転生の龍が如く 〜女神の守護者~   作:kantarosu

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第3章 新たな家族。啓のラブライブの世界での生活が始まる・・・。どうも、kantarosuです!!おかげ様で30話目前になりました。では、前回のあらすじをどうぞ。あと、そろそろあることを始めようと話を考えていますが、それはまた活動で話します。

~前回までのあらすじ~
麦野との闘いの後、啓は麦野になぜ、μ’sがどうでもいいのかと聞くが、肝心の麦野はこの世界に来た経緯も詳しくは知らなかった。更に転生者であるはずなのに神にあっていないという・・・。そんな中、以前闘った馬羅垣、そして炎山倉之助が麦野を助けに来る。
炎山は啓を始末しようと襲い掛かる。啓は何とか消耗しながらも闘うが、炎山の強さは消耗した啓では苦しい強敵であった。
絶対絶命のピンチ!!しかし、そこへ現れたにこ、そして駆けつけたμ’sのメンバーは転龍会に自ら身を捧げて、啓を助けようとする。しかし、啓はそれを断固拒否!!ついには炎山からμ’sを守ることが出来たのだった。
そして、1日を掛けた戦いは終り、啓とにこは遂に出会うことが出来たのだった・・・。



第3章 新たな家族
第29話 幹部会議


 2015.3.27金曜日~μ’s復活ライブ会場から離れた場所~

 

 全壊したライブ会場で炎山と啓が闘っていたのを注意深く見守る人物がいた・・・。

 

 ?「・・・桐生啓の助太刀を考えていたが、あそこまで強くなっていたとはな。尚且つ”技の融合”や”覚醒”なども使えるようになってきている・・・まぁ、”覚醒”は本人はまだ気づいていないが、気付くのにも時間の問題だろう。」

 

 ?「助けるのは、杞憂だったな・・・さてと。」

 

 ?「そろそろ、あいつにコンタクトを取らせるか・・・。」

 

 その謎の人物はその場をあとにしたのであった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 同日某時刻…。

 

 ~転龍会本部~

 

 ”ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・ズズウン・・・。”

 

 ”オーライ!!・・・オーライ!!!・・・はい、ここで止まって下せえ!!”

 

 超音速超大型輸送機「PAK-TA」が転龍会本部に到着する・・・。そこに降り立つのは炎山と馬羅垣、負傷した麦野と後ろの”集団”。

 

 そこには、輸送機の到着を待ち構えていたかのように、転龍会組員が整列していた。

 

 転龍会組員「炎山組長、馬羅垣組長、麦野組長!!お疲れ様です!!」

 転龍会の組員が整然と列をなして、頭を下げる組員。

 

 炎山「おう、お疲れさん。麦野の手当てをしてくれ。」

 

 組員「分かりました!!」

 麦野の元へ行く組員達

 

 組員「炎山組長、先ほど連絡しましたが”会長”が”対の間”で幹部会議を開くので至急来てくれと。それと、負傷している麦野組長は無理して出なくて良いと。」

 

 炎山「ああ、恩に着るよ。」

 

 

 麦野「わりぃ・・エンゾーに馬羅垣。」

 運ばれながら申し訳なさそうにいう。

 

 炎山「お前は身体を休めてろ、ダン。」

 

 麦野「ああ、恩に着るぜ。」

 互いの拳を打ち付ける。

 

 そして・・・

 

 馬羅垣「麦ちゃん、あとで肉持っててやるぜ。」

 

 麦野「おっ!!マジか!!腹が減ってたんだ!!・・・あと、麦ちゃん言うな!!」

 

 馬羅垣「んんwwwそれは無理だぜb」

 馬羅垣は麦野を茶化す。

 

 麦野「ったく!!馬羅垣はよ。」

 

 馬羅垣「まぁ、肉持ってくるからよぉ。」

 馬羅垣とも拳を打ち付ける。

 

 

 

 

 麦野「じゃあ・・・後でな!!、”兄弟達”!!」

 麦野は運ばれながらも手を振るのだった。

 

 炎山(怪我してんのに元気な奴だな、あいつは・・・。)

 

 炎山「よし行くか、馬羅垣。」

 

 馬羅垣「了解だぜ、エンゾーちゃん。」

 

 炎山「それ、直せよな・・。」

 

 馬羅垣「何だよ。不満なのか?」

 

 炎山「・・・何というか、くすぐったいんだよその呼び方。・・・俺達の付き合いはそんなに長くねぇだろう。」

 

 馬羅垣「何だよ、それぐらいいだろうぜ!?それに付き合いの長さは関係ねぇぜ!!」b

 サムズアップする馬羅垣。

 

 炎山「・・・ったく、そう自信満々に言われたら断りづらいだろうが・・・もう好きにしろ。」

 

 馬羅垣「おう、好きにさしてもらうぜ!!」

 

 

 炎山「さてと、じゃあ”オメェたち”行くか。」

 

 輸送機からともに降りてきた”集団”に声を掛ける。

 

 

 

 ここで、ある疑問が生まれる。何故、炎山と馬羅垣は輸送機で麦野の救出に駆けつけたのか?

 麦野を救出するだけなら、輸送機・・・しかも、超大型の輸送機では非常に目立ちやすいのではないか?

 ・・・実は炎山達は、ある”仕事”を終えてから麦野の救出に駆けつけていた。

 この”集団”はその”仕事”の成果であった。

 

 この”集団”の正体、それは・・・

 

 

 

 馬羅垣「まぁ、それにしても俺達幹部で合わせて、大方の”転生者の組織”を確保出来たもんか?」

 

 炎山「ああ、大方な・・・。」

 

 後ろの”集団”の正体は炎山と馬羅垣の”2人”が捕えた他の”転生者の組織”であった。

 

 炎山達は、μ’s復活ライブ襲撃が行われている間に他の転生者の組織を襲撃し、転龍会の戦力増強として吸収していたのだ。

 

 ”転生者の組織”とはその名の通り、転生者としてラブライブの世界に転生してきた男達であり、目的は勿論”μ’s”である。

 

 しかし、転生者にも”格”があり、その人間の前世に合わせて強さが違うのである。

 

 簡潔に言えば、能力を有していたり、有していなかったりの違いが主である・・・そして能力持ちは強い男が多い。

 

 馬羅垣「それにしても、”μ’s”はすげえなあ・・・・星の数程いる男どもが喉から手が欲しいのが何となく分かってきたぜ。俺もμ’sは”全然知らなかった”が、あの復活ライブを観て確信したぜ。・・・ありゃ、夢中になるわけだな。」

 

 炎山「確かにな。この”戦争”は既に始まっている・・・この戦争は俺達、転龍会が制す・・・!!」

 

 

 この戦いは・・・いやこの”戦争”は転生者の男達が”μ’s”を我が物にするために汗と血・・・そして”命”を掛けて戦う時代・・・世はまさに・・・”大転生時代”ドン!!!!

 

 

 

 炎山「じゃあ、俺達は幹部会議があるから、こいつら頼んだぞ。」

 

 組員「了解です。」

 炎山達は幹部会議に向かっていった・・・。

 

 

 

 

 

 捕まえられた他の転生者達は自分達の運命をどうなるのか・・・それぞれが不安になっていた。

 

 そんな意気消沈とした集団の中、2人のある転生者が歯を食いしばりながら、怒り心頭の顔で炎山達を見ていた。その2人は・・・。

 

 真根乃「くそっ!!・・・どこだここはぁ!!」

 

 牛尾「おいっ・・・落ち着けや、真根乃。」

 

 あの復活ライブで襲撃した真根乃と牛尾であった。実は啓と炎山が助けている間に、馬羅垣が能力持ちの彼ら2人を捕えていたのだ。

 

 牛尾「それにしても、真根乃。てめぇ・・・裏切ろうとしやがったな。」

 

 真根乃「そりゃ、そうだろうが!!・・・あとちょっとでμ’sは俺に落ちてたんだぞ!!」

 真根乃は金切り声を上げて不満を漏らす。

 

 牛尾「ふんっ・・・そこまで開き直ってたら怒る気も失せるぜ・・・それより、なぜ回復してるんだ。俺らは?」

 

 

 そう、真根乃と牛尾は啓の攻撃で全治何か月かの怪我の筈なのにピンピンしていた。

 

 真根乃「ああ、さっき炎山って野郎が”能力者は貴重だからな”って言うと、俺やお前に”液体”を浴びせんだ。そしたら”この液体は非常に貴重だからな”って言ってやがったぜ・・・恐らく、”チユチユの実の転生者”が居るんだろうよ・・・。」

 

 牛尾「・・・まぁ、どうするよ。」

 

 真根乃「決まってるぜ。さっさととんずらだ!!」

 真根乃が速攻逃げようとした。後で策を弄するより、今が逃げる絶好の機会なのだ。それにこの能力を使えば・・・そう言うと、真根乃は隙を伺いつつ変身する。

 

 

 

 

 

 

 炎山(真根乃)「へへっ、これで逃げられる。」

 

 牛尾「なっ…そっくりだ!!」

 

 炎山(真根乃)「じゃあな・・・牛尾!!」

 

 牛尾「あっ、てめぇ一人で逃げる気か!!」

 

 炎山(真根乃)「あたぼうよ!!」

 ダッシュで逃げる真根乃。

 

 炎山(真根乃)(へへっ、こいつは”幹部”の男・・・適当に乗り物を奪えば逃げれる!!)

 

 

 

 牛尾「くそっ・・・だったら、俺はぁ・・・!!」

 

 ”メキッメキッ…!!”

 巨大化する牛尾。

 

 組員「なっ…何だぁ!!」

 

 組員「ウシウシの実かぁ!!」

 

 牛尾「強引に逃げてやる!!」

 

 牛尾は渾身の力を込めると…

 

 

 

 

 

 牛尾「”ニトロ・バイソン”!!」

 加速して一気に駆け抜ける!!

 

 組員「このクソッタレ野郎がああああああああああ!!!」

 

 組員「構わねぇ…殺せ!!」

 

 組員は銃を持つと一斉に撃つ。

 

 ”ドドドドドド!!”

 

 牛尾「しゃらくせぇ!!!」

 

 牛尾は銃弾を避けると一気に突進する…!!

 

 組員「どわあああああああああああ」

 突進されボコボコにやられる組員。

 

 組員「畜生!!この牛野郎が…!!」

 

 牛尾「何としても、逃げてやる!!」

 

 転生者‥牛尾は転龍会から逃げるために力を振り絞り、暴れだしたのであった。

 

 

 

 ~転龍会本部”廊下”~

 

 その頃、炎山と馬羅垣は麦野に肉を渡し終えて、幹部会議に向かっていた。

 

 炎山「・・・そうか。バイソンの奴が暴れてんのか・・・。」

 

 組員「そうなんです!!・・・助け・・・どわああああああああああああ」ザ―――――――――!!!!!!

 

 馬羅垣「どうするよ?エンゾーちゃん。」

 

 炎山「くそ、姐さんの”液体”が仇になったな…元気な奴が手に入ったな。」

 

 

 馬羅垣「・・・始末するか。」

 

 炎山「いや、能力持ちの転生者はむやみに殺さないほうが良い。」

 

 

 沢山いる転生者でも、能力持ちの転生者は特別で転龍会にとっても無暗に殺さないほうが良いとなっている。

 

 馬羅垣「じゃあ、気絶する程度に倒すか・・・。」

 

 炎山「・・・いや、ちょっと待て。”あいつ”からのナノマシン通信だ。」

 

 馬羅垣「あっ・・・この”周波数は”バイソン”の奴、気の毒だぜ。」

 

 馬羅垣は察した。そして、その”周波数”から通信がくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 岩礁「よう、儂じゃあ。”稽古帰り”に牛を”ちょいと”懲らしめといたわ。」ドン!!

 

 転龍会直系”岩礁連合”組長 ”岩礁 毅”ドドン!!

 

 

 

 

 

 

 通信の主・・・それは転龍会幹部の一人、”岩礁 毅”であった・・・。

 

 岩礁「のう、今儂がおる場所のモニター見えるか?」

 

 炎山「”ちょいと”って・・・本当にちょいとか?」

 

 炎山は近くのモニターを見て、溜息を吐いた。何故なら・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 炎山「モニターに”バイソン”が映ってねぇぞ。」

 

 岩礁「ああ、張り手一発でちょいと吹っ飛ばしといからのう。」

 

 馬羅垣「”ちょいと”であのでかいバイソンを画面外に吹っ飛ばしたのかよ・・・。」

 馬羅垣が溜息をする。

 

 岩礁「ああ、最初はデコピンで頭こずいたら、急に暴走してのぅ。儂の能力つこうたら、”焼き肉”になるから軽く張り手で一発かましてやったわ。」

 岩礁はがははと豪快に笑うのであった…。

 

 岩礁の足元には”バイソン”がいたと思われる場所が、大岩を転がした様な跡があった。この跡は、牛尾がふっとばされて出来た跡であり、なぜか摩擦熱で煙が立ち込めており心なしか地面が熱を帯びている。

 

 恐ろしすぎる破壊力である…。

 

 

 

 

 

 

 馬羅垣「バイソンの奴、同情するぜ・・・。」

 

 岩礁「じゃあ、”幹部会議”にいっとくからのう!!はよう、こいよ!!」p

 

 炎山「じゃあ、俺達も行くか。」

 

 馬羅垣「おう。」

 

 炎山達も幹部会議に行くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 炎山(真根乃)「おいおいおいおいおいおいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!・・・・・何だ、化け物になった牛尾ぶっ飛ばした”大バケモン”はああああああああああああああああ!!!!????」

 そこには、牛尾がぶっ飛ばされたところにいた真根乃であった。

 

 炎山(炎山)「やべえよぉ・・・やべぇ、早くここからにげね・?「どうしたんだ?」はぁ!?」

 

 振り返るとそこには・・・

 

 

 

 

 

 雷堂「炎山、そこで何をこそこそしているんだ?」ドン!!

 

 転龍会直系”雷堂衆”組長” ”雷堂 真司”ドドン!! 

 

 

 

 

 転龍会幹部”雷堂真司”がそこにいた。

 

 炎山(真根乃)「いやぁ!?これはその・・。」

 

 真根乃(な、何だこいつ…!?いつの間に!?)

 

 雷堂「服はどうした?」

 

 炎山(真根乃)「実はさっきの戦闘で、服が破けて・・・」

 

 雷堂「取り敢えず、”3つ”。」

 

 炎山(真根乃)「へっ?」

 

 

 

 

 ”ドスッ…”

 

 炎山(真根乃)「がはっ・・」

 

 腹部に正拳を打込まれて気絶する真根乃、同時に能力も解除される。

 

 雷堂「1つ、その服装は明らかに可笑しい。2つ、ナノマシン通信に応じない。3つ・・・・」

 

 

 ”バチバチッ!!”

 

 雷堂「俺を前にしてビビりすぎだ・・・。」

 雷堂は気絶した真根乃を肩に抱えると、”対の間”に向かうのであった・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~転龍会本部”対の間”~

 

 そこには、幹部達が揃おうとしていた・・・。

 

 雷堂「すまない・・・遅れた。」

 

 ユーマ「やぁ、シンジ。」ドン!!

 

 転龍会直系ロシアンマフィア”лёд снег(リオート スイニェーク)”首領  ”ユーマ ザミルザーニィ”ドドン!!

 

 

 

 

 雷堂「ユーマか・・鍛錬の調子はどうだ?」

 

 ユーマ「今日の分は終り、皆には休んでもらっているよ・・・遅れたのはその彼のせいかい?」

 

 雷堂「”不届き者”がいてな。」

 

 ”ヒョイッ、ドサッ!!”

 気絶した真根乃を放り投げる。

 

 

 ユーマ「ああ、彼が例の復活ライブを襲撃した能力者2人の内、1人の真根乃 徹か。」

 

 雷堂「ああ、そうだ。そう言えば、こいつに双子の弟がいたな。」

 

 炎山「そいつなら、他の奴らと同じところだろうよ。」

 

 転龍会直系”team・Ifrit”総長 ”炎山 倉之助”ドドン!!

 

 

 

 

 雷堂「ああ、本物の炎山か・・・。」

 

 炎山「もしかして、そいつは俺になってたのか?・・・軽くショックだぜ。」

 

 雷堂「まぁ、マネマネの実は触ったら能力が発動するからな。それにこいつのことで”ボス”がいうことがあるそうだ・・・そこのでかいのは岩礁がやったのか?」

 

 そこには同じく気絶している牛尾がいた。

 

 

 岩礁「おう!!儂がとっちめといたわぃ!!」

 がははははと笑う岩礁。

 

 馬羅垣「はぁ、相変わらずだぜ・・・岩礁は。」

 

 岩礁「何じゃい!!その言い方は・・・あれ、麦野の奴は?」

 

 炎山「今、寝てるところだ。」

 

 馬羅垣「さっき、肉を持っていてやったぜ。」

 

 岩礁「ほう!!いつもやかましい奴が寝てんのか!!こりゃ、珍しいのう!!」

 またもがはははと笑う岩礁。

 

 

 炎山「…。」ピクッ

 炎山は岩礁の言葉に青筋を立てた。

 

 炎山「おい・・・何もそう言う言い方は無いだろうよ。」

 

 ”ボオオオオ・・・”

 

 岩礁「何じゃい?・・・儂と一戦するんか!!」

 

 ”ボコココ・・・”

 

 炎山「ああ、望むところだ…。」

 

 2人の屈強な男の能力で室内の温度が上昇していく…。

 

 

 これはまずいと感じた馬羅垣は止めようとする。

 

 馬羅垣「おいおい、ただでさえ熱すぎるオメェらが闘ったら、対の間が焼き消えちまうぜ!!」

 

 

 それに対して、ユーマと雷堂が止めようとする。

 

 ユーマ「全く・・・。」

 

 ”パキパキパキ・・・”

 

 雷堂「騒がしい奴らだ・・・。」

 

 ”バチバチ・・・”

 

 この2人の男達も喧嘩を止めるために力を行使しようとしていた。

 

 馬羅垣「あれ、俺なんか場違いか?・・・というか、止めねぇと・・・!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 その時だった…!!

 

 ?・?「「やめろ。」」ドン!!

 

 対の間に2人の男の声が静かに響く。

 

 一同「「「「!!!!」」」」

 

 

 

 医龍院「全く、何故対の間で闘う?・・・闘いたきゃ、戦の間でやれ。」

 

 転龍会 最高幹部 ”医龍院 龍馬”ドドン!!

 

 天野「重ねて・・同意だな。」

 

 転龍会 最高幹部 ”天野 武蔵”ドドン!!

 

 ハンチング帽を被った青年と顔を隠した青年が対の間に現れ、これから起ころうとした争いを止めたのであった。

 

 

 

 馬羅垣「ほっ・・二人とも来てくれたのか。」

 

 医龍院「全く…場所を選べ‥。」

 医龍院は椅子に座ると溜息を出す。

 

 医龍院「会長は先に始めてくれと言っていった・・・始めるぞ。」

 

 一同「了解。」

 

 先ほどの事は嘘のように静まり、各々の席に座る幹部達。

 

 こうして、転生者組織…転龍会の幹部会議が始まった・・・。

 

 

 最高幹部の1人…”医龍院 龍馬”が声を上げた。

 

 

 医龍院「まず…他の転生者の組織についてだ。」

 

 医龍院「このことについてだが・・・諸君ら幹部のおかげで、大方の組織は吸収した。」

 

 医龍院「感謝するぞ。」

 

 岩礁「ああ、けどのう。能力持ちの転生者はまだおるのう。」

 

 ユーマ「そうだね。俺達幹部で倒しているのは比較的、弱い人達だ。」

 

 

 医龍院「そうだ・・・現在、確認できる中で、”天夜叉一家”、”砂山興業”、”金獅子会”などが強い組織と言ったところか・・・。」

 

 炎山「こいつらの目的もμ’sか・・・ったく、μ’sはどれだけ男を魅了してんだ。」

 

 天野「確か、個人で動いている能力者もいる筈だ・・・そいつに気を付けないとな。」

 

 医龍院「その通りだな…。」

 

 

 医龍院「次だ・・・捕まえた奴らは、戦力として加えつつ、他の組織の兵力を削る。」

 

 医龍院「・・・だが。」

 医龍院は人呼吸を置くと…。

 

 天野「優秀な奴には、”実験”に協力してもらう。」

 

 炎山「”実験”は順調なのか?」

 

 天野「そうだ。あと、もう少しのところだ。」

 

 

 医龍院「実験までは・・・炎山が次の作戦の番となっている。」

 

 炎山「了解だ。」

 

 馬羅垣「じゃあ・・・後は。」

 

 

 

 

 

 ?「”2つ”だ。」ドン!!

 

 

 

 

 一同「!!!!!!」

 

 一同が振り返ると・・・

 

 対の間は一瞬で暗くなり、辺りが”闇”となる。

 

 

 

 ?「ふぅ・・・暗いのは落ち着く・・・俺の心を癒してくれる。」

 暗いためにどのような人物かは分からない・・・。

 

 転龍会会長 ”?”ドドン!!!

 

 

 医龍院「会長、お疲れ様です。」

 

 会長「ああ、今日の鍛錬と実験も済んだし・・・この幹部会議も”メイン”の1つと・・・1つだけだ。」 

 

 一層、闇は暗く深まっていく…。

 

 

 

 まるで、この男の心の如し…。

 

 

 

 

 会長「当然、メインは俺達の最強の敵”桐生啓”についてだ。」ドン!!

 

 一同「・・・・。」

 

 会長「俺は今回のμ’s復活ライブ襲撃で”ケリ”を付けるつもりだった。・・・μ’sをわが物にするつもりだった。・・・しかし。」

 

 

 会長「桐生は生きていた。」

 フッと笑う。

 

 会長「μ’sを転生者から命懸けで護り、麦野を倒すとはなぁ。”覚醒”もしてきているということか・・・。」

 

 会長「ともかくだ・・・今度の作戦は炎山、お前に任せる。」

 

 炎山「了解です。」

 

 

 

 

 

 会長「そして・・・もう一つ。」

 気絶した真根乃を”引き寄せる”

 

 会長「起きろ。」

 

 真根乃「ひぃっ・・・」(なっ、何だ。この悪寒は・・・!!??)

 

 

 炎山「会長・・・その男を連れて来いと言ったのはその為ですか?」

 

 会長「そうだ・・・単刀直入に言う。どうやって”桐生啓”になった?」

 

 真根乃「は、はい!?」

 

 会長「1つ、お前たちはライブの席を独占した。かなり早い段階でな。誰かがお前たちに情報を出したからだ。2つ、マネマネの実は本来、手で触れて化けれる能力。いくらネット上のイラストを見たからと言って、桐生にはなれん。お前が能力を極めていたら可能かもしれんが・・・サンプルで真似たのだろう?」

 

 真根乃「くっ・・・。」

 

 会長「言い返せないのは・・・”肯定”か。」

 

 真根乃を投げ離す。

 

 真根乃「ぎゃっ!!」

 

 

 岩礁「どういうことじゃあ!?会長!!」

 

 会長「桐生はまだ、この世界に来て日が浅い・・・奴のサンプルを手に入れたのは奴に直接触れたり、血が染み込んだりなどを経験した者。ちょうど、海岸で馬羅垣を救出した”4人”かそれ以外か。」

 

 炎山「つまり、医龍院や雷堂やダン、それに俺がそのサンプルを・・・!!」

 

 

 会長「いや、その線は調べたが出ていないが・・・疑惑の1人が居た・・・炎山。」

 

 炎山「はい。」

 

 会長「お前のチームの所属で・・・戦闘能力皆無のラブライバーの小僧がいただろう?」

 

 炎山「ええ、転龍会随一のラブライバーの”上野 隆”の事ですか?」

 

 会長「そうだ。あの小僧がお前たち4人が帰って来た時に、お前たちの身体についた桐生のサンプルを取ったのだろう。」

 

 炎山「・・・まさか、隆の奴が裏切ったと・・・!!」

 

 会長「そうだ・・・まぁ、桐生の始末と同時に片付けろ。」

 

 炎山「・・・しかし、いくらなんでも。」

 

 

 

 

 

 会長「二度は言わんぞ・・・。」ゴゴゴゴ・・・

 

 会長の覇王色の覇気が炎山に当たる。

 

 炎山「!!」

 炎山は思わず身構える。

 

 

 

 会長「・・・フッ、俺の覇気を浴びても何とか耐えるか、流石は炎山。」

 

 炎山(流石だって!?・・・耐えるのに精一杯だぞ!!)

 炎山は冷や汗を出す。

 

 

 

 

 

 

 会長「皆分かったな。今度の作戦は炎山だ・・・他の者は、鍛錬は明日からは休んでおけ。身体を休めるのも鍛えるうちだ。」

 

 一同「「「「「「「押忍ッ!!」」」」」」」

 

 会長「・・・では、解散。」

 

 こうして会議は終り、幹部達は去っていく・・・。

 

 

 

 

 炎山「・・・やるか。」ザッザッザッ…

 

 炎山(そうだ!!俺は転龍会の幹部の炎山倉之助だ!!任務を遂行するまでだ!!)

 

 炎山は闘志を燃やすとその場を後にする・・・・。

 

 

 それをみていた会長はフフフと笑っている。

 

 会長「さて、どうなるか。」

 

 そこへ・・・1人の人物が現れたのであった。

 

 

 

 

 ?「会長、軽めの夕食を作ったわ。」

 女性の声であった。

 

 会長「ああ、”お前”か。今日のは何だ?」

 

 ?「おにぎり。食べる?」

 

 会長「ああ、貰うぞ。」

 ヒョイと掴むとかぶりつく。

 

 

 ?「・・・おいしい?」

 

 会長「ああ・・・旨いな。・・・それで何か用か?」

 

 ?「桐生がいる病院に行きたいんだけど協力してくれる?」

 

 会長「・・・良いだろう。余興を見させてもらうとしよう。何時行くつもりだ?」

 

 

 

 

 ?「”今夜”よ。」

 

 会長「フンッ・・・分かった。行くぞ・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 会長「”ハルカ”。」ドン!!             

 

 続く・・・。

 

 

 

 




いかがでしたでしょうか?転龍会のメンバーと他の転生者の組織の存在、裏切り者の少年の上野 隆・・・・そして、転龍会会長と”ハルカ”という女性。
深まる転生者達のμ’s争奪戦争・・・!!
次回、第30話 闇夜の病室にて 次回も乞うご期待b
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