転生の龍が如く 〜女神の守護者~   作:kantarosu

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打てるときに打っとかないとね! どうもkantarosuです!
ついにはじまりました!!転生の龍が如く!!
3話で御座います。ドン!! これからが本番です。とはいえ、作者はラブライブの原作は知らんので、少し、間違ってたら勘弁して貰いたい()
さて、今回からはあらすじも付けますよ!!

リメイク完了 2018.3.18

~前回までのあらすじ~
”無茶なこと”が原因でこの世を去った桐生啓は何も無い世界で、”神”に出会う。
そこで即答でone-pieceの世界に行こうとしたが、原作が終了したラブライブの世界に転生して欲しいと懇願される。
実は啓と同じように転生した男達がμ’sのメンバーを狙っているというのだ。
そこで、神は啓に他の転生者達を倒して欲しいというが、また、即答で、俺が全身全霊を掛けて守ってやると決意する。
・・・かくして、神に力を授けられた啓は、μ’sを守るべく、ラブライブの世界にダイブするのであった。
そして、そのころ音乃木坂学院のアイドル研究部部室である人物が、二人の人物を呼んでいた…。
では、お楽しみ下さい!!


第1章 狙われた女神
第3話 足りないもの


 ”ラブライブ”…作品のタイトルそのものになっているこの大会は、一言で言えば、”全国高校総体のアイドル版”と言えるだろう。

 

 春季と秋季に別れた年に二回開催され、大会には多くのスクールアイドルが参加する。廃校阻止や思い出作りなど実に様々な少女たちの思いを乗せて、アイドルとして舞台に上がるのだ。

 

 そんなラブライブを一躍有名にしたのが、東京UTX学院のスクールアイドルユニット”A-RIZE”。綺羅ツバサ、統堂 英玲奈、優木あんじゅの三人の少女から成るこのユニットは、記念すべき第一回目の大会で優勝し、スクールアイドルというものは一体何なのか?…それらを全国区に知らしめた彼女達の功績と言ってもいい。それ程、ラブライブの影響力は年頃の乙女たちに余りにも強烈なのだ。

 

 A-RIZEの台頭により、多くの少女達がラブライブに参加する慌ただしい時流の中・・・そのアイドルユニットは突然、彗星の如く現れた。

 

 そのアイドルユニットの名は”μ’s”

 女神の名を冠する9人の少女達から成る彼女たちは廃校を防ぐ為に結成され、リーダーである高坂穂乃果を中心に瞬く間に様々な人間に知られるようになる。

 

 そして、第2回ラブライブに初出場でありながら、当時スクールアイドルの頂点に座していたA-RISEを下し、遂にはラブライブを優勝し、全国のスクールアイドルの頂点となった。

 かくして突如現れた…彼女たちは、廃校を防ぐことができ、一躍時代の少女達となった。

 

 ‥全てを成し遂げた彼女たちは、μ’sを解散し、3年生のメンバー、綾瀬絵里、東條希、矢澤にこは音乃木坂学院を卒業して、旅立ったのであった…。

 

 冊冊冊冊冊冊

 

 ~音乃木坂学院”μ’sの部室”~

 

 此処は、音乃木坂にある女子高…通称”音乃木坂学院”

 

 少し前まで、、、この女子高は廃校の危機に瀕していた、何故に廃校の危機に瀕していたのか?

 

 答えは上記の文に書いた”UTX学院”の存在が大きかったのだ。…簡単に言えば、音乃木坂に入学するであろう女子生徒がUTX学院に流れてしまうのが廃校の原因なのだ。UTX学院は入学費用”100万円”という高校として余りにも高額な費用を請求した、おまけに受験料だけでも”5万円”もするのだ。

 

 それだけの費用を嵩むのである、UTX学院にはそれだけの大規模な設備と学問を収めていたのだ。早い話、UTX学院に入れば…日本の中だけ見ても最新の学問や他の高校では有り得ない経験やコネが手に入るのだ。だからこそ、入学する少女は勿論の事…少女達の両親も大金を出して娘を入学させるのだ。因みに矢澤にこ、西木野真姫や小泉花陽や穂乃果の妹である雪穂も場合によってはUTX学院に入っていたかもしれない。

 

 とは言え、それは既に終わった話。彼女達にはもうそれを振り返る程の事すらもうしない。

 

 何故なら、音乃木坂学院は無事に廃校が無くなり、これからも未来の少女達を迎え入れるのだから…。

 

 

 さて、語りはさておき‥()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 部室には折り畳み式の長机…よく学校に置かれているタイプの長机だ。そこに少し真剣な表情をしている黒髪のツインテール娘がいた。彼女の前には、彼女よりも背の高い2人の少女がどうして此処に呼ばれたのか分からない表情であった。

 

 2人の内、一人の少女は普段は纏めている金髪のポニーテールヘアーを下ろして、蒼い瞳でツインテ少女をジト目で見ていた。一方、濃い紫色の髪にシュシュを施して、八の字ツインテールにしている少女も金髪娘と同様に、2人してジト目で見ていた。

 

 そんな風に見ている内に、溜息をつきながらも…金髪の少女の彼女は、黒髪ツインテ娘に問いかける。

 

「・・・で? 何で、私たちを呼んだのよ、にこ。もう、私たち三人共卒業してるじゃない。」ぽよ~ん!!

 

 元音乃木坂生徒会会長、元μ’sメンバー ”綾瀬 絵里”ドン!!  

 

「そうやで、にこっち。 うちら、ホンマここにいるのはあかんのとちゃう?」ばい~ん!!

 

 元音乃木坂生徒会副会長、元μ’sメンバー ”東條 希”ドン!!

 

「もう、あんた達は野暮ねぇ!! せっかく、にこが呼んだのにとんだ言いぐさねぇ!!」ぺた~ん()

 

 元アイドル研究部部長、元μ’sメンバー ”矢澤 にこ”ドン!!

 

 …そうこの三人の少女こそ、μ’sのメンバーとしてラブライブを優勝に導き、廃校危機を救ったスクールアイドル達なのだ。

 

 しかし、既に卒業したにこ、絵里、希が何故ここへ…?

 

 

 冊冊冊冊冊冊

 

 引き続き…~μ’sの元部室~ 

 

「よく、借りられたわね。ここって、今の私達だと許可いるんじゃない? …どうやって借りたの?」

 金髪の少女こと、絵里は今いる部屋について話始めた。

 

 そう、μ’sが解散した今…既にこの部室はその役目を終えている。意味合いとしては、μ’sとしてもうこの部室を使う必要が無いという事なのだ。しかも、彼女達は卒業した身。部室どころか、音乃木坂学院に来る必要が無いのだ。

 

 そんな問いを借りた張本人であるにこに言うのは、至極当然の流れであった。

 

「それは勿論、”にっこっにっこにーっ”て言ったら、貸してくr」

 突如、にこは自分にとって馴染みのポーズをとった。

 

 そのポーズは”にっこっにっこにーっ”と言って、にこの代名詞の様なモノであった。あざと可愛いポーズでも見せて、借りたと言いたいのだろう。

 

 

 「普通に借りたのよね?」

 だがしかし、絵里にズバッと却下、反応は冷たかった。

 

「はい。」ご~ん。

 絵里の声ににこはすぐさま、手慣れたポーズを止める。

 

 2人の茶番を見ていた希が、これ以上見てられないと言わんばかりに急かす。

「もう、茶番はええから。うち早う、帰ってご飯の用意せんといけんのよ~。」

 

「…私も亜里沙とポトフの準備しないといけないのに、どうしてここへ呼んだのよ。」

 

 希も絵里も2人して、同じ事を言った。何故わざわざにこが此処へ呼んだのか…気になるのだ。

 

「それはにこも同じよ! ただ直接二人に会って、”一つ聞きたいこと”があったから呼んだのよ。」

 

「だったら、他の場所でもいいじゃない。」

 絵里の言う事は最もだ、わざわざ此処へ集まらなくてもカフェや三人の家でも集まればいい。

 

「ばかねぇ~。にこたちは、あの”ラブライブ”を優勝したんだから、もし3人で居たら、「サインを下さい!!お願いします。」とか「握手してください!!」とか主ににこにファンが詰め寄ってくんのよ。主ににこに。」ど~ん。

 にこはどやっと胸を張り、自信満々に言ってのける。ラブライブを優勝したという実績は彼女に並ならぬ自信を与えたというのか…。

 

 しかし、にこのどや顔に眼も当てられないというリアクションを取る。

「にこっち…自分で言ってて辛くならん?」

 

「ちょっ!?それどういう意味よ!!」

 希の発言に、にこは思わず机から身を乗りだし、希に突っかかる。勿論、本気で怒っている訳では無いが…μ’sとして互いに信頼関係を築いてきたからこそ、こういったオーバーリアクションを取る事に抵抗が無いのだ。

 

「2人とも、話が逸れてるわよ!! この流れ、認められないわ!!」ご~ん。

 

「ええいもうっ!! 本題に入るわよ!!」ドン!!

 進まぬ話題に我慢が出来なかったのか…、本題に入る宣言をするのだった…。

 

 にこが2人を集めてまで、話したい事とは…?

 

 

 冊冊冊冊冊冊

 

 にこは事前に買ってきた”ミルクティー”を飲むと、気を取り直して絵里と希をみた。ちなみに絵里はココアと希はファンタグレープだ。(にこが話を聞いても貰う代わりに自分で買ってきた。)

 

「まず、にこ達はさっきも言ったけどあの”ラブライブ”を優勝したわ。普通に人生送ってたら絶対にこんな経験しなかったわ…。」

 

「まぁ、それは認められるわ。」

 

「うちも同じやね。」

 改めて、自分達のやってきた事を振り返る。よくまぁ、廃校危機を防ぎ、ラブライブを優勝出来るなど、素直に喜べる経験だ。

 

 しかし、本題はそこではなく…次からが”本題”だ。

 

「…けどね。たしかにそういう”経験”はしたけど、冷静に考えたら、この3年間ある一つの”経験”が足りてないのよ。」

 そういい、にこは表情を曇らせた。

 

「ある一つの?」

 

「”経験”?」

 絵里と希は、”ある一つの経験”という事に口を合わせて、引っ掛かりを感じる。

 

「まず、2人に応えて欲しいのよ。」

 どうやら、にこが気になってるのはその”1つの経験”という事らしい。

 

 具体的なヒントはラブライブを優勝したとかではなく、3年間の音乃木坂学院の女生徒としての生活の事なのか?

 

 兎も角、にこの問いに答えなければならない。せっかく三人がこうして集まったのだから。

 

「う~ん、旅行とか?」

 

「なんやろか?…山登り?」

 

「それは私はもう御免こうむりたいわ…海未の事、聞いたから…。」

 以前、グループユニットで曲作りを考える為に分かれた時、リリーホワイト…つまり、海未と凛と希の三娘は普段しっかり者の少女である海未が、登山すると言い出して凛や希を連れ出してしまった。

 

 そして、登頂出来たのは良かったが…肝心の曲作りが考えられなかった。結果…本末転倒に終わったのだ。 

 

「…うちもよくよく考えたら、すごいきつかったんよ。」

 

 ”あ~でもない。こうでもない。”

 海未の登山を端として、思い出話に花を咲かせながら、2人で答えを探す絵里と希。

 

「・・・・・・・・・。」

 2人が話している間…発起人であるにこは2人が答えを出すのを待っていた…。

 

 しかし、にこの納得の良く答えがまだ出ない…。時間だけが毎秒進んでいく。

 

「あっ、分かった! ”海外進出”やんっ。」

 

「ハラショー!! それよしっくりくるわ!!流石、希ね。」

 

「えへへ。」

 どうやら、彼女達2人は海外進出が足りない経験と考えた。確かに日本だけでなく、世界に眼を向ける事は良い事だ。

 

 しかし、2人はまだ気づいていない…。何故なら、絵里と希が話し合った答えはにこが求める答えでは無かったのだ。 

 

「‥‥。」

 

 ”プルプルプル”

 

「よし、さっそく、穂乃果達に連絡よ!!」

 

「うん、そうやね!!」

 2人があろうことか、発起人のにこを差し置いてその場のノリで今此処に居ないメンバーへ連絡しようとした矢先ッ…!!

 

 ”バァンっ!!”

 思いっきり、机を叩く音が響いた!!

 

「!!!???」

 びっくりした希と絵里は思わずにこの顔を見た。

 

 

 「全然、違うわよおぉぉぉぉ!!彼氏よ、彼氏!!・・・恋愛よおぉぉぉぉぉぉぉぉ。」

 

「彼氏!?」

 

「恋愛!?」

 

 

 冊冊冊冊冊冊

 

 

 意外というか…彼女2人には盲点といえば盲点。彼氏という存在に全く気付けて無かった…。 

 

「ああ、にこは悲しいわ…。まさか、3年間女子高に通ったせいで、”健全な女子高生”なら、真っ先に言うことが出てこないなんて…。」ど~ん。

 にこは溜息をついて、机に顔を伏せる。

 

「ごめんなさい…にこ。まさか、それが”一つ聞きたいこと”なんて。」

 

「ごめんね、にこっち…。」

 絵里と希も…バツが悪そうににこへ謝る。

 

「いいのよ。謝ることじゃないわ。昨日‥‥”ママ”にね。」

 にこは昨日の話を想い出しながら話始めた。

 

 

 冊冊冊冊冊冊

 

 

 昨日、~にこの家”食卓”~

 

 μ’s三年生メンバーにして、BiBiのユニットでもあるにこは…都内のあるマンションに五人家族で暮らしている。

 

 家族構成は、長女であるにこ、次女こころ、三女ここあ、長男にして末っ子の虎太郎の四人姉弟で、母親である…さゆりの”五人家族”だ。

 

 …さて、時間は夕方6時半ごろ。今日の夕食は”チーズハンバーグ”。作ったのは、母親であるさゆりだ。…なにを隠そうにこが料理上手なのは、元々料理上手であるさゆりが教えたからなのだ。

 

「うん!!やっぱり、ママの作るご飯は最高ね!!」

 にこは幸せタップリに頬張る。

 

「ええ、私もたまには作らないとね♪」

 

 矢澤にこの母 ”矢澤 さゆり”ドン!!

 

「そういえば、おかあさま。おねえさまにつたえたい”ちょうだいじなこと”があるっていってましたよね?」

 姉であるにこと同じ黒髪で、左にサイドテールで束ねて礼儀正しい口調がこころ。

 

 

 矢澤にこの妹 ”矢澤 こころ”ドン!!

 

「わたしもきいた!きいた!」

 姉弟で唯一髪の色が違う若干茶色の女の子のここあ、髪型はこころと逆のサイドテールだ。

 

 矢澤にこの妹 ”矢澤 ここあ”ドン!!

 

「きいた~。」

 そして、姉弟で唯一の男の子であり、鼻が垂れてるのが虎太郎になる。

 

  矢澤にこの弟 ”矢澤 虎太郎”ドン!!

 

 「えっ…伝えたい超大事な事、にこにっ??」

 さてさて、身に覚えがないにこは?マークが頭に思い浮かぶ。

 

 そんなにこと対照的に、さゆりは真剣な表情でにこへ問いただす。

 「・・・にこ、あなた。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 「彼氏はいるの?」

 

 ”ブ―――――!!!”

 にこは含んでいた水を少し吹き飛ばしてしまった…いや勢いはあるが。

 

 「おねえさま、はしたない!!」

 

 「はしたないよ!」

 

 「ぶ~。」

 三人の妹弟達が、姉の吹き出しを一斉に咎めた。それほど姉ちゃんのリアクションにチビッ子三人はビックリしたのだろう。

 

 

 「か、か、彼氏ぃ!? にこに!?」

 言われた当の本人であるにこは、口を拭うが意識は実の母親からの衝撃の発言にビックリして、それどころではない。

 

 だが…にこが言い返す以前に、実の娘のリアクションから‥‥()()()()()()()

 「ああ、やっぱりその反応いないのね・・・。」

 

 あからさまに落ち込むにこママ…。どうやら、本気で心配していたようだ。

 

 「‥‥確かに、μ’sでかけがえのないお友達は出来たけど、まさか卒業してもなおいないなんて。」(ノД`)・゜・。

 

 「マ、ママっ??」

 

 「ああ、宇宙一可愛い私と龍二の愛娘なのに!!このままではにこが結婚出来ないわ!!」ドン!!

 母さゆりのリアクションは中々賑やかだ、娘であるにこもたじたじだ。

 

 「け、け、結婚!!??」

 その時…にこの脳内には、ある妄想が出来た…。他のμ’sメンバーは次々に夫との結婚報告を告白するのに、自分は‥‥。

 

 「うっ…!?」

 人知れず心にダメージを受ける矢澤にこ(18)。母譲りのリアクションを互いに出し合った。なんだこれ・・・。

 

 「おねえさまが!!??」

 

 「けっこんできない!!」

 

 「できない~・・・」

 心配する矢澤キッズ達…キッズながらの純粋な気持ちで両者を心配しているようだ。

 

 バっと立ち上がりにこに迫るにこママっ!! その表情は迫真だ。

 

 「にこ!!」

 

 「ひゃっ、ひゃい!?」

 

 

 

 

 「明日、絵里ちゃんと希ちゃんに彼氏の作り方をレクチャーしてもらいなさい!!」

 

 「えええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

 

 

 ”善は急げよっ、にこっ!!”

 それが母さゆりの次の言葉であった。要は早く聞いて彼氏を作りなさいっ!!という事だろう…。

 

 かくして、にこは彼氏の作り方をレクチャーしてもらうべく、絵里と希を部室に呼ぶこととなったのだ。

 

 

 

 

 

 今に戻る…。

 

 「‥という訳よっ!!」

 にこは昨日の出来事を想い出しながら、2人に話した。なんとしても、この恋愛のエキスパート達?からなんとか聞き出せないかと考えた。

 

 

 …しかし。

 

 「み、認められないわぁっ!!」

 

 「う、うちもやね・・・。」 

 

 「二人とも即答!?」

 

 まさかの即答。返事が早いのは、2人とも自信の無さが表れているという事だろう。

 

 

 「だって、うち彼氏どころか、友達作るだけでも大変で、彼氏なんて…。」

 

 「わ、私も…。」

 

 「そ、そんな!?」ガーン!!

 

 母さゆりと同じく、あからさまに落ち込んでしまうにこ。せっかくこの部室に2人を連れてきたというのに、いきなりこの話は進まなくなってしまった。

 

 落ち込むのはにこだけではない…希や絵里にも思い当たる話なのだ。

 「…そもそも、うちら、そういう”浮いた話”無かったやないん…。」

 

 「あんなに恋愛の歌を歌ってるのにね…。」

 

 そう、ないのだ。μ’sのメンバーには、そういう”浮いた話”がないのだ。

 

 春の時も、夏の時も、秋の時も、冬の時も、あの時も、この時もしなかった・・・。

 

 まるで、”誰かが邪魔をしている”のか、誰も恋愛の話をしなかったのである。

 

 確かに、アイドルに恋愛は御法度なのかもしれないが、ともかくμ’sに”異性との恋愛”はまるで別次元の話のようだった。

 

 

 「悪いけど、私たちは協力できそうにないわ。…ごめんなさい、にこ。」

 

 「ホンマにごめんね、にこっち。」

 

 「いいのよ…。」

 にこも強引に誘って、こんな話を切り出したのは自分であると理解している。だから、そこまで攻める気持ちはない。 

 

 

 

 だが、次の言葉には絵里と希の優しさが含まれていた。

 

 「”2人”ならね…」

 

 「”9人”なら何とかなるかもしれへんよ?」

 

 「えっ、それって!!??」

 

 

 「”3人”で難しいなら後の”6人”を入れて、”9人”なら、何とかなるんじゃないかしら。」

 「そうそう、皆で協力したら”にこっちの願い”が叶うんとちゃう。」

 

 「あ、あんたたち…!!」グスっ

 

 「「その為のμ’s」でしょ、やないん」ドン!! 

 

 「絵里ぃ、希ぃ!!」

 感涙極まったにこは、バッと2人に抱き付く。

 

 「ありがとう~~!!」

 にこはうれし泣きをした。

 

 この一年でにこは涙脆くなったのだ…。

 

 「まぁ、うちらにとっても…」

 

 「死活問題だしね♪」

 

 「それ言うと、台無しよっ!!」

 

  涙を拭きながら、突っ込むにこ。

 

 “あはははは、うふふふふ、くすっふふふふっ“ 笑う3人

 

 もうにこには・・・いや、絵里にも、希にも。自分たちにはとっくに助け合って笑いあえるかけがえのない仲間がいるのだから・・・。

 

 

 ”今度、穂乃果達も呼んでμ’sで恋バナしないっ?”

 

 …この話は後日、他の”6人”も呼んで、お開きとなった。

 

 帰り道…にこはスキップしながら、帰っていた。足取りは軽く、心は朗らかだ。

 

 (もう、にこは独りじゃない、大事な仲間がいる!!)

 

  たとえ卒業しても、、、繋がっている大切な仲間。こんなに嬉しいことはない。

 

 (にこは…宇宙一の幸せものだわ!!)

 

  これからもこの絆を大事にしよう…!!

 

 

 

 「よし、帰る前にスーパーに寄って、奮発して今日はハンバーグにしちゃおう!!」

 

 にこはいつものスーパーに入るであった…。

 

 

 ?「あの可愛い嬢ちゃんが例の”矢澤にこ”か…全く同い年に見えねえなァ。」

 

 

 今日は昼間の土曜日、人通りが多い道の真ん中で、ドレッドヘアーの男がスーパーに入っていくにこを観察していた。

 

 ドレッドヘアーの男「それにしても”あいつ”の見聞色の覇気は流石だぜ。…電波で相手の会話も分かるとはな…なぁ、羽山?」

 

 「そうっすね。?さん」

 

 「さてと・・・この”BIGな戦い”は、俺たちが引き金となる。」

 ドレッドヘアーの男は、手を挙げた。

 

 すると、男の挙手に応じたドレッドヘアーの若い男達が続々と集まって着た。どの男も人相が悪く、含み笑いを浮かべている。その為、通行人も怖がって男達の傍に近寄らない。

 

 「さぁ、てめぇら…攻撃を開始しろおおおおおおおおおおお!!!」ドン!!

 凶悪な男達の咆哮が昼間の街に轟いた。

 

 続く…!!




3話終了!!! やっぱり時間が掛かってしまうwww
というわけで、始まりました。転生の龍が如く!!!!
いやぁ、面白くなってきました。(主に自分の中で)
ラブライブ感出てましたかね。そう出てた筈(小並感)
はい、にこが絵里と希を呼んだのは、恋愛についてレクチャーして貰おうとしたからですね。
まぁ、にこママからすれば、愛娘が彼氏が出来ないのはやきもきしますからね。
お父さんの龍二はどうだろうか(苦笑)あと、しれっとにこパパはオリジナルに名前を付けました。まぁ、息子に虎太郎と付けるから、自分もそんな名前だろうと勝手に決めさせて頂きました。
さて、最後のドレッドヘアーの男と羽山と若いドレッドヘアーの男たち(傍からみたらシュールだなぁ。)
この男たちは何者なのか!? にこを狙っている理由とは!?
では、次回、拐われたにこ、乞うご期待b
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