ミナト班外伝〜異世界でのプロデュースライフ〜   作:ウスラトンカチ

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お待たせしました。
中々話がまとまらなくて…(言い訳乙)


いきなり危機⁈

かくしてミナト班の3人は都内某所に降り立った。見た目からして路地裏のようだ。

 

「…さて、到着したようだね。これから765プロというところに向かうのだが…」

 

カカシは周りの様子を確認し、転送時の六道仙人との会話を回想した。

 

 

 

 

 

(『これからお主らを765プロの近辺に転送し、潜入するわけだが…その世界でも一応忍術は使える。だが無闇に使うでないぞ?』)

 

六道仙人の言葉に質問を投げかけたのはオビトだった。

 

(『どうしてだ?敵がいるかもしれねーのに。』)

 

(『今から送る765プロのある場所には少なくとも、そんなことをする輩はおらぬはずだ。その国自体が平和といっても過言ではない。基本的には大丈夫だ。』)

 

(『…それにその世界には忍術のような特殊能力の概念がない。つまり派手なものは使うなということだ。』)

 

(『じゃあ俺たちは大丈夫だな。な?リン、それとカカシ!』)

 

カカシは何か言いたげな目を、リンは苦笑いをしたが、いろいろ面倒だからつっこまないことにした。

 

(『まぁ、万が一危険な目にあう場合があるなら許可するが…。ああ、それと…お主らの会話はアイドルに聞かれてはマズイ内容もあるかもしれぬから、念のためにワシのチャクラを渡しておいた。山中一族の心伝心に近い理屈になっている。必要な時はチャクラを込めろ。ワシのチャクラを通しこれで会話が出来る。』)

 

(『…もうなんか何でもありですね…。』)

 

リンは便利すぎる術に対しての感想を3人を代表して言った。

 

(『ではもうすぐ着くようだ。3人ともマジで夜露死苦。』)

 

(『『『……。』』』)

 

 

(『…頼んだぞ。』)

 

 

 

 

 

 

「何で仙人様は最後若者言葉使ったんだろう…?しかも古いし…。」

 

「以前話したときはあんな感じじゃなかったんだよな…?」

 

「ああ…。やはり強い人って、少し変わっているところがあるんだな…。」

 

「そうかもしれんな…」

 

こうしてオビト、カカシの間で《強いやつ=少し変わっている》という方程式が出来上がった。

 

そういえば、3人とも30代くらいの歳になっているようだ。

 

「年齢がコロコロ変わるってのは不思議な感じだ…。オレは大戦のときの衣装だな。」

 

オビトの衣装は第四次忍界大戦の衣装だった。右の袖は破れていない。顔の傷はしっかり残っていた。

 

「オレは…ん?なぜかわからんがお前の写輪眼が入ってるみたいだ⁈」

 

「ってことは…やはり輪廻眼が入ってる…。」

 

「どうやら俺たちは本当に大戦のときのままらしい。」

 

「じゃあ、リンは…」

 

二人はリンの方を振り返ると…そこには2人と同じ歳くらいのリンがいた。衣装は死んだ頃のものを大きくした感じだ。

 

「うわぁ…すごォい!これがわたしなのかぁ!」

 

手鏡を見て興奮しているようだ。

 

オビトとカカシ、2人の目からは涙が溢れていた。

 

「オビト…泣いてんじゃないよみっともない…」

 

「う、うるせーよ。こ、これは、目にゴミが入っただけだ…。お前だって泣いてんじゃねーかよ。」

 

そんな2人を見てリンは、

 

「あれ?2人ともどうしたの?泣いてるみたいだけど…」

 

「ああ…ちょっと、目にゴミががな…」

 

「クク…。オレのセリフ真似してやがる…。」

 

「「「ハハハ」」」

 

少し談笑して落ち着いた3人は765プロを探し、歩き始めた。のだが…

 

 

「…ほんとにこの近くなのか?さっきから歩いててもそれらしいものが見当たらないんだが…。」

 

オビトは愚痴を漏らす。今は夕方近くである。

 

「…あまり目立たないように路地裏歩いてたし、人にも道聞かなかったしね…ま、こうなるか…」

 

「ハハ… !…あの人に聞いてみる?」

 

リンは目の前の女性を指した。

 

「ナイスタイミングだな。すいませーん、ちょっといいですか?」

 

カカシはその女性に話しかける。

 

「はい〜?なんでしょうか?」

 

「この近くにある765プロという事務所を探しているんですが…。」

 

「あらあら〜。ちょうど私も向かうところだったんですよ。良かったら一緒に行きませんか?」

 

「おお!ありがとうございます!」

 

「ツいてるな、オレたち。」

 

カカシの次にオビトが安堵の言葉を発する。3人は内心ガッツポーズだ。やっと行き先への手がかりを見つけたのだ。

 

「では行きましょうか〜」

 

「あの…!お名前は…?」

 

リンが尋ねるとその女性はこう答えた。

 

「三浦あずさと申します〜。765プロでアイドルをしています。」

 

 

 

 

「なるほど〜。プロデューサー志望ですか〜。」

 

3人は、あずさにこれまでの経緯(異世界の人間だということ、忍者ということなどはもちろん伝えていない)を歩きながら話した。

 

「ええ、まぁ」

 

一通り話したカカシはそう返した。

 

「まさか765にプロデューサーさんたちが入ってくれるなんて…夢みたいですね♪」

 

そういい、あずさはとても嬉しそうに話した。

 

「ああ、やるからにはとことんやるつもりだ。ところで…まだ着かないのか?」

 

オビトは先ほどから思っていた。さっき自分達が歩いていた時間と同じくらい歩いていることに。

 

「あらあら〜?ここは?…どうやら、迷子、みたいですね〜。」

 

「「「え」」」

 

ご存知の通り、三浦あずさは重度の方向音痴である。そのあずさに道を聞いたのが運のツキだった。

 

「どうすんだよ…オレたち…いつまでもつかねえぞ。」

 

オビトがそういったとき、一台の車が4人の近くに止まり、中から中年くらいの男性が出てきた。

 

「おお!こんなとこにいたのか!探したよ三浦くん。…そちらの方々は?」

 

「社長!お疲れ様です〜。765プロまでの道を聞かれたので案内していたのですが…迷ってしまって…。社長が来てくれて助かりました〜。」

 

(随分と黒い人だな…それに聞いたことのあるような声だ。)

 

カカシの高木社長への第1印象はこんな感じだ。

 

「まさか三浦くんに道を尋ねるとはね…。ああ、私は765プロの社長をやっている高木だ。」

 

「私は、はたけカカシです。でこちらが…」

 

「うちはオビトだ。」

 

「のはらリンです。」

 

一通り自己紹介を済ませた3人を見て、社長は何かを思いついたような顔をした。そして、

 

「なるほどね…君達いい目をしてる。いろいろと話ししたいことがあるから、とりあえずこの車に乗って事務所まで来てくれないか?」

 

「分かりました。」

 

こうして、3人は無事(?)765プロの人物に接触することが出来た。




あずささんに道案内されることほど不安なことはない

いよいよ765の13人と3人が集結します。
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