でゅーです。自分で言うのもなんですが、ちゃんと構成出来ているか分かりません!←オイ
あと、タイトル負けしている感が半端無いです。それでも良いと言うそこの貴方からどうぞ
........知らない天井だ...。
と、言いたいところだったが、どうやらそれは叶わない様だ。何故なら目に写っているのは、朝の日差しが眩しい、見慣れ過ぎた我が家の天井なのだから。あーあ、一度で良いからあのセリフ言ってみたかったな~(棒)
まぁ、そんな事はどうでも良いのだ。今一番気になるのは、あれ(・・)は何なのかということだ。
あの異形の事。出会った少女の事。そして、彼女もなっていたあの戦士の事。その全てを鮮明に思い出す事が出来る。
....夢じゃない。
少なくとも、そう言える事は確かだ。
自分が体験した事を改めて理解した今、もう一つ気掛かりな事がある。言うまでもなく、あの少女の事である。自室で目が覚めたということは、どうにかしてここまで送り届けてくれたということなのだろうか?その後はどうしたのだろう?何か伝えたい事がありそうだったから、何処かに帰ったということはなさそうだが...。
ここで考えていても仕方ない。とりあえず、下に降りよう。
そう思い、ベッドから出ようとしたときだった。
「あら~?起きてたの~?」
タイミング良くドアが開き、母が入ってきた。そのすぐ後ろにあの少女もいる。
「何時まで経っても帰って来ないから電話したら、この娘が出てね?一人じゃ大変だから、私もそこまで行って二人で家に連れて帰ったのよ?」
そうだったのか....。悪いことしちゃったな。
「か、体は大丈夫なのですか?」
次に少女が心配そうに問い掛けてくる。
「うん、大丈夫。心配してくれてありがとね。」
「そ、そんな!元々、私のせいですし...。」
暫しの沈黙が訪れる。
「うふふ。じゃあ私、下に居るわね~?ご飯、ここに置いとくから~。あ、あと、学校には休むって伝えておいたからね~」
「あ、あぁ、ありがとう母さん。」
最後に、「頑張ってね~」なんて残してから部屋を出て行った。........何か勘違いしてないか?凄く楽しそうに見えたのは気のせいだろうか?
いいや。きっと気にしたら負けだ。今はこの沈黙を破る事にしよう。気まずくて仕方ない。
「あ、あのさ」
「はひっ!?」
おお、こっちがびっくりした。いくらなんでも緊張しすぎじゃないか?別にとって食おうって訳じゃないんだけど....。
「いや、別に怒ったりしないから、そこまで怖がらなくてもいいよ?」
「は、はい」
「うん。じゃ、本題に入ろうか。あ、その前に名前教えなきゃね。俺は 降神(おりがみ) 詩音(しおん)。君の名前も聞いていいかな?」
「は、はい。私は 玉依姫(タマヨリヒメ) と申します。それと、後でお話しするつもりでしたが、私は、『人間』という訳ではありません」
「うん、ちょっと待って」
「?はい」
何故そこで不思議そうな顔をする!?そりゃ、いきなり人外発言されたら話も止めたくなるわ!あと、一番気になったのはその前の発言だ!確実に『タマヨリヒメ』って言ったよな!?それってもしかしなくても日本神話の神様と同じ名前じゃねぇか!!開始早々詰んだよ!?え、何て説明すんの?
「家に神様連れて来ちゃってたわ~テヘペロ☆」
ってか!?あ、でも、あの親なら動じなさそう。って、そうじゃなくて!........まぁ待て、落ち着こう。そして続きを聞こう。
「ふぅ....。続きをどうぞ」
「あ、はい。えっと、『人じゃない』という意味を説明するためには、この世界の『三大勢力』から教える必要があります。....聞いて頂けますか?」
「........アッハイ、ドウゾ....。」
いや、それなりの覚悟はしてたけど、そこまで壮大な話になるんだ....。ワー、スゴイナー。タノシミダナー。
っと、いかんいかん。ちゃんと聞かなきゃ。
正気を取り戻し、タマヨリヒメの話を聞く。
---タマヨリヒメ説明中---
ここまでを纏めると、この世界には人間の他に『天使』『悪魔』『堕天使』がいる。そして、俺たちや天使から『神』と呼ばれている存在は既に死んでおり、人間は勿論、他の種族もその事は知らない者が殆ど、と。
「どう?ちゃんと覚えられてるかな?」
「はい。合っています」
「良かった。じゃあ、続きを聞かせてくれる?」
「良いですけど、大丈夫ですか?少し休んでからでも良いですよ?」
現在、朝の7時を回ったところである。 朝食をとってから一時間程経っている。そこまで疲れている訳でもないので、続きを話して貰うことにする。
それから、話は進んだ。聞いたのは、タマヨリヒメが『人ではない』という意味。
「ここまでで大体察しが付いたと思いますが、私は天界の住人です。そして、私の役目を果たす為、地上まで降りてきました」
「姫さんの役目?」
「はい。ここからが詩音さんの一番聞きたかった事だと思います。」
それって、もしかしなくても昨日の事だよな?あと、どうでもいいことだが、呼び方を『姫さん』にしてみた。
「まず、名前から女神なのではと思われたようですが、それは恐らく当たっていると思います。」
「思う....?」
「はい。上手く説明出来ないのですが、私は神々が最後の力で役目を持たせて生み出した存在のようです。ですから神かと問われれば、そうとも、違うとも答えられるのかもしれません。その為、史実では居ないということになっています」
ふむ。なかなか複雑な立ち位置にいるんだな....。
「私の役目というのは、昨日詩音さんも戦った相手、暴走した『ロード』達を殲滅することです」
『ロード』か....。やっと名前が分かってスッキリした。だが、また気になる部分があったな。
「暴走っていうと?」
「彼らロードには、元々命令が下されていました。それは、『"人でありながら人ならざる者になる可能性のある者=アギトとなりうる者"達を殺す』という内容でした」
「だから、アイツはあの時俺を殺したのか?」
「そうです。貴方には微量でしたが確かにアギトの因子が存在していました。あの時ロードはそれに気付いたのだと思います」
成る程。って事は、俺の他にも因子を持つ者が沢山いて、そいつらを標的にしてるってことか。
「でも、今はその内容がいつの間にか変わってしまったようなんです。」
「というと?」
「説明したように、ロードは命令に従って行動します。誰の命令にも従うという訳ではなく、唯一人の命にしか従いません。それは、ロードを生み出した、ロードの親とも言うべき存在である神です」
「神!?神が命令を下してたのか!?」
マジか....神って思ったよりとんでも無いことすんだな。因みに俺の中では人間ダイスキとかいう設定になっていたりする。
「はい。ご存知の通り、この世界に神は既に居ません。それは、一人の神を倒す為に力を殆ど使ってしまった事に原因があります。その相手、ロードの親....他の神はオーヴァーロードやテオスと呼んでいたようですので、ここではテオスと呼ぶことにしましょう。テオスは、どの神よりも人間を愛していたそうです。しかし、ある日神の一人であるプロメテウスが、何人かの信仰心の熱い人間に加護を授けました。その加護は次第に自己進化していき、やがて大きな力を持つ加護となりました。神はそれを『アギト』と名付け、悪魔や堕天使に襲われた時の自衛の手段とし、他の人間にも授けていくことに決めました。しかしテオスは、いつか自分の愛していた人間では無くなることを恐れ、配下である『ロード』に、因子を持つ者を排除するという命令を下したのです。他の神々はそれに反発し、遂にテオスを倒す判断を下しました。」
「それで、神同士で戦争?」
「そこまで大規模なものかは分かりませんが、少なくとも争いはあったようです。そして、テオスは倒され、残った神も他の勢力に消耗したところを襲われ、今の状況になったそうです。その後も、残されたロード達は命令を遂行しようとしましたが、親が死んだということで混乱したのでしょうね。一部のロードを除いて行動が変わってしまっているようなんです。それも、悪い方向に」
「....嘘だろ?」
何て事だ。神同士で争ったこともそうだが、そのせいで他勢力に攻められたのはもっと驚きだ。種族は違っても、やることはどこも変わらないということだろうか?
更に、残されたロード達のとる行動が変わった。それも、下された時よりも悪い方に。あんなやつが他にもまだいて、それが因子を持つ者以外も襲うようになったということだ。その範囲はどれくらいなのだろう?。最悪の事態を予想しながら、次の言葉を待つ。
聞かされたのは
「これまでの動きから考えて、ほぼ全てのロードがとっている行動は....」
外れていてほしかった予想の通りの
「『"人でありながら人ならざる者=アギト"だけでなく、"人と同じ姿をしながら、大きな力(魔力や光力等)を持つ者"を殺す』ことでした.....」
最悪の事態だった....。
簡単に言えば、"人間以外なら誰彼構わず見境無く殺す"ということだ。細かく言えば、少し外れている。俺が予想したのは、"普通の人間も含め、全てを排除する"というものだったので、不謹慎だが安心している。と言いたいところだが、標的が他の種族にまで飛び火しているというのはやはり見過ごせない。
聞いた限りでは、テオスは"アギトの因子を持つ者を排除すること"に執着していたようだ。この自体は、加護を与えてしまった神のせいなのだろうか?いや、それ以前に、自分達にここまで大きな影響を与えるとは、当時の神々は想像も付かなかっただろうな...。
たった一つの善意から生まれたこの状況。世界とは、そして時間とは本当に酷いものである。
........考えても仕方ない事だ。本人が死んでしまっているのだから、今更どうしようもない。今大事なのは、何の為に姫さんがその話を聞かせてくれたかということだ。
考えるまでもないが、質問を投げ掛ける。
「それで、俺に手助けをしてくれないか、と?」
「........はい」
申し訳なさそうに頷く。
「自分勝手なのは分かってます。偶然とはいえ、アギトにしてしまったことにも責任があります。その上、こんな事を頼んでしまうことも含め、自分に嫌気が差してしまう程に...だから、「良いよ!」........え?」
彼女の言葉を遮り、言葉を発する。勿論、ロードと戦う事に肯定の意を示す為だ。どちらかというと、このままでは彼女の自身への卑下が終わりそうになかったので、強制的に終わらせる為という方が正しい気もするが。
「俺は別に、姫さんを責めようとか、恨むなんて気は毛頭無いよ」
寧ろ、二度目の人生を歩ませて貰っているのだ。命を救われているのだ。責めろという方が無理な話である。
何より、あの話を聞いた時から答えは既に出ている。
「確かに、この力を得たことへの恐怖は少なからずある。でも、生き返ったとはいえ、体験したから分かるんだ。自分でも分からない能力を持っていただけで殺されるのは訳が分からなかったし、何より『まだ死にたくない』って強く思ったんだ。きっと、これは人間だけじゃなく、全ての種族に言えること。俺は、もうそんな思いをする人を増やしたくない。それに、これは元々『守る為の力』として渡されたんだろ?なら、俺がこの力で守る。」
「でも、皆が皆、貴方と同じ考えを持っている訳ではないのですよ?場合によっては、普通とは異なる力を持っているというだけで、ロードと同じように襲ってくる者もいるんですよ!?」
それでもやるのか、と必死の様子で訴えかけてくる姫さん。彼女としては、人間であり、しかも一度死も訪れている俺に、もう一度同じような経験をさせることに躊躇しているのだろう。
だが、俺とてそんなことは百も承知である。その上で戦う事を決意したのだ。ハイ、そうですかと目を背け、黙って見ているという選択肢は無い。何故なら、答えは決まっているのだから。
「例え種族が違うとしても関係ない。襲われた時は....その時はその時だ。とにかく、ロードから皆を守る為に、俺は貴女に手を貸すよ!」
....何だか上手く締まらない〆方だったが、自分の意思は充分に伝えた。...途中からずっと俯いているのが気になるが…
「........ぅ............グスッ」
........泣いてる?
何で?
突然目の前で泣き出されてしまったことに混乱する。
幼い頃から『女の子だけは泣かせてはいけない』と耳が痛くなる程言われていた為、今まで女の子を泣かせるなんて経験は無かった。だから、こんなときにどう対応すれば良いのか分からない。
しかも、泣いているのはかなりの美少女である。もう一度言おう。か な り の 美少女である。ここが自室で良かった。もしそうでない場所なら世の中の男子を敵に回してしまうところだった。既に敵に回しているって?バカを言うな。ここには俺と姫さん以外誰も居ないぞ。.....誰と話しているんだ俺は...。とにかく、どうするのが一番良いのか考えよう....................ダメだ!!思い付かない!正に八方塞がり!!オデノカダダハボドボドダ!?
この男、完全にパニック状態である。美少女は静かに涙を流し、男は顔面蒼白で頭を抱えている。この状況を見た人は、一体何を思うのだろうか?
「...ぅ.....すみません....」
程なくして、少女が顔を上げる。
「アゥアゥ!?........え?」
何とか正気を取り戻した少年は、今発せられた言葉の意味を考える。
「嬉しくて....つい........」
「....嬉しい?」
何がだろう?と、今までパニックになっていたのも忘れ、言葉の意味を考える。
「はい。貴方と出会えたということが....アギトになったのが貴方だということが........とても....嬉しくて......。良かった.....貴方がアギトで.......本当に良かった...!」
「........!!」
涙で濡れていながらも、向けられた微笑みは思わず見惚れる程綺麗だった。 しかし、再び泣き始めてしまった為、最初程では無いが、俺も再びオロオロしだす。
そんな微妙な空気を破ったのは
「チーズケーキ出来たけど、食べる~?........って、あれ?」
おっとりとしたオーラを放つ母さんだった。....もう少しタイミングを図ってくれ…。これじゃ、俺が悪者にしか見えない状況じゃないか....。
「...............」
マズイ!!母さんから負のオーラがががが....!!
とりあえず、何か言わねば....!!
「お、お母様!?これは、決して彼のせいではなくて!!」
姫さんも弁解するが、母さんには聞こえて無いようだ。
「あ、あの、母s「詩音君?」ハイッ!!」
妙に優しい声で、しかも「君」付けで呼ぶときは、母さんがお怒りになっている時だ。そして、次に掛けられた言葉は....
「後でお母さんの部屋に来て貰うからね☆」
「((((;゜Д゜)))」
....有罪判決だった。そう言い残すと母さんは部屋から出ていった....ヤバイ、断罪される....。
お疲れ様でした。
いやー、自分でも何書いてるか良く分からんです!
それと、今回から設定でも書こうかなと思います。後々変更があるかもしれませんが、今のところの設定で書きます。ということでどうぞ!
名前 降神 詩音
読み おりがみ しおん
年齢 17
ポジション 主人公
イケメン (本人は否定)
主人公。ある出来事が切っ掛けで突然アギトへと覚醒する。元々因子は持っていた様だが、直ぐに覚醒する程の大きさでは無かった。また、予兆となる『能力の発動(詩音の場合は危険予知)』は以前からあったが、本人は気付いていなかった様子。二話で一度死んでいる。家族は美形(特に母親)
姫の代わりにロードを殲滅することを決意する。
普通二輪車免許取得済み。
好きな物は甘いもの全般と鯖味噌。鯖味噌は特に好物。嫌いな物は特に無し。
名前 玉依姫
読み たまよりひめ
年齢 ?
ポジション 神、ヒロイン(?)
女神。この小説では神々が生み出した存在(なので事実上では存在している最後の神)。 「たまより」は「霊憑(たまより)」で「神霊(ここではアギトの力)が依り憑く」という意味。巫女の意味も兼ねる。
詩音をアギトにしてしまった経緯は、蘇生を試みた結果、何故か彼の持っているアギトの力を体から取り出す事が出来ず、それどころか自分の持っていたアギトの力も取り込まれてしまった為。今までは殺された者を蘇生し、その人物が持っているアギトの力も取り出す事で再び襲われる事を防いでいた。それは、神であるという大きなアドバンテージがある事が可能にした行動なので、普通の人間に力が取り込まれるということは有り得ない話である。その為あの現象は、アギト自身が詩音を『玉依姫よりも優れた器』と判断してとった行動ということになる。力が無くなったので、アギトに変身することが不可能となった。
ロード
テオスが生み出したテオスのみに従う種族。それぞれ何らかの動物の特徴を捉えた容姿をしており、他勢力と同じで二本足で行動する。背中には天使の羽が生えていて、天使と同じ立ち位置にいると言える。だが、その恐ろしい容姿のため他の種族は勿論、天界の住人達も受け入れ辛かったようである。神が生み出した存在なので、その強さは下手な上位階級にいる者達よりも上の者が多い。特に、最高位の『エル』と呼ばれるロード達は、各種族の最上級の者のみならず、他の勢力からも恐れられている。
今は一部のロード達を除いて殆どが暴走している為、遭遇した場合に備え、複数人のパーティーを組んで行動するよう各勢力で呼び掛けている。
※追記 一部ロード達の設定を変更しました。