転生の龍が如く 〜女神の守護者~   作:kantarosu

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ああ、超速くキーボードを打ちたい人生だった…。”ガクッ…”
どうも、初っ端から辞世の言葉を呟くHP0間近の男、kantarosuです。はい、嘘です。
では、前回のあらすじをどうぞ。

~前回のあらすじ~

”白い島”…そこである”転生者2人”が闘いを繰り広げていた…。
その内の1人が転龍会直系team”iflit”総長である”メラメラの実の転生者”…”炎山 倉之助”とそして…対するは金剛山によってやられた筈の…蛇蝋”総統”である”ドルドルの実の転生者”…”蝋 家龍”であった‥。

そんな激闘を見守っていたのは…副総長”蒼羽 浩二”と特攻隊長”金剛山 強”。


…そして、誘拐された”矢澤家”の面々であった。怯える子供達…。それを必死に護ろうとする母。そんな中…暗闇の中から2人の男が現れ、家族は連れ去られていくのであった…。



第42話 混乱に突入せし”世界” 前編

 2015.4.1水 AM9:00 ~都内”東條 希の自宅”~

 

 ”2015年4月1日”…。 日本人にとっては一年の始まりを告げる日だ。

 

 ”春夏秋冬”…”しゅんかしゅんとう”…。

 

 

 その4つの内、”春の気候”。

 

 その”春”の暖かな日差しが辺り一面を照らしている。

 

 

 だがうららかな春の気候を一切余所に…あるマンションの一室は外の陽気な日差しから一切の日差しを通さずして…。

 

 

 ある少女が…ひたすらある事に集中していた。

 

 希「うそやん。 ・・・ううん、見間違いやない。」

 

 

 

 

 

 希「何度やったって、”同じ悪い結果”になるやん…。」

 

 そう言い、希は手にしていた”タロットカード”を床に落とした。

 

 

 

 ”カタンッ…。”

 

 部屋に”タロットカード”が落下する…渇いた音が部屋に響いた。

 

 

 

 

 

 ・・・元μ’s三年生メンバー”東條 希”。

 

 都内出身でありながら、似非関西弁を使い…音乃木坂学院生徒会副会長をも務めた彼女。

 

 μ’sの名付け親であり、メンバー内の頼れるお姉さんといった立ち位置で他の8人のメンバーをフォローしてきた。

 

 

 

 そんな希には特技があった。

 

 前途に述べた通り、そう”タロットカード占い”である。簡単に言えば、カードの正位置や逆位置によってそれぞれのカードの意味を備えている。

 

 それを自分の思い描いたテーマに沿って占い、人間関係等を占う。

 

 

 希はこの”タロットカード”を用いて、相手に自分の気持ちを伝えたり…問題の解決に尽力してきたのだ。

 

 つまり、彼女にとって…”タロットカード”は自分を語る上で外せないものと言っていいだろう…。

 

 

 

 

 ・・・その彼女が自分にとって”とても大切な物”を落とす程…。

 

 

 

 

 希「・・・。」

 

 ”ガタガタ…”

 

 

 希はとても《恐怖》に震えていた…。心の底から‥。

 

 それは彼女が先程占っていた”テーマ”の《非常に恐ろしい結果》…。

 

 

 

 及び…その結果によって導き出された”ある人物の存在”‥。

 

 

 

 

 希(ど、どうしよう…。 今日のこの事を”病院”で話すべきかな…。)

 

 希はこの余りにも”恐ろしい結果”。なにせ、自分が受け止めるにはあまりにも…余りにも許容範囲を超えている。

 

 頭の思考が停止どころか爆発しかねないし、心が・・・《心》が消え入りそうだ…。

 

 

 希(一体、《彼》は何者なん? ”転生者”って・・・もうそれだけで、うちは”心”や”頭”がおかしくなりそうや…。)

 

 

 希はここに来て、一気に不安が煽った…。

 

 あのにこが誘拐されたあの日から・・・。

 

 

 

 

 希(《神様》…うちらが。  《μ’s》がなにをしたっていうん…。)

 

 

 

 希が《神》の存在を本気で信じているそんな時…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ”ピンポーン。”

 

 

 

 

 

 

 希(…!!)

 

 希は突然のチャイムの無機質な機械音にビックリした。

 

 先程まで、非常に暗い考えをしていたのだ。

 

 もう、ビックリするしかなかった…。

  

 

 希(だ、誰!!?? も、もしかして《転生者》!?)

 

 希は身構えた。 だが、そんな事をしても一切無駄だろう。

 

 もし、何人もの”男の転生者”が自分を取り囲んだとしたら…一体、どうなるのか…。

 

 

 だがそれなりの”年齢”になっている希はどうなるのかが”分かって”しまう。

 

 考えにするだけで恐ろしい。怖い。死ぬより怖い。

 

 

 希「こ、怖い。 出たくない…。 ”お母さん、お父さん…。”」

 

 希は涙目になりながらも、両親を呼んだ…。

 

 

 

 

 だが…彼女が両親を呼んだその後…希に取って聞き慣れた”少女”の声が聞こえてきた。

 

 

 

 

 

 絵里「希っ!! いるんでしょうっ!! 迎えに来たわよ!!」

 

 亜里沙「希さんっ!! いないんですかっ!!」

 

 

 希「!!」

 

 希は2人の声を聞くと…。

 

 

 

 ”タタタッ・・・!!”

 

 一目散に鍵を開け、ドアを開いた。

 

 

 絵里「やっぱり…!! 希いるんなら…」

 

 

 ”ガシッ・・・!!”

 

 

 絵里「の、希っ!?」

 

 亜里沙「希さんっ!? ど、どうしたんですかっ!?」

 

 

 突然、2人に抱き付いた希。

 

 

 2人に抱き付いた希はこう言った…。

 

 

 

 希「ごめん、エリチに亜里沙ちゃん、しばらくこうさせてもらえん…。」

 

 絵里「 ・・分かったわ…。 亜里沙もいい?」

 

 亜里沙「うん。 私はいいですよ、希さん。」

 

 

 希「ありがとう…。 2人とも。」

 

 希はお礼を述べると、しばらく抱き付いた…。

 

 

 

 

 

 

 

 2015.4.1水 AM9:15 ~”希のリビング”~

 

 

 希「エリチに、亜里沙ちゃん…ごめんよ。 せっかく、”真姫ちゃんの病院”に行くって言ったのに…。」

 

 希はお盆に飲み物を載せて、椅子に座る絵里や亜里沙に配った。

 

 

 希「うちが”混乱”したせいで、約束の時間に遅れてしまって…。」

 

 希も自分の分の飲み物を置くと、自分も椅子に座った。

 

 

 絵里「いいのよ。 希が落ち着いてから病院に向かえばいいし…。 それに真姫も”皆で何か飲みながらでもして、話し合えば心が落ち着く筈よ。 落ち着いたら、ゆっくり病院に来なさいよ。”って言ってたわ。」

 

 

 絵里「μ’sのメンバー内で敬語禁止って、言ったのは私だけど…。 相変わらず、真姫の口調は上から目線ね…。」

 

 絵里は真姫の口調に少し、口を尖らせた。

 

 

 希「そうやね。 けど、なんだかんだ言って…。 人の事をきちんと考えてくれてるのが真姫ちゃんらしいやん。」

 

 絵里「そう? そう言っても真姫は素直に喜ばないと思うけど。」

 

 亜里沙「ええっ!! でも、お姉ちゃんこそ口調がけっこうきついんじゃない?」

 

 絵里「なによ、亜里沙。 文句あるの?」

 

 

 

 亜里沙「だって、お姉ちゃんだって…。 口調がちょっと冷たいじゃない。人の事言えないよっ!!」

 

 

 絵里「ひどい言いぐさねっ!! 人前で妹が姉をからかうもんじゃないわ。」

 

 亜里沙「大丈夫だよ!! 人前って言っても…希さんの前だから、”お姉ちゃん”の事はとっくに分かってるよ!!」

 

 亜里沙はしてやったりの顔で絵里にベロを出しながら小悪魔っぽく発言した。

 

 

 絵里「言ったわねっ!! 亜里沙っ!!」

 

 そう言い、キャイキャイ言い合う2人のロシアン姉妹。

 

 

 

 

 

 それを見ていた希はこう発言した。

 

 

 

 希「2人ともっ!! もうええよ、空気和ませなくてもっ‥。」

 

 

 亜里沙「あっ…。 すいません、希さん…。」

  

 亜里沙は素早く謝った。

 

 絵里「ご、ごめんなさい希。 ちょっと、至らなかったかしら?」

 

 

 希「ううん、2人の心遣いに感謝しとるんよ。 わざわざ、うちの為に和ませてもらわんでも…。 2人に申し訳ないやん?」

 

 絵里「・・・そう。」

 

 希「うん、それにちょっと落ち着けたから、2人には先に話しとこうと思って…。」

 

 

 そう言い、希はテーブルに”タロットカード”を出した。

 

 

 絵里「これって、希がいつも持ってる…。」

 

 亜里沙「”タロットカード”ですよね…。」

 

 

 

 

 希「うん、これから話そうと思うんよ…。」

 

 希はゆっくり、そして伝えた。 

 

 

 

 

 

 ”自分の胸の内”を・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 数十分後…。

 

 時計の針が進んでいく…。

 

 

 

 絵里「・・・・。」

 

 亜里沙「・・・・。」

 

 

 希「一先ずはここまでや…。 じゃあ行こうや、2人とも。」

 

 希は椅子を戻して、上着を着て…絵里や亜里沙に言った。

 

 

 

 

 

 希「《啓君》が居る病院へ…。」ドン!!

 

 希はこれから”話すこと”を必ず啓に話そうと心に決意したのであった‥。

 

 ”中編”に続く…。

 

 




希は2人に”何”を話したのか…?

そして、話し終えた3人は”西木野病院”に向かう…。

次回、第43話 混乱に突入せし”世界” 中編

次回も乞うご期待b

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