魔法と科学の共鳴世界 -Outside a story-   作:杜木 馨

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エピローグ その後2

 それから評議会の調査団が5日間、夜通しの調査をした。

 

 その調査結果が詳しく分かるには数日かかるが、一つ大きなことがわかった。

 

 村の中心付近に残る残留魔法の性質から、その襲ってきた闇ギルドは、長距離移動用の転送魔法を使った形跡があることがわかった。

 

 『ここから数キロ先にその魔法の発動した痕跡の、座標が残ってる。

  ここからが正念場だ』と、調査団の隊長が言っていた。

 

 本当に襲撃を受けてからの10日間の記憶はとんど残っていなかった。

 

 

  ♢ ♢ ♢  

 

 

 評議会の人たちが帰った次の日。

 

「これからが、大変ですね」

 

 と、中佐が言う。

 

「ええ、そうですね。これから村の復興をしなくては」

 

 と、言う村長。

 

「そのことですが、大丈夫ですよ。

 さて始めますか」

 

 深龍(しんかみ)は村の東西南北と中央に自分の分身体を置いた。

 そして全員地面に手をつけている。

 

 深龍本人は住人たちがいる南門の近くで、自分の分身体の後ろにいた。

 

「それでは、始めますよ」

 

 と言って地面に手をつけた。

 

「物体再生魔法《リーババール》!!」

 

 深龍の手から手より少し大きいピンク色の魔法陣が出来て、その下にさらに深龍を中心にして魔法陣ができ、

 分身体の方にピンク色の線が分身体に当たると光柱が出来上がる。

 

 その後、光柱から地面に三つの方向に向けて線が伸びる。

 一つは直進し、む2つは曲線を村の外円をたどって。

 その線が行く先にはまた分身体がおり、また光柱が立つ。

 そして5本の光柱が立つと、大きな魔法陣が出来上がる。

 

 そして村全体を覆い、魔法が発動する。

 村がどんどん、崩れていた家が、修復されていく。

 まるで夢を見ているかのようだ。

 

「おお凄い、このような魔法があるのか!?」

「完全に定着するのに最低でも1日はかかりますけどね」

 

 村長や住人が驚く。

 

「深龍よこれは特秘魔法ではないか?」

「そうでしたか?」

 

 大柳の問いに対して、とぼける深龍。

 

「かなりの魔力を消費したんじゃ?」

 

 村長が尋ねる。

 

「いや、全くですよ。1ヶ月間貯めていたから、起動する魔力だけで十分に発動できます」

 

 1ヶ月間監視をしていた、杖にはこのような時ように魔力を蓄えていたのである。

 

 

  ♢ ♢ ♢  

 

 

 それから3日後のこと

 

「いやぁ、本当にありがとうございました」

 

 深々とお辞儀をする村長、と数人の住人。

 

「こちらこそ、いいい経験ができました」

 

「あの、前から気になっていたのですが」

「はい?」

 

 少し口ごもる村長。

 

「天翔さん、我々はあなたの分家の忝赤(てんせき)いや、天に赤と書いての天赤(てんせき)です」

 

「まさか!?」

 

 少し涙目になる深龍。

 

 あの抗争の後、分家の存在はわからなくなっていたのだ。

 数ある分家の中、天赤家はかなり天翔家に近い分家で、交流も多くあった。

 

「他の分家も無事に暮らしています。またお越しください

 天翔王よ」

また、深々とお辞儀をする、村長。

 

 深龍の目から涙が流れいた。

 その()握手を交わし深龍は帰途に着いた。

 

 

 深龍は帰りの汽車の中で、ドラゴンが密猟者を襲うという惨事があったが、その話はまた今度にしよう。

 

 

 これで、本当にこの物語は終わる。

 

 本当にありがとうございました。

 




あとがき、制作秘話は次のページに続きます
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