残念な死に方をした僕はスライムとして転生しました 作:九流トキオ
上司は主人公に更なる特典を与えるべく、話しかけたようだった。
その特典とは、レベルアップシステムとダーマの祈り、そして、能力としてモンスターがいる世界に行ける程度の能力を貰った主人公は各特典の使い方を教わり上司と別れを告げた。
主人公は強くなり、皆を守る為にモンスターがいる異世界へと扉を開き向かった。
そこは紫色の空に、牙のように鋭い形の草花。赤い植物に見た事のない岩があり、如何にも異世界って感じがした。
「ここにモンスターが。」
辺りを見渡して見たが、この辺にはいないようだ。
僕は先に進む事にした。
先に進んでいるとドラキー二人と出くわした。
「キ?新入りか?」
「キキ。お前、何でこんな所に?」
「強くなる為に修行をする為に。」
「キキー!スライムが?」
「キキー!無謀!無謀!」
「む!スライムだってやる時はやるんだぞ!」
「キキー!ならおいら達と戦って勝ってみろ!」
「キキー!」
ドラキーは体当たりを繰り出してきた!
僕は、それを避け逆に攻撃を当てた。
「キギュ!?」
「キキー、やるじゃん!次行くよ!ラリホーマ!」
ドラキーの口から紫色の霧が僕向かって放った。
「スラ・ストライク!」
僕は右側にスラ・ストライクを繰り出して霧から避け、そのまま木にぶつかり、バウンドを使い威力を上げ、ドラキーの一人に当てた。
「ギギュゥ!!」
「ドラすけ!」
「一人目!更にギラ!」
余所見しているもう一人のドラキーにギラの呪文を放った。
ドラキーは声を出す暇もなく火の海に包まれ地面に落ちた。
「勝ち、だな。」
ててててってってー
スラぼうはレベルが1上がった!
力と素早さが少し上がった。
「な、何だいきなり頭に聞こえてきたぞ!?しかも少しって!どれ位かもわからねえ!」
「キキー。お前スライムなのに強い。」
「キー、バカにしてごめん。これ、やる。」
スラぼうはドラキーの心を手に入れた。
「これは!いいのか?」
「キキー!気にするな!それじゃ!」
「頑張れ!」
激励の言葉と共にドラキー達は立ち去っていった。
僕はドラキーの心をって、どうやって持てばいいんだよ!こっちはスライムだぞ!手足ないんだぞ!
僕がどうするか悩んでいると心は一人でに僕の中に入って行った。
「すごい便利。もしや、ドラキー!」
僕がそういう言うと体が軽くなる感覚と宙に浮いた。
「うわ、本当にドラキーになったのか?確かめるすべはないけど飛んでるからなったんだな。戻る時は、スライム!」
そう言うと、軽さがなくなり、水の中に使っているような感覚と共に地面の土の感触がした。
「飛べない。戻ったって事かな?まあ、いいか。」
僕はとりあえず先に進む事にした。
更に奥に進んでいると、沼地の様な場所に辿り着いた。
「ここは?」
「ぴ?この沼地に何の用っすか?」
どこかの下っ端の様な口調をしたバブルスライムが現れた。
「これは何なんだ?」
「おかしな事を言うスライムっすね。ここは見ての通りの沼地っすよ。それより、あんたは?この辺じゃ見かけないっすけど。」
「僕はスラぼう。強くなる為にここに来たんだ。」
「へー、立派っすね。なら、ここのボスと戦ってみるっすか?」
「ボス?」
「こっちについて来てっす。」
バブルスライムはそう言って先に行ってしまった。
僕は先に行ったバブルスライムの後を追った。
追って行った先にいたのは、一段と広く沼だけではなくボコボコと毒々しい色をしている、多分毒沼らしき場所に王冠をかぶり、バブルスライムの何十倍のデカさがあるモンスター、バブルキングがいた。