~前回のあらすじ~
啓との決着がついたと考えた澤井は”一瞬の美”を味わうべく、”ファッション・パンク・ハザード”を展開する。
徐々に膨らんでいく澤井に恐怖するμ’s達…。
しかし、その窮地を救ったのは他でもない啓であった…。
啓はこの土壇場に来て、攻撃的な”赤い覇気”と防御的な”緑の覇気”を身に着け、澤井の”ハート・ブレイク・パンク”を防いでいたのだ。
啓が生きていたことと蓄積したダメージで逆上した澤井は、”一瞬の美”を後回しにして、啓にトドメを指しにくる…!!
啓もまた、澤井にトドメを指すべく、黒脚からの”赫脚”による連続蹴りで遂に澤井との闘いに勝利する。
だが、敵はまだ残っている。啓は見聞色の覇気で他の敵を確認するが、”蝋 家龍”や”キングコブラの男”と”アナコンダの男”以外にもう1人の強い男が居ることに気付いた瞬間…何者かが円獄蝋に侵入し、啓に襲い掛かるのであった…!!
体育館から大きな音に気付いた凛と花陽が指をさした光景には、啓の薙刀”震漸”が折られ、啓と対峙する”巨漢の男”がいた。
さらに男の身体は世界でも屈指の硬度を持つ”ダイヤモンド”で出来ており、啓と激しくぶつかり合う。
しかし、男は啓に”耳打ち”をすると否や円獄蝋から出ていき、啓もまた怒り心頭で円獄蝋から出ていくのであった…。
そして、円獄蝋の外には総勢2万人の”澤井組”と”蛇蝋”の男達が待ち構えていた…。
啓は音乃木坂学院を救えるのか…!!
2015.3.31 ~円獄蝋外”音乃木坂学院周辺”~
音乃木坂学院を襲撃してきた総勢2万人の”転生者”の凶悪な男達…!!
しかし、啓はそれに尻込みせず、拳を握りしめ腹の底から…
啓「今の俺は手加減はしねぇ・・・」
啓「死にてぇ奴だけかかってこい…!!!!」ドン!!!!
啓の怒鳴り声が音乃木坂中に轟いていく…!!
耳栓パンク男「…ッッツツツ…!!!」
中華男「・・・・・!!!!」
あまりの大音声と迫力により、男達は耳を抑える者や尻もちをつく者もいた。
啓の怒声は、もはや”怒れる龍の咆哮”であった…!!
そして…啓の身体が赤く光出す…!!
啓「ウオオオオオオオオオオオオッッッ!!!!!!!!!!!!!」
”龍の咆哮”とともに啓の”覇王色の覇気”が全身から一気に外へ吹き出していく…!!
”ビュオオオオオオオ!!!!!”
”怒れる龍の覇気”がまるでクシャルダオラが纏う”龍風圧”の様に広範囲へドンドン広がっていく…!!
パンク・中華男「「「「「!!!!!!!!!??????」」」」」」
泡吹くパンク男「ガッ…!?」
”ブクッブクッ…!!”
パンク男「おい、お前…倒れてんじゃねえよ!?」
パンク男「う、嘘だろ…!?」
気を失う中華男「
中華男「”ば、バカな…!?”」
中華男「”我々は覇王色の覇気への訓練をしているんだぞ…!!??”」
啓の覇気に当てられ、次々と倒れていく男達…。
ある男は白目を向き倒れ、ある男は痙攣しながら…ドンドンと"戦闘不能者"が増えていった…。
転生者の男達の顔は眼の前に現れたたった”一人の漢”によって、崩れだしていく。
”覇王色の覇気”は原作では、その使用者の”威圧”だけで直接闘うことなく、相手の意識を奪うことが出来る覇気である。
武装色や見聞色の覇気とは違い…”百万人に一人”という極めて少ないものであり、”覇王の資質”を持つ者のみが持つことを許された…まさに”選ばれし者の覇気”。
転生者の男達、特に能力持ちではない男達は、覇王色の覇気を持つ相手と闘うのを想定して、意識を失わないように訓練を受けてきた。
その為に、訓練をしたにも関わらず…意識を失うなどあってはならないことであった…。
しかし、啓の”赤い覇気”を纏った”覇王色の覇気”は原作とは一味違った…!!
それは…いまだ意識のある男達に起こったのだ…!!
素手ゴロパンク男「ぎゃああああああっっ‥‥!!!!!」
突如、両腕にバンテージを巻いていたパンク男が・・・両腕に雷の如く、衝撃が襲ったのであった…。
鉄拳パンク男「おい、今度はどうしたんだよ…!!」
仲間が突然痛みの為に叫びだし、心配するパンク男。
素手ゴロパンク男「拳が・・・!!俺の拳が…!!俺の自慢の拳骨がああああああああ…!!!!!」
鉄拳パンク男「拳…!?何だって、急に拳が痛むんだ…!!??」
いきなり、仲間に襲った不可解な現象に驚く。
見たところ、目立った外傷が無いにも関わらず、自身の両腕の痛みを訴える…。
素手ゴロパンク男「いてぇ・・!!?? 畜生めぇ!!」
鉄拳パンク男「何だってんだ…別に怪我をしたわk」
嵐脚中華男「”ぐあああああああ…!!!!”」
今度は、嵐脚に自信のある中華男が叫び声を上げた…。
その男は両脚を必死に抑えており、痛みの為にのたうち回る…!!
鉄拳パンク男「今度は脚だと…!?」
だが、周りを見回すと1人、2人ではない大勢の転生者達が苦しんでいた…。
右人差し指による指銃を得意とする者には、右人差し指が痛む。
鉄塊拳法で頭を固めて、頭突きを繰り出すものには、頭に激痛が走る。
生命帰還による髪での指銃を得意とする者には、髪が軋み、ダメージが発生していた…。
鉄拳パンク男「一体どうしたんだ…!? 手や脚に自信のある奴らが一斉に痛み出している…!?」
だが…それだけで終りではなかった…。
”パリィーン…!!”
双剣中華男「”うお…!?”」
男の持っていた双剣が、鉄が割れる音と共に双剣の破片が落ちていく。
青竜刀中華男「”おい、突然どうした…!? 何故、いきなり割れたんだ…!?”」
双剣中華男「”分からん‥!! 何故、俺の自慢の双剣が…手入れはきちんとしているんだぞ…!?”」
突然の”武器破壊”…。
すると、今度は爆裂音がなる…!!
”ボンッ‥!!”
SMGパンク男「ぎゃあ…!?」
男の持っていたSMGが突然、破裂し破片が刺さる…!!
SMGパンク男「ぎゃああ、いてぇ…!!」
いきなり、自身の愛銃が破裂し傷を負うパンク男。
双剣やSMGだけでない…。
短剣や長剣などの剣や、大槌などの鈍器といった近接武器…。
拳銃やロケランなどの銃火器を持っていた転生者達の武器が次々と破壊されていく…。
鉄拳パンク男「今度は武器が破裂したのか‥まるで、澤井組長の”パムパムの実”だ…!!」
青竜刀中華男「”一体、何が起こっている‥!?”」
突如として起こった覇王色の覇気に耐えた転生者達への”謎の現象”に転生者達は混乱した。
しかし、その一方で…可笑しな点があった。
鉄拳パンク男(何故、他の奴らが身体に異常が出たり、武器が破壊されているのにも関わらず…。)
鉄拳パンク男(どうして、俺の身体に異常がないんだ…!?)
そう、この鉄拳パンク男の身体には何も異常が起きていなかった。
鉄塊拳法で両拳を固めたインファイトが得意な澤井組内でも屈指の実力者である男には何も異常が見当たらない。
また、青竜刀に武装色の覇気を与えた近接戦闘が得意な青竜刀中華男の武器も破壊されていない。
そして、痛がっている転生者ほどでないが、多少痛むがまだ耐えられる転生者達もいた。
”異常無しの転生者達”を残して、殆どの転生者達は”戦闘続行不能”または”戦闘続行困難”の三つに分けられた。
5分すら経たぬうちに、大勢の転生者の戦力が減らされたのだ。
”一匹の怒れる龍”によって…。
啓「…これで残ってんのは”死にてえ奴”だけか。」ドン!!!!
パンク・中華男「「「「「!!!!!!!!」」」」」
啓の声を聴き、一斉に残ったの転生者達が各々が戦闘態勢に入る。
鉄拳パンク男「やはり、てめぇの仕業か…桐生啓!!」
啓の言葉に荒げるパンク男。
鉄拳パンク男「一体、何をした!? 能力を使ったのか!?」
啓「それぐらいてめぇらで考えろ。」
鉄拳パンク男「何ぃ…!!」
トリモチパンク男「てめぇ、調子に乗りやがって…いや、待てよ。」
トリモチパンク男「桐生、まさか…澤井組長をやったのか…!?」
啓「今は”三流オブジェ”だ。」
トリモチパンク男「さ、三流オブジェだぁ・・・!?」
啓(むっ…。)
啓は円獄蝋を振り返る。
啓(あの”堅物野郎”・・・澤井を担いでいったか。いや、それは後だな。)
啓「そうだな…てめぇら”死にてぇ奴”にあと3つ言ってやる…!!」
パンク男「あッ‥?」
啓「俺は、”覇王色の覇気”で気絶する雑魚は相手にしねぇ。」
啓「それと…!!」
啓は四股を踏むと、ルフィのギア2を初めて披露した時の同じ体勢になると全身に力を入れる。
啓「2つめは…もう、てめぇらの目に、俺の姿は映らん。」
”キュイイーン!!”
啓の両脚に”青い武装色の覇気”が覆う。
鉄拳パンク男「なっ…なんだ!? ”青い覇気”だと!?」
青竜刀中華男「”馬鹿な…武装色の覇気は黒一色の筈だ!?”」
啓「最後に”死にてぇ奴”については‥・。」
啓は澤井組と蛇蝋を見据えて…
ニヤリと笑うとこう言った…。
啓「最後に”残った奴だけ”に教えてやるよ。」ドン!!
♪One Piece - I Can't Lose!
鉄拳パンク男「チッ…!! さっきから上から目線でしゃべりやがって…!!」
青竜刀中華男「”
澤井組・蛇蝋「「「「「死ね…!! 桐生!!!!」」」」
啓の覇気に耐え抜いた澤井組と蛇蝋は啓に対して、全員が殺意を持った言葉を放つ…!!
しかし…!! 全員が啓の方を睨んでいたにも関わらず、啓の姿はここにいる誰にも…
澤井組・蛇蝋「「「「「消えた…!!」」」」」
”映っていなかった…!!”
MGパンク男「バカな…俺達全員でみt ぐわあっ!!!!」
男が呟いた刹那…男は全部喋り終えることなく、悲鳴を叫びそのまま地面に倒れる。
棍棒中華男「”な、なんだ!!?? ごふっ!!”」
槍パンク男「は、はやっ う”ぇ”!!」
ナイフパンク男「ひぃ… 来るんじゃねぇ!! ぶほっ!!!!」
一切の反撃すら出来ず、倒れていく澤井組と蛇蝋の組員達…!!
青竜刀中華男(”バカな…これはまるで…!!”)
青竜刀中華男(”杓死”…!!!)ドン!!
”杓死”とは原作one-pieceで東の海編”シロップ村”で出てきた”百計のクロ”と恐れられた男…”キャプテン・クロ”がルフィと闘った際に出した最後の技である。
クロは”猫の手”と呼ばれる指先に刃物がついた特殊な武器を装備し、無音高速移動法”抜き足”を用いた非常に素早い闘いを得意としており、手練れの海兵達を1人で全滅出来るほどである。
また、抜き足の速さはCP9が使う剃と同等のスピードを誇るなど、原作序盤にしてかなりの速さである。
そして、杓死はその抜き足をフルに使ったクロの本気の技であり、あまりの速さの為に相手も反応が出来ない程である。
しかし、その速さの為か…クロ本人ですらその速さをコントロール出来ておらず、敵どころか”味方”を切り刻んでしまう、所謂”味方殺しの技”。何事も計画通りに進める男にしてはかなり乱暴過ぎる技である。
青竜刀中華男(”だが…桐生の奴はどう見ても杓死以上の速さで動いている…なんせ、俺達には見聞色の覇気があるが全く捉え切れていない…!!”)
青竜刀中華男(”しかも奴は無駄な破壊をせず、正確に俺達だけを倒している…速さをコントロールしている証拠だ…!!”)
すると、それまで目に映っていなかった啓が立っていた。
啓「・・・。」
それまでノンストップで動いていた啓が止まったのを見て、好機と見た転生者達。
青竜刀中華男「”疲れたな…桐生!! 確実に仕留めろ!!”」
トリモチパンク男「よっしゃ、これで止めてやる…!!」
トリモチパンク男(ふふふ、俺のトリモチはモノブロス3匹分のパワーでも取れない特製のトリモチだ…てめぇの怪力でもとれねぇぞ!!)
トリモチパンク男はトリモチ弾を発射する!!
トリモチパンク男「ひっつきやがれ…!!」
だが、男の撃った弾は…。
”スゥ…”
トリモチパンク男「はっ!?」
男の撃ったトリモチはそのまま、他の転生者達にひっついてしまった。
パンク男「おい、なにやってんだ!! 下手くそ!!」
中華男「”何をやっている…!!”」
トリモチパンク男「す、すまねぇ…!!」
トリモチパンク男(ば、馬鹿な…捕えた筈‥!!)
啓「
トリモチパンク男「へっ!? うごっ!!!」
また倒れていく澤井組組員…。
鉄拳パンク男「クソッ…!! おい、てめぇら…これだけ人数がいるんだ!! 全力で見聞色の覇気で捉えて、嵐脚”乱”だ!!」
男が仲間に呼びかける。
嵐脚の中でも、半月状の斬撃を複数出せるこの技ならば捉えきれないと判断したのだろう。
パンク男「おう!! 数うちゃ当たるだろう…!!」
青竜刀中華男「”切り刻んでやれ…!!”」
男達は意識を集中させると、啓が通った所らしき場所を目掛けて…
澤井組・蛇蝋「嵐脚”乱”…!!」
嵐脚”乱”を浴びせる。
啓「…!!」
”ズババババババ…!!!!”
鉄拳パンク男「今だ!! 弾に武装色の覇気を込めて撃ちまくれ!!」
男の声と共に、一気に銃弾や重火器が火を噴いた…!!
”ズドドドドドドド・・・ドゴォン!!!!”
音乃木坂に爆音と戦火が上がる!!
一方、その頃…
~音乃木坂周辺~
team”iflit”VS澤井組&蛇蝋
♪I Will Beat You
音乃木坂は既に、激しい争いにより家屋は崩れ、道路はその激しい争いの様相を表していた。
”iflit”メンバー「皆、気を付けろ…!! また、来るぞ!!」
大蛇「
”蛇の尾”で繰り出された嵐脚が”iflit”に浴びせられていく。
”ズドドドドドドドドドド…!!!”
”iflit”「うおおおおっ…!!!」
武装色の覇気と鉄塊で全力で防御する転龍会直系team”iflit”のメンバーの男達。
しかし、受けきれないものはその威力にやられていく。
”iflit”「ぐわぁ…!!」
”iflit”「特攻隊長が来るまで、持ちこたえろ…!!」
蝋「誰を待つがね…?」
蝋「蝋武”中獄蝋”!!」
中型の円獄蝋が”iflit”を覆う‥。
”iflit”「畜生…!! 閉じ込められた…!!」
蝋「大野路…!! 今がねよ・・!!」
大野路「OKだ…!! いけ、蛇ども!!」
天夜叉一家直系石洞組内”澤井組”若頭 ヘビヘビの実 モデル”キングコブラ”の転生者 ”大野路 集蔵”ドン!!
大野路と呼ばれた男から、地中から大小様々な蛇が集う。
大野路「俺の蛇達は、武装色の覇気が使えるだけじゃねぇ、全部が猛毒持ちだ…!!」
”シャアアアアアア・・・!!!!”
蛇の群れは主人の命令の元、一気に中獄蝋目掛けて飛び掛かる…!!
”iflit”「クソッタレ…!! ”能力持ちの転生者3人”じゃかなわねぇか…!!」
絶対絶命の危機…!!
その時…!!
?「嵐脚”
”ヒュドドドド…!!”
突如、ダイヤモンドを交えた嵐脚が襲い掛かる!!
3人「ちぃ…!!!」
転生者三人はなんとか避けるも、放った本人は蝋に狙いを定める。
「武装色硬化”ブリリアント・パンク…!!」
3mを超す巨漢から信じがたいスピードで蝋に体当たりを決める…!!
蝋「ぐがっ…!?」
吹っ飛ぶ蝋はそのまま、大きな土煙を立て建物に衝突する…。
大蛇「”総統…!!”」
大野路「蝋の旦那…!! 野郎…蛇共、狙いはあいつだ!!」
大野路の命令と共に、蛇達が巨漢の男に襲い掛かる。
?「ゾオンの”使役”か…。」
”ガキィ―ンン…!!”
ダイヤモンド特有の硬い音が響く。
蛇達は敵に噛みつくことには成功したが…。
?「どうした? 爬虫類共…。」
?「ぬおりゃっ…!!」
”ボグシャ…!!”
蛇達は逆に男によって返り討ちにあい、全てのヘビは四散する…。
大野路「なっ!? 俺の蛇達が・・・!! 全部が”武装色の覇気”を牙に纏わせていたんだぞ‥!!」
大蛇「”あれが、悪魔の実超人系”キラキラの実”の能力…!!”」
大蛇「”転龍会直系team”iflit”特攻隊長・・・”金剛山
金剛山「ふん…。」
転龍会直系team”iflit”特攻隊長 ”キラキラの実の転生者” ”金剛山 強”ドン!!
”iflit”「特攻隊長!!」「強の兄貴!!」
”iflit”の面々が、特攻隊長の帰還に沸いていた。
金剛山「オメェら…下がってろ…!!」
”iflit”「へい…!!」
男達は気絶した仲間を担ぐと、下がっていく”iflit”の面々…。
蝋「クッ…なかなかやるがねな。金剛山…!!」
蝋は腹を抑えながら、金剛山を睨みつける。
金剛山「少し、待たせたな…蝋 家龍、
蛇蝋”副総統” ヘビヘビの実モデル”アナコンダ”の転生者 ”王 大蛇”ドン!!
蝋「全く、身体が痛いがね…。」
大蛇「”総統、ご無事で…!!”」
蝋「…で、闘っている前からずっと…思っていたがねが…一体の何のつもりだ。」
蝋「何故、警察と自衛隊を”覇王色の覇気”で気絶させたがね?」ドン!!
金剛山「・・・その質問に答える義理はない。」
蝋「ふんっ、炎山の奴と思っていたが・・・よもや、総長どころか”特攻隊長”とはこっちも舐められたものがね。」
蝋「…それにしても、”三日前の抗争”からまた、強くなったんじゃないがねか?」
金剛山「それはお互い様だ…。 この世界に来ている”全ての転生者達”は毎日鍛錬して、各々強くなっている。」
金剛山「各々の野望を叶える為にな…!!」ドン!!
金剛山「まぁ、貴様の野望は”永遠の美”とほざいているらしいがな、悪趣味な野望だ…。」
蝋「へっ、俺は自分の野望を達成する為にこの世界に来たがね。」
蝋「貴様の言う通り…俺は毎日鍛えこんでいるのもその為よ…!!」
金剛山「ほう、だが貴様の”兄弟”はそれでもやられたようだがな…。」
大野路「な、なんだと…!?」
それまで、黙っていた大野路が叫んだ。
大野路「組長が負けただと…!? 嘘つくな!!」
金剛山「事実だ…。」
金剛山「理由は単純…先ほどの”覇王色の覇気の嵐”。」
金剛山「貴様等”澤井組、蛇蝋”や俺達team”iflit”の男達が一斉に倒れただろう?」
金剛山が周囲に視線を向けると、それまで戦いあっていた男達が倒れているものと痛がっているものに転がっていた。
大蛇「…。」
大野路「バカな…俺達は訓練を受けているというのに…!!」
蝋「なるほどがね…やはりさっきのは”強力な覇王色の覇気”を発したのは…。」
蝋「”桐生”の奴か。」
金剛山「その通りだ…、今頃他の残っている奴と戦っているだろう。」
金剛山「舎弟共を助けに言った方がいいんじゃないか…大野路 集蔵。」
大野路「ぬう・・・くくっ!!」
大野路は金剛山の言葉に苛立ちつつも、啓と戦っている組員達の元に駆けつけるためにこの場を後にする。
金剛山「・・・さて、残るは蛇と似非芸術家だな。」
大蛇「”おのれ…!! このでかぶつがあ…!!”」
大蛇「武装色硬化”蛇尾銃”…!!」
激高した大蛇は武装色の覇気で固めた蛇の尾による”指銃”で金剛山の身体を貫こうとする…!!
しかし、金剛山は一切避けようとせず…!!
金剛山「ふんっ…!!」
”ガキィィーン!!!”
キラキラの実の能力によるダイヤモンド硬化により、防がれる。
大蛇「”ぬう・・・!!”」
金剛山「甘いわ…!!」
金剛山はそのまま、大蛇の尻尾を強く掴み引っ張る。
大蛇「”ぬおお…!!!???”」
そして、金剛山は大蛇にボディブローを喰らわせる…!!
大蛇「”ごはっ・・!?”」
金剛山「ぬんっ…!!」
そのまま、空中に放り投げる…!!
そして、総統である蝋が黙っている筈がなく、金剛山に攻撃を仕掛けた。
蝋「ちぃ・・!! 武装色硬化 蝋武”蝋槍群”…!!」
蝋燭で出来た大量の槍が生成され、金剛山目掛けて射出される。
蝋「串刺しになるがね‥!!」
だが、しかし…!!
”ガキィィーーンン!!”
蝋「な、なにぃ…!?」
蝋(馬鹿な…なんという硬さがね…!? 俺の蝋槍は鉄をも貫くんだぞ!! しかも、武装色で固めたというのに…!!)
金剛山「甘いな‥王 大蛇に、蝋 家龍よ。」
金剛山「俺の能力は…何人たりとも砕けも…貫けもせん…!!」
金剛山「この”硬度”こそが我が強さだ…!!!」ドン!!!
”ビキメキメキッッ…!!!”
金剛山は右腕をダイヤモンドに変形させ、空中から落下してくる大蛇を捉える…!!
金剛山「”ブリリアント・ラリアット…!!”」
”ベキメキッ・・ドゴオオ!!!!”
大蛇「がはっ…!!!!!」
大蛇の背中は金剛山のダイヤモンドで固められた渾身のラリアットを受ける。
そして、ラリアットの勢いで大蛇が吹っ飛ばないように素早く掴み・・・
金剛山「つぶれろ‥・!!」
”ドグチャ…!!”
そのまま金剛山は右肘を固めたままでエルボードロップを食らわした…。
爬虫類特有の血液が周囲に飛び散り…
大蛇「!!!・・・・・。」
大蛇の転生者はそのまま、動かなくなった…。
金剛山「ふぅ、これぐらいせんと…覚醒したゾオンは超回復で復活するからな‥。」ドン!!
蝋「くっ、化け物が…!!」
金剛山「・・・次はお前だ、似非芸術家。」
蝋「…くっ‥!!」
金剛山「いや、間違えたな…。」
金剛山「”贋作蝋人形”…!!」ドン!!
蝋「なっ…!!??」
後編に続く…。
”青い覇気”を纏った啓に…容赦なく撃ちこまれる凶弾。
難なく、蛇蝋の副総統を倒したteam”iflit”特攻隊長 ”金剛山 強”…。
そして、金剛山から告げられた”贋作蝋人形”とは‥・!?
啓は音乃木坂学院を護れるのか…!! 次回、決着の時…!!
次回、第40話 音乃木坂学院を護れ!! VS”澤井組”&”蛇蝋”・・・そして。