読んで楽しむダークソウル   作:ヨイヤサ・リングマスター

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 今回は“太陽の戦士”ソラールと、“女神の騎士”ロートレクのお話ですね。

 前回の話で二人は少しだけ出ていましたが今回はメインとなって登場の巻。

 それにしても、ソラールさんって“太陽の戦士”と“太陽の騎士”の両方が使われてRますけど、本人的にはどっちがいいんでしょうね?


 


第13話:太陽と罪

 よう、はじめましての人には、はじめまして。

 

 私の名前はロートレク。『女神の騎士』と呼ばれている。

 

 この呪われた地、ロードランに来る前は『罪の女神』ベルカ様に仕えていたのだが、この地に来てから私の考えは変わった……。

 

 もっと素晴らしい女神に出会ったのだ!

 

 

「よくぞ来ました不死の「おっぱい様ぁぁぁ~♪」……貴方はいつも変わりませんねロートレク」

 

 

「私の仕事は貴方のその豊かなお胸を拝見することにこそあるのです(キリッ)」

 

 

 場所は『アノール・ロンド』の王女の間。

 

 そこに居られるこのお方こそ、男のロマンの塊、『おっぱい女神』グウィネヴィア様だ!

 

 

「私はそんな恥ずかしい二つ名は名乗っていません!

 ロートレク、不死の勇者としていい加減に父から火を継いできてください!」

 

 

「だが断る。なぜなら私の使命はグウィネヴィア様の豊な双丘にもみくちゃにされることにあると見つけたり。

 故に、そのような些事に関わっている暇などありません」

 

 

 ちなみに私は漢なので正面から堂々とグウィネヴィア様にアタックをかける。

 

 私と同じく暗月部隊に所属する幹部に、『太陽の騎士』ソラールという男がいるが、「この方こそ俺の太陽だ!」とかなんとか言って、正面からアタックするのではなく、盗撮に命を懸けている変態だ。

 

 今も柱の影から『遠眼鏡』で覗いているのが丸分かりだ、バカ者め。

 

 なぁ~にが、

「俺が太陽のような男になりたくとも無理だったのは、グウィネヴィア様が太陽だったからだ」だ。

 

 しかもそれを理由に自身は太陽と対になる月のような男を目指そうとし、行き着いた月らしい行いとして、太陽(おっぱい)を陰からこそこそと覗きをするような奴は、断じて同じグウィネヴィア様に忠誠を誓った暗月部隊の仲間として認めぬ。

 

 そんな事を考えながらグウィネヴィア様の真正面から遠眼鏡で巨大なものを覗いていたのだが、懐かしい声に邪魔をされる。

 

 できれば会いたくない人物なのだが。

 

 

「こりゃ、ロートレク!

 何故そんな女にときめいておる!?

 お主の仕えるべき無二の主はわっちじゃろうが!」

 

 

「なんか用すか、おちびさん?

 私はすでに貴女を信仰なんてしていませんよ」

 

 

「むきー!!!」

 

 

 このなれなれしく話しかけてくるガキ臭い少女の名前は『罪の女神』ベルカ。

 

 その容姿はは黒髪ぺったんな幼女なのだが、実際には何百年と生きている正真正銘の神様だ。

 

 

「わっちへのこれまでの愛の言葉は嘘じゃったのか!?

 もうわっちのこの小さな体躯にはときめいてくれんのかや!?」

 

 

「確かに昔の私は貴女にときめいていたのは事実だ……が、スマン、ありゃ嘘だった。

 所詮チビはチビ。大は小を兼ねるとも言いますし貴女のようなちっぱい幼女はすでに興味ありませんので」

 

 

 大体何百年も生きて全然成長しないだなんて面白くないだろう?

 

 確かにその黒髪ロングは美しいとは思うし、顔の造形も整っている部類だ。

 

 だがそれでも、目の前にいる圧倒的なまでの大きさを誇る太陽のごとき「本物」の女神様には敵わない。

 

 

「わっちも女神じゃ!

 本物の女神なんじゃ!!」

 

 

「チッ、心の声を読むなよ、ぺったん子が。

 私はすでに『(ベルカ)女神の騎士』ではなく『(おっぱい)女神の騎士』を名乗っているのですから私のことは忘れて新しい信者でも増やしたらどうですか?

 まぁ、このアノール・ロンドの地では太陽信仰が盛んですので、まず無理でしょうけど」

 

 

 どこぞの世界では、私によく似たウサギと呼ばれる暗殺者がロリコンであるという話があるそうだが、私は違うぞ。

 

 

「不死の勇者ロートレク!

 だから私はそんな恥ずかしい呼び名は嫌だと言っているじゃないですか!!!」

 

 

 こちらも少しうるさい我が主のグウィネヴィア様。

 

 だが、そういうところも可愛らしかったりするから好きだ!

 

 

「いーえ、グウィネヴィア様はご自分の魅力を分かっておりません。

 この地の誰に聞いても『太陽』を『おっぱい』と読みますよ。

 あなたは、まごうこと無き『太陽(おっぱい)の王女』なのです!」

 

 

 私の信念は変わらない。

 

 大体自分の髪の毛をタリスマンとして信者に配るって、どんだけ信仰を増やしたいんだよっ!?

 

 『ベルカのタリスマン』は私も最初こそ持っていたものの、気持ち悪いからさっさと捨てちゃったし。

 

 

「うぅ~~~」

 

 

 今にも泣きだしそうな顔の『罪の女神』ベルカ様。

 

 だが、そんな顔しても私には効果はない。

 

 しかしながら、そういう黒髪ロングで廓(くるわ)言葉の幼女にときめく変態という名の紳士はいたのだった。

 

 

「ベルカ様! どうか俺を犬と呼んでください!!!」

 

 

 先ほどから私たちのコントを覗き見ていた『太陽の騎士』ソラールだ。

 

 その姿は普段ならば自分で描いた太陽の絵が描かれた鎧を身に纏っているはずなのだが、今は兜のみを被った裸であった。

 

 

「私は貴女のような女神を探しておりました!

 太陽信仰はもう古い!

 今こそ罪(ちっぱい)信仰こそが大切なのです!」

 

 

「えっと、お前は誰じゃ?」

 

 

 戸惑いながらも新たな信者候補の出現に嬉しそうなベルカ様。

 

 おいおい、まさかそんな変態を私の代わりに信者にするつもりか?

 

 

「申し遅れました。

 俺は『太陽の騎士』を名乗っていたソラールと申します。

 ですが貴女に出会ったことでこれからは『罪の騎士』ソラールと名乗りたいのですがよろしいでしょうか?」

 

 

 見れば柱の陰には無残にもズタズタに引き裂かれたソラールの鎧。

 

 もしかして金属で出来た鎧を格闘家の試合前のパフォーマンスよろしく、破り捨てたというのか?

 

 本当に肉体的に鍛えている騎士だな。

 

 

「うむ、よかろう。

 わっちの名前は『罪の女神』ベルカじゃ。

 好きに信仰するが良い」

 

 

 得意げな顔でこちらを見るベルカ様。

 

 まぁ、俺を諦めてくれるならそれでいいんですけどね。

 本当にそんなのでいいのなら。

 

 

「お、そうだロートレク。

 折角だから貴公に渡したいものがあるんだ」

 

 

「渡したいもの?

 なんだそれは?」

 

 

 ソラールは腰に提げた『底なしの木箱』をあさると、そこから出てきたのは『暗月部隊』の中でも大幹部のみがもらえるという伝説のレアアイテム、『8/1サイズのグウィネヴィア様人形』だった。

 

 ……でかいな。

 

 

「ちょ、貴公(きこ)っ、何でそんなレアアイテム持ってんだよ!?」

 

 

「ふふふ、実は『陰の太陽』グウィンドリン様にこのロードラン各地の美女の写真をプレゼントしたら貰えたのだよ。

 普通は幹部に昇格するには『復讐の証』というアイテムを大量に揃える必要があるそうだが、何事にも抜け道はあるものだな。

 斬り落とした罪人の耳よりも喜んでくれたぞ♪」

 

 

 言葉がない……。

 

 まさかそんな裏ワザで陰から覗きをするしか能のないアホが大幹部の地位を得ていただなんて。

 

 

「それでは行きましょうベルカ様。

 この地は不浄なる『太陽(おっぱい)』信仰の地。

 我らの教義を理解する仲間を求めて旅に出るべきです」

 

 

「そうじゃな、わっちの魅力を伝えていくためにはここは、ちと場所が悪い」

 

 

 そう言って裸のまま傅くソラールを引き連れてグウィネヴィア様の前から立ち去るベルカ様。

 

 今でこそ太陽(おっぱい)信仰とは言え、かつては大いにお世話になった女神様だ。

 

 その信者となったソラールに私も何かやるべきだろう。

 

 

「ソラール!」

 

 

「?」

 

 

 私はグウィネヴィア様に捧げる予定だった『火防女の魂』をソラールに投げ渡す。

 

 グウィネヴィア様には「気持ちが悪い」と言われて拒否られたからでもあるが。

 

 

「餞別だ。かつての同志よ。

 いつかまた互いの夢を語り合える日がくるまでのしばしの別れ。

 元気でやれよ」

 

 

「ふっ、粋な真似をするじゃないかロートレク。

 安心しろ。かつての貴公の主は俺が信仰する」

 

 

 こうして私とソラールは別れた。

 

 何だかんだと言いながらも同じ太陽を信仰する者同士だったのだ。

 

 別れはさみしいものだ。

 

 しかし、かつての私の主が側にいるのなら大丈夫だろう。

 

 ベルカ様……私の数少ない友をよろしくお願いします。

 

 

_______________________________________________

 

 

 その後、アノール・ロンドの地は太陽信仰の聖地。

 

 不死教会は罪信仰の聖地となった。

 

 互いに理解出来ないものを信仰する者同士だが、争うことはないだろう。

 

 なぜならお互いの信者たちは己の守るべきものに、それぞれ誇りを持っているのだから。

 

 

 太陽(おっぱい)を守る騎士ロートレク。

 罪(ちっぱい)を守る騎士ソラール。

 

 道は違えど、それぞれの信念に則って別れた二人の騎士は後悔などない清々しい気持ちを胸にそれぞれの信仰心を磨いていくのだった。

 

 大も小も、どちらも素晴らしいものに違いはないのだから。




 ソラールさんが最初、グウィネヴィアを信仰していたのは幹部限定の特典である『8/1サイズのグウィネヴィア人形』が欲しかったというだけの理由。

 それも手に入れてしまうと、でかすぎて邪魔なのでロートレクにあげたのでした。

 なんだか『罪の女神』ベルカがずいぶんなキャラになってしまいましたが、おそらくこんな感じの人なのだと思います(断言)!

 ただまぁ、私個人の意見を言いますと、巨乳が悪いとは言いませんしロリも否定しません。

 ですが背が高くて手足も長く、成長がすでに止まっているのが目に見えて分かるのに、胸だけが小さい女性こそ素晴らしいと思いませんか!?

 貧乳好きと言うとロリ扱いされやすいですが、私は声を大にして言いたい!

 ちっぱい=ロリじゃねえ!
 手足がスラリと伸びて、カッコいい女性に胸だけがないというのが可愛いんじゃないか!

 私はカッコイイものは好きですし、美しいものも好きですし、可愛いものも大好きです!
 その全てを兼ね備えた大人のちっぱい女性は素晴らしいとここに宣言します!

 そんな感じのお話でした。そういやロードランにいる人は「全て」不死の呪いにかかっているんでしょうかね?
 殺して死なない人はほとんど居ませんけど。

 殺せないのは古龍と猫のアルヴィナだけかな?
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