魔法科高校のやや優等生   作:BEBE

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一ヶ月ぶりでーす( ̄▽ ̄;)

課題やら別のSSやらやってました♪

こんな更新速度ですいません。


では、14話です。




決断

正人は今この上なく緊張していた。

何故なら、目の前には生徒会長 七草真由美、風紀委員長 渡辺摩利、部活連会頭 十文字克人・・・・・三巨頭が揃い踏みしていた。

放課後、突然クラスに真由美が現れ、会議室へと案内された結果がこの状況だ。

 

「さて山田君、先ずは貴方に伝えることがあります。」

 

「ハ、ハイ・・・・」

(なんなんだよこの面子は!え、何?俺何かした?生徒会に目をつけられるようなことした?)

 

正人はここ最近で何かしらやらかさなかったかを必死で思い出していく。

 

「山田君、私たち生徒会は、貴方に九校戦の代表メンバーに加わってもらいたいと考えています。」

 

「え?は?ふぇ?」

 

予想外の通告に思わず変な声が漏れる。

 

「あのー・・・・・・お言葉ですけど・・・・俺の成績ご存知ですか?」

 

「勿論。総合成績の悪さはこちらもちゃんと把握している。それを考慮しても君は戦力になり得る。そう判断したんだ。」

 

「・・・・・・・ただ、全く問題がない訳でもありません。」

 

摩利の説明に真由美が付け加える。

 

「総合成績下位の者が代表メンバーに選ばれることに反対する意見も出てくるはずです。・・・・・・本来なら、このメンバー選出は一校の生徒である限り拒否権は無いのだけれど・・・・・・今回に限ってはその辺りの事情も考慮し、判断は山田君、あなた自身に託します。」

 

「・・・・・・つまり、批判覚悟の上で代表になるか、批判にビビって辞退するかってことですか?」

 

「話が早いじゃないか。」

 

摩利はニヤリと笑みを浮かべる。

 

「悪いがあまり時間は取れない。明日の放課後までに答えを出してくれ。」

 

「では、今日の話はこれで終わりです。時間を取らせちゃってごめんなさいね。」

 

「いえ、では失礼します。」

 

そして、正人は会議室を出た。

しかし、あることに気付いてしまった。

 

「!!・・・・・・十文字会頭、一言も喋ってねえ!」

 

 

実は、十文字は話すことを全て言われてしまい、ただ巌のように座っていることしかできなかったのだ・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

思ったよりも早く話が終わり、正人は帰り支度を済ませ学校を出る。

すると、

 

「正人、もう終わったの?」

 

校門で雫が待っていた。

 

「あれ?まだ帰ってなかったのかよ。他の連中は?」

 

「皆先に帰ったよ。私はさっきまで用事があったから、ついでに正人を待ってた。」

 

「ふーん、なら一緒に帰ろうぜ。」

 

「勿論そのつもりで待ってた。」

 

そうして、二人は並んで歩いていった。

 

 

 

 

「ねえ、正人。」

 

暫く駄弁りながら歩いていると、雫が不意に尋ねてきた。

 

「七草会長と何を話してたの?」

 

「・・・・・・・いや、まあ隠すようなことじゃねえんだけど・・・・ちょっとややこしい話になってさ。」

 

そこから、正人は会議室で自分が聞かされた話を雫にも話した。

そして、

 

「絶対出るべきだよ!」

 

勿論こうなる。

 

「ま、お前はそう言うだろうと思ったよ。」

 

「だって、三巨頭直々のご指名なんでしょ?凄く光栄なことだよ!反対意見なんて気にすることないよ!」

 

雫は力強く正人を説得しようとするが、

 

「えー、でもグチグチ嫌味言われんのやなんだけど。」

 

「情けないこと言わない!」

 

「俺スポーツとかはやるよりも見る方が好きなんだよな~。」

 

「参加してみるのも楽しいよ!」

 

「いや、やっぱ俺の実力じゃキツイって。」

 

「そんなことないよ!正人は強いよ!」

 

「・・・・・・」

 

「ゼェ、ゼェ、ゼェ、ゼェ・・・・・」

 

雫は声を上げすぎて息切れしている。

 

そんな雫を正人は呆れたような顔で見つめていた。

 

「・・・・・・なあ、何でそんなに俺を出場させたがんだ?」

 

正人の質問に、雫は少し目を伏せた。

 

「・・・・ムカつくんだよ・・・」

 

「ああ?」

 

正人は雫の言いたいことが分からなかった。

 

そして、雫は伏せていた目を正人へと向けた。

 

「私は、正人が自分の力を認識してないのがムカつくんだよ!それだけの力を持ってるくせに、大したことないみたいな言い方して、いっつも自分は人より劣ってるって言う!私たちをバカにしてるの!?」

 

「そんなつもりじゃ・・・・・」

 

「じゃあ認めなよ!正人は強いんだよ!千葉家のエリカと剣術で勝った、森崎とたった二人でテロリストを倒した・・・・私の命を救ってれた!そんな正人が弱いわけないよ!」

 

「・・・・・・・・」

 

雫の言葉に、正人は黙ったままだ。

そして、少し呼吸を整えてから、雫は言葉を続ける。

 

「多分、正人は自分に自信がないだけだよ。今まで比較対照が佳菜子さんしかいなかったから・・・・・大丈夫、正人は強いよ。総合成績第3位の私が言うんだから間違いないよ!」

 

雫は自信満々に言ってのけた。

あまりにも自信に満ち溢れた彼女の態度に、正人は思わず少し笑った。

 

「お前の保障か・・・・ちょっと頼りないな。」

 

「な!?100位以下のクセに生意気な~!!」

 

雫は怒ったような顔をするが、まったく迫力はない。

そして、正人は笑いながらその雫の頭を優しく撫でた。

 

「ま、3位様にそこまで言われたんじゃ・・・・・出ねえ訳にはいかねえな。」

 

撫でられて恥ずかしそうに赤面していた雫であったが、正人の言葉に、笑顔を見せた。

 

「当たり前だよ。ここまで言って出ないなんて言ったら・・・・・粉砕してた。」

 

「怖すぎんだろ!!何をだ!?まさか俺の・・・・・・」

 

「それ以上先を言うならお望み通り砕く。」

 

雫にデバイスを向けられ、正人は大事な部分を庇いながらも押し黙った。

 

「さて、九校戦出場も決まった訳だし・・・・・先ずは私が持ってるデータ全てを暗記してね。」

 

「え?」

 

「三日で全部覚える。」

 

「まてまてまてまて!!無理!絶対無理!!」

 

「九校戦でよく使われる魔法は何パターンかあるから各競技ごとに暗記して。あと、今年度の相手の校の有力選手と技術スタッフもしっかりと頭にいれること。それから相性のいい技術スタッフを見つけることも・・・・・」

 

「誰かああああッ!!助けてええええッ!!」

 

 

 

こうして、正人の九校戦出場が決まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




まあ当たり前ですけど正人の参戦決定です。

因みに、競技のルールを一部変更します。
そして、次回から特訓編入ります。

お楽しみに!
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