もし東方のキャラが艦これの世界に入り込んだら…そんな思いつきから書き始めました。
面白くできるかはわかりませんが、精一杯頑張りたいと思います。
ここは幻想郷、人間、妖怪、妖精などが暮らす世界だ。
そんな幻想郷の空を飛ぶひとつの影…普通の魔法使い、霧雨魔理沙だ。
魔理沙「さ〜て、今日もパチュリーのとこから本借りに行くか〜」
そう言うと魔理沙は、紅魔館に向けて飛んでいった。
紅魔館に着いた魔理沙は、すぐに違和感を覚えた。
魔理沙「ん? 美鈴がいない?」
いつも門の前に立って(寝て)いる門番の紅美鈴がいなかった。
魔理沙「フランと遊んでんのかな…? ま、いっか! 遠慮なくお邪魔するぜ〜」
門を開けて中に入ると、すぐに魔理沙の顔が引き攣った。そこにいたのは紅魔館のメイド長、十六夜咲夜だった。
咲夜「…あら、魔理沙」
魔理沙「よ、よう…咲夜…」
咲夜「ちょうどよかったわ。貴女に訊きたい事があるの」
魔理沙「な、何だぜ? 今日はパチュリーの本を借りに来ただけだぜ?」
咲夜「本来ならここで叩き出す所だけど、今回は見逃すわ。…そうじゃなくて、訊きたいのは妹様と美鈴のことよ」
魔理沙「? 二人がどうかしたのか?」
咲夜「…行方不明なのよ」
魔理沙「行方不明!?」
咲夜「今朝から姿が見えなくて…今も探しているんだけど」
魔理沙「いないのか?」
咲夜「ええ…。貴女なら何か知ってるんじゃないかって思ったのだけれど…何も知らないようね」
魔理沙「初耳だぜ…」
咲夜「そう…ありがとう」
魔理沙「なあ、咲夜。私も二人を探すの手伝うぜ。どうせここ以外はまだ調べてないんだろ?」
咲夜「…いいの? 魔理沙、頼んじゃって…」
魔理沙「もちろんだぜ。それにもしかしたら異変かもしれないからな…」
魔理沙は箒にまたがると、紅魔館の外に飛び出した。
魔理沙「さ〜て、どこから探すとするかな…。ん? あれは…」
魔理沙の視線の先には、同じ魔法使いのアリス・マーガトロイドの姿があった。
魔理沙「(アリスなら何か知ってるかもしれない…)」
そう思った魔理沙はアリスの方に箒をとばした。
魔理沙「お〜い、アーリースー」
アリス「魔理沙? どうしたの、そんなに急いで」
魔理沙「フランと美鈴見てないか?」
アリス「フランと美鈴? 見てないけど…二人がどうかしたの?」
魔理沙「行方不明らしいんだ」
アリス「行方不明? 本当に?」
魔理沙「咲夜が言ってたから本当だぜ」
アリス「咲夜が言ってたなら間違いないわね。このこと霊夢に伝えたの?」
魔理沙「まだだぜ。私もさっき知ったばっかりだし…」
アリス「なら、博麗神社に行った方がいいんじゃないかしら?」
魔理沙「そうだな…いろんなとこ探さないといけないし、まず霊夢んとこ行ってみるか!」
アリス「私も探すの手伝うわ。ちょうど永遠亭に用があるから…何か情報があれば博麗神社に行くわ」
魔理沙「助かるぜ、アリス」
魔理沙は博麗神社に、アリスは永遠亭にそれぞれ向かった。
アリスと別れて数分後、魔理沙は博麗神社に到着した。
魔理沙「到着っと。お〜い、霊夢、いるか〜?」
霊夢「そんな大声出さなくても聞こえてるわよ…で、どうしたの、魔理沙?」
魔理沙「フランと美鈴、来てないか?」
霊夢「フランと美鈴? 来てないわよ?」
魔理沙「そっか…ここじゃないか」
霊夢「紅魔館にいないの?」
魔理沙「ああ、朝から行方不明らしいぜ」
霊夢「行方不明? 嘘じゃないでしょうね」
魔理沙「咲夜が嘘ついてなければ、本当だぜ」
霊夢「…咲夜が嘘つくとは思えないし、本当だと信じるわ…。ここ以外は探したの?」
魔理沙「ここが最初だぜ。アリスが永遠亭に行ってるけど、そこ以外は探してないぜ」
霊夢「じゃあ、手分けして探すわよ。とりあえず、私は守矢神社と地霊殿に行ってみる」
魔理沙「となると私は…白玉楼だな。早速行ってくるぜ!」
そう言うと魔理沙は箒またがり、一目散に飛んでいった。その様子に呆れつつも、霊夢もまた守矢神社に向かった。
魔理沙は箒を飛ばしてすぐに白玉楼に到着した。
魔理沙「やっと着いたぜ。お〜い、妖夢〜、幽々子〜」
大声で名前を呼ぶが返事はない。
魔理沙「? 返事がない? 妖夢はともかく、幽々子がいないことはないはずなんだが…。お邪魔するぜ〜?」
魔理沙は白玉楼内を探したが、二人の姿はなかった。
魔理沙「誰もいない…一体どこ行ったんだ…? とりあえず、霊夢に報告だな」
魔理沙は白玉楼をあとにした。
博麗神社に戻った魔理沙をアリスが出迎えた。
アリス「あ! 魔理沙!」
魔理沙「アリス! ここにいるってことは、フラン達がいたのか?」
魔理沙の問にアリスは首を横に振った。
アリス「ううん、逆」
魔理沙「逆って…まさか」
アリス「鈴仙と妹紅が行方不明らしいわ」
魔理沙「やっぱり、フラン達だけじゃなかったか…」
アリス「やっぱりって、魔理沙の方も?」
魔理沙「ああ、白玉楼に行ったんだが、妖夢と幽々子がいなかったぜ」
その時、霊夢が帰ってきた。
霊夢「…厄介なことになったわね」
アリス「霊夢? どうしたの?」
霊夢「いなくなったの、どうやらフラン達だけじゃなさそうよ」
魔理沙・アリス「…やっぱり」
霊夢「やっぱりってことは…」
アリス「永遠亭で鈴仙と妹紅がいなくなったわ」
魔理沙「白玉楼には誰もいなかったぜ」
霊夢「地霊殿でさとりとお空がいなくなってた…後、妖怪の山でも天狗達が文と椛がいないって騒いでたわ」
魔理沙「…霊夢、これは…」
霊夢「ええ…異変よ。しかも、かなり大規模な」
アリス「これからどうするの?」
霊夢「とりあえず、情報収集ね。行ってくるわ」
そう言うと霊夢は飛んでいった。
アリス「魔理沙、私達も行きましょう」
魔理沙「そうだな…ん?」
魔理沙の視界の隅で何かが光った。
アリス「? どうしたの?」
魔理沙「いや、今なにかが光ったんだぜ」
魔理沙は光った方に行ってみる。
するとそこには…紫色に輝く宝石のようなものが落ちていた。
魔理沙「なんだぜ? これ」
アリス「…さあ」
魔理沙がそれを拾い、アリスに見せた。
その瞬間、宝石が眩い光を放ち、その光に二人は吸い込まれた。
魔理沙「な、何だ…うわああぁぁぁぁ…」
アリス「な、何…きゃああぁぁぁぁ…」
光が消えた時、そこに二人の姿はもうなかった。
今回は導入的な何かですね。
次回からいよいよ艦これの世界に入って行きます。
更新は不定期になると思いますが、気長に待っていただけると嬉しいです。