魔法科高校のやや優等生   作:BEBE

3 / 17
いやー原作ちょっと読み返しましたけど・・・・・・達也さんのチートっぷりは驚きですね。

うちのオリ主はあそこまではいかないと思います。 

それでは3話です。


模擬戦

「なあ、司波君、」

 

「達也でいい。」

 

「・・・・・達也、何でこんなことになってんだ?」

 

正人と達也の二人は現在、第3演習室というなにもない部屋で対峙していた。

 

そしてそれを深雪と生徒会のメンバーが見ている。

 

「・・・・多分、運がなかったんだろ。」

 

「はあ。」

 

正人は力なく溜め息をついた。

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

 

時間を少し遡り、朝のHR前のA組の教室。

 

昨日の一件のせいか、全員どこか元気がない。

 

「何か通夜みたいな雰囲気だな。」

 

正人は前の席に座っている森崎に話しかける。

 

「・・・・・昨日の今日だ、そりゃそうだろ。」

 

森崎の機嫌も悪そうだ。

 

「・・・・・なあ、何でそんなに司波さんが二科生と一緒にいるのが嫌なんだ?」

 

「はあ?当たり前だろう。司波さんは一科生何だぞ!二科生なんかと仲良くするなんて、彼女のためにもならないだろう!」

 

森崎は思わず声を荒げる。

 

「そもそも、君は悔しくないのか?二科生ごときに司波さんを取られて!」

 

「う~ん・・・・いや、あのさ森崎、俺はお前らみたいに名家の人間じゃないからさ、お前らの考え方は正直分かんねえ。お前らが家を継ぐためにしてきた努力も、名家としてのプライドも分からない。でもさ・・・・少なくとも司波さんは俺らと一緒にいる時、楽しそうじゃなかったし、二科生の友達が悪く言われてる時は悲しそうだった。多分、俺達は司波さんの気を害したんだよ。・・・・・それぐらいは俺でも分かる。」

 

「ッ!・・・・・でも、二科生といても彼女には何のメリットもないだろう!僕らといる方がよっぽど有意義なはずだ。」

 

「・・・・・・多分司波さんが欲しいのは役に立つ人間じゃなくてさ、一緒にいて楽しいと思える友達だと思うぜ。」

 

「・・・・だが!」

 

森崎は正人の言葉が納得できず反論しようとする。

 

「はあ、森崎、お前は色々考え過ぎなんだよ。もっと単純に考えようぜ。お前は司波さんと仲良くなりたいだけだろ?」

 

「ぇ、ああ、まあそうだな。」

 

「だったら普通に話しかければそれで済むと思うぜ。俺と話すときぐらい気楽にさ。余計なことをしすぎると鬱陶しいと思われるからな。」

 

「・・・・・・・・・」

 

森崎は正人の言葉に思うところがあったのか、少し黙りこむ。

 

「まあ、俺から言えるのはこんなもんだな。後はお前の好きにしろよ。」

 

正人はがそう言うと、丁度深雪がほのかと雫と一緒に教室に入って来た。

 

二人と喋っている深雪は楽しそうだった。

 

「・・・・・・山田、君が言ったこと全てに納得できた訳じゃないが、・・・・僕のやり方に問題があったのは事実だろう。アドバイスは感謝する。」

 

「まあ、気にすんな。」

 

正人は少し笑みを浮かべて授業の用意をし始める。

 

そのとき、スピーカーから放送が流れた。

 

『ピンポンパンポーン  1年A組山田正人さん、放課後になりましたら生徒会室まで来てください。』

 

「ええええ!何で?」

 

「いや、昨日委員長に色々嘘をついてたから、それがバレたんじゃないのか?」

 

焦る正人に森崎が言う。

 

「いや、だってあの場はああするしかなかったし!あああ!どうしよう!ウワアアア!」

 

「落ち着け!本当にさっきまで人に説教してた人間か?」

 

こうして、始業のチャイムが鳴る。

 

 

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

 

そして放課後、正人は校舎を走っていた。

 

「クッソー!どこだ生徒会室!」

 

そう、迷子である。

 

一校の敷地はかなり広く、教室数も多い。そのため、場所を知らずに目当ての部屋を探し当てるのは困難なのである。

 

十分ほど迷った後、ようやく生徒会室にたどり着いた。

 

何だか中が騒がしいが、とりあえずドアをノックする。

 

「あ、どうぞー。」

 

中から女性の声がした。

 

「失礼します。1年A組の山田です。遅れてすみません。少し迷子になりまして・・・・あの、何かあったんですか?」

 

謝罪しながら部屋に入った正人は、見るからにぴりぴりしている空気に圧倒される。

 

何故か司波兄弟もいた。

 

「ああ、ちょっと揉め事が・・・・・あ、そうだ。服部、彼に達也君と模擬戦をさせたらどうだ?」

 

『はあ?』

 

その場の摩利以外の全員が理解できていなかった。

 

「あの・・・・模擬戦?」

 

一番状況を飲み込めていないのは、もちろん正人である。

 

「ああ、色々あって達也君が服部と模擬戦がしたいと言い出してな。どうしたものかと思っていたんだが・・・・・いや、丁度いいタイミングで来てくれた。」

 

正人は最悪のタイミングで来てしまったようだ。

 

「委員長!俺は「服部。」」

 

服部の反論を摩利は制止する。

 

「達也君の言葉を借りるわじゃないが、お前は少し冷静さを欠いている。それでは相手の力量が正確に計れないぞ。・・・・・・・それに、1年同士でやらせる方が公平だし、客観的に試合を見た方が判断もしやすいんじゃないか?」

 

摩利の言葉に服部は少し押し黙り、

 

「・・・・・確かに相手が一科生であれば問題はありません。委員長の仰る通り、1年同士でやらせる方がいいでしょう。」

 

摩利の意見に従う。

 

「・・・・・・と、いうことで、山田君、お願いしてもいいかしら?」

 

真由美は上目遣いで正人に聞いてきた。

 

「(このレベルの美人の上目遣いは反則だろ!)・・・・分かりました、何かよく分かりませんがやりましょう。」

 

 

こうして一行は第3演習室に移動した。

 

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

(あれ?思い返してみると拒否権あったな。)

 

模擬戦の準備を終えた正人はそんなことを考えていた。

 

「ルールは、先に相手を戦闘不能にするか、こちらが勝負ありと判断した時点で終了だ。また、捻挫以上の負傷を相手に与えることは禁止する。」

 

摩利からルール説明がされた。

 

そして、正人と達也の二人はCADを取り出す。

 

達也のCADは拳銃型の極化型、そして、正人のCADは・・・・・・・剣の柄だけのようなCADを持っていた。

 

(何だ?見たことのない形だ。)

 

達也は正人のCADが気になっていた。

 

(何だあの達也の強そうな雰囲気は。何かもう既に勝てる気がしねえぞ!)

 

一方正人は達也のオーラに既に怖じ気づいていた。

 

「準備はいいな。では、始め!」

 

摩利から試合開始の合図が出され、模擬戦が始まる。

 

 

 

 

 

 




と、いうことで、正人は真由美の上目遣いに負けました。

男子足るもの、あれには逆らえんでしょう。

次回主人公の魔法出てきます。

次回もよろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。