どうも、kantarosuです。
長い事をお待たせして申し訳ないです!!
前回の話を忘れてしまった方達の為に前回のあらすじをどうぞ!!
~前回のあらすじ~
音乃木坂学院を襲撃した天夜叉一家直系石洞組内”澤井組”組長の”澤井 豪也”…。
”パムパムの実の転生者”であるこの男の目的はμ’sを蝋人形にして、破裂させる”一瞬の美”を味わうことであった…。
啓は、その”腐った芸術”を台無しにする為に澤井と直接対決に挑むのであった。
そんな激しい攻防はやや澤井の方に分が傾いており、その中で澤井は啓の戦い方に違和感に気付いた…。
その頃、体育館ではにこが雪穂達にある啓に関する大変な事実を教える。
…それは三日前の転龍会会長との闘いで、啓は自身の技を封じ込まれているというのであった…!!!
神から授かった技を封じ込まれた啓…。すなわち、今の啓は弱体化しているということであった…。
しかしそれでもなお、啓はμ‘sを護る為に闘い続けることを決意し、残った”黒足”と薙刀を駆使して闘う。
啓は澤井のパムパムの実の破裂音をワインのコルクで防ぎつつ、蹴り技で澤井を追いつめる。
だが、追い詰められた澤井もまた”天夜叉一家”を裏切っていると言い放ち、啓の心臓を破裂させ、目的を遂げようとしていた…!!
2015.3.31火~円獄蝋内”音乃木坂学院”~
”うおああああああああああっ!!!!!!!”
澤井の”ハート・ブレイク・パンク”によって、啓の悲痛な叫びが音乃木坂学院に響き渡った…!!
μ’s「!!!!!!!!!?????????」
澤井のパムパムの実の能力によって体育館の屋根が破裂された為に、その叫び声が体育館にいる者にも聞こえてくる。
そして、μ’sは啓の悲痛な叫び声を聞いて戦慄した。
凛「い、今のって啓君の声かにゃ…。」
凛の声色は恐怖に包まれ、その表情もいつもの元気な表情でなく…この異常事態によって、”恐怖”で青ざめていた。
他のμ’sのメンバーも例外でなく青ざめていたが…特に”にこ”の表情が最も青ざめていた。
にこ「そ、そんな・・・・啓が・・・啓の命が…。」
にこはそうつぶやくと、頭を抱え込む…。
その様子を見た真姫はにこを背中をさすった。
真姫「にこちゃん…!!しっかりしなさい!!」
希「そうやで!!にこっち…!!」
そして、希が心配している間…体育館の屋根から”巨大な風船”が見えてきた!!
海未「み、皆…あ、あれを!!」
穂乃果「さっ…さっきの…!!」
ことり「ふ・・”膨らんでる”…!!」
見えたのは…人間が膨らんでいく姿であった。
何故、人間が膨らんでいっているのか…原理など分かりはしない。
・・・・ただ、分かるのはあの大きく膨らんでいっているのが…もし”破裂”でもしたら、恐らく自分達は助かりはしないだろうということだった。
澤井「へへへ…。」
澤井は笑う…。
澤井の”ファッション・パンク・ハザード”がもし、破裂すれば、音乃木坂学院は”廃校”どころか…物理的に”破裂”する。
その破裂の勢いは…澤井のお目当てのμ’sメンバーでなく…蝋のお目当てのメンバーも破裂させてしまうだろう…。
澤井にとって…この瞬間こそがこの世界に来た目的だった…。
ん…? これが…”目的”…?
あれ…そうだったのか…?
もう果てしなく遠い遠い”前世の自分”は死ね間際は散々であった…。
もはや…自分の記憶は完全に覚えていないが…。辛うじて、覚えているのは…ある組織の幹部をしていたこと…”刃物”…”小島”…そして、”漢に何かを託し、死んだ”ということ…。
それからは前世の自分の行いのせいで・・・色々地獄を見て…悪い事が自分に起き過ぎて・・・・・・・・分かんねぇ…。
だが…”あの漢”に会って…。
?「”俺達”に協力しろ…。”?”…他の”男達”にも集まって貰っている…。」
それで…鍛えて貰って…”しばらく”して…この世界に来たんだ…。
いや…待て…こんな土壇場では…どうでもいいだろうが‥‥!!
澤井は考えを”破裂”させると…自らの目的に…”ファッション・パンク・ハザード”に集中する…!!
澤井「はっはっはっは!!!!…芸術は”一瞬”だあああああああああああ!!!!」ドン!!
澤井は自身の目的を遂げようとしていた…!!
・・・・・だが。
”ザシュウウウ・・・!!!!!”
その時だった…啓の薙刀”震漸”が”赤い覇気”を帯びたまま、澤井の膨らんだ身体を貫通する…!!
澤井「うがぁ…!!!???」
μ’s「えっ…!!!!!!!!!?????????」
澤井「ぐわばぁ…!!!!」
澤井はあまりの激痛に吐血し、さらには膨らんでいたその身体は一気に”萎んでいく”…!!!
そして、澤井の身体を貫いた”震漸”はそのまま…”円獄蝋”の壁に刺さると…!!
”ビキッメキッ・・・”
ひび割れが生じていき・・・。
”ドゴォン…!!!!!”
なんと…”円獄蝋”の壁を破壊するのであった…!!
澤井「おぅえ…!!!!はぁはぁ・・!!!」
すっかり、元の身体に戻ってしまった澤井はのたうち回る…!!
澤井「ぐがああぁぁ…!!!!!!!」
澤井「いてぇ…いてぇぞ‥・!!クソッタレがああああ…!!!!!!!」
必死に叫ぶことで痛みを抑え込める。
♪One Piece OST Overtaken
啓「いてぇだろうな…。”澤井 豪也”…!!」ドン!!
そこには…上着を脱ぎ棄て…上半身が露わになる啓が澤井の前に立っていた…!!
にこ「け・・・啓‥!!」
にこは啓の姿を見ると思わず、声が出る。
澤井「ぐぉぉ…桐゛生゛ウ゛ウ゛…!!!!!」
澤井は歯をギリギリ食いしばり、口から血が落ちていくも啓を睨みつける!!
澤井「てめぇ…何故、生きている…!!」
啓「・・・。」
啓は舞い落ちる蝋を手に取る…。
澤井「”てめぇの心臓”を破裂させた筈だぞ…!!生きている筈がねぇ…!!」
啓「・・・。」
”ブチッ…!!!!”
澤井「・・・・答えろおおおおおお!!!!!」
澤井「指銃”エアパンク”!!」
放たれた空気の弾丸が啓に向かう…!!
啓「ふんっ…!!」
しかし…啓はそれを…”緑の覇気”を纏った片手で受け止める…!!
澤井「なっ…!!!!!!?????」
澤井(”緑の覇気”…!!!!????)
啓「こいつは純粋な空気弾のようなものか…。空気は”無機物”だからな。」
澤井「!!」
啓「”無機物”と”自分の身体”を破裂させられるのが”パムパムの実”…。」
啓「そして…てめぇは”蝋”、”グラウンドの土”…”有機物”を破裂させられるらしいな…。」
澤井「・・・」
啓「おかしいな…。」
啓「心臓だって…”有機物”の筈だ。」ドン!!
澤井「ぐっ!!」
啓「原作じゃあ…グラディウスは石や壁や地面などといった”無機物”で構成されているものだったら、”破裂”出来ている。」
原作で、グラディウスが破裂させようとしたのは…石や片足の”おもちゃ”の兵隊など、いずれも”無機物”で構成しているものなら・・・”破裂”が可能。
啓「要は…破裂させられる対象が”無機物”である場合、グラディウスは破裂させれる。…”石ころ”から”宇宙戦艦”とか、大小関係なくな。」
…相手が無機物ならば、”モビルスーツ”、”モビルアーマー”、”艤装”、”刀剣”だろうが…相手が”無機物”なら苦労せずに破裂させる事が出来る。
要は”無機物破裂男”といってもいい。
しかも、悪魔の実の能力には…NARUTOでいう”チャクラ”といった有限エネルギーのような概念が無い。 ※例外(現在分かっている中で、オペオペの実は唯一、体力を使う。)
その為、被弾しない限り…”MS1000機”を破裂することも理論上可能だろう…。
啓「それだけでも、十分強い。…だが、てめぇはグラディウスと違って…”有機物”を破裂出来ている。」
啓「そうなると…無機物と同じく…木、土、綿とか全く異なる物でも、それが有機物だったら…破裂できるが…。」
啓「なのに…てめぇは心臓を破裂しなかった…。」
澤井「…。」
啓「何故か?・・・簡単だ、しなかったんじゃない…破裂出来なかった。」
啓「てめぇの有機物が破裂出来るのは…特訓した物だけだ。」
啓「おかしいと思ったんだ。…有機物を破裂出来るんだったら、俺ごと破裂させればいいことだし…μ’sを破裂させたいのなら、わざわざ”蝋人形”にする必要がないからな…。」
啓「触れただけで”破裂”させるとか…最強だろ。流石に…そこまではないか。」
澤井「そうだ…俺が破裂出来るのは、出来るだけ…構成自体が簡単であったり、似た物質などで出来ているものだ…。」
澤井「しかし、人体といった有機物や無機物が複雑に絡み合ったものは…まだ破裂出来ねぇ…。」
そんな中…澤井は先ほどから疑問に思ったことがあった。
澤井(だが、心臓自体が破裂出来ないとはいえ…それでも、俺の”ハート・ブレイク・パンク”は十分に心臓を破裂出来る技だぞ…。)
澤井(なのに…奴は俺に説明が出来る程の余裕があり…。)
澤井(あろうことか…俺の”ファッション・パンク・ハザード”は敵に攻撃を受けやすいことを考えて、鉄塊と武装色の覇気による二重防御を発動させている…!!だから吐血した割にはダメージは何とか抑え込められた。なのに…なぜ、貫通された…!!)
澤井(しかも、あの薙刀…蝋の兄弟の”円獄蝋”の壁を破壊しやがった…!!)
澤井(そもそも…あの覇気の色はなんだ…”赤”に”緑”だと…!!覇気は”黒一色”の筈だぞ‥‥!!)
そう、啓は先ほどの薙刀”震漸”に纏っていたのは…”黒”でなく、”赤い覇気”。そして、片手で受け止めたのが…”緑の覇気”。
澤井(ま、まさか…奴は俺と同じ”覚醒者”なのか…!!)
澤井(そうだ、疑いようがない…さっきから、見えていたのは…奴の”闘気”…!!)
澤井(選ばれた”漢”のみが纏う事が許された証・・・!!)
澤井(だが…それは俺も”闘気”を持っている…。だが、あれほど明確に闘気が出るのは…。)
澤井(思い出すのは・・・ボスの”闘気”を見たとき以来だ…!!)ドン!!
啓「澤井…。」
澤井「…!!!」
啓「俺が…”パムパムの実の転生者”なら、相手が直接自分の身体に攻撃すると同時に自分の身体を破裂させて、カウンター攻撃をするし、薙刀も破裂させるだろう…。」
澤井「…なっ、何だと!!」
啓「何も分かっていねぇなぁ…!!」
啓「俺とてめぇじゃあ・・・・。」
啓「闘った”場数”が違う…!!」
澤井「!!??」
その時、澤井には啓の姿がある”漢”と被った…!!
それは白いスーツに身を包んだある”漢”であった…。
澤井(こ、こいつは…!!)
澤井「クソがっ…!!!」
澤井「もう…もう”一瞬の美”は後回しだ…!!!!」
澤井「今の言葉でもう切れた…!!」
澤井「てめぇは”遠距離技”じゃなく…今度こそ”直”で破裂させてやる…!!」
これまでのダメージで頭に血が上った澤井は、啓を直に破裂させることを選んだ・・・!!
遠距離でなく…この手で啓を直接に破裂させて、怒りを晴らそうというのだ…!!
澤井「ヌオオオオオ…!!!!!!」
澤井は後ろに大きく下がると…両足を膨らませる…!!
澤井「指銃”
澤井は右手をドリルの型にする…。
澤井「この技はさっきの”ハート・ブレイク・パンク”の比じゃねぇぞ…!!俺自身が回転して、ドリルの様にえぐった挙句、そのままえぐった身体を破裂させる…!!!」
澤井「俺の必殺”screw・drill・punk”だ!!」ドン!!
啓「”削岩機”か…なら、俺は…!!」
啓「てめぇの破裂音を防いだ”コルク”だな。」ドン!!
澤井「」”ブチンッ…!!!”
澤井「その存在ごと…!!!」
澤井は身体を”破裂回転”させる。
”ギュゴゴゴゴゴ…!!!!”
対して…啓は静かに足を固めていく…。
啓「
啓は一気に駆けこむ…!!
澤井「破裂しろ…!!!」
澤井「”screw・drill・punk”…!!!!」ドン!!
澤井はドリルが如く…突き進んだ…!!
啓を破裂させんがために…!!
啓「
啓は空中で回転して一気に澤井と激突する…!!
”ズガガガガガ・・・・・!!”
火花が散る‥・!!
”drill”と”コルク”…互いに回転するもの同士が全力でぶつかり合う…!!
澤井「はぁ…!!!コルクがdrillに敵うもんかよ…!!」
澤井「五体ごと…えぐってハジケとべえええええええええええ!!!!!!!」
澤井は更に回転力を増す‥!!!!
啓「俺が長ったらしい説明したのは・・・”怒り”と…」
澤井「あぁ…!!!???」
澤井が見ると…啓の回転する身体が赤く包まれていく…!!
澤井「なっ…!!!!」
啓「”赤い覇気”を溜めるためだあああああああああ!!!!!!!」
澤井「!!!!????」
啓「喰らえ…
啓の脚と競り合う澤井の指銃”削岩機”がミシミシと鳴る…!!
澤井「がぁ…!!!???」
啓「
”ドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!”
啓は回転しながら、”赫脚”を纏った連続蹴りを澤井の”腹部”に喰らわす…!!
”メキャ…!!!!”
澤井「!!!!!!??????」
”メキャメキャ…!!!!”
澤井(こ、こいつが…。)
澤井(”転生の龍”か・・・!!)
啓「うおらああああああああああああああ…!!!!!!!!」ドン!!!
澤井「へぐわあああああああああああああ!!!!!!!」
”ズドオン…!!!”
啓との”回転勝負”に負けた澤井はそのまま、吹っ飛んでいき…
”ドグオンッ!!”
そのまま…壁に激突する…!!
澤井はそのまま、壁にめり込み…世にも奇妙な”オブジェ”となった…。
啓「良かったじゃねぇか…澤井。」
啓「自分が”ハジケた芸術作品”になれてよぅ…。」ドン!!
2015.3.31~円獄蝋内”音乃木坂学院”~
”ハジケた芸術展”
敗者・・・”天夜叉一家”直系石洞組内”澤井組”組長” ”澤井 豪也”
勝者 ”転生の龍” ”桐生 啓”ドン!!
啓は放った薙刀”震漸”を拾った。
啓「さてと…。」
啓がそうつぶやくと、心臓を抑える。
啓(”レシーブ”を顎に一発、全身に”ラッシュ”、”心臓”に破裂一発…。)
啓(緑の覇気を使ったとはいえ…心臓付近を破裂させようとするし、えぐって破裂しようとするとは…とんでもない奴だったな。)
啓は自身のバンダナを締め直した…。
啓(俺は…転龍会会長のクソッタレ野郎に技を封印されて…黒足を磨くしかなかったからな…。)
啓(三日間頑張れたのは…ケアしてくれた”乙女2人”だな…乙女2人に感謝だぜ。)
啓(それにしても、ここに来てこの”二つの覇気”はなんだったんだ…。奴の攻撃を受けて死にかける瞬間…出来るようになったぞ。)
啓(赤いのがより攻撃的に…緑が防御的だと思うな…。)
啓(そもそも、馬羅垣、麦野、会長の時の最後の攻め合いで、バンダナが光った時のは追い込まれたときだった‥。オーラの様なものに包まれてたよな、俺。)
啓(まるで…急に強くなったみたいだ…まるで”父さん”のように…。)
”ズキッ‥・!!”
啓「うお…!!」
啓「また…頭痛か…。」
啓は頭を摩りながら、意識をμ’sが居る体育館に向ける…。
啓(ともかく、この”蝋片”とやらが漂っている以上…奴の話が本当なら…”蝋人形”になるらしいからな…。)
啓(下手に外に出るよりは…中に居て貰った方がいいだろう…。それにこの戦いは…まだ、終わってない!!)
啓(さっきから俺の”見聞色の覇気”で確認している以上…気絶している澤井を除けて…残りの強い奴が。)
啓(”4人”。)
しかし…啓はあることに気付く。
啓(いや…待てよ。)
啓(…最初に確認した4人の内…2人が”澤井”と”蝋”の2人。残りの2人が”円獄蝋”の傍で闘っていたし、人間でない”爬虫類”のような気配を感じるから…ゾオン系の悪魔の実の転生者の可能性が高い。)
ここで・・・整理しよう。
”見聞色の覇気”は周囲の人間の気配を感じることが出来る。
実際に啓は舞台に隠れていた”澤井 豪也”の気配を察知していた…。
さらに今の啓は”見聞色の覇気”がより洗練され、相手の気配で気絶をしているのか、目覚めているのも分かってきており、強い人間かそうでないか…などの区別がつく。
そして、啓の予想通り、最初に確認したのが”澤井”、”蝋 ”、”アナコンダの男”、”キングコブラの男”が正解となるが…。
啓(けど、今は澤井が気を失っているから、残り”3人”の筈だ…。澤井は気絶しているからな‥。)
啓(澤井を除いての”4人”の内の3人が”蝋”、”強い部下2人”の3人だ…。蝋の気配は直に会ったし、”爬虫類”の気配が2人あるのが分かる。)
啓(なら、残りの1人は気絶していない…俺のまだ”知らない”…!!)
啓(もう1人の”転生者”…!!)ドン!!
啓(まさか…さっきの蝋の話に出た…!!)
”蝋「澤井の兄弟…”転龍会”がね…。」”
啓の聴覚は常人より聞こえるのは前回の話で知っているだろう…。
”蝋「しかも、team”iflit”だがね…。」”
”澤井「team”iflit”だと…!?あの”炎山 倉之助”か…!?」”
”蝋「くそっ、奴は”メラメラの実の転生者”…。この”円獄蝋”も溶かされてしまうがね…。」”
”蝋「すまんっ!!‥‥俺は外に出て、奴を足止めする‥!!」”
啓(残りの1人は転龍会の”炎山 倉之助”か!!…いや、俺は奴と直に会っている…!!)
啓(この気配は”炎山”じゃない…!!!!)
啓(違う奴だ!!…しかも、こっちに!!)
啓(向かって来ている…!!)ドン!!!!!
その時であった…!!
?「”ブリリアント・パンク”!!!」
”ドゴォオオン!!!!”
啓「…!!!!」
啓は薙刀”震漸”を構えた…!!
”バキィッーンンン!!!!”
~円獄蝋内”音乃木坂学院体育館”~
啓が澤井と決着をつける間…μ’sのメンバーは体育館に避難していた音乃木坂学院の女生徒達を元気づけていた…。
絵里や穂乃果がステージに立ち、マイクを手に訴えかける。
絵里「皆さん、今は落ち着きを取り戻してください!!」
穂乃果「そうだよ…!!こういう時こそ、気持ちを引き締めないと…!!」
音乃木坂学院生徒会の”前会長”と”現会長”がタッグを組んで、必死に周囲をなだめていた。
彼女達は闘うことなど出来る筈がない…しかし、人を支えられる事は出来る‥。
他のμ’sのメンバーは、出来るだけ気弱な娘をフォローしていた。
ヒデコ「海未ちゃん…私・・・か、身体の震えが止まらない‥。」
今年、3年生になるヒデコ達も普段の生活から慣れない”男”の存在。
しかも、軍隊が相手であっても、全く負けそうにないような強さを持った男達が音乃木坂学院を襲い掛かってきたのだ…。
身体は震え、今にも倒れそうであった…。
海未「落ち着いてください、私達が傍にいますから…。」
フミコ「で、でも‥さっき襲い掛かって来た人、凄く怖かったんだよ…!!」
ミカ「あの目がとても怖くて…頭から離れない…。」
海未「・・・・・。」
・・・ヒデコ達三人は真っ先に攻撃を受けそうになったのだ。
澤井は命を取るつもりはなかったとはいえ、自身の生命の危機を感じてしまったのだ、無理もない。
希「そうやね…けど、うちらも怖いんよ…?」
希はそう告げる…。
ヒデコ「えっ…東條先輩達でも怖いんですか?」
希「そらそうやん、うちかて女の子やし…。」
希「でもね。…啓君が助けてくれたやん?」
フミコ「あの、総合格闘家のお兄さんですか…?」
そこへ、にこがやってきた…。
にこ「そうよ…。見たでしょ、あんた達も。」
希「にこっち…大丈夫なん?」
にこ「うん…今はなんとかね。」
にこ「それより…あのさっきの”箒頭”が吹っ飛ぶの…。」
にこ「スカッとしたでしょ?」
ミカ「えっ…。」
にこ「どうなの?」
フミコ「ええっと…。」
ヒデコ「はっ…はい。」
ミカ「すっ…スカッとしました…!!」
にこ「そうその意気よ!!」
にこは笑顔をつくり、3人を元気づけた…。
にこ「それじゃあ、3人とも他の娘達の所へ行って、支えてきてくれない?」
3人娘「はっ・・・ハイ!!」
にこの言葉に、少し元気を貰った3人娘は他の女生徒達のフォローに向かった‥。
そんな中、希はにこが今の態度とは裏腹に無理をしているのではないかと考えた…。
希「にこっち・・。」
希は思った…。にこが一番つらい筈だ…。先ほどの啓の悲痛な叫びを聞いて、最も参っていたのは他の誰でもない”にこ自身”なのである…。
にこが啓の事を好きであるこそ、最も辛かったのだ…。確かに啓が無事であったが…。
希(にこっちはただ、啓君の隣にいたいんと違うんかな…?)
希(にこっちは啓君がこれからも闘うということを聞いて、最初は否定的だった筈…。でも、それじゃあ闘おうとしている啓君に悪いから、必死で自分の気持ちを押し殺しているんかな…。)
希(・・・・まだ、闘いは始まったばかりやから…。)
希はにこの方へ視線を移す。
希(にこっち、大丈夫なんかな…。)
希がにこの心配をしていたそのときであった…。
”ドゴォオオン!!!!”
外から大きな音が聞こえてくるではないか…!?
希「な、今度はなんなん…!!??」
希は外から大きな音が出て、一瞬…心臓が飛び出しそうになった。
花陽「み、皆…2階に上がってきてください…!!」
2階から…花陽が叫んでいた…!!
花陽の隣に居た凛も真っ青になっていた…。
そして、凛は衝撃の事実を皆に伝える…。
凛「啓君が…3mぐらいの大きい男の人と闘ってるにゃ…!!」ドン!!
μ’s「えっ…!!!!????」
それは余りにも唐突すぎる事態であった…。
花陽「ともかく、皆こっちに来てください‥!!」
花陽の普段の大人しい声とは違う、必死の呼び掛けにμ’sのメンバーはすぐに向かった…!!
μ’s全員が花陽達の所に集まる。
窓は”蝋片”がこびりついてはいるが、外の状況がなんとか分かった‥。
そして、分かったからこそ・・・・・・絶句した…。
穂乃果「な、なんなの…あの人…。」
ことり「凛ちゃんの言った通り…。3mもある…!!」
海未「な、なんなのですか…!?あの大きさは…!!」
外に映ったのは…。
身長が3mを超す巨漢の男…。
真姫「む、昔…TVで世界一大きい男性っていうのを観たけど‥‥それ以上じゃない…!!!」
絵里「まるで、熊だわ‥!!」
もはや、男の身長は人間というよりも、熊の体長だ…しかも、その身長に違わず大きな腕、足、胴回り…どの身体のパーツも人間とは規格外の大きさである。
花陽「皆さん、身長だけじゃないです…!!あの人の身体…。」
花陽「”光ってます”…!!」
μ’s「”光ってる”…!!??」
にこ「なっ…何よ…あの身体…!!」
にこは驚いた…何故なら巨漢の男の身体はところどころ光っていた…!!
それはまるで宝石のような…きらびやかな光沢を周囲に放っていた…。
眼の前にそれがあれば、目を引き付けられる世界でも屈指の硬さと値段を誇る…その宝石の名は・・・・!!!
μ’s「”ダイヤモンド”…!!」ドン!!
穂乃果「あの人の身体…ダイヤモンドなの…!?」
海未「ダイヤモンド人間…!?」
あまりにも分かりやす過ぎるネーミング。
だが、通常ではあり得ない身体に驚愕する…。
希「さっきの大きい音も身体がダイヤモンドで出来てるから壊したっていうん・・・!!」
希の言う通り、男は身体をダイヤモンド状にして、体当たりして中に侵入したのだ…。
にこ「ちょっと…待てよ…!!??…啓は‥。」
にこ「”さっき闘ったばかり”なのよ…!!」ドン!!
にこ「身体だって、休まないといけないのに…!!」
にこ「どうして、たて続けに襲ってくるのよ…!!」
にこの顔は真っ赤であった…!!
にこ「何なのよ…!!冗談じゃないわ…!!」
穂乃果「にこちゃん…!!落ち着いて…!!」
穂乃果はにこをなだめる…。
海未「それに・・・あの落ちているのは啓さんが持っている薙刀じゃないですか…!!」
ことり「お、折れてる…。」
なんと、啓の薙刀”震漸”が折られていた‥。
絵里「不味い…不味すぎるわ…。」
啓は転龍会会長に技を封じられ、充分な技を使えないでいる、しかも頼れる味方もいないし、ダメージは回復しきれていない筈だ…。
そして、啓が使用していた薙刀”震漸”も折られてしまった…。
ここまで、来るとどう考えても、啓の不利なのは間違いなかった…。
もし、今この状況で、啓が負けたりしたら…。
・・・・・・・・・μ’sは・・・。
にこ「辞めてよ…!!」
にこは聞こえない筈なのに、窓を叩いて叫んだ…!!
にこ「私の大事な人を…」
にこ「傷つけないでよ…!!」
これ以上、見ていられない…!!
にこがそう思った矢先であった…。
真姫「いや、ちょっと待て…啓さんはそこまで・・・。」
真姫「”苦戦”していない…!!」ドン!!
にこ「えっ…。」
にこがもう一度、啓と男の戦いを見ると…。
”ドゴォン…!!!!!!”
啓の足技が巨漢の男にクリーンヒットし、盛大に吹っ飛んでいた‥!!
にこ「…!!」
真姫「・・・流石だわ。」
そうしていると、巨漢の男は笑みをこぼして、啓を睨みつけながら立ち上がる…。
同じく、啓も睨みつけ、口を拭うと…。
”にっ…。”
微笑んでいた…。
啓もまるで、苦戦どころかこの闘いを楽しんでいるかのように見えた。
にこ「け、啓…?」
希「待って…!!あのおっきい人、構えたみたいや…。」
巨漢の男は右腕を固め…体当たりの照準を啓に構えたのであった…。
そして、腕をダイヤモンドに変化させる…。
対して、啓も脚を赤く変色させ構えた…。
お互いが硬め終えた次の瞬間…μ’sの目が追い付けないほどの瞬間が押し寄せた…!!
μ’s「きゃっあ…!!!!!」
激突必死…!!
2人の男の激突は周囲に衝撃の余波が襲うのではないか…。
しかし、激突はされなかった…!!
にこ「えっ…。」
にこが間の抜けた声を出す‥。
2人の男の激突は寸止めの形に終わっていた…。
そして、どういう訳か…巨漢の男の方は啓へあることを耳打ちをしていた…。
穂乃果「ど、どうしたんだろう…2人とも…。」
海未「何がどうだか…。」
μ’sのメンバーはそれまで闘っていた2人が、突然その闘いを取りやめ…ある話をしているように見えて…困惑していた…。
花陽「一体、何を話してるんですか…。」
すると、先に耳打ちをしていた巨漢の男は口元をニヤリとすると…。
なんと、そのまま跳び上がり…。
”ドゴォン…!!”
μ’s「えっええええええ・・・!!!!!!!!!?????????」
何という事だろうか…巨漢の男は体育館のμ’sに目もくれず、”円獄蝋”の上面を破壊し、さっさと出ていってしまったのであった…。
絵里「どういうことなの…。」
いきなり、侵入しに来たのかと思いきや啓と少し闘っただけで、帰っていた巨漢の男の謎の行動に戸惑いを隠せない…。
ことり「あ、あの人達の目的はことりたちμ’sを捕まえることなんでしょ…どうして、こっちに来なかったの…。」
体育館にμ’sが居ることはあの巨漢の男は気付いていたはずだ…なのに・・・・何故…。
にこ「そ、それより…啓が無事で何よりだわ…!!」
にこは少し喜んだ…。
何にせよ、啓が先ほどの男に負けることはなく、これ以上のダメージを負うことはない事に安堵していたが…。
”ズズウーンッ…!!!”
μ’s「!!!!!!!?????????」
穂乃果「えっ…今のって‥。」
海未「地震ですか…!!!」
突然の体育館の揺れに驚く一同…。
しかし、突然の地震の正体はすぐに分かった…。
花陽「あ、あれを…!!」
花陽が地震の正体を指さした‥‥。
指した方向には・・・・。
周囲の地面に大きなひび割れをつくった啓が立っていた…。
希「今のって、啓君が起こしたん・・・・。」
すると、啓が体育館の方を向き、にこの方へ視線を向けた‥。
にこ「け、啓…?」
にこは啓が自分の方へ向いているのを知る。
そして、にこは気付いた…。
にこ「…!!」
啓の表情は‥‥。
とても、申し訳ない表情になっていた…。
その表情はその人に対して、本当に申し訳ないと思ったときに出る表情になっていた…。
そして、啓はその表情を終えると…普段の力強い表情をさらに強張らせて・・・・。
”ヒュンッ…!!!”
目も留まらぬ速さで、啓は”円獄蝋”の壁を破壊し出ていたのであった…!!
にこ「・・・・。」
にこは啓のその行動にただ茫然と見ているだけしか出来なかった…。
~音乃木坂学院周辺~
”ドゴォン…!!!”
殺戮パンク男「…何だ…!!」
殺戮中華男「”総統の”円獄蝋”が破壊されたぞ…!!”」
騒ぎ立てるパンク男と中華男達…。
騒ぐ中華男「”バカな…総統の”
確信中華男「いや、待て…!!この”円獄蝋内”でこれだけの強力過ぎる覇気を持っているのはあの男しかしない…。」
喜ぶパンク男A「そうか…!!澤井組長が勝ったんだな…!!」
喜ぶパンク男B「そりゃそうさ…なんたってあの人は‥サイコガンダムが50機いても余裕で倒せる人だぞ…!!」
確信中華男「”それでもない…!!あっ、お前たち…!!”」
喜ぶパンク男A・B「あっ?」
確信中華男「”よけろ…!!”」
”メキャ…!!!”
パンク男2人は何も発することなく、蹴り飛ばされていった…。
そして、一気に周囲を…。
”ズオオオオオオオオオオオオオオオオ…!!!!!!!”
圧倒的なプレッシャーが周囲を覆い尽くした…!!
パンク男「こ、これは…!!!」
中華男「”
啓「いや…違う…!!」
”ザッザッザ…!!”
大勢の男達に歩み寄る男一匹…。
パンク男・中華男「お、お前は…!!!」
啓「ただの”プレッシャー”だ…。」ドン!!
パンク男「…”き、桐生 啓”…!?」
中華男「”
啓の眼の前に大勢の男が群がってくる‥。
全員が凶悪な表情を浮かべる…。
その人数は軽く…総勢、2万人を越していた…。
しかし、啓は臆することなくこういった…。
赤い闘気を纏いながら、指の骨を鳴らす…。
啓「今の俺は手加減はしねぇ・・・死にてぇ奴だけ…。」
啓「かかって来い・・・!!!!」ドン!!!!
続く…!!
”音乃木坂白いドーム事件”…クライマックス…。
次回、第39話 音乃木坂学院を護れ…!! VS”澤井組”&”蛇蝋”