魔法と科学の共鳴世界 -Outside a story-   作:杜木 馨

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最終回
でも最終回ではないですよ
では19話「終結」をどうぞ。


終結

  ♢ ♢ ♢  

 

 銃声が鳴り止む。

 

大柳(おおやぎ)隊長、敵は戦闘不能です、次は」

「ああ、次は村の中心部に向かおう。各隊にも連絡をしてくれ、ポイントC−1だ」

「了解しました」

 

 一人の通信兵が無線を取り出し、無線を入れる。

 

大柳(おおやぎ)隊長、」

「なんだ」

中居(なかい)一尉(いちい)からですが、救援要請(きゅうえんようせい)を出した方と接触したよです。

 ですが直ぐにどこかに行かれたと」

「そうか、わかった。ありがとう」

 

 といい大柳含む5名が動きだす。

 

 

  ♢ ♢ ♢  

 

 

 村の中央広場。

 

「ハァハァハァ、危なかった」

 

 ヘッドギアの中で息を荒くする深龍(しんかみ)の姿があった。

 あの(・・)体が壊れる瞬間に意識を自分の体に戻したのだ。

 

「寒っ。ジャックこの体はもう大丈夫か?」

 

 ジャックに問いかける。

 

『もう、問題ありません。いくらでも魔法は使えますよ』

 

 雪の中に埋もっている、深龍。

 深龍(しんかみ)は雪のなか両手を合わせて魔力を練る。

 

 《オーバーヒート》

 

 体が赤く光り出す、そして

 

 深龍(しんかみ)の周りの雪が一気に蒸発した。

 深龍は周りを見渡すと、家々が壊れている。

 なぜと、深龍は首を傾げた。

 さっきまであった雪が全部消えているのである。

 地面は濡れていない。

 

「俺が蒸発させたか?」

『いえ、すでに深龍さまの周辺にしか雪は存在していませんでしたよ』

「そうかぁ、深いことは考えないでおくか」

 

 深龍はヘッドギアを外した。

 そしてイヤホンをつけた。

 

 やはり何故、雪が気になるように地面に目を向けている。

 

 そこに5人の兵士が銃を持って、来る。

 

「そこの魔導士、手を挙げろ!抵抗す、」

 

 その兵士前に立つ一人の兵士が腕を出した。

 腕についている階級章は中佐だ。

 

「まさかお前だったとはな、」

 

 両手を挙げたまま振り返る深龍。

 背の高い、少し濃い目顔立ちの兵士を見ると、

 深龍の顔が焦りから驚きの顔に変わり口を開けた。

 

大柳(おおやぎ)中尉(ちゅうい)!!」

「今は中佐だ深龍学掃討兵(がくそうとうへい)

「今はただの魔導士ですよ」

「ただの魔導士が、あんなに大勢の敵魔導士と相手できるとは思わんのだが、それと極秘である、」

「ああーーーーー、ただのただ、単純に1対多数が得意な魔導士ですよ!俺は!」

 

 なぜか、息を切らしている深龍。

 何を話しているだ、と言う感じの目で見る他の兵士達。

 

「そういえば大柳さん、中佐になられたんですね」

 

 話を変える。

 

「あぁ、お前達と共に任務をしていた時より、偉くなったぞ」

「相変わらず相手をいじるのが好きですね、」

「それよりだ深龍」

「はい、何でしょう?」

「他に敵はいないのか?」

 

 ハッとしたのか、深龍はイヤホンからインカムを伸ばし話した。

「ジャックこの村周辺に敵魔導士は存在するか?」

 

 イヤホンを外し、スピーカーに切り替える。

 

『現在確認できる戦闘不能な魔導士を除くと、村中心とした半径1km圏内には確認できません』

 

 敵はもうこの近くには存在しないようだ。

 それにしても、敵の逃げ足は早い。

 この短時間の間に1kmも移動したということになる。

 これが、なかなか足が掴めない闇ギルドと言うわけであるのか。

 

 と、同じことをこの二人は考えていた。

 

 そして、事実上この村での科学と魔法の戦いは終結したということになる。

 

 

 [完]

 




☆あとがき☆

どうも、皆さん読んでいただきありがとうございます。
作者の杜木 馨《かおる》です。

今回の話しはどうでしか?

この回で無事に闇ギルドとの戦闘は深龍と特88小隊の皆さんの勝利で終わりました。
なんとか、書き終えることができました。
いろいろなことがあって、投稿が遅れたことや、誤字などたくさんあったと思いますが
この半年間読んでくださってありがとうございました。

この後もエピローグや制作秘話などをアップする予定ですので良かったら、
今後も読んでいただけると幸いです。
ではまた。

♦︎次回予告♦︎

終結のその後

次回『エピローグ その後1』
お楽しみに〜
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