菊月「随分と短いな」
作者「テンポよく進めないと、いつスランプになるかわからないから…」
皐月「次編は誰を出すか決まってるの?」
作者「決まってるよ。…だけど次回は独自設定が入るかも…」
霊夢「そんな事して大丈夫なの?」
作者「バランスは保つようにするよ…」
咲夜「バランスが崩れたら…」チャキ…
作者「わかってますよ」ガクブル…
〜市営公園〜
アリス「着いた。…予想以上に人が多いわね」
魔理沙「じゃあ、探すとするか」
赤城「…いい匂い…。…お腹がすきました…」
魔理沙「…赤城、さっきごはん食べたばっかりだろ…」
赤城「それとこれとは話が別です」
アリス「まぁ、見て回るのは露店の方だしね。行きましょうか」
妖夢「幽々子様〜! 待ってくださ〜い!」
幽々子「クンクン…いい匂い…♪」
妖夢の必死の叫びも虚しく、幽々子は人混みに消えてしまった。
妖夢「…はぁ…。見失ってしまった…どうしよう」
魔理沙「色々な店があるんだな…って、あれ? 赤城は?」
アリス「え? …いない…いつの間に…」
魔理沙「はぁ…面倒な事になったぜ…」
赤城「ん〜! 美味しい!」
近くの露店で買ったたこ焼きを頬張りながら、赤城は満足そうに微笑んだ。
赤城「ん? いつの間にか魔理沙さん達がいませんね…。まぁ、どこかで会えるでしょう…おや?」
赤城はとある看板の前で立ち止まった。
赤城「なになに…。『チャレンジ企画 巨大ラーメン五杯食べ切れば、無料』…? …これは是非とも行かなければ…」
読み切ると同時に赤城さんは企画のやっている場所に向かった。
赤城「…ここね!」
赤城はすぐ最後尾に並んだ。
赤城「う〜ん、いい匂い♪ 期待できますね〜」
幽々子「本当♪ 待ち遠しいわぁ〜♪」
赤城「え?」
幽々子「あら?」
魔理沙「全く、赤城の奴どこ行ったんだぜ…」
アリス「…あら? あれって…」
店主「いや、見てないねぇ〜」
妖夢「…そうですか、ありがとうございます。…どこに行かれたのでしょうか…幽々子様…」
アリス「妖夢? やっぱり、妖夢よね!?」
妖夢「へ? …アリスさん!?」
魔理沙「アリス、どうした…って妖夢じゃないか!」
妖夢「魔理沙さんまで! どうしてここに?」
魔理沙「まぁ、いろいろあってな」
アリス「…妖夢、幽々子は? 一緒じゃないの?」
妖夢「…それがお一人でどこかに行ってしまわれて…」
魔理沙「あー、こっちと同じか」
アリス「ともかく、早く探しましょう」
幽々子「…赤城さん…というのですね。私は西行寺幽々子といいます」ズルズル…
赤城「! 貴女が幽々子さんでしたか!」ズルズル…
幽々子「? 私の事を知っているんですか」ズルズル…
赤城「魔理沙さん達から名前を聞きましたから…あっ、おかわりお願いします!(五杯目)」
幽々子「あら、魔理沙から…。という事は今魔理沙達はその鎮守府とやらに? …私もおかわり〜♪(五杯目)」
赤城「ええ、私も何度か助けられました」ズルズル…
幽々子「ふふっ、頼りになるからね〜。あの子は…。…それで、魔理沙達はどこに?」ズルズル…
赤城「それが、ここに来る途中ではぐれてしまいまして…」ズルズル…
幽々子「あら、私も妖夢という付き添いがいたのだけれど…いつの間にかいなくなってたのよ。全く、あれほどはぐれないようにしなさいって言ったのに…(先に進んでいったのはこの人です)」ズルズル…
赤城「そうなんですか、魔理沙さん達にも私についてきてくださいと言ったのに…この有様ですよ(そんな事一言も言ってません)」ズルズル…
幽々子「…なんか私達…」チュルン
赤城「とても似てますね」チュルン
赤城・幽々子「ごちそうさまでした♪」
赤城・幽々子、巨大ラーメン五杯同時に完食。
その後、大食い系のイベントのブラックリストに二人の名が乗ったのは言うまでもない。
赤城「いや〜、ラーメン美味しかったですね〜」
幽々子「本当ね♪ 味も量も申し分なかったわぁ♪」
赤城「おまけにあれだけ食べて無料なんて…実に良心的ですね!」
幽々子「本当にその通りね〜…あら?」クンクン…
幽々子が急に立ち止まり、鼻をひくつかせた。
赤城「? どうしました?」
幽々子「…この匂い…。ねぇ、赤城さん。…甘いもの、食べたくない…?」
妖夢「え!? 見たんですか!?」
店主「ああ、見事にうちのラーメン食っていったよ…まさか、食い切るなんて思いもしなかった…」
アリス「その人、どこに行ったかわかりませんか?」
店主「さあ…連れの人と一緒に出ていったのは見たけど…」
魔理沙「連れ? 誰か一緒だったのか?」
店主「ああ、その人と一緒に入ってきてな…確か…黒の長髪に弓道着を着てたような…」
アリス「…それって…」
魔理沙「…赤城だな。間違いなく」
アリス「絶対ってわけじゃないけど、どうやら赤城と幽々子が一緒にいるようね」
妖夢「しかし、手がかりは途切れてしまいました…」
魔理沙「また、露店で聞き込みか…ん?」
その時、魔理沙は海の方にあるものを見つけた。
アリス「どうしたの?」
魔理沙「なぁ、二人とも…あれって…」
〜海上〜
赤城「幽々子さん…甘いものって…」
幽々子「…あっ、いたいた♪」
物陰からあるものを見つけ、満面の笑みを浮かべる幽々子。
赤城も幽々子に習って物陰から覗き込むと…
赤城「!? 深海棲艦!? 幽々子さん、どういう事ですか?」
幽々子「少し前に似たような子を倒したのだけれど…その子が菱餅を持っていてね♪ それがとっても美味しかったのよ〜♪」
赤城「…菱餅…」ジュルリ…
幽々子「ふふっ…じゃあ早速…」
『いただきます』
ロ級1「!!?」ゾクッ…
イ級1「? ドウシタ、ロ級1」
ロ級1「…急ニ寒気ガ…」
リ級「何ダ〜? 風邪ヒイタノカ〜?」
ロ級2「全ク…シッカリシテヨネ! 我々ハワ級達ノ護衛ヲシテイルンダカラ!」
ロ級1「…ゴメン」
イ級2「…ン? 何ダ、アレ?」
イ級は海上に何かを見つけた。
幽々子「…こんにちは♪」
イ級2「…何ダ、オ前…」
ロ級2「…艦娘カ? イヤ、艤装ヲツケテナ…エ?」
イ級1「艤装ガ無イノニ…海上ニ立ッテ…」
幽々子「クンクン…いい匂い…。奥の方からですね…」
ワ級達「!」ビクッ!
リ級「何ヲシテイル! 早ク攻撃ダ!!」
イ級1「! 了解!」
リ級の命令でイ級達は幽々子に砲撃を開始した。
イ級1「ク、クソ! 当タラナイ!」
イ級2「クラエ!」ドォン!
ロ級1・2「当タレ!」ドォン!
イ級達の砲撃を幽々子は踊っているかのような動きで躱していく。
リ級「何ヲシテイル! 早ク、狙撃シロ!」
イ級2「当タラナインダヨ! 動キガヨメナイ!」
幽々子「…ふぅ、少し運動したらお腹すいちゃった…。…そろそろ、菱餅をいただこうかしら♪」
リ級「ク…。ワ級! 逃ゲロ!」
ワ級達は一目散にその場から逃げ出した。
幽々子「あら、行っちゃった。急いで追いかけないと…」
リ級「ソウハサセナイ!」
リ級達が幽々子の前に立ちふさがる。
幽々子「…しょうがないわね…」
次の瞬間、幽々子の後ろに巨大な扇が現れる。
リ級「ナッ!?」
幽々子「…逃げるなら今のうちよ?」
リ級「フザケルナ! 誰ガ逃ゲ…」
幽々子「蝶符『鳳蝶紋の死槍』」
リ級「ナ、ナンダ…ギャアァァ!」ドォン(中破)
イ級1「…キレイ……ウワアァァ!」ドォン(中破)
…ギャアァァ…チュドーン…
リ級(中破)「…マズイ…一旦ヒク…」
幽々子「あら? どこに行くのかしら?」
逃げようとしたリ級達の前に幽々子が立ちはだかる。
幽々子「言ったわよね? …逃げるなら今のうちって♪」ニコ…
リ級達「ヒイイィィ!」
幽々子「…桜符『センスオブチェリーブロッサム』」
リ級達「ギャアァァ!!!」(轟沈)
リ級達を片付けた幽々子は、ワ級達が逃げた方を見た。
幽々子「さて…赤城さん、上手くやったかしら?」
幽々子から逃げたワ級達は小さな島の影に身を隠していた。
ワ級1「…何ナンダ、アイツハ…」
ワ級2「…疲レタ…」
ワ級3「カナリ走ッタカラナ…無理モナイ」
ワ級2「…コンナ時ニ限ッテ、積荷ガ重イカラ困ル…」
赤城「積荷が重い…いい事を聞きました…」
ワ級達「エ!?」
赤城「全機発艦! 攻撃開始!」
ワ級達「ギャアァァ!!!」ドォン(轟沈)
赤城「〜♪」
幽々子「あっ、いたいた。赤城さん、首尾はどうでした?」
赤城「上々ですよ! ほら♪」
赤城は戦利品が詰まった袋を持ち上げた。
幽々子「わぁ…。いい匂い…」ウットリ…
赤城「本当ですよね…ん?」
その時、遠くの方からこちらに向かって来る影が見えた。
魔理沙「おーい、赤城〜! 幽々子〜!」
アリス「…はぁ…やっと見つけた…」
妖夢「幽々子様〜!」
赤城「魔理沙さん、どうしてここが?」
魔理沙「幽々子の弾幕が見えたからそれを頼りに飛んできたんだぜ…」
妖夢「幽々子様ぁ〜…勝手にどこかに行かないでくださいよ…。心配したじゃないですか〜」
幽々子「ごめんなさいね。妖夢」
魔理沙「さて、幽々子達も見つかった事だし、鎮守府に戻ろうぜ」
赤城「そうですね。収穫もありましたし…」
幽々子「うふふ、後のお楽しみね♪」
赤城「ですね♪」
魔理沙・アリス・妖夢「?」
こうして無事幽々子と妖夢が鎮守府に仲間入りした。
今回は幽々子と妖夢の設定解説です
〇西行寺幽々子
能力:『死を操る程度の能力』
白玉楼に住む亡霊のお嬢様
彼女の弾幕は幻想郷一美しいとされる
食べる事が好きで、よく空母達と一緒にいる
〇魂魄妖夢
能力:『剣術を使う程度の能力』
白玉楼の庭師にて、幽々子の剣術指南役
また、料理が得意で鎮守府での人気は高い
よく天龍と剣術の稽古をしている
幽々子編も一段落し、次回から新編です。投稿がいつになるかわかりませんが、気長に待ってください。
それでは、第十三話をお楽しみに…