魔法と科学の共鳴世界 -Outside a story-   作:杜木 馨

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投稿が遅くなり申し訳ありません
それだは
第16話『アーリーシステム』をどうぞ


アーリーシステム

「さぁ、戦闘を始めよう」

 

 ウッデは腕を伸ばし、またも木で攻撃をする。

 それをメタルの腕で促す。

 

「くっ」

 やはり間に合わない、体が重たいな。

 

「なぜ、よけない、のだね」

 

「避けようが、避けまいが俺の勝手だろう」

 深龍は、両手を後ろに向け、足の脚力と手平のブースターで加速する。

 ウッデの目の前まで飛んで行くのと同時に、右手を握り、殴りかるが、

 

 パン!

「遅いぞ」

 ウッデに左手で掴まれる。

 ウッデは掴んだ手に更に力を加える。

 深龍の銀色の拳がギシギシと音をだす。

 

『深龍様右手の耐久値が94%に低下』

 

 深龍は右足をウッデの腕に巻きつけ、足技をかけて、こかす。

 それと同時に後ろにバックステップで間合いを取る。

 そして足元に落ちてある1m程の木の破片を握り、投げる。

 

 ウッデの目の前に木が飛んで来る。

 ウッデは左足の膝を地面に着いたまま木の壁を作りガードす。

 体全体を覆うほど大袈裟に。

 木が不自然に加速し、木の壁に当たり、砕ける。

 木の壁がだんだんと無くなっていくと、目の前に深龍の姿はなかった。

 

「どこにいった!」

 辺りを見渡すがいない、上を見上げると空中に、ウッデの真上にジャンプして飛んでいた。

 

 深龍は体の正面はウッデに向き、両手の手の平を上に向け(体の後ろに向ける)、上方向にブースターを起動させ、猛スピードでウッデに向けてかかと落としをする。

 ウッデは意表を突かれ、木を使うのが少し遅れる。

 ドーン!!!

 

 完全に木のガードが間に合わなかったため完全な盾となる前に、深龍のかかと落としが当たり、木片が飛び散る。

 そして、そのまま足はウッデのところまで届いている。

 ウッデは腕をクロスさせ、その攻撃の直撃を避けている。

 直ぐさま両手のブースターを起動させてその場から離脱す。

 

 間合いをとる二人。

 お互いが、ゆっくりと右方向に歩く。

 二人の間に遮るものは何もない。

 この空間には風の音や木々が揺れる音しか聞こえない。

 二人が動き出したのはほぼ同じタイミングだった。

 しかし、機能が制限されている深龍は少し遅れるが、ほぼ同時にウッデの左の拳と深龍の右の銀の拳がぶつかり合う。

 その時だった。

 

『深龍さま、準備が完了しました。

 この腕に与えるダメージはわかりませんが、発射可能です』

 

 とのジャックの音声が聞こえた。

 

「思ったより早いな、ジャック左手に出力40%でチャージ」

 

「何をするのだね」

 二人の拳は重なったまま、

 いや、素早く深龍が右手でウッデの拳を握る。

 

 そして左手の丸い白い部分が光りだす。

 キュィイイイイ!

 

『すでに、8割方完成していたので、最終調整ですみました。

 深龍さま、チャージ完了』

 

 深龍は左手にを瞬時にロットの腹に当て、

 

「放てーーー!!!!」

 

 ズドォォォオオオオーーーーーン!!!!!!

 

 ウッデは吹き飛び木々に当たる。同様に深龍も吹き飛ぶ。

 ドサッ

 

 と二人ともが尻をついてこける。

 

『左手の耐久値が68%に低下』

 

「な、何をしたのだね」

 

 ロットの服の腹の辺りが黒く焦げている。

 

「俺のとっておきだ、両手に25%でチャージ!」

 

 深龍は地面を強く蹴りロットの前までステップする。

 ジャックが戻ってきたため、素早く動けるようになった。

 まず、左手で支えなが右手で放つ!

 それをウッデはギリギで左方向に素早く避ける。

 それを先読みし体を左にひねりなが、その予測先に向けて放つ!

 ウッデは慣性が働いていて回避ができなく、もろに喰らう。

 

『両手の耐久値が21%づつ低下

 稼働限界まであと3975MpLです』

 

 受け身を取り、立ち上がるウッデ。

 

「ここまでの、強さとはな」

 

 と言いながら、腰に付いているポーチから木製の指輪を取り出し、左の指にはめる。

 ウッデは力を入れる。

 

「ハッ!」

 

 一瞬、何かが弾けたような感覚が深龍を襲う。

 

 《木頭夜叉(もくとうやしゃ)

 木彫りの大仏のような外見をしている。

 腰には木刀を6本装備しいる。

 

「まさか、魔装!?」

 

 魔装とは、

 魔法を鎧のように展開し身体能力を強化する魔法である。

 これを装備できる魔導士は1流以上の魔導士である証拠である。

 

「さぁ、第二ラウンドを始めようか」

 

 身構える、深龍。

 だが、ハッとする。

 そしておもむろに、手首の腕の甲の辺りをむしりとり、注射器を取り出す。

 

『深龍さま、それはこの体に対する影響は未知数です』

「あっちの戦闘力も未知数だろ、これぐらいしないとな!」

 

 と言いながら胸、正確には心臓のところを刺して、

 液体を注入する!

 注射器を放り投げる。

 割れる音がした。

 すると次の瞬間!

 深龍が苦しそうに胸を掴む。

 この体は人間の体ではないので痛みは感じないはずだが、

 そして倒れこんだ。

 

「自滅かね?」

 

 

 目の前がブラックアウトする。

 目の前に0と1の数字が流れる。

 

 深龍はゆっくりと起き上がる。

 前を向き目を開ける。

 そしてこう、唱えた。

 

「アーリーシステム、起動」

 




☆あとがき☆

どうも、皆さん読んでいただきありがとうございます。
作者の杜木 馨《かおる》です。

今回の話しはどうでしか?

少し多めに書いた今回の内容。
ついに起動した深龍の最終手段『アーリーシステム』簡単に言えばドーピングみたいなものですね。
この話前回と同様にどう戦闘していくかを迷っていて、時間がかかってしいました。
大学の課題とかいろいろ、中間テストもあり。
と言い訳はこれぐらいで、だいぶ大詰めです。
多分あと3、4話ぐらいで終わる予定です。
今月か来月の頭には終わる予定なので最後までよろしくお願いします。


♦︎次回予告♦︎
ついに起動した『アーリーシステム』。
科学の世界では禁断の技術と称されているその存在。
その強さとはいかほどなのか。

次回『合流』
お楽しみに〜
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