「・・・俺もここまでか」
とある世界、とある場所で一人の戦士が今倒れようとしていた。
持っている黄金の刀は既に刃こぼれしているし身に着けている紋章がついた軽鎧も既にボロボロだ。
周りには大量の醜悪な化け物や恐ろしい鎧を着た存在の死体と押し寄せる大量の敵が押し寄せていた。
「・・・はぁ・・・そんじゃ、最後の悪あがきと行こう」
手に雷・炎・氷、それぞれ三つの元素を融合させ溜める。
「ウォォォォォォォ!!」
かつて英雄と呼ばれた戦士は世界を守るため敵陣に突撃していった・・・・・・。
「っ・・・・・ぐっ」
そして数刻が経った。
彼の周りには数百の敵の死体とついに壊れ使い物にならなくなった防具が散乱しかれ自身も満身創痍どころか既に生きている事が不思議な状態。
「はぁ・・・やっと・・・死ぬのか」
血を吐き自らの死を待つ戦士。
・・・・・これで・・・やっと・・・
そう思いながら彼は目を閉じた・・・。
・・・・・・?。
おかしい、俺はたしかに死んだはずだ。
彼はなぜかまだある意識の中でそう呟く。
そう言って目を開いた。
「・・・・・・・?」
彼が目にしたのは一応天井のようだが見たことのない素材で作られていた。
とても強く発光する筒など見たことない物がたくさんある空間。
なんだ・・・?ここは。
彼が自身の状態を確認する。
!??!?。
そして気づく驚愕の現状。
彼の肉体は今「生後1ヶ月もたっていない赤ん坊」となっていた。
な、なんだこれは・・・まさか・・・デイドラの仕業か!?。
自身におきた状態に困惑しつつもありえる可能性を探していく。
そうしている内にその空間にあった扉が開き見たことのない不思議な服装の女性が入ってきた。
彼はそれに気づくと女性に話しかけようとする。
がそれはかなわなかった。
口を開けようとしても開かない。
まるで金縛りにあったように。
「はーい・・・、「斬派栄時」君、お母さんの所に行きましょうね~」
その女性はそう言って彼を抱きかかえる。
ザンパ・エイジ・・・?まさか、俺の事を言っているのか?。
勿論彼は斬派栄時と言う名前ではない。
・・・っ!。
彼が起きている出来事を掴めず参っていると頭の中になにかが浮かんだ。
ここは・・・ニルンではない
この世界は君の居た世界と似ているが圧倒的に技術力が高い世界
犯罪はより強く防止されニルンのように武器を持つだけで捕縛される世界
・・・なんだ・・・これはっ!?。
君はこの世界で斬派栄時として生きてもらう
何を・・・勝手に言ってるんだ。
君に拒否権はない
ふざけるな!。
最後に一つ、君の名前は栄時だ、君がいる国「日本」では苗字が性が先に来て名前が後になる
ニホン・・・?何を言って。
言いたいことだけを言って浮かび上がる言葉は消えていった。
ザンパ・・・エイジ・・・。
俺は・・・一体どうなってるんだ・・・?。
女性に抱きかかえられて彼はずっと考えていた。
その後色々と分かった事は。
・ この世界はやはりニルンとは違う世界であり圧倒的技術力があるという事。
・ 栄時は記憶はあるがその年相応にしかしゃべれない事(しゃべろうとしてもしゃべれない)。
・ この世界で生きていくという事しかできないという事実。
はぁ・・・やっと死ねると思ったんだが、・・・まさかニルンの外で第2の人生だとは。
すまない、・・・まだまだ逝くの先のようだ・・・。
マーティン・・・ボーラス・・・。
第0話 完
あれ?ソードアート・オンラインとオブリビオンで割りと合うんじゃね?という見切り発車感バリバリの作品です。
1話以降から文字数増やせるといいな・・・。