転生の龍が如く 〜女神の守護者~   作:kantarosu

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どうも、kantarosuです。第30話ですね、これもまためでたい!!このめでたい気持ちで前回のあらすじをどうぞ。

~前回のあらすじ~
転龍会本部・・・麦野を救出した炎山達は、そのまま幹部会議に向かった。そこには、捕えられた真根乃と牛尾の姿もあり、早くも脱走しようと試みるが、幹部の岩礁と雷堂に仕留められるのだった。
そして、幹部会議では他の転生者の組織の存在、実験、啓の実力とそして・・・真根乃にサンプルを渡したとされるteam”iflit”の一員の”上野 隆”と言う少年が裏切ったとされ、炎山は啓と隆を倒す決意をする。
そしてそんな中、1人の女性”ハルカ”という人物が桐生に逢わせて欲しいと頼むのだった。



第30話 闇夜の病室にて

 2015.3.28土 AM2:00

 

 ~西木野病院~

 

 病室は綺麗に整頓されており、そこには啓ともう”一人の人物”が寝ていた。

 

 啓「・・・・・・む。」

 啓はむくりと目が覚める。何故、目を覚めたのかは分からないが、血が熱い気がする。

 

 啓「水でも飲むか。」

 啓は上半身を起こして、ふと隣を見ると隣のベッドで寝息を立てている人物がいた。

 

 啓「・・・こりゃ、相当良い夢みてるな・・・にこは。」

 

 にこ「・・・スゥ・・・スぅ。」

 寝息を立てていたのはにこであった・・・。

 

 にこ「・・・・・」

 にこぉと笑顔で微笑むにこ。

 

 啓はそんなにこを見ながら、先程の事を思い出す。

 

 啓(それにしても、真姫だっけか?…あの子には感謝しないとな。)

 

 

 

 

 

 

 

 …数時間前~μ’s復活ライブ会場~

 

 啓「何ぃ!?・・・病院にか!!」

 

 啓は”病院”というキーワードに驚いた。

 

 にこ「そうよ。啓、あんたボロボロじゃない!!」

 

 にこは言い放ち、啓の全身を指で指していく。

 

 にこ「この痣とか、火傷とか、傷とか…もう、”怪我のオンパレードじゃない!!”」

 

 

 啓「確かにそうだが・・・。」と啓は自分の身体を見る。

 

 啓の怪我は主に麦野の殴打や炎山に危うく全身焼かれそうになったダメージが特にひどかった。

 

 しかし、火傷はさっき全力で”マリンヒーリング”を施し、麦野のダメージもそれなりに我慢できたが・・・。

 

 

 にこ「いいからさっさと行くわよ、病院に!!」

 

 にこは小さい身体で啓を引っ張るが、全然動かないでいた。

 

 ことり「にこちゃん・・・全然、動いてないよ。」

 ことりは思わず、にこにツッコミを入れる。

 

 

 にこ「当たり前よ!!にこに力はないわよ!!」ど~ん。

 

 

 海未「いえ、そこは威張るところではないですよ。」

 

 凛「でも、どうして啓君は病院に行きたくないのにゃ?・・・病院が嫌なのかにゃ?」

 

 啓「いや、そうじゃない。」

 啓は否定する。

 

 啓(・・・正確には行きたくないというより、病院に行くと非常に不味い・・・何故なら、俺は・・・。)

 

 

 

 

 

 

 啓(転生者だからだ。)

 簡単な話。啓はこの世界の人間ではないので、今のところ身分証明出来る物などを持っていない。(以前、江田島には医者を呼ばれたが、啓の意識がなかったために調べられなかった。)

 

 そうなると、彼が何処から来たのかという事になり、終いには転生者の存在に世界中がパニックになる。まぁ、極論ではあるが・・・。

 

 ともかく、啓は病院に行くと不味い事になり、彼女達に迷惑を掛けてしまう。それは何としても阻止しなくてはならない。

 

 

 啓「あいにく、身体は頑丈でな。これぐらいは平気なんだよ。」

 啓は自身の身体を見せる。

 

 穂乃果「でも、啓君!!…身体は休ませないといけないよ!!」

 

 絵里「そうよ。身体のダメージは残してはいけないわ!!」

 

 啓「・・・ぬぅ。」

 啓はどうしたものかと思った。

 

 

 啓(くっ・・・考えるんだ。作戦を!!)

 

 

 ”ほわほわほわぁ~ん”

 

 

 ~作戦その1”剃”~

 

 啓「・・・あっ、あそこに麦野が!!!」

 

 にこ「ええええええ、どこよ!!!!!?????」 

 

 啓「”剃”」ヒュンッ

 

 にこ「」

 

 

 啓(逃げてるだけか・・・。これはどうだろうか?)

 

 ”ほわほわほわぁ~ん”

 

 

 ~作戦その2”トイレ”~

 

 啓「は、腹が・・・くっ、さっきの闘いで魚人武術を使い過ぎってしまったか・・・くそっ!!(芝居)」

 

 にこ「け、啓!?、大丈夫なの!!」

 

 啓「ああ、にこ。さっきの闘いで魚人武術を使いすぎてな。この武術は使い過ぎると、身体が冷えて腹を壊してしまう大変危険な武術なんだ・・・!!(大嘘)」

 

 にこ「そ、そうなの!?」

 

 啓「ああ、だから至急、トイレに行かなければならない!!…このライブ会場は全壊したから、別の場所を探さなくては!!(必死!!)」

 

 啓「だから、トイレの後は俺一人病院に行くから、にこ達は先に帰ってくれ!!俺は入院するから、退院したら連絡する!!(ど必死!!!!)」

 

 にこ「分かったわ!!」

 

 啓(うむ、これなら離れたトイレに行くと言う口実で一気にこの場を離れて、尚且つ”退院したら連絡する”でこっちから連絡をする事で、にこ達に”待ち”の状態に出来る!!)

 

 啓はスマホを持っていないので、連絡交換が出来ないのである。

 

 

 

 ”我、名案を得たり!!”

 

 

 啓(これでいくか!!)

 啓は腹を抱えると芝居をしようとする。

 

 

 啓「は、はr真姫「だったら、うちの病院に来ればいいんじゃない。」・・何ぃ!!??」

 

 凛「ああ、その手があったにゃ!!」

 

 花陽「確かに、それなら大丈夫かも!!」

 

 啓「おい、待t穂乃果「それだよ!!それ!!ねぇ、にこちゃん!!」

 

 にこ「そうよ!!真姫ちゃんやるじゃない!!」

 

 真姫「まぁ、怪我人は見過ごせないわ。・・・啓さんもそれでいいですか?」

 

 

 啓「ああ…だが、迷惑をだな。」

 

 真姫「啓さん、しゃがんでくれますか?」

 

 啓「・・・ああ。」

 真姫の目線に合わせる啓。ちなみに啓の身長は180㎝で真姫の身長は161㎝である。

 

 真姫「ありがとうございます・・・あの、啓さんは。」

 

 啓「・・・・。」

 

 

 

 真姫「”この世界の人”じゃないんですよね?」

 

 啓「!?」

 

 

 

 啓「まさか、本気で言ってるのか?」(こんな事を聞くくらいだから、もう調べはついてるのか・・・。)

 

 真姫「はい、だから他の病院に行くと、自分の正体がばれる恐れがあるから行きたくないんですよね?」

 

 啓「ああ、その通りだ。」

 

 真姫「だったら、うちの病院で入院すれば大丈夫ですよ。」

 

 啓「んっ、君の家は病院なのか?」

 

 真姫「そうですよ。うちなら、正体を調べるようなことはしませんから・・・ゆっくり休めます。」

 

 

 啓「・・・ふむ。」

 

 真姫「それに、私以外のメンバーは啓さんは”この世界の人”じゃないってもう知ってますよ。」

 

 啓「何ぃ!?・・・マジか。」

 

 啓(うむ・・・まぁμ’sに隠し事をするよりは、いいかもな。)

 

 

 にこ「啓・・・真姫ちゃん。」

 

 真姫「!!」

 

 啓「んっ、にこか。」

 

 さっきから話している2人の傍ににこがいた。…その顔は何故か嫉妬していた。

 

 

 にこ「あんたたち、人前で言えないような事を話してるの?」

 にこの顔は頬袋を膨らまし、プンプンしていた。

 

 真姫「別に・・・確認したいことがあったら聞いt」

 

 にこ「分かったわ!!真姫ちゃん、啓を独り占めするつもりね!!」ドン!!

 どうやら、にこの目には真姫が啓を独占しようと見えたわけだ。

 

 真姫「ゔぇぇ!!何それ意味わかんない!!」

 真姫はにこの言葉に驚く。

 

 にこ「啓は渡さないわよ!!」

 にこは真姫に突っかかる。しかし・・・。

 

 ”ヒョイッ”

 

 にこ「ふぇ!?」

 

 にこを”指一本”で持ち上げる啓。

 

 啓「ちょっと待て、にこ。西木野は俺に病院に行くように説得してくれただけだ。」

 

 にこ「ほ、本当に。」

 

 啓「ああ。」

 

 ちなみに真姫は啓の後ろに隠れている。

 

 

 にこ「ほっ・・・それならいいわ!!」

 

 啓「分かってくれてよかったぜ。」

 啓はにこを下ろす。

 

 穂乃果「今のにこちゃん…UFOキャッチャーの景品みたいだったね、海未ちゃん。」ボソ

 

 海未「そ、そうですね。」ボソッ

 

 

 にこ「つまり、今から啓は真姫ちゃんの病院に行くのね。」

 

 真姫「ま、まぁ、そうよ。」

 啓の後ろから喋る真姫。

 

 

 にこ「ちょっと、待ってなさい!!」

 にこはスマホを取り出すと、あるところに電話を掛ける。

 

 真姫「?」

 

 にこ「もしもし、ママ。」

 

 さゆり「にこ!!さっきも掛けてくれたけど、皆も無事なの!?」

 

 にこ「うん、無事よ。で、ママ、啓の事の事なんだけど・・・」

 

 さゆり「”啓君”?・・・あ、彼は無事なの!?にこ!!」

 

 にこ「啓も無事よ!!…それで、真姫ちゃんの病院で休むことになったんだけど。」

 

 さゆり「そうなの・・・真姫ちゃんの所でね。」

 

 

 

 

 にこ「それでね?今日は帰らず、啓の傍に居たいんだけど泊まっていい?」

 

 さゆり「あらっ、にこったら!!」

 

 さゆりは娘の行動に驚く。

 

 さゆり(にこったら、積極的ね♪)

 

 さゆり「わかったわ。啓君の傍にいてあげなさい。」

 

 にこ「ありがとう♪ママ、お休みなさい!!」p

 

 

 にこ「というわけで、にこは真姫ちゃんの病院で泊まるわ。」

 

 啓「…いいのか?」

 

 にこ「これは決定事項よ!!、いいわね啓?」

 

 啓「ああ、そういうなら。」

 

 真姫「分かったわ。他の皆はどうするの?」

 

 穂乃果「今日はもう、疲れたから私帰るよ。」

 

 海未「私も無事な姿を見せてあげないといけないので、お父さんが”凄い心配”してて(汗)」

 

 ことり「私も2人と同じだよ。」

 

 凛「凛は今日驚きすぎて疲れちゃったにゃ~。」

 

 花陽「私はお腹すきました~。」

 

 絵里「私もゆっくり身体を休めたいわ・・・。」

 

 希「うちも同じやね。・・・それに。」

 

 真姫「それに?」

 

 希「あの2人には・・・。」

 希は啓とにこを見ながら・・・。

 

 

 啓「で、どこに寝るんだよ。」

 

 にこ「あんたの隣よ!!」

 

 啓「何でだよ?」

 

 にこ「いいじゃない!!」

 

 

 希「あの”2人”にはゆっくりいてもらいたいやん?せっかく、逢えたんやし・・・。」

 

 真姫「・・・そうね。」

 

 にこ「真姫ちゃん!!」

 

 真姫「分かったわよ!!今行くわ!!・・それじゃあ、皆お休みなさい。」

 

 μ’s「お休みなさい!!」

 

 それぞれの家に帰るメンバー。

 

 真姫「じゃあ・・・私達も行くわよ。」

 

 啓にこ「ああ。」「うん!!」・・・

 

 

 

 ・・・その後、西木野病院についた俺達は、西木野夫妻に事情を説明し、さっそく入院することになった。

 

 そして、俺が寝てるところに本当に隣で寝ているのがにこなのであった。

 

 啓「・・・。」

 

 啓はにこの顔をみて安堵する。何故なら、彼女達μ’sを護ることが出来たのだ。馬羅垣や麦野との闘いでよく彼女達を護れたと自分でも感心する。

 そう思うと、啓は寝ているにこの顔見ながらこう呟いた。

 

 啓「安心しろよ、にこ。これからは俺が”ずっと護ってやる”。」

 

 微笑みながら、啓はにこの被っている布団を直して、コップに水を入れて一杯飲む。

 

 

 啓「ふぅ~。」

 

 啓(その為には明日からでも、鍛錬のメニューを考えるか。・・・相手はただの人間じゃない、”転生者”なんだ。)

 

 啓(・・・。)

 

 啓は正拳を放つ。どうやら、身体はだいぶ良くなってきたようだ。西木野先生の治療が効いている証拠だろう。

 

 

 啓(もう、明日からでも鍛錬をするか・・・。)

 

 啓「そう言えば、”病室”か・・・なんか”デジャヴ”だな。」

 

 啓は周りを見渡す。消毒され、きちんと整理整頓していている綺麗な病室である。

 

 啓(んっ・・・何で、”デジャヴ”なんだ?病室が・・・)

 

 何故、自分がこんな事を考えたのか?どこにでもあるような病室をどうして”デジャヴ”と・・・・・その時であった!!

 

 

 

 啓「ぐっ!!・・・うおっ!?」

 

 啓は突然の頭痛に襲われる。

 

 啓(この焼けるような頭痛は何だ・・・!?)

 

 

 

 そして、啓の頭にぼやけた記憶が蘇る・・・

 

 ”ご、ごめんよ。啓にい。おれが一人でもいけると思って突っ走って、勝手なことしたせいで…!!啓にいをこんな目に合わせちゃったんだ!!”

 

 ”シンジ。悪いのはお前じゃねぇよ。お前じゃない。悪いのはあの”クソッタレ野郎ども”だ。”

 

 ”いいか?お前は四人の中でも年長者なんだ。しっかり、皆を導いてくれよ。・・・男同士の約束だ。”

 

 ”おう!!”・・・

 

 

 ”おやっさん。俺は死ぬんすね。おやっさんのいう事聞かずに、無茶したばっかりに。”

 

 ”おやっさん。俺感謝してるんすよ。父さんや母さんを失って、独りで茫然としてた俺に、「生きることは、逃げないこと。」って立ち直らせてくれて。生きる目的をくれて、総合格闘家になれて、”色んな奴”と友達に馴れた。”

 

 ”バカ野郎、格闘家にならしたのはそれは俺じゃねぇ。啓、それはお前がやったことだ。てめぇで決めて、てめえが自分信じてやり遂げたことなんだ。”・・・・

 

 

 ”皆!!!!”

 

 ”啓坊!!!” ”啓にい ”啓!!”

 

 ”こんな俺を・・・・愛してくれて・・・・・・・!!!!!!”

 

 

 

 

 

 

          ”ありがとう。”

 

 

 

 ”啓坊おおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ、啓にいいいぃぃぃぃぃぃぃ、啓いいいいいぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!”・・・・・。

 

 

 啓「ぬぅ・・うおおおおおおおお!!!」啓は自身の最期の時の記憶が蘇る!!・・・・そして・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~~~~~~

 

 

 ~何処かの港~

 

 啓「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」

 

 啓は走る。怒号の勢いで・・・!!!!

 

 ?「うてぇ!!、撃ち殺せ!!!!!!!」

 

 男達は銃を構えると一斉に撃ちまくった。

 

 ”ドドドドドドドドドドドド…!!!!”

 

 啓「ぬうああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」

 

 身体に被弾する銃弾。

 

 しかし、怒りで気に留めない。

 

 啓「ぜあああああああああああああああ!!!!!!!!」

 

 ”ドゴオオッ!!”

 

 ?「ぐばああああああああああああああ」

 

 目も止まらぬ速さで吹っ飛び、まるで、ボウリングのピンの様に連鎖する集団。

 

 ?「ひっいいいいいいいいいいい!!!!」 

 

 

 啓「!!!」ギンッ!!!

 

 啓は全員を睨みつける‥!!

 

 ?「ば、バケモンだああああああああああああ!!!!!!!」 

 

 ?「は、早く援軍だせやほがぶっ!!!」

 

 

 

 啓「おらあああああああああ!!!!」

 

 啓は暴れまくった…。

 

 

 

 啓「てめぇかああああ・・・・てめぇかああああああああああああ!!!!!!」

 

 ?「・・・・。」

 

 啓「殺してやるうううううう!!!!!!」

 

 一気に接近する啓…!!

 

 啓は怒りに包まれていた…。

 

 

 ~~~~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 啓「はぁ・・・はぁ、はぁ!!!」

 

 啓は汗が滝のように出ていた。

 

 啓「俺はぁ・・・いったい!?」

 

 その時だった。自分が誰かに抱き付かれていたのは・・・。

 

 

 

 

 

 

 にこ「・・・大丈夫!?!?啓!!」

 

 にこであった。

 

 

 啓「にこ・・・。」

 

 にこ「びっくりしたわよ。急に啓が叫ぶんだもん!!」

 

 啓「いや悪いな、にこ・・・起こしちまった。」

 

 にこ「どうしたのよ、啓!!・・・凄い汗じゃない!?」

 

 啓「自分でも驚いてる・・・さっき、俺の記憶を見た。」

 

 にこ「”記憶”!?どういうことよ・・・。」

 

 啓「俺にもさっぱりだ。だが、何か・・・んっ!!」

 

 啓はにこを自身の背中に引き寄せる。

 

 にこ「っつ!?啓、今度はいったいなんなのよ!?」

 

 啓「にこ、俺の傍に居ろ!!離れるな!!」

 

 にこ「ふぇ!?・・・う、うん分かったわ。」

 

 

 

 

 

 その瞬間であった・・・!!

 

 病室が暗黒に包まれる!!

 

 にこ「なっ、何よ!?、真っ暗じゃない!!!!」

 

 にこは驚く。現在、夜とは言え、外の光が少しは入ってきてはいるが・・・。

 

 啓「違う・・・これは真っ暗というよりは・・・”漆黒の闇”だ・・・!!」

 

 にこ「”漆黒の闇”!!??」

 

 その時であった。

 にこ「な、何だか。急に寒く・・・。」

 

 スッとにこは意識を失う。

 

 啓「にこ!!」

 

 啓は倒れそうだったにこをお姫様抱っこで抱える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ?「やるね・・・この闇は普通の人間なら、居るだけで発狂する。」

 

 遠くから顔が見えず、男か女か分からない服装の人物がやってきた。

 

 黒フードをかぶっており、いわば黒装束である。

 

 啓「誰だ!!・・・てめぇがにこを気絶させたのか!!」

 

 啓は吠える。

 

 

 黒装束「まぁ、そう捕えて貰っても構わない。」

 

 啓(話し方は性別が分からないような話し方。それにボイスチェンジャーを使って、声をかえているのか!?)

 

 黒装束「その娘なら、安心するといい。君が近くにいるおかげ。」

 

 啓「俺が近くにいるとだと!?」

 

 

 黒装束「簡潔に言えば、君はこの闇に対して対抗できる精神、実力、格等々の要素がある。矢澤にこのような普通の女の子には一瞬で正気で失い、廃人と化すが君の存在のおかげで気絶するだけになっている。つまり、暖かいんだよ・・・”桐生啓”。」

 

 啓「俺が”暖かい”・・・待て、俺の名前を知っているのなら、てめぇは転龍会か!!」

 

 黒装束「まぁ、そういうところ。」

 

 啓「やっぱりか・・・!!」

 

 

 

 

 黒装束「さて、単刀直入に言わしてもらうよ・・・今すぐにμ’sを護るのを止めて貰おう。」

 

 啓「何だと・・・。」

 

 黒装束「μ’sは”転龍会”だけでない、他の転生者の組織も狙っている。それに対して君は”独り”・・・圧倒的に不利すぎる。」

 

 啓「・・・。」

 

 黒装束「いつか、君は護りきれなくなり・・・そして。」

 

 

 

 黒装束「また、”死ぬかもしれない”。」ドン!!

 

 啓「・・・!!」

 

 黒装束「大人しくμ’sから引けば、新しい生活が出来て君は痛い思いも苦しい思いもせずに暮らせる。・・・何なら援助してもいい。」

 

 黒装束「さぁ、今のうちに矢澤にこから去るといい・・・。」

 

 

 

 

 

 

 啓「バカか?…てめぇは。」

 

 黒装束「何?」

 

 啓「俺がそんな事でμ’sから去るだと!!・・・ふざけるな!!」

 

 啓「簡単な話、確かに俺が去れば・・・俺はそういう思いせずに”第二の人生”を謳歌できるかもしれないし、”総合格闘家”にもまたなれるかもしれねぇ!!だがな・・・!!」

 

 黒装束(”総合格闘家”?)

 

 啓「μ’sはこれまで、色んな野郎どもに襲われてるんだ!!・・・俺がμ’sから去れば、襲われた時誰も護れねぇし、救えねぇ!!」

 

 

 

 

 

 啓「俺以外に誰がμ’sを護るんだ!!!!!」ドドン!!

 

 

 

 黒装束「それが茨の道でも・・・」

 

 啓「当然だ・・・俺は。」

 

 啓「”女神の守護者”だからな。」ドン!!

 

 黒装束「・・・それは本気で言ってるの?」

 

 啓「ああ、そうだ、何なら・・・。」

 

 

 

 啓「μ’sを襲ってくる転生者ども全員に”攻撃を開始して”全員纏めて俺がぶっ倒す!!」ドン!!

 

 黒装束「・・・・貴方は分かっていない!!」

 

 啓「何だと…?」

 

 

 

 黒装束「貴方は死ぬかもしれないのよ!!」

 

 啓(んっ・・・”のよ”・・・!!”女の喋り方”・・・!!)

 

 黒装束「私は貴方にしn?「その辺で良いだろう・・・。」えっ貴方は!!・・・出てこないんじゃなかったの!?」

 

 

 ?「お前が感情的になるなんてな。これ以上は喋らせんぞ・・・!!」ギンッ!! 

 

 黒装束「えっ!!・・・」バタッ

 

 ?「おっと・・。」

 黒装束を抱きかかえる謎の人物。

 

 啓「今のは覇気か・・・!!」(今、一瞬意識が遠のきそうになったぞ・・・!!)

 

 

 ?「さてと・・・桐生啓、”久しぶりだな”。」

 

 黒装束の人物を抱える突如現れた人物とは・・・!? 続く・・・。




闇夜の病室に現れた黒フードの人物・・・。そして、突如現れた人物の正体とは・・・!!
次回、第31話 VS ”転龍会会長”
次回も乞うご期待b
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