転生の龍が如く 〜女神の守護者~   作:kantarosu

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第4章が開始されました。
どうも、kantarosuです。本来は第3章ボスとして”ある青年”と啓を闘わせたかったのですが、この章に続くこととなりました…。
では、前回のあらすじをどうぞ…。

~前回のあらすじ~
2015.3.31火曜日に音乃木坂学院が襲撃されるも、啓は澤井や二万人の転生者達を退けることに成功したのであった…。
しかし、team”iflit”の”金剛山 強”によって、蛇蝋”総統””蝋 家龍”は倒されたものの…”明後日”に会おうという言葉を残し去っていく…。
遂に音乃木坂学院から転生者達の魔の手は一時期は去ったものの‥。



だが、事件が起こっている最中・・・にこの家族…”母”と”三人の妹と弟達”が”転龍会”によって攫われてしまうのであった…。



第41話 ”蝋”対”炎”

2015.3.31火 PM 18:00 ~”白い島”~

 

 

 青年(さて・・・あれから何時間ぐらい経ったか…?)

 

 額にゴーグルを掛けた青年は、ふと体内にある”ナノマシン”から時間を読み取る。

 

 

 

 青年(4時間後か…。)

 

 丁度、この”4時間前前後”に”音乃木坂白いドーム事件”が本格的に起こった時間であった。

 

 つまり、この闘いは誰にもまだ世界に知られてはいないが…”3.31”と同じ日に起こった闘いなのである。

 

 

 

 青年(この”蝋片”のせいで、通信出来ないのが難点だな…。 これは”チャフグレネード”が起こす電波障害と同じか‥。 ナノマシンの改良の余地が要るな。)

 

 ナノマシンとは言え、電波を介する為か…障害物で阻まれては通信は出来ないのは当然であった‥。

 

 

 

 

 そして…青年は仲間の事を心配した。

 

 

 青年(それにしても・・・あいつら、手筈通りに動けているか…。 いや、大丈夫か。)

 

 その時…!!

 

 

 

 

 ”ヒュッヒュッヒュンッ…!!”

 

 

 

 青年が思案しているところ、突然”大量の黒い槍”が青年目掛けて飛び交う!!

 

 

 しかも、オールレンジ360°‥!! 脅威の範囲であった…!! 

 

 

 ”黒い凶器”はまるで…”ファング”の様に突き刺さろうとしていた‥!!

 

 

 

 

 青年「あの”黒い槍”は覇気か…!! えげつねぇことするぜ!!」

 

 青年は一瞬で身体を”発火”させ、周りの黒い槍に向けて…

 

 

 

 

 

 

 青年「炎戒”回天”…!!!」

 

 ”ビュオオオオ…!!”

 

 発生させられた炎は”日向ネジ”の”回天”の様な”炎の円”の形になり…直径360°の攻撃に対して、直径360°の防御を繰り出したのだ。

 

 かくして、全範囲に放った黒い槍は炎の円によって焼却。後に炭と化していった…。

 

 

 しかし…!!

 

 

 

 ”グゴゴゴゴゴ…!!!”

 

 

 青年「‥!!」

 

 

 なんと、青年の頭上へ”超特大棘付き蝋球”が落下していた…!!

 

 

 

 青年「本命はこっちか…!! 当然、覇気も纏いやがって…野郎ッッ!!」

 

 

 青年は腰を下ろすと、地面に両手を翳し、叫んだ…!!

 

 

 

 

 青年「炎戒”火柱”…!!」

 

 

 ”シャボオオオオオッッ…!!!!!”

 

 鋭い巨大な火柱が頭上の蝋球を下から焼き貫いた…!!

 

 

 瞬間‥溶解していく蝋球に狙いを定め…

 

 

 青年「炎弓”隼射ち”ッッ!!」

 

 青年は見事な腕前で、残りの蝋球を溶かしていった…!!

 

 

 

 そして、青年は間髪入れず‥”敵対者”に狙いを定めた…。

 

  

 

 青年「喰らいやがれッッ…!!」

 

 ”ドヒュン…!!”

 

 

 青年から放たれた炎の弓矢が放たれたが…!!

 

 

 

 

 

 

 ?「甘いがねッッ…!!」ドン!!

 

 なんと…二本指で弓矢をキャッチし…!!

 

 

 

 

 ?「哼!!(フンッ!!)」

 

 

 ”グシャ…!!”

 

 音と共に炎の弓矢は僅かな火の粉を散らして散っていった…。

 

 

 それを見ていた青年は溜息を吐き、言葉を発する。

 

 

 

 青年「ったく…!! 人の弓矢を握り潰しやがって…。」

 

 

 青年「なぁ‥!! 本物の《蝋 家龍》さんよぉッ!!」ドン!!

 

 

 

 蝋「ふん…!! それはこっちのセリフがね…。」

 

 

 中華系転生者マフィア”蛇蝋”総統 ”ドルドルの実の転生者” 

 

 《災厄の転生者》の1人 ”蝋害”の”蝋 家龍”ドン!!!

 

 

 

 蝋「さっきから、俺の”永遠の美”を焼き尽くしやがって…。」

 

 

 蝋「”炎山 倉之助”!!」ドン!!

 

 

 

 炎山「へっ…。 そんなに大切なら”自分の墓”にでも供えてなッ!!」ドン!!

 

 

 《四大勢力》”転龍会”直系team”iflit”総長 

 

 ”メラメラの実の転生者” ”炎山 倉之助”ドン!!

 

 

 

 蝋「”墓”だぁ…? ガキが…舐めた口を聞きやがるがね…。 全く最近の”転生者”は目上の”転生者”に対する口の訊き方がなっとらんがね…!!」

 

 

 

 炎山「そいつはどーも!! テメェなんぞに敬語は使わねぇよ…!!」

 

 

 炎山は両手で”龍”の頭をつくると…!!

 

 

 

 

 炎山「”龍火炎”ッッ!!!」

 

 ”グオオオッッッ…!!!”

 

 炎山によって…作り出された”炎龍”は蝋目掛けて飛び込んだ…!! 

 

 

 

 

 

 

 蝋「ぬぅ…!!」

 

 

 ”ズドオオオンンッッ…!!!!”

 

 

 ”白い島”に盛大な爆音が鳴り響いた…!!

 

 

 しかし、その”盛大な爆音”は決して”外”に鳴り響かなかったのであった・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 同時刻・・・~東京湾”埠頭”~

  

 都内、東京湾で何十人の屈強な男達が‥ある方向を見ていた。

 

 

 ?「あんた達…聞こえるか? ”蝋”対”炎”・・・2人の転生者の闘いが…!!」

 

 iflit「…いえ、聞こえやせんが…?」

 

 

 ”バキィッ…!!”

 

 iflit「ガッ…!?」

 

 突然であった…!! そう言い放った男に対し‥副総長と呼ばれた男が殴ったのであった。

 

 

 ?「…!!??」

 

 それを見ていたある母親が”子供3人”を見せまいと隠した…。

 

 

 

 ?「馬鹿野郎が‥!! この俺がテメェらに”あんた達”っ呼ぶかってんだ!! 馬鹿野郎ろぃッ!!」

 

 ?「それに見聞色の覇気で注意深く聞きゃあ分かるだろよぉいッ!!」

 

 そう言って、1人ずつボコッていく極めて怖い男…。

 

 

 

 ?「お、おかあさま…。」

 

 ?「大丈夫よ‥。 ママが傍についているから…。」

 

 母親が強く抱きしめた…。

 

 

 

 その時だった…!!

 

 ”ガシッ‥!!”

 

 殴っていた男の振り上げた腕を後ろから掴まれたのであった‥。

 

 ?「オッ‥?」

 

 

 

  

 iflit「あっ‥!? ”強の兄貴ッ”!!」

 

 

 

 後ろから掴んでいたのは、今日‥”音乃木坂学院”で啓の薙刀を折った巨漢のダイヤモンド男…。

 

 

 金剛山「…子供が怯えています。 それに部下が可哀想だ…。」ドン!!

 

 

 ”キラキラの実”の転生者である”金剛山 強”であった‥。

 

 

 

 ?「は…はわわわわ…。 こ、こわいよ‥。」

 

 

 急に現れた3mを超す巨漢の男に思わず、怯えてしまう女の子は目に涙が浮かんでしまった‥。

 

 

 

 ?「おいおい、言ってるお前が怖がらしてるじゃねぇかよおい…!!!」

 

 

 金剛山「…面目ないです。 ところで…さっき途中で暴走族の”人山”を見かけたんですがね。」

 

 

 

 金剛山「つくったのは…貴方ですか?」

 

 

 金剛山「”副総長”。」ドン!!

 

 

 

 蒼羽「ふんっ‥。 ウロウロ溜まってたからな…目障りだったから…。」

 

 

 

 

 蒼羽「シコタマボコボコにしてやったんだよい‥。」ドン!!

 

 

 転龍会直系team”iflit”副総長 ”蒼羽 浩二”ドン!!

 

 

 

 金剛山「…殴らんでも…覇王色の覇気で気絶すりゃいいじゃないんですかぃ?」

 

 

 蒼羽「あのな~俺はよう”覇王色の覇気”が気に入られねぇんだよいッ!!」

 

 

 蒼羽「ありゃあ、ただ敵の意識を奪うだけじゃねぇかよいッ!! 相手を怪我させずになぁっ!!」

 

 蒼羽「それじゃあダメダメだよいッ!! 敵にしっっっかり、身体のダメージを叩きませないとダメなんだわッ!!」

 

 

 蒼羽「そうでもしねぇと…”転生者”の恐怖って言うのを身体が覚えねぇからなッ!!」ドン!!

 

 金剛山「・・・。」

 

 

 

 蒼羽「というか‥”転生者”なんて滅多に逢えない奴に怪我させられたんだから‥むしろ感謝されるべきだろぃッ!!」

 

 金剛山「ふむっ‥。」

 

 

 ”なあ、テメェらもそう思うだろうよいッ!?”

 

 ”は、はぁ‥。”

 

 

 

 金剛山「そんな事より‥総長は闘っているんですか? あの”蝋 家龍”と…。」

 

 蒼羽「ああ、そうだったよい‥。」

 

 

 蒼羽は水平線に指を指した。

 

 

 蒼羽「あそこの方で闘ってだろうよぉい。」

 

 金剛山「ええ。 ・・・しかしまぁ、わが総長ながら大した人だ。」

 

 

 蒼羽「俺達じゃあ、却って”邪魔”になるよい。」

 

 

 蒼羽「ああ‥よく躊躇なく、”災厄の転生者”と一戦交えようとするよい。」

 

 金剛山「力の差もあるでしょうに‥。」

 

  

 蒼羽「そうだな…あの蝋の事だよい‥。 蝋は炎に弱い筈なんだがな‥。」

  

 

 蒼羽「恐らくは、弱点を見越して”蝋”自体に火耐性でも施してるんだろうよい‥。」

 

 金剛山「蝋に火耐性…ですか‥。」

 

 

 蒼羽「そりゃあ、自分の弱点を鍛えない訳はいけねぇだろうよい。 岩礁組長やユーマの頭の2人も‥岩礁組長は”極寒”の環境で鍛錬してるし、ユーマの頭の方はその逆で”極暑”でしてるって話だよい。」

 

 金剛山「まぁ…そうですね。」

 

 

 蒼羽「まぁ、炎山総長も日増しに強くなっていることだよい‥。 少なくとも、今この闘いで‥”死ぬタマ”じゃねぇよい。」

 

 蒼羽「ところでさっき話を振ったんだがよい。 ・・・この話について来てるかよぃ…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 蒼羽「《矢澤の奥さん》よう‥?」ドン!!

 

 

 さゆり「…!!」キッ…!!

 

 

 そう、母親と子供三人とは”矢澤 さゆり”と”こころ”、”ここあ”、”虎太郎”の四人だった…。

 

 

 

 蒼羽「おっと…悪かったよい!! チビッ子三人を頭数に入れて無かったな。」

 

 

 こころ「ひぃ・・・。」

 

 ここあ「は、はわわ…。」

 

 虎太郎「‥。」ギュッ…!!

 

 

 

 蒼羽「うーむ、三者三様の反応だよい…!! 弟くんは若干堪えてるな‥!!」

 

 

 蒼羽「いつもは”家から幼稚園ぐらいの距離の暮らし”しかしてないし‥急にこんな港で”こわあ~~いお兄さん達”に囲まれるからビビッてるかよい? んんッッ?」

 

 蒼羽「まぁ…今間違いなく君たちチビッ子の人生で一番怖い目に会ってるから‥仕方ねぇかよいッ!!」

 

 

 蒼羽「ヒッヒッヒ・・・ヒヤッハッハッハッッハッハッハッ…!! ほら、テメェらも笑えいッ!!」

 

 蒼羽は部下共を囃し立てて爆笑するのであった!!

 

 

 

 

 

 その時・・・

 

 さゆり「あ、貴方達…私はともかく‥子供達には手を出さないでッ!!!」ドン!!

 

 さゆりはこの圧倒的に不利の場に置いて、我が子三人を護る為に叫んだ…!! 

 

 

 

 蒼羽「おお~と? 流石は”子供4人”を現在進行形で育ててる肝っ玉母ちゃんは一味違うよい~~!?」

 

 ”パチッ‥パチッ‥!!”

 

 蒼羽は軽く拍手すると、さゆりの眼の前にしゃがみ込んだ‥。

 

 

 蒼羽「安心しろ~~い。 これから…四人ともある”所”で暮らしてもらうからな~!! 離れ離れになることは”ないない”よいっ!!」

 

 

 

 

 

 蒼羽(まぁ…俺は《奥さん》の方が断然‥ヒッヒッヒ。)

 

 

 金剛山「副総長…!! あの”お二人方”です…。」

 

 

 蒼羽「んん…!? 来たかよい‥!?」

 

 

 視線の先にはある2人の”肉喰い少年”と”ドレッドヘアーの青年”が”買い物袋”を持って近づいてきた‥。

 

 

 

 ?「遅くなって…申し訳ないぜ。 で、そこに居るチビッ子三人とママの四人で間違いないか?」

 

 金剛山「はい‥宜しくお願い致します。」

 

 

 ?「よし、じゃあ…こっちに来るんだぜ…!!」

 

 

 こころ「えっ…。」

 

 こころは驚いた‥。

 

 眼の前にいるのは少し前にモニター越しで観た男であった。

 

 

 虎太郎「・・・あっ!!」

 

 虎太郎も思い出した以前のμ’s復活ライブ会場で観た”麦わら帽子”の少年であった。

 

 

 さゆり「あ、貴方たちは…!!」

 

 

 ?「その説はどうもだぜ…。 さてと…。」

 

 青年は買い物袋から、ジュース3つと缶コーヒー(甘い)を取り出すと…。

 

 

 ?「ほらっ…喉が乾いたら歩けねぇだろうぜ?」

 

 と…小さな手に飲み物を持たせた。

 

 

 ?「ほい、ママさんには缶コーヒーだぜ。 甘い方が好きだったか?」

 

 さゆり「えっえええ…。」

 

 今しがた、男の行動を間近で見てやや驚いた顔をするさゆり…。

 

 

 ?「なぁ‥!! 言った通りだろう? おばちゃんの方は絶対甘党だって‥!!」

 

 ?「はいはい、分かってるぜ。」

 

 

 

 ?「じゃあ、金剛山‥。」

 

 金剛山「はい‥。」

 

 

 ?「くれぐれも”桐生ちゃん”を甘く見るなよ…?」

 

 金剛山「はい、承知しておりますッ…!!」

 

 

 そう言うと、その”2人”は夜の闇に消えていった…。

 

 

 

 

 

 蒼羽「ふ~~ん、なんというかあの”2人”…。」

 

 

 

 

 

 蒼羽「”ガキンチョ”の扱いに慣れてるように見えたな…。 《前世》と関係あんのか‥?」

 

 

 金剛山「…それは間違いなく…。」

 

 

 

 

 

 

 

 金剛山「《100%》でしょうね‥。」ドン!!

 

 

 続く‥・。

  




はい、このような形で始まりました。

第4章 前世の家族

この章は今までの章より深い話に仕上げるように頑張ります。

さて、色々と謎が出ましたが‥。

果たして、どうなるのか…?

次回 第42話 ”混乱に突入せし世界”

次回も乞うご期待b
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