魔法科高校のやや優等生   作:BEBE

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今回はオリジナルの話です。

取り敢えずメインメンバーが集合します。

です5話です。


エリカの罠

「なあ、千葉さん。」

 

「エリカでいいよ。」

 

「・・・・・・エリカ、何でこんなことになってんの?」

 

正人とエリカは第3演習室という何もない部屋で対峙していた。

 

そしてそれを達也一行が見ている。

 

・・・・・・・何だかデジャブである。

 

「アタシのワガママのせいだね。」

 

「だよな!お前のせいだよな!」

 

正人はまたも巻き込まれたようだ。

 

 

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時間は少し遡り、模擬戦の翌日の朝。

 

A組の教室で正人は深雪、雫、ほのか、そして、森崎と昨日の模擬戦のことを話していた。

 

森崎が深雪にこの間のことを謝り、森崎の改心につられてクラスの連中も深雪に謝ったらしく、わだかまりは少し解消されていた。

 

「じゃあ、結局正人が呼び出されたのは、この間の騒動の詳細を聞くためだったの?」

 

「ああ、不問とは言ったけど詳細を掴んでおかないと次に活かせないからだと。」

 

雫の質問に正人が答える。

 

「それで行ったらいきなり模擬戦か・・・・・滅茶苦茶だな。」

 

森崎が苦笑しながら言う。

 

「それで、結果はどうなったの?」

 

ほのかは興味津々だ。

 

「負けたよ。アイツは化け物だ。」

 

「そんなこと言って、殆ど引き分けだったと思うわよ。」

 

正人の言葉を深雪が訂正する。

 

「正人も紛いなりにも一科生なのに・・・・達也さんってそんなに強いんだ。」

 

「おい待て、紛いなりにもってなんだ!歴とした一科生だ!」

 

「でも、確か正人って入試成績一科の中では最下位なんでしょ。」

 

雫の爆弾発言が飛び出した。

 

「おい!誰から聞いたんだよそれ!」

 

「エリカ。」

 

「エリカって誰だあ!?」

 

「ほら、この間の騒動で森崎君に目掛けて警棒振ろうとしてた赤い髪の子。」

 

正人の質問に答えたのはほのかだった。

 

「ああ、あの子か。・・・・・・待て待て待て、何でその子はその事知ってんだよ。」

 

すると、深雪が口を開く。

 

「いや、昨日、山田君が倒れてる間に市原先輩が入試成績を確認して・・・・・・・その話をエリカにしてしまって・・・」

 

「犯人はお前か!」

 

正人は予想外の密告者に怒りを露にする。

 

「まあ落ち着け山田、紛いものでも一科生であることには変わらないだろ。」 

 

「森崎!紛いものを否定しないとフォローにならねえぞ!クッソ、俺のことばっかバカにしやがって!お前らそんなに人に言えるほどの身分かよ!」

 

正人はそう反論するが、

 

深雪、学年総合1位

 

ほのか、学年総合2位

 

雫、学年総合3位、魔法実技学年2位

 

森崎、学年総合4位 

 

 

・・・・・学年トップ4である。

 

「チクショウ!」

 

正人の完全敗北とともに、始業のチャイムが鳴った。

 

 

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放課後、正人が帰る用意をしていると、

 

「山田君、少しいいかしら?」

 

深雪が声かけてきた。

 

「ん?どうした?」

 

「今朝話してたエリカって子が、山田君を紹介してほしいって言ってるんだけど。」

 

「まあ、別にいいけど。」

 

正人は取り敢えず承諾した。

 

「それじゃあ行きましょう。お兄様達と一緒にいるらしいから。」

 

そう言って、正人と深雪は雫とほのかも呼び、達也達の元へと向かう。

 

 

 

「ごめんね~わざわざ来てもらっちやって。アタシ、1ーEの千葉エリカ。よろしくね。」

 

「山田正人だ、こっちこそよろしく。」

 

エリカと正人は軽い自己紹介を済ませる。

 

「で、そっちの二人は・・・・・」

 

正人は大柄な少年と眼鏡の少女の方に目を向ける。

 

「1ーEの西城レオンハルト。レオでいいぜ。」

 

「同じく1ーEの柴田美月です。よろしくお願いします。」

 

レオと美月も自己紹介をする。

 

「ああ、よろしく。・・・・・それで、何で俺に会いたがってたんだ?あと、今どこに向かってるんだ?」

 

正人たちは達也たちと合流してから、ある教室へ移動していた。

 

「・・・・・・実はね、この間の騒動の時から・・・・・正人君のことが気になっててさ、頭から離れないんだ。」

 

普通にここだけ聞くと、少しドキッとしてしまいそうである。

 

現に、美月とほのかは顔を赤らめている。

 

が、正人はその話よりも、この道順を最近見た気がしてならなかった。

 

「ホント・・・・・・ビックリした・・・・・・

 

 

 

 

・・・・・・・同級生にアタシの一撃が見切られるなんてね。」

 

 

エリカはニヤリと笑みを浮かべる。

 

「しかも達也君が言うにはかなりの実力者らしいじゃない。その話聞いてますます気になっちやってさ。」

 

そう言いながらエリカがある教室の前で立ち止まった。

 

「・・・・・・・ここは!」

 

正人達が来たのは、第3演習室。

 

・・・・・昨日来たばかりだ。

 

「正人君、アタシとも一戦お願いできるかな♪」

 

エリカは正人に挑戦状を叩きつけた。

 

 

「いや、勝手に教室使うのは・・・・・・」

 

「大丈夫。会長から許可を得てるわ。」

 

「・・・・・・いや、でもさすがに魔法を使うのは・・・・・」

 

「風紀委員の俺が付き添うのならOKだと委員長に許可を得ている。」

 

司波兄妹によって退路が塞がれていた。

 

(お前らあああ!何回俺を巻き込めば気がすむんだ!)

 

正人が二人を睨み付けると、二人は目をそらした。

 

 

さらに、

 

「私も正人の実力を見てみたい。」

 

「私も・・・・ちょっと気になるな。」

 

「面白くなってきたな。」

 

「どっちが勝つんでしょう?」

 

雫、ほのか、レオ、美月の四人も乗り気だ。

 

(チクショウ!完全に逃げ場がねえ!)

 

正人は完全に包囲されていた。

 

 

 

 

 

そして、現在。

 

 

「ルールは先に相手を戦闘不能にするか、此方がそれまでと判断したら終了だ。また、捻挫以上の負傷を与えることは禁止する。準備はいいな。では・・・・・

 

・・・・始め!」

 

 

達也によりルール説明と試合開始の合図がなされた。

 

 

これより模擬戦が始まる。

 

 

 

 




出てきた成績の順位は一部原作と違うかも知れませんがお気になさらず(  ̄▽ ̄)
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