ハイスクールD×D RIDER   作:でゅー

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あの後頑張って続き考えてました。でゅーです。
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UAも3000を突破していました。嬉しい限りです。もっともっと多くの方に見て頂けるよう頑張っていきます!


違和感

 ─リアスside─

 一体どうしたというの?

 私は困惑していた。原因は、クラスメイトである詩音の様子が変だったからだ。

 最初は、彼にもそんな日はあるだろうと思ったのだけど、授業も上の空になるほど呆けているとなると流石に心配する。放課後声を掛けると、授業が終わったことすら気付いていなかったというのだから、本当に心配したわ。彼の友人も相談にのろうとしていたのだけど、大丈夫だからと断っていた。その様子から、余り踏み込んでほしくない事だと感じたのだけど、もしかしたら先日発生した"あの件"と関係があるかもしれないと思って、みんなが離れたのを見計らって声を掛けようとしたの。

 そしたら彼が突然、椅子も倒れる勢いで立ち上がったのよ?しかも、鞄もとらずに物凄い勢いで教室から出ていって。本当に驚いたわ。まぁでも、朱乃の驚いた顔も中々見られないから、それはそれで貴重だったのだけど。一緒にいることが多いのに、朱乃が表情を変えるのって数えるほども見たことないのよねぇ....

 とにかく、彼の様子がいつになくおかしかったのは間違いないわ。真面目な人だし、成績も優秀。学園内の評判でも悪い噂は聞いたことがない。それに、彼には一つ上に姉が居たはずだ。この学園の卒業生で、降神 初音さんだったはず。『降神』なんて名字は2人しかいなかったし、一日に一回は教室に来ていた(彼女曰く、『シーちゃん分を補給する為』らしい)ので、よく覚えている。やり取りは、確か

「シーちゃーん!」

 と、飛び付いてきた彼女を、詩音がはたき落とすという感じだったかしら。それでも諦めずに抱き付きに行っていたけれど。........私にも同じような兄と父がいるから、その時の気持ちは痛いほど分かったわね。

 でも、2人の様子から察するに、家族関係は良好そうだったし、詩音も口では鬱陶しいと言っていたけど、決して嫌っているという訳ではなさそうだった。

 そんな彼が、今日は様子が変だった。いや、おかしすぎた。

「本当に、どうしたというのよ?」

 自然と疑問が口から出ていた。

「あれでは、何かあると言っているようなものですわよね」

 朱乃も苦笑混じりに話す。

「私もそう思うのだけど、悩みの種が分からないことにはどうすることも出来ないわよ。それに、家に帰ったのでなければ、堕天使だけじゃなく、"あの化物共"にも襲われる可能性がある。そうなればひとたまりもないわ」

「化物....ロードのことですわね。人間界にも多数出現しているようですし、厄介な存在ですわ。」

「ええ。お父様やお兄様が言うには、以前はこっち(人間界)には頻繁に現れることは無かったそうよ。それがどうして........」

「一説では、頻繁に出没しているのは暴走しているロードだという話もあるらしいのですが....どちらにしても危険なことに変わりはありませんわね。それで、どうしますか?部長?」

 朱乃が判断を求めてくる。

 そんなの分かってるクセに。

 ─リアスside end─

 俺はあの映像にあった森林公園に来ていた。来たのは良いのだが、肝心のロードはいない。そういえば、あの襲われてた人は?

 暫く探し回ってみるが、あったのは流れてきた映像の中で、襲われていた人が被っていた帽子だけだった。だが、そこで何か違和感を感じた。帽子が落ちていたところで足跡が途切れている....。ロードは他の生物では到底不可能な殺し方をするらしい。

(だとすると、これはやっぱり─)

 そこまで考えたところで、足元の地面から"ナニか"が出てきて俺は投げ飛ばされる。

「っ!!」

 俺は直ぐさま起き上がり、その姿を確認しようとした。しかし、銀色の亀の姿をしたソイツはもう目の前に来ていた。

「うあぁぁっ!」

 再び俺は投げ飛ばされる。なんなの?コイツは投げ飛ばすのが趣味なの?力士なの?

「ぐあっ!あああぁぁぁぁぁああ!!」

 木に叩きつけられ、下顎の部分を人の手の甲にヒレのようなものがついた手で挟まれる。

 てか、痛だだだだだっ!冗談抜きで痛ぇって!殺す気かゴルァ!!あ、ロードだから殺す気で良いのか。

 1人で納得している内に、更に力が強まる。

「こんのっ!」

 ........いい加減に....!!

「しろやウミガメェっ!」

「グッ!?」

 亀は背中の甲羅に比べて腹は比較的柔らかい。ロードにもその理屈は通じたようで、殴られた部分を押さえながら距離をとった。

 その隙にベルトを出現させ

「変身!!」

 両端のスイッチを押して変身する。

「ヌッ!?」

 ウミガメのロードは、俺がアギトになったのを見て驚いたようだ。いや、驚くのは良いけど、「ヌッ!?」て何だよ....いや、まぁどうでも良いけど。

 同時に、変身前よりも明らかに強い殺気を感じた。どうやら、本格的に敵であると判断したらしい。

 殴りかかってくる手(で良いんだろうか?)を右腕で掴み、引き寄せた勢いに合わせて頭に左の肘を入れる。仰け反ってがら空きの腹を右手で突き、後退りして開いた距離を詰め、上げた顔面に飛び膝蹴りをめり込ませる。ウミガメのロードはその勢いで斜面を転がる。

「とりあえず、さっきやられた分だ。この野郎。」

 ようやく止まり、起き上がって此方を見上げるカメ(長いので省略)。追撃を掛けようと踏み出したその時だった。

 突然頭上の木から光沢のある黄銅色のカメが降りてきて、俺を羽交い締めにした。

「2体目!?」

 クソ!気が付かなかった!

 振りほどこうとするも、力が強く、引き離せない。

「クソっ!ぐあっ!?くっ!」

 一方に気を取られていると、もう一方が甲羅で体当たりしてくる。

(あぁぁ!ウゼェェェェ!!)

 俺を羽交い締めにしてる奴を、そのまま後ろの木にぶつけてから遠心力を使い振りほどく。前に投げ出すついでに蹴って更に勢いをつけてやった。そのまま突進してきた銀色の方と正面衝突し、2体共倒れる。

 1体だけでも倒しておきたいという焦りから、クロスホーンを展開し、あのときと同じ体勢に入る。

「ハッ!」

 先に起き上がった銀色のカメ目掛けて跳躍し、右足を突き出す。

 次の瞬間、右足に鉄よりも固い感触を感じ、地面に倒れていた。

「なっ........!」

 直ぐに起き上がり何があったか確認すると、そこには此方に背中、つまり甲羅を向けているカメの姿があった。

(跳ね返されたのか?)

 カメはゆっくりと向き直る。ここで、もう1体の姿が無いことに気が付いた。まずいな、また不意打ちされたらたまったもんじゃない。

 もう1体の行方に注意しながら銀色のカメの対処を考えていると、足元の地面が沈む感覚がした。そういえば、最初この銀のカメが出てきたときも!

 俺は咄嗟に飛び退く。すると、再び地面に潜り攻撃を仕掛けてくる。成る程。こいつらはどうやら

 地中からのゲリラ戦法を得意とするようだ。

(よし、試してみるか。)

 依姫によると、アギトには3つの姿があり、それぞれ大地、嵐、炎を司っているらしい。

 今俺が使用しているのは、基本となる大地を司る姿。さっきのように紋章を出現させて(依姫曰く大地のエネルギーを右足に吸収しているとかなんとか)飛び蹴りを放つこともできる。他にも地面を殴って揺らしたり出来るらしいので、それを試してみようというわけだ。

 確か、『殴る方の手に力を収束させて叩きつける感じ』だっけ?

 まぁ、やってみないことには始まらない。俺は立ち止まり、右手に意識を集中させる。

 そして

「ハアァッ!!」

 文字通り拳を地面に叩きつけた。すると、

 ドゴォォォォォォン!!

 爆発音のような音が鳴り響くと同時に、殴ったところを中心にクレーターができ、広範囲の木々や植物が宙を舞った。

(ア、アレ?もしかしなくても、コレ、やり過ぎちゃった?)

 初めて使ってみた技は力の制御が分からなかったとはいえ、予想以上の破壊力だった。うん、次からはもっと抑えて使おう。そうしよう。

 ともあれ、木々と共にカメ2匹も前方と後方に打ち上がったようだ。起き上がったカメ達は、自棄になったのか両方向から突っ込んできた。此方も予想外で少々驚いたが、咄嗟に反応し、黄銅色の方を蹴り飛ばし、銀色の方は巴投げの要領で同じところに飛ばした。地面に潜ったのでまた下から来るかと思ったが、今度は逃げたようだった。

 此方も早々に力を使ってしまったので、この撤退は助かった。

 完全に気配が消えたことを確認すると、俺も変身を解いた。もちろん、他に人が居ないのを確認してからだ。

 まだ日が沈みきっていなかったのを幸いに思い、急いで家に帰ることにした。

(そういえば、途中で感じた気配。ロードではなかったみたいだけど、人っていう感じでもなかったな。何だったんだろ?)

 その気配があった場所を振り返る。そこは、ロードと戦闘を繰り広げていた場所と近い木の側。アギトの姿を見られたかもしれないと思ったが、丁度あの技を使う前後の辺りで気配は消えたので、変身を解いたところまでは見られていない筈だ。

 あまり考えすぎないようにしようと割りきり、再び前を向き帰路に着く。

「ただいまー」

「お帰りなさキャアァァァ!」

「どうした母さん!?詩音、お前母さんにぃぎゃあぁぁぁ!?」

 家に着きリビングに入ると次々に驚いた顔をされた。依姫でさえも目を丸くして驚いた表情をしている。

「えっ、ど、どした?」

「「「「か、顔!顔!!」」」」

 全員の声がハモった。

「顔?なんだ?虫でもついてんぎゃあぁぁぁぁ!!な、なんだコレ!?」

 鏡に写った俺の顔には、何かで挟まれたような後がくっきり残っていた。一体何処でこんな痕........いや、居た。これをやったのは思い浮かぶ限りコイツしかいねぇ....。ほほーう?やってくれるじゃねえか。

「あんのウミガメ野郎がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 今度あのロードと遭ったら確実に仕留めると堅く誓った俺であった。




お疲れ様でした。
さー、あの時詩音君が感じた気配は誰のものだったんでしょうねぇ~?1人だったんですかねぇ~、複数人だったんですかねぇ~?
........ハイ。ウザかったですね。スンマセン。
そういえば、詩音がアギトになった時期を書いてなかった気がするのでここで言っときます。詩音はイッセーが悪魔になった数日後に玉依姫と出会い、アギトになったことになってます。一応。
なので、イッセーがオカ研に入ってから数日ということでお願いします。
そんな感じですかね。リアスや朱乃の話し方は上手く出来ている自信が無いです。
あと、段落の一字下げが読み込まれなくて苦労してますね。少しずつでも慣れていこうと思います。
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