の時の闘いで、俺がちゃんと桐生を始末しなかったから、オメェが傷つかずにすんだんだ。だからよ・・・・!!」

 

 ”ボオオオオ…!!”

 

 炎山は身体を一気に燃え上がらせる…!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 炎山「俺が奴を倒す。」ドン!!

 

 VS 炎山 倉之助

 ♪Ryu ga Gotoku Zero‐ For Buddy

 

 

 その時・・・!!

 

「誰が誰を倒すって?」

 炎山に迫る影。

 

 啓「せやっ!!」

 

 炎山「・・・!!」スッ!!

 炎山は啓の蹴りを避ける。

 

 啓「くそっ、避けたな…。」

 

 啓(一応、覇気を込めたんだが・・・さっきの麦野の闘いでカラカラだ。)

 

 

 炎山「・・・俺の”メラメラの実”の炎をよく消せたな?・・・桐生啓。」

 

 啓「ああ、五衝波で火を弱めて、嵐脚で無理矢理消したんだ。」

 

 啓は本当なら、人魚武術で鎮火がすぐに出来るが、麦野の闘いで既に海水を使い切っており、さらに”桐生錐釘”に覇気を最大限に溜めたので、戻るには時間が掛かる。

 

 

 

 

 炎山「成程な。」

 

 ”ポポポポポポ…。”

 炎山の指から炎の玉が出てくる。

 

 

 啓「ちっ!!!!」

 

 啓はその火から逃れる。

 

 炎山「蛍火・・・・”火達磨”!!」

 

 ”ボボッ!!ボボボッ!!!”

 火の連鎖爆発が啓に襲い掛かる!!

 

 啓「うおおお…!!」

 啓は避けるに避けまくる。当たれば、大火傷だ…!!

 

 啓(くそっ!!さっきので海水を使い切った!!もし、魚人か人魚武術と覇気が十分なら対抗できるのに!!)

 

 

 

 炎山「”焼けるの”は嫌いか?殴られるとか蹴られるのは慣れているが、”火”は慣れないだろう・・・。」

 

 

 

 啓(こいつ・・・!!”強い”!!)

 啓はこの炎山と言う男に強さを感じたのであった。

 

 

 その時、啓は考えた。

 

 啓(そうだ、多少は淡水だから薄まるが、水を補給出来れば!!)

 

 啓は崩壊した会場の水道から水を補給しようとする。

 

 啓(魚人空手で奴にダメージを与えれるはず!!)

 考えつつ避けていく。

 

 

 炎山(奴の顔、避けながらも何かを狙っているな・・・それに”闘うのを諦めてない男の顔”だ。)

 

 啓は炎山の攻撃を避けていき…

 

 啓(よしっ!!)

 啓は足に力を込める。

 

 啓「嵐脚”乱線”!!」線の嵐脚を何発も炎山に向けて蹴り放つ!!

 

 炎山「どうしたよ?ロギアの俺じゃ・・・。」

 

 ”スカッ、スッスッ”

 

 炎山「”効かねぇぞ”。」ドン!!

 

 

 

 啓(当てるつもりはないさ・・・!!)

 

 啓は一直線に水道のある場所に向かう!!

 

 炎山「・・・”火弓”」

 

 手に火の弓矢を形成すると”ギギッ…!!”と弓を引き、啓に狙いを定める。

 

 

 

 

 炎山「沈め!!」

 

 その時だった…!!

 

 

 

 

 

 木ノ内「させるかああああああああああああ!!!」

 

 機銃を炎山の元へ威嚇射撃を行う!!

 

 炎山「ちっ・・・あれはうちの”戦闘機”じゃねえか。」

 

 パイロット「炎山組長!!このままでは、こちらが撃墜されます!!」

 上空に待機しているパイロットの通信が入る。

 

 炎山「ちっ・・・仕方ないかぁ・・・このままじゃうちの”輸送機”には手を出せれちゃ困るからなぁ・・・。」

 

 ”ボオオオオオオオオ!!”

 炎山は手に炎を込める。

 

 

 

 

 炎山「”焼き落とすか。”」ドン!!

 

 木ノ内「なんだ・・・奴の腕から炎が・・・・!!!!」

 

 炎山「あんたは凄いよ。俺に立ち向かうなんてな、その勇気に免じて・・・。」

 

 

 炎山「一瞬で焼き尽くす。」

 

 

 

 

 

 啓「させるかあああ!!!」ドン!!

 

 

 

 啓「”撃水”!!」

 

 啓は指から水の弾を炎山に向かって弾き飛ばす。

 

 ”ドキュン!!”

 

 炎山「むっ!!」

 避けるが、頬に掠る炎山。

 

 啓はそのまま、間髪入れずに…

 

 啓「魚人空手”千枚瓦回し蹴り”!!」

 

 炎山「くっ!!」

 身体に激突する瞬間にロギア回避をする炎山。

 

 

 炎山「やるなぁ、桐生。」ドン!!

 

 啓「それは、お互い様だろう?」ドン!!

 

 木ノ内「桐生君、俺はこの”輸送機”を何とかする!!…そっちは任せた!!」

 

 啓「了解です!!」b

 

 

 木ノ内の乗る戦闘機は輸送機とのドッグファイトとなった…。

 

 

 上空で闘いが始まり…そして向かいあう桐生と炎山。

 

 炎山「水の補給は出来たか?」

 

 啓「ああ、タップリ補給出来たぜ。」

 

 炎山「そうかなら・・・。」

 

 構える炎山と桐生。

 

 

 

 

 

 炎山「行くぞ!!・・・・桐生!!」

 

 啓「来い!!」

 

 2人の男はそのまま、ぶつかり合った…!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 にこ「な、何よ!!これぇ・・・。」

 

 ライブ会場は滅茶苦茶になっていた。

 

 そして、ライブ会場の中心地は・・・

 

 凛「にゃあああああああああ!!!!!火事だにゃああああああああああ!!!」

 

 希「これじゃ、近付けれへんよ!!」

 

 柿谷「くそっ・・・消防隊や救急隊が来るまで、後ちょっとか・・・!!」

 

 鷲尾「くそっ!!…分かった。」

 

 穂乃果「わ、鷲尾さん、どうしたんですか?」

 

 鷲尾「今、木ノ内からの通信があった。…さっきのは”爆弾”で会場が全壊したんじゃない。恐らくは2人の闘いの衝撃の余波と考えられる。爆弾は全部回収したし、あの炎の燃え様は爆弾の物じゃない。」

 

 ことり「ば、爆弾じゃないんですか!?」

 

 海未「に、人間業じゃないです…。」

 

 鷲尾「それにさっき、木ノ内に戦闘機を飛ばしてもらっただろう・・・そして、敵の大型の輸送機を発見したらしい。」

 

 鷲尾「どうやら、最新の輸送機らしく、そんな物を所有するとは信じられない組織だが・・。」

 

 

 

 鷲尾「ともかく、木ノ内は交戦中だ。そして、桐生君はまた”新しい敵と闘っているらしい。”」

 

 μ’s「えっ!!」

 

 にこ「そんな、だって啓はもうボロボロの筈じゃない!!」

 

 鷲尾「その筈だ・・・。」

 

 

 

 

 

 

 にこ「いやぁ・・・!!私、啓を死なせたくない!!!!」

 にこは会場へ走りだす!!

 

 穂乃果「あぁ‥にこちゃん!!」

 

 

 真姫「にこちゃん!!戻ってきなさい!!」

 

 皆が戻るように呼び掛けるが、にこはそれを聞かずに走った。

 

 にこ(もう、嫌よ・・・誰かを失うのは・・・!!!)

 

 にこは走りながらある人の事を考えた。

 

 

 

 

 

 

 

 ~~~~~~

 

 にこ「ねぇ、ママ…パパは”今どこにいるの?”」

 

 さゆり「・・・!!!」

 

 にこを抱きしめるさゆり。

 

 さゆり「にこ・・・!!もう、”居ないのよ”・・・!!」

 

 にこ「・・・違うよ、ママ。そんな事聞いてないよ・・・。」

 

 さゆり「・・・っつ!!!にこ・・・!!」さゆりは更ににこを抱きしめるのであった・・・。

 

 ~~~~~~

 

 

 

 にこ(もう、誰かを失うのは嫌よ・・・!!)

 

 にこは走っていく…。

 あの日、父を失ってにこは”誰かを失うこと”にトラウマになってしまっていた。そんな心に傷をおったにこの心には”危ない”という冷静に判断することが出来なくなっていた。

 自分を助けてくれた青年が今、必死に闘っている・・・。もう、啓はボロボロの筈だ!!

 

 

 

 にこ「啓いいいいいいいいいいい!!!!!」

 

 にこは思いっ切り叫ぶのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 その頃、啓と炎山は闘っていた。

 

 啓「魚人空手”全段爆掌”!!!」ドドドドドド!!

 

 炎山「甘い!!」

 

 啓の攻撃を避け・・・

 

 炎山「炎武”掌底”!!」

 

 啓「ぐっ!!」

 啓は身体に水を纏っているが、ダメージを喰らってしまう。

 

 啓「・・・はぁ・・・はぁ。」

 

 

 そして、水は尽きた・・・。

 

 炎山「たいしたもんだな、桐生。」

 炎山は啓を褒める。

 

 

 

 炎山「麦野の先遣隊から始まって俺への一戦。・・・もう、いいだろう。」

 

 ”ボオオオオ・・・”

 炎山は手に炎の拳をつくる。

 

 炎山「とどめを刺すのはあの時、仕留めそこなった”火拳”がいいだろう。」

 

 啓「くっ・・・。」

 

 そのときだった。

 

 

 

 ”啓いいいいいい!!!”

 

 

 ある少女の声に2人は声のする方向を向く。

 

 炎山「・・・・矢澤にこか。」

 

 啓「・・・にこ!?」

 

 

 

 にこ「啓から、・・・・離れなさいよ!!!」ドン!!

 

 そこに現れたのはにこであった。

 

 

 

 

 炎山「・・・・無理すんなよ、”声と身体”・・・震えてるぞ。」

 

 にこ「っつ!?」

 

 その通りであった、にこは今この目の前にいるこの男が怖い。身体の震えが止まらない。逃げ出したい・・・・だが、にこは叫んだ!!

 

 

 にこ「あんたは確かに怖い!!・・・けど!!!」

 

 

 にこ「私は・・・啓を失う方が!!もっと怖い!!」ドン!!

 にこは自分の想いを言い放った。

 

 炎山「・・・・・・・。」

 

 啓「・・・・にこ。」

 

 

 

 炎山「ふふふ、益々気に入ったぜ・・・矢澤にこ。」

 炎山は啓を掴む。

 

 

 

 炎山「そうだな。・・・よし、こいつを放したくば、”お前が代わりにこっちに来い”。」ドン!!

 

 

 にこ「えっ!?」

 

 啓「何ぃ!?」

 

 炎山「俺達の目的はあくまで、”μ’sの確保だ”。」

 

 炎山「そうすれば、離してやるよ。」

 

 にこ「・・・・・。」

 

 啓「よせ!!・・・にこ、やめろ!!」

 

 にこ「本当に・・・啓を放してくれるのよね。」

 

 炎山「ああ・・・。」

 

 啓「・・・やめろ、やめてくれ・・・!!」

 

 このままでは・・・にこは自分の代わりに…!!

 

 

 

 

 μ’s「その話、待ったあああああああああああああ!!!!」ドン!!

 

 

  

 炎山「今度は何だ?」

 

 そこに現れたのは、なんとμ’sであった!!

 

 にこ「皆・・・!!」

 

 穂乃果「にこちゃんを一人にさせないよ!!」ドン!!

 

 海未「にこのそういうところは直りませんね。」ドン!!

 

 ことり「そうだよ。勝手に走ったらダメだよ、にこちゃん!!」ドン!!

 

 凛「でも、そこがにこちゃんのいいとこにゃ!!」ドン!!

 

 花陽「り、凛ちゃん。それって褒めてるの?」ドン!!

 

 真姫「そういうのもいいんじゃない?」ドン!!

 

 絵里「全く、認められないわ。」ドン!!

 

 希「そうそう、一人の脱退は認められんよ?」ドン!!

 

 

 

 

 炎山「おお、まさかの”μ’s全員集合”か・・・馬羅垣の事件の時は実現出来なかったが・・・超魅力的だぜ。」

 

 穂乃果「にこちゃん、一人だけにはさせない・・・!!だから、私達も行く!!」

 

 炎山「分かっているのか?・・・俺達の目的はμ’sの確保だ。もう、一生家族に逢えないかもしれないんだぞ?」

 

 絵里「それでも、一人で心細いより皆で居たほうがいいに決まっているわ!!」

 

 海未「私達は仲間が一人怖い目に合うのを黙っていられないんです!!」

 

 炎山「・・・揃いも揃って、全員恐怖で震えているのに、大したもんだな!!・・・μ’s!!」

 

 炎山「いいだろう。その言葉通りに・・・「させねぇよ。・・・」・・・!!」

 

 

 

 

 そう言い、立ち上がる啓。

 

 にこ「啓!!」

 

 穂乃果「啓君!!」

 

 

 啓「俺は・・・”そんな事”を見逃すほど、男は腐ってねぇ!!」ドン!!

 

 

 炎山(こいつ、まだ・・・!!)

 

 啓「μ’sは俺が・・・護る!!」

 

 その瞬間!!啓は最後のありったけの覇気を込める!!そして、それに呼応してバンダナが光る!!

 

 炎山「・・・これは、”覚醒”!!」

 

 

 

 啓「うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」

 

 啓は炎山に向かう!!

 

 炎山「ちっ!!”火剣”!!」

 

 迎え撃つ炎山!!

 

 啓「竜爪拳”昇竜脚”!!」

 

 

 

 

 

 ”ザシュッ!!”

 

 ”ドゴオ!!”

 

 啓「・・・くっ。」

 火剣に掠る啓。

 

 炎山「・・・っつ。」

 同じく掠る炎山。

 

 炎山「やるな・・・!!」

 

 

 その時、パイロットからのナノマシン通信が炎山に入った。

 

 パイロット「炎山組長!!被弾してしまい、このままでは!!」

 

 炎山「ちっ、仕方ねぇ。・・・この勝負はまた今度だ!!・・・桐生!!」

 

 炎山は高く飛ぶと輸送機に飛び乗る。

 

 炎山「炎戒”天蓋炎幕”!!」

 

 炎のカーテンが出現し、辺りを覆う。

 

 炎山「スモーク発射!!」

 

 炎山「撤退!!」

 

 輸送機は恐るべきスピードで撤退するのであった・・・。

 

 

 木ノ内「くそっ、逃げられたか!!それに煙幕に”炎のカーテン”か!!これじゃあ、どこにいったか分からない・・・!!すまん、鷲尾!!」

 

 鷲尾「了解した、木ノ内。帰投してくれ。」

 

 木ノ内「了解だ…。」

 

 木ノ内はそのまま、帰投していった。

 

 その後、消防隊と救急隊が駆けつけて会場の消火活動にあたる。

 

 ついに、今度こそ、事件は終了したのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 そして・・・救急隊が駆けつける前に。

 

 凛「な、なんでにゃ?皆、啓君に近づかないにゃ?」

 

 海未「当たり前でしょう!!こういうのは”2人っきり”にするのが正解なんです!!」

 

 ことり「海未ちゃん、何だか張り切ってるね・・・。」

 

 花陽「それにしても、にこちゃん嬉しそう。」

 

 真姫「なんか、こっちが恥ずかしくなってきたわ///」

 

 絵里「先週、まさかにこが男の人と話しているなんて、考え付かなかったわ。」

 

 希「これは”ラブラブ”やね。」

 

 穂乃果「うん!!2人ともとっても・・・。」

 

 

 

 穂乃果「お似合いだよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~ステージ残骸跡~

 

 にこ「あんた・・・。消毒が染みてるのに何も言わないの?」

 にこは啓の隣で消毒をしており、ちょうどこの場所は啓が”2度目ににこを助けた場所”だった。

 

 啓「ああ、このぐらい余裕さ。」

 

 啓は力こぶをつくり、アピールした。

 

 にこ「あんた・・・とんでもないわね。」

 

 啓「褒めてるのか、それ?」

 

 にこ「別に褒めてないわよ!!」

 

 

 啓「ははっ、何というか感情表現が豊かだな、にこ。」

 笑う啓。

 

 にこ「ちょっと!!にこを馬鹿にすると痛い目見るわよ!!・・・あ、そう言えばにこの事・・・”名前”で呼んでるんだ・・・。」

 

 啓「ああ、何か不満か?」

 

 にこ「べ、別に・・・!!」

 

 啓「じゃあ、これから”矢澤”って呼ぶことにするよ。」

 

 にこ「それはやめてよ!!・・・名前で呼びなさいよ・・・///」

 

 啓「?・・・ああ、分かった。」

 

 

 にこ「啓?」

 

 啓「何だ?」

 

 にこは涙が出ていた。

 

 にこ「ほ・・・本当に”見つかって”よかったぁ~」

 涙がこぼれる。

 

 にこ「にこね!!・・・啓がいなくなった時、凄く辛かったの!!!」

 

 啓「・・・・。」

 

 

 

 

 にこ「だからね!!・・・もう、どこにも行かないで・・・。」

 

 

 

 

 

 啓「・・・にこ。」

 

 啓はにこをやさしく抱きしめる。

 

 にこ「・・!!」

 

 啓「安心しろ。さっきも言っただろう?・・・・もう、どこにも行きはしねぇよ。俺が護ってやるさ。ずっとな・・・。」

 

 にこ「ホント・・・!!」

 

 啓「男に二言はない。」

 

 にこ「そう・・・。」

 

 その答えを聞くと、にこはもう、涙を流さなかった・・・。

 

 もう、啓はどこにも行かないと約束してくれた。もう、安心だということであった。

 

 ・・・2015.3.27金曜日、後に「μ’s崩壊ライブ事件」が起こったこの日は、今後の世界において後世に語り継がれることとなり・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 そして・・・元μ’sの”矢澤にこ”と”龍”が見つかって再会した日でもあった・・・。第2章 龍を探して ~完~ 次章に続く・・・。

 

 




第2章 龍を探して、完結です!!
いやぁ~、これにてμ’sの願いが叶ったわけですね。にこと啓、良かった!!良かった!!
そして、これからが、啓の本当の”転生の物語”が始まります。
次回、第3章 新たな家族 第29話 幹部会議 次回も乞うご期待b
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