機動戦士ガンダム外伝 サーチライト作戦   作:とど助

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ファーストや08小隊、イグルーにポケ戦しかアニメは見ておらず。
ゲームも外伝作品のみの主が書くガンダム。
矛盾点等ありましたらご報告お願いします。


プロローグ「霧を照らす者」

0079年11月29日 アリス・スプリングスより7kmの地点。

 

闇夜に広がる広大な大地に数機のMS。

四機での編成で肩には赤いペンキで角張った「3」の字に一本の縦線が入った変わったエンブレム。さらに全員の機体は色から見た目までバラバラであった。

 

先頭に立つ隊長機らしいMSは青でカラーリングされた陸戦型ジム。しかし腕には100mmマシンガンとフルバックマシンガンが握られていた。

ランドセルも追加ブースターが付けられ変わった印象である。

 

詳しい事はわからないがどこかのモルモット部隊とやらに配属されたMSに似ているらしい。しかし性能としてはそこらのジムより少々上。ドムやゲルググの相手をするにはいささか火力不足である。こんな機体が「青い死神」とでも呼ばれているのだろうか。

 

この部隊を率いるヒリュウ・マックスウェル大尉より「ジム・グリード」と愛称が付けられた機体である。

 

その後ろには塗装すらままなってないのか薄汚れた白いカラーのジムが。

しかし大型のスナイパーライフルや装甲の厚さから別の機体であることが伺える。

ちなみに正式名は「高機動狙撃支援型ジム」と呼ぶらしい。

いずれはジム・スナイパーの上位互換として配備される物だそうだ。

 

このパイロットはリュウ・マエダ少尉。この部隊の副隊長である。

 

さらに横に並ぶ二機。これは量産型ガンキャノンとはわかるがいささか武装の違いが見られやはり通常の量産型ガンキャノンとは違う。

 

マリー・エリザベス軍曹とレイモンド・コラン曹長がパイロットとして搭乗している。

 

そう、この四機こそがロスト・オデッセイといわれる今回、フォグシャドウの討伐命令が下された連邦の部隊である。

 

 

ここでロスト・オデッセイについて蛇足だが話しておこう。

 

この部隊は一年戦争中期に編成された部隊であり目的は「ほぼ実用可能段階までに到達したMSの試験戦闘を行う」といった物。

それ以外はなんら他のMS部隊とかわりはなかったはずであった。

 

しかしオデッサ作戦以降から彼らに支給されるMSはどう見てもピーキーな物だったり実用には程遠い物が増えてきたのだ。

 

ヒリュウが上にこの事を告げるも相手にされず、結局流される形でいろいろな戦闘を繰り返していった。

そしてオーストラリア配属が決まる一ヶ月前の戦闘でリーナ・トラファ中尉が搭乗した機体が暴走、近くにいたノボル・アイゼン少尉の機体を破壊。そして自らビームサーベルでコックピットを貫きリーナ中尉も死亡した。

 

別部隊で動いていたヒリュウ大尉は無事だったものの合流地点にいたのは変わり果てた仲間の姿。この事が原因で彼はしばらく精神科に通いつめていたそうだ。

 

 

そこからすぐ補充兵が入り弱っているといえどもエース部隊の討伐を任せられると内心不平不満で埋め尽くされいた。

しかし編成されたばかりの部下に愚痴るわけにも行かずここ最近はイラついた態度が多いヒリュウであった。

 

『―――オデッセイ2より全機へ敵モビルスーツ部隊を確認。ザクⅡ三機と見られます。』

 

スコープ越しに確認するリュウ。

 

「チッ、どうせ明日の作戦のお膳立てっていう事は知ってたんだ。」

「いいか、防衛している連中を少しだけ間引く。そして明日の朝まで待機しホワイト・ディンゴ隊と共にアリス・スプリングへと強行偵察を行う、いいな。」

 

コックピットのマップを確認し他三機へと指示を下す。

 

「2はここから300mの高台で待機。3,4は俺と続いて正面からアイツラをおびきだす。」

 

簡単な言葉で命令を下し各機がバラバラに動き出す。

闇夜の大地に思い金属音が鳴り響くのであった。

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