転生の龍が如く 〜女神の守護者~   作:kantarosu

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今回はラブライブスクールアイドルフェスに出てくる少女。”支倉かさね”が出てきます。
何故、彼女が出てくるのかというと…この話を読んでくだされば分かります。

…ではどうぞ、お楽しみくださいませ。


第4章前半 前世の家族 ~東京港決闘編~
第40.5話 ”暗躍”する者達


”日常”とは決して常に安定するとは限らない。 突如、予期せぬ混乱が襲い掛かるものである…。

 

 

 

 

 2015.3.31 火曜日 ~高台の緊急避難場所~

 

 自衛隊によって…音乃木坂全域に”ロードブロック”が引かれ、ここ”避難場所”に集まっていた…。

 

 そして…全ての人が高台から音乃木坂の惨状を見て、口々に自分の心情を吐露していた‥。

 

 

 男性「街が…。」

 

 女性「一体、何が起こっているの?」

 

 老人「ま、まるで…戦争じゃ…。」

 

 老若男女問わずして、それぞれが驚愕と恐怖に包まれた表情に包まれていた…。

 

 

 

 無理もない…。

 

 3月最後の日に…それもよく晴れた日に。 突然、襲い掛かってきたのだ…。

 

 地震でも、火災でも、豪雪でもない‥。

 

 所謂、”人災”…。 しかも、軍隊ですらまるで歯が立たない”最悪の男達”だ。

 

 家々が焼け落ち、道路は陥没し、平和な1日がまるで嘘のように崩壊していた‥。

 

 

 

 

 

 

 そんな中…多くの一般人が居る中…ある一際目立つ魅力を持つ”少女”も同じような表情で観ていた。

 

 

 

 

 かさね「何…。 一体、何が起こってるの…。」

 

 

 

 

 

 私の名前は”支倉かさね”!! 元東雲(しののめ)学院出身で、今年の春に音乃木坂学院に編入する二年生!!

 

 私はそこで2日前に”龍感謝祭”と呼ばれる催しがあるのを教えて貰って知ったんだ…!!

 

 

 

 かさね「えっ…!! パーティがあるの!? ”龍感謝祭”っていう名前はよく分かんないけど…だったら、コスプレしていかないとっ!!」

 

 

 私の趣味は”コスプレ”。色んな衣装に興味があるけど…一番はやっぱり”アイドル衣装”…!! これは外せないよねっ!!

 

 

 

 だって、私は”スクールアイドル”なんだもんねっ!!

 

 

 

 そんな訳で…スクールアイドルとして活動している私はこの”龍感謝祭”で一際目立とうと思ったコスプレをして、当日を迎えようとしたの。

 

 そして、どのような衣装が良いかと考えてたんだけど…。

 

 

 

 かさね「う~~~ん…あっ、そうだ!! 龍感謝祭っていうんだったら、やっぱり龍だよねっ!!」

 

 

 どうせだったら、そのパーティの名前に相応しいコスプレが良いよねっ!! ‥と私は早速、龍のコスプレを探しただけど…自分の思うような衣装に出会えなかったんだよね…。

 

 (着ぐるみはあったけど‥私としては普通にアイドル衣装が良かったので却下にしたよ。)

 

 

 かさね「う~~~ん…そうだっ!! こういう時の為に、自分でも衣装をつくれるように裁縫頑張ったんだよねっ!!」

 

 そして、私は衣装棚やタンスから…今までの衣装を引っ張りだして、既出来上がっている衣装からパーツを取り出したり、繋ぎ合わせて一生懸命につくったんだ。

 

 

 かさね「で、出来た…。 完成っ!!」

 

 私が徹夜をしてつくって完成させたのが・・白い衣装に背中の方に小さくて可愛らしい白い龍翼が付いたアイドル衣装なのっ!!

 

 

 けど…夜通しで頑張ったせいで…私は寝落ちしてしまい、龍感謝祭を寝過ごしちゃった…。

 

 

 かさね「し、しまった‥!! 寝過ごしちゃった!!」

 

 私は慌てて準備をして、音乃木坂学院に向かおうとしたら…。

 

 

 

 警官「住民の皆さんは直ちに…避難してくださいっ!! 繰り返しますッ!!」

 

 家の外から、警官の男の人が拡声器を持って大声で叫んでたの…。

 

 

 かさね「えっ…ま、待って…!? なに、なんなの…。」

 

 私が慌てて、家を出ると…そこで、目に写ったのは‥。

 

 

 

 

 

 

 かさね「あれは…!!??」

 

 かなり、遠い距離…しかし、距離を感じさせない程、巨大な・・・。

 

 

 

 かさね「”白い山”!? あんなものいつの間に建ったの…。」

 

 昨日まではあんな”白い山”など無かった筈なのに…。

 

 けど…なにかを覆っている様に大きく建ってたの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 その刹那…かさねにある疑惑が出た…。

 

 

 かさね(…待って!? あの方角って…!! まさか!!)

 

 そこへ警官がかさねの姿を見つけると叫んだ…!!

 

 

 警官「そこの君ッ!! 何をボーと突っ立っているんだ!! 早く避難指示に従いなさいッ!!」

 

 かさね「あ、はっ…はいっ!!」

 

 かさねはいきなり、自分の事を指して叫ばれたのでびっくりしたが…、丁度自分の先程の疑問が気になったので…。

 

 

 かさね「す、すいませんっ!! 警察官さん、あの白い山ってまさか‥”音乃木坂学院”辺りなんですか‥!?」

 

 

 

 

 警官「そうだ!! あそこは音乃木坂学院がある場所だッ!!」ドン!!

 

 かさね「!!!???」

 

 かさねの疑惑は的中した…。

 

 

 警官「今、あそこでは…大勢の警官や自衛隊が駆けつけて…突如音乃木坂学院を襲撃してきた”謎の犯人達”と交戦中なんだッ!!」

 

 

 かさね「”自衛隊”に”犯人”…!? 音乃木坂学院を”襲撃”!? 何が起こっているんですか!?」

 

 警官「言葉の通りだ‥!! 早く行きなさいッ!!」

 

 

 すると…

 

 

 ”ズドオオオオオーーーーンンン!!”

 

 大きな爆発音が遠方で鳴り響いていた…!!

 

 

 かさね「きゃあっ!?」 

 

 警官「聞いたろっ!? ともかくここだって危険だ!! いつここまで被害が来るか分からない…!! 早く、高台の避難場所に逃げなさいッ!!」

 

 警察官はかさねを避難場所に急かした…。

 

 

 かさね「は、はいっ!?」

 

 かさねは急いで、”白い山”から逃げるように走った…。

 

 その手には、今日の”龍感謝祭”で着る筈であった”白龍”の衣装を持って、高台の避難場所に急ぐのであった…。

 

 

 

 

 

 ・・・そして、今に至る…。

 

 

 かさね「…だめ。 ”瑞希ちゃん”に繋がらない・・・。」

 

 かさねは自分のスマホにある相手に連絡を掛けるが…相手に通じない。

 

 瑞希ちゃんとはかさねが東雲学院の頃に居た一つ上の先輩であり…音乃木坂学院に編入する女学生なのである。本名は”吉川瑞希”。

 

 

 かさねに”龍感謝祭”があると教えたのも吉川瑞希なのである。そして、かさねが徹夜したのも実は瑞希の分をつくっていたからなのだ…。

 

 かさねにとって、瑞希は東雲学院からの友達でありスクールアイドルとしての仲間なのだ…。

 

 

 

 そんな彼女から一向に連絡が付かない…。

 

 恐らく、連絡が着かないのもあの”白い山”の中にいるからではないのだろうか…。

 

 一体、瑞希は無事なのだろうか…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 かさね「何…。 一体、何が起こってるの…。」

 

 かさねは力なく声を出すと…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ”ドサッ…!!”

 

 

 かさね「えっ…!?」

 

 その時であった…!!

 

 

 なんと…かさねのすぐ傍にいた女性が倒れたのであった!!

 

 

 かさね「きゃあっ‥!? だ、大丈夫d」

 

 ”ドサッ…ドサドサッ”

 

 かさね「…!!??」

 

 

 なんという事だろう…。倒れた女性をきっかけに…次々と人が倒れていくではないか…!!

 

 

 かさね「なに、なんなの…!?」

 

 かさねは突然の出来事に恐怖した…。 

 

 突然、意識が無くなるのは分かる‥。

 

 こんな事態だ…。ショックを受けて気絶する人も出てくるだろう…。

 

 しかし、これが1人2人なら分かる。

 

 

 

 だが、倒れている人間は意識の残ったかさね以外を残して、全員が意識を手放したのだ…。

 

 

 

 かさね「も、もしかして…”毒ガス”…!?」

 

 かさねはそう考えたが…それはありえない。もし、”毒ガス”ならば…かさねもタダで済まされない筈だ…。

 

 

 ならば、これはどういう事なのか…。

 

 かさねは考え込んでしまった。

 

 

 だが、それがいけなかった…。周りが見えておらず‥近づく足音に気付かないのがいけなかった…。

 

 

 ”ズシッ…ズシッ…ズシッ…”

 

 地を踏む重厚な足音…巨大なそれはかさねに近づいた…。

 

 

 かさね(!!)

 

 ようやく、かさねは気付いた…。

 

 足元を見て考え込んでいたかさねが気付いたのは自分が近づいた”それ”の影に入り込んだからであった…。

 

 

 かさね(誰…!? 凄く大きな影だけど…。)

 

 かさねはその影の大きさに圧倒されたが…同時に男であると分かった。

 

 身長はゆうに2mは超えてそうだが…もしかして、警察官かもしれないと思った。

 

 

 かさね(ともかく、この状況を説明しないとっ‥!!)

 

 かさねは決意をして、顔を上げた‥。

 

 

 

 

 

 かさね「すいませ・・・・・・・あっ…。」

 

 かさねは言葉に詰まった…。

 

 

 

 目の前に現れたそれは確かに2mを超えていた男であった。

 

 

 

 だが、問題は風貌であった…。

 

 まず、服装であるが…全身漆黒のトレンチコートを着込んでおり、両手にはサイズに合ったグローブを嵌めこんで、両脚も同様なサイズを誇っている。

 

 

 そして何より”全身”だ…。

 

 

 隠しきれない発達した筋肉が、トレンチコートでも隠し切れない程であった。

 

 極め付けが表情だ。…肌の色が文字通り”蒼白”なのだ。

 

 

 まるで、死人の様な肌色で…”白き冷たい眼”がかさねを睨みつけていた…。

 

 

 

 かさね(なっ、なんなの…この人!? 人間なの!? でも、コスプレをしている訳でもないし‥。)

 

 かつてこれ程…強烈な第一印象を受けた事が自分にあっただろうか…。

 

 いや、それはない‥!! 少なくともそんな経験は無かった…。

 

 

 

 そもそも、眼の前にいるこの男…。明らかに只者じゃない雰囲気を出していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 なにより、この男からかさねは一刻も早く‥逃げなければいけないと考えた‥。

 

 ”直感”だ‥。 この男の前に居るのは危険だ‥。

 

 

 かさね(だめ…身体が動かない…。)

 

 だと言うのに…かさねはものの数秒で目の前の男に非常に怯えてしまい…立てなくなっていた…。

 

 それ程、眼の前の男は”恐怖”なのだ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ?「”シノノメガクイン”ノ”ハセクラカサネ”ダナ…?」ドン!!

 

 

 かさね「!!!???」

 

 

 今なんと…言った? 片言であるが、この眼の前の男はなんと自分の元いた”東雲学院”と自分の名前を呼んだのではないか…。

 

 

 かさね(えっ…なんで、なんで私の名前を知ってるの!?)

 

 かさねが自分の名前を呼ばれた事に驚いていると、男は間髪入れずにこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ?「”カイシュウ”スル…。」ドン!!

 

 かさね「えっ。」

 

 

 ”グオンッッ‥!!”

 

 そう言うやいなや、男はかさねに対して…その巨大な手を振り下ろすのであった…。

 

 

 

 かさねは刹那理解した。

 

 自分の周りに居る人達を気絶させたのは、この男だと…。

 

 

 

 かさね「…!!!!」

 

 思わず…かさねは涙目を瞑った‥。

 

 

 

 だが…その瞬間…!!

 

 

 

 

 

 

 「”バラバラせんべいッ…!!”」

 

  ”ズガガガガガッ…!!!”

 

 

 

 ?「グオッ…!?」

 

 

 その時であった…!! 

 

 いきなり…男の身体に鋭利な刃物を施した両脚が飛び込み、男を切り刻んだ…。

 

 

 ?(ちぃ…大分切り刻んだがな…。 この野郎…”覇気”でコートをコーティングしてやがるぜ。)

 

 

 ?「”麦ちゃん”‥!! 間髪入れずにやれやッッ…!!!」

 

 

 ?「”麦ちゃん”…言うなッ!! ゴムゴムの…!!」

 

 

 すると、上空から麦わら帽子を被った少年が腕を回転させ…腕を黒く変色させた‥!!

 

 

 ?「…!!」

 

 巨漢の男は、上空の少年を迎撃しようとするが…。

 

 

 ”ガシッ…!!” 

 

 ?「!!」

 

 

 ?「デッカイ兄ちゃんよぅ…。 ちょっと動かないでくれだぜ…!!」ドン!!

 

 

 なんと、自分のパーツで男を拘束していた…。

 

 まるで、万力の様に男の身体を離さない…。

 

 

 ?「ナイスだ‥!! 喰らえっ‥!!」

 

 

 

 

 

 

 ?「雷将(トール)・ホークライフルッ!!」

 

 ”ズギュイイイイイインンンッッ…!!!!!”

 

 

 

 

 ”ドゴォンッッ…!!!”

 

 ?「グッ…!?」

 

 男の頭上に少年の渾身の落雷の如き一撃が降りかかった‥!!

 

 

 その一撃は、地面をも砕きかねない一撃であった‥。

 

 

 

 

 ?「グオオッ‥!!」

 

 しかし…巨漢の男は腕を掴むと少年を地面に叩き込んだ…。

 

 その衝撃は凄まじく…地面は巨大な隕石が落ちたかのように地面が陥没した…!!

 

 

 

 ”ドゴォンッ‥!!”

 

 

 

 ?「おおっ…強烈な叩きつけっぷりだぜ…!! まさに《暴君(タイラント)》だぜ。」

 

 

 

 

 かさね「」

 

 絶句した…。

 

 かさねは絶句した…。

 

 

 かさね(えっ…。 ええええええっっ!!!???)

 

 何が一体起こっているのだろうか…今の自分では全くついていけなかった…。

 

 

 かさねは以前…コスプレの勉強という事で、瑞希と一緒にヒーローショーだとか魔法少女のショーとかを観たことがある。

 

 (瑞希は渋々…かさねに巻き込まれた。)

 

 

 ヒーローショーという題目なので、所謂”戦闘シーン”もあるのもあるが…。

 

 やはり、そこは派手な効果音を出したりするが…パンチが実際に当たるわけでもないし、剣を使ったとしてもやはり切るわけでもないし…。

 

 そもそも…明らかに戦闘が”遅い”のだが…。

 

 

 

 今、眼の前で繰り広げているのは‥明らかにヒーローショーのバトルとは次元が違うレベルであった…。

 

 

 かさね「あっ・・・もしかして、”映画の撮影”なんだ…!!」

 

 ?「はぁっ…!?」

 

 かさねは手を叩いて納得した。

 

 そうその筈だ…!!

 

 

 

 

 今、目の前に繰り広げているのは”A級映画”なんだよっ!!

 

 それなら、今日の一連の出来事も分かるっ‥!!

 

 

 ”白い山”もセットで、警察管の人は役者で、避難する人はエキストラで、急に倒れたのは演技…!!

 

 あのおっきい男の人だって、自分のコスプレなんかより…もっとお金を掛けて本格的につくってるんだ…!!

 

 

 そ、それにもしかして…こういう目に合ってる私って実は映画の主役なのかな…!?

 

 

 かさね「あの…!! もしかして、これって映画の撮影なんですか‥!? そうですよね‥!! 出なかったら、私こんな目に合っていないだろうし‥。」

 

 かさねは思わず‥眼の前にいる変わった男に話しかけた‥。

 

 

 その男は素肌にジャッケットでドレッドヘアーであり、トレンチコートの男と負けず劣らずのインパクトを放っていた‥。

 

 

 

 

 しかし、その男はかさねの答えを見事にぶち壊した‥。

 

 

 

 ?「阿保ぅっ‥!! 嬢ちゃん、よく見るんだぜ…!!」

 

 かさね「えっ…。」

 

 

 するとどうだろう…。

 

 

 ”バキッバキッ…!!”

 

 陥没していた地面から…!!

 

 

 

 

 

 

 

 ?「うらあああああッッッ…!!!」

 

 ”ドゴォンッ!!”

 

 

 巨漢の男に叩きつけられていた筈の少年が大声を上げて、飛び出た…!!

 

 

 かさね「えっ…!!!???」

 

 思わず、かさねは口をパクついた…。

 

 

 

 

 

 

 ?「効かないねぇ・・・。」

 

 少年は巨漢の男に向かい合うと…

 

 

 

"こう言った‥。"

 

 

 

 

 

 

 ?「《ゴム》だから!!」ドン!!

 

 

 ?「…。」

 

 

 かさね「えええっ…。 な、なんで…地面に叩きつけられたのに‥。」

 

 

 ?「言ったろうぜ…。 あいつは”ゴム”なんだ…。 そんでもって、オレは。」

 

 かさね「えっ…。」

 

 

 

 

 ”スポンッ…!!”

 

 かさね「ふぇ。」

 

 

 

 ?「”バラバラ”なんだぜ。 どうだ…?凄いだろうぜ。」

 

 ”クルクルッ…クルクルクル…”

 

 男は”自分の頭”を指で回転しながら、かさねに話しかけたのであった‥。

 

 

 

 

 

 かさね「」

 

 ”ドサッ…”

 

 先程の光景から、かさねは正常な判断が出来ておらず、混乱しており…トレンチコートの男、麦わら帽子の少年…。

 

 

 

 

 

 そして、生首ドレッドヘアーの男のインパクトで…意識が飛んだのであった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・・・。

 

 2015.3.31火曜日 某時刻 ~高台の避難場所~

 

 

 ?「・・・ねっ!! ねぇ、起きなってっ!!」

 

 良く知っている女の子の声が私の耳に聞こえてくる…。

 

 

 

 ?「かさね‥!!」

 

 かさね「えっ…!?」

 

 

 私の目の前に現れたのは、他でない私の友達の”吉川瑞希”だった‥。

 

 

 瑞希「かさね!! 良かった~~。目が覚めてっ!!」

 

 瑞希は安堵の声を出すのであった‥。

 

 

 かさね「瑞希ちゃん‥。 なんで、ここに?」

 

 瑞希「警察官の人にかさねがここにいるって聞いてきたのよっ…!! びっくりしたんだから!! 大勢の人が倒れてるし…。 私も大変だったんだけど…。」

 

 

 かさね「そ、そうなんだ。 あっ、そうだ…。」

 

 かさねはバッグに入れていた衣装を瑞希に渡した…。

 

 

 瑞希「あっ、それって…。」

 

 かさね「これはね…。 その”龍感謝祭”で一緒に着ようと思ってたの‥。」

 

 瑞希に渡したのは、かさねが徹夜で作った”白龍”の衣装であった…。

 

 

 瑞希「まさか、今日来れなかったのって‥!!」

 

 かさね「うん…徹夜しちゃった。 慣れない事するもんじゃないね…。」

 

 

 瑞希「ううん、そんな事ないよっ!! かさねは”立派な娘”だよっ!!」

 

 かさね「あ、ありがとうっ。 瑞希ちゃん‥。」

 

 

 2人は感極まって泣いてしまった…。

 

 お互いの無事に思わず泣いてしまったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だが…彼女達と対照的に街は・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~?~

 

 2人の若者が人気のない道を歩いていた…。

 

 

 ?「これからが大変だろうぜ…。」

 

 そう言い、ドレッドヘアーの青年はジャケットを肩に担ぐと”ジャンボたこ焼き”を喰らう…。

 

 

 ?「んっ…大変って、さっきの女の子かっ!? なにしろ、こんな”面の生首”みたもんなッ!!」

 

 麦わら帽子の少年は肉を喰らいながら、ケラケラ笑った…。

 

 

 ?「そっちじゃねぇぜッ!! …さっき倒した”奴”だぜ。」

 

 

 ?「さっきの奴? …え~と、確か”三日前の抗争”で闘った奴だろう!! 名前は確か…。」

 

 

 

 

 ?「”Tシリーズ”だぜ…。 多分…”T-103”。」ドン!!

 

 

 

 

 ?「この世界じゃない…。 ”バイオハザードの世界”に居るB.O.Wだ。」ドン!!

 

 

 ?「おいおい、マジかよ…。 三日前の”タイラント”より強かったぞ…。 俺ら二人掛かりでやっとだ‥。 しかも、逃げやがったし…。」

 

 

 ?「そう、その通りだぜ…。 しかも、狙い通り‥。」

 

 

 ドレッドヘアーの青年はある”バッジ”を握りしめる‥。

 

 

 

 それには…ある獰猛な猛獣が刻まれていた…。

 

 ?「輝く金色の獅子のエンブレム…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 ?「四大勢力・・・《金獅子会》のバッジだぜ。」ドン!!

 

 

 ?「つまり、”姐さん”の狙い通りだったわけか…。」ビキッ!!

 

 少年は骨を握力で粉々に握りしめた…。

 

 

 

 ?「それにしても、”エンゾー”の奴は平気なのかな…。 相手は”蝋 家龍”っていう奴なんだろう…?」

 

 

 ?「ああ、そうだぜ…。 とりま…ジュースとか缶コーヒーが要るだろうぜ‥。」

 

 

 ?「ああ、それなら…あのおばちゃんって、甘党なんじゃないのか!!」

 

 

 ?「んっ…? なんでそう思うのかだぜ‥?」

 

 

 ?「トカゲの子はトカゲっていうだろうっ!!」

 

 ?「それは多分…違うような気がするぜ。 まぁ、また”エンゾーちゃん”に聞いてみようぜっ!!」

 

 

 ?「ああ、急ごうぜ…!!」

 

 

 かくして、2人の”転生者”はある場所に向かうのであった‥。

 

 

 第41話に続く…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ?「なに、Tが退けたのか…。 そうか、あの2人なら仕方ない…。 俺も”こっち”で仕事が残ってるからな…。 …じゃあな。」

 

 

 p…。




今回の話は、纏めると…。

1.金獅子会の”タイラント”

2.”麦わら”と”バラバラ”の2人

3.姐さんの狙い

言ったところでしょうか…。

ちなみに今回の書き方としては‥かさねの心情と作者の状況説明を交互させつつ書いてみました。
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