Side シロ
へファイトスさんのファミリアに入ったわけですが、中々環境としてはいいのではないかと思っています。皆一人一人に、鍛冶部屋が割り当ててあって自分の好きなように使っていいらしい。鍛冶用の道具も大抵はあるから困ることはないと思うと少しだけ楽かもしれない。
そういえば、先日の赤髪の鍛冶屋さんはヴェルフ...ヴェルフ・クロッゾさんというそうです。彼は魔剣を作れる一族という事で有名らしいです。普通の剣でもとても上質なものだと思うのですが...。
何日か経てばそれなりに鍛冶の感覚を思い出すことが出来てきましたが、やはり心を映せるものを作る気にはなれず、売り物が大量に生産は出来ていたので売りに出してみたところそれなりの値段にはなるのですが、私の心は全く満たされませんでした。
「やっぱり、私は何時まで経っても武器職人としては半人前なのでしょうか?」
壊れている小さなナイフ【芽吹】を軽く触れば、やはりそこに居たはずの彼女はいないことを再確認しながら途方にくれてしまう。逆に【黒百合】に触れると若干感じることが出来た彼女の感覚に安心を漏らすものの何で出てこないのだろうと思っていました。
少し休憩がてらに大通りにある豊饒の女主人というお店に来ていた。内装は明るい感じで働いている人たちも可愛らしい方々が多い。主人のミアさんもとても感じの良い方で食事は此処でずっと取ろうかなと思ってしまう程度には。
夜に訪れてしまったからか、皆酔い潰れるよにしながら馬鹿騒ぎをしていて、どの世界でも酒場とはこういうものなのだろうなと、どこでも変わらないものに小さく嬉しさを覚えていた。
ふと、周りを見回していたら店員に連れられてきた男の子がいて、それをよく見たらベルさんだったので手を振ってみたら此方に気付いてくれたらしく
「あ、お久しぶりです、シロ君!へファイトス・ファミリアに入ったって聞いたんですけど、調子はどうですか?」
「ヘスティアちゃんの紹介で入らせていただくことが出来ました。武器もそれなりに売れているの調子は...いいと思います。」
「それなら良かった...怪我の方も治ったみたいで良かったです!」
我が身のように喜んでくれる彼を見ていると、懐かしい顔がふと出てきしまうから、少しだけ心がいたくなってしまう。その後、ベルさんを連れてきた彼女が来たので二人でお話をするように勧めておいた。こういう可愛い人たちの話を聞いていると心が洗われるような気がした。
そして、少し時間が空くと今度は大所帯が来たなと思って振り返ってみると、何処かで見たことがあるような金髪の少女とその連れの人たちが入ってきた。その様子をベルさんが憧れの目で見ていた。他のお客さん達も騒ぎ立つのをみるととても有名な人達らしい。
大したことはないだろうと気にせず食事を済ませようとしたら、唐突に耳に入ってしまった。
「帰る途中で逃がしたミノタウロス!最後の一匹、お前が始末した時のトマト野郎!」
その言葉が聞こえた瞬間からベルさんの話をされているらしく、ベルさんはどんどんと無心でご飯を収めるようにしていた。その途中でも団体の中にいた狼男がどんどんと罵詈雑言を吐いていた。
「雑魚じゃあ、アイズ・ヴァレンシュタインには釣り合わねぇ。」
その言葉がベルさんを駆り立てる何かがあったのかお代も払わずに出て行ってしまった。周りが騒然となる中、金髪の少女がそれを追うように出て行った。そんなことは僕には関係ない。ベルさんがいないなら、気にせずやれる。
「すみませんすみません。そこの狼男さん。」
「あ?なんだ、お前は?」
「いやはや、名前を名乗るほどではないのですが、堪忍袋のおが切れてしまいまして。少し表に出てくれませんかね?」
周りの人達も酒が入っている為かいいぞ、やれ、などと歓声があがってしまう始末。これを言いながらも、ミアさんに迷惑をかけてしまったなと思いながらも、これだけは譲る事が出来なかった。金髪の少女も小さな少女と一緒にい帰ってきたらしく、私の顔を見て目を見開いていた。
「アイズ、もしかしてこいつの事を知ってるのか?」
「あの子、私がミノタウロスを倒すまで彼を守っていた子...。」
「あん?トマト野郎のお仲間かよ。そんな雑魚に構ってやるほど__」
「なるほど、狼男さんは怖いんですね、分かりました分かりました。」
相手に軽い挑発をした程度で、青筋を立てるようになって
「分かった、相手してやるよ。負けたらさっきの言葉を撤回してもらうからな。」
「此方こそ貴方が負けたら、先ほどの発言すべてを撤回してもらいます。」
外野とともに何人か大通りに一緒に出るようにしては、どちらかが降参するまでという一応のルールを決めて対戦をする事になった。
「じゃあ、さっさと終わらせるか。」
前回戦った、ミノタウロスよりも早い動きでナイフを引き抜いて接近するのが見えれば、此方も【黒百合】に触れるようにすればクロの力を借りるようにしてみれば、それでもかなりの速さで近付かれてしまい
「どうぞどうぞ。その方が僕も嬉しいですので。」
言葉の上では相手を挑発するものの、相手が確実に格上なのは分かり切っていたことで受けなければダメだと考えては、【黒百合】で迎撃するように刃を合わせるようにし
「なんだよ、思った通り、トマト野郎と同じ雑魚だな!」
水を得た魚のようなこの狼男は、また暴言を吐いた。ベルさんの彼と同じようなあの子を!彼に言葉を返すことなくその刃を受け流して後ろに下がれば、やることは一つだけだった。
「__クロ、少し..もう少しだけ力を。」
自分の腕を軽く切るようにすると、そこから流れ出てきた血を吸わせるようにすると。どんどんと髪の色がなくなっていく感覚、身体の中に彼女が顕現するような感覚に襲われて、最後に見えた先には、驚いている周囲の人達だった。
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Side クロ
目の前に写る相手の姿は先ほどまで、あいつが言っていた狼男というのは中々的を得ているなと愉しく笑っているとそいつが話し掛けてきた。
「お前はさっきの雑魚なのか?魔法でも使ったのか?」
「はははは、先ほどまで遊ばせて頂いた雑魚さんですよー。狼男さん!」
相手の行動なんて待つ必要なんてないんだからね、自分を抑え込んでいる刀を振り落とすようにしながら話し掛けてみると、唐突の行動には弱かったらしく一瞬遅れたもののナイフで受けてとめる程度には力があるらしい。
「て、てめぇ、不意打ちかよ!」
「戦いに不意打ちも何もねーだろが、ダボが。」
先ほどまでの相手の攻勢が嘘かのように守ることに必死なのか攻撃すら此方に来ることなく、勝てそうだなと思っていると、やはり経験はそれなりにあるのか防御の隙間に鋭い一撃が来た。
「ま、これを待ってだけどね。」
「なっ!」
刀でそれを受け流すと、その刀を手放すと拳を握りしめて、顎先、鳩尾、金的、の三カ所を連続で殴りつければ、急所は急所効いてくれてよかった。
「僕の勝ちだね。」
此方が勝つなんて外野の誰も思っていなかったらしく、皆、驚きの表情をしているのをみてはやりすぎたかな、と思いながらもあいつの望みは果たしたのだからいいかと考えていては
「あ、あの。」
「あいあい?」
「すみませんでした。」
確か、あのしょーねんを助けた、金髪の少女が謝っていた。
「なんで、君が謝ってるのさ。」
「さっきの勝負の取り決めで、決まってたから。」
「あー、あれは間違ってもあんたらのギルド?あ、ファミリアとかへのあれじゃないからさ。あいつ個人にイラついたんだよ。後、この勝負は誰にも言わないようにね?他の人達に知られると面倒だからさ。」
刀をさっさと回収しては、最後に狼男の頬を引っ張ったいてから帰ろうとすろと
「あんさんのこと覚えたで!」
なんとなく偉そうな少女が愉しそうに此方に話し掛けてきた。あの女の子は確実に性格が悪い。僕に似ているから、確実だと思いながらその場を立ち去った。
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最終的には、ロキ・ファミリアのメンバーを倒し少年がいたという噂が回ったが、へファイトスさんには気づかれなったから良かったけれど、身体が異様に痛みが回っていたので無理をしないようにしないとと思った。
そして、クロがそこにいてくれるのが分かったので僕は一人じゃないことが分かってよかった。
突然書くとすごく長くなってしまいました。出来れば感想をください。