残念な死に方をした僕はスライムとして転生しました   作:九流トキオ

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バブルスライムの案内によりバブルキングと出会う主人公。
バブルキングは修行したいなら、はぐれのスライムを倒せと言ってきた為これを承諾。
バブルスライムの案内により、はぐれのスライムの元に着くが、そこにいたのは真っ白な姿のスライムであった。
スライムは主人公に試練を与え、試練をクリアーしたら相手をすると言ってきた為、試練をする事になったのだが、その相手がグレイトドラゴンにサンダーバードと言う主人公が相手にするには無理ゲーなので、2週間の猶予が与えられた主人公はとりあえずバブルキングの元に戻る事にしたのだった。


力と力の在り方

「う?案外早かったどー。どーしたんだどー?」

 

「ボス、実は。」

 

バブりんはこれまであった事をバブルキングに話した。

 

「なる程ー。なら、さまよう鎧に会ってくるといいどー。あいつは弱い者の味方どー。」

 

「レッグ、ですか?」

 

「そうだどー。あいつなら何とかするだどー。」

 

「分かりました。さあ、スラぼう。おいらが案内するよ。」

 

「分かった、頼む。」

 

僕達はさまよう鎧のレッグと言うモンスターがいる場所に向かう事になった。

暫く進んでいると整備された森の中に出た。

 

「なあ、少し聞きたいんだけど、何でこんなに道がめちゃくちゃなんだ?一貫性がなさすぎるだろ。」

 

「ああ、そう言えばあんたはここのもんじゃなかったっすね。説明するっす。昔は、きちんと種族別にきっちり分かれていたんすけど、今から約100年くらい前に災厄と呼ばれるモンスターがやって来たらしんすよね。」

 

「災厄?聞いた事がないな。」

 

「そりゃそうっすよ。誰も名前は知らないんすから。この名前だって誰か付けたかは定かではないんすけどね。」

 

「なる程な。」

 

「話続けるっすね?それで災厄の力が凄すぎて大陸を隔てる結界が崩れ去ったんっすよ。それで、各種族達の長、おいら達スライム族だとメタルゴッデス様っすね。それで、彼らの力全てを合わせて何とか追い払ったんす。」

 

「追い払った?倒せなかったのか?」

 

「みたいっす。それで、結界は1000年に一度しか無理みたいで、あと、2年位みたいなんすよ。おっと、そろそろ着くっすよ?」

 

その声とともに、錆が入ってる教会らしき物が見えて来た。

 

「あそこに?」

 

「そうっす。」

 

僕はバブりんと共に教会の中に入った。

教会はボロボロであり、屋根は崩れ落ちており下にあっただろう椅子を壊したのだろう残材が辺りに散らばっていた。

その教会の中央、古ぼけた台座に鎧がただずんでいた。

 

「レッグ!起きてるっすか?」

 

バブりんがそう言うと鎧の目が赤く光り、ギギギと歪な音を立てながら立ち上がった。

 

「バブりん、どうした?」

 

「実は協力してほしい事があるっす!」

 

バブりんはバブルキングにした様に説明をした。

 

「分かった。そいつか?」

 

「ああ!そうだ。」

 

「お前、短期間で強くなりたいか?」

 

「ああ!時間がないんだ!」

 

「分かった。付いて来い。」

 

レッグはギギギと音を立てながら奥に進んでいった。

 

「行きましょうっす。」

 

バブりんと共に教会の奥に進んで行った。

奥には重々しい扉があり、レッグはそれを開けると中に入って行った。

僕達も中に入って見ると、そこには所狭しと何かの液体が入った瓶や、古文書らしき物が置いてあった。

 

「これは?」

 

「オレの生前に作った奴。これ、飲め。」

 

レッグは棚の一つから瓶を取り出すと、僕の元に置いた。

それは赤茶けた瓶に透明色の液体が入っており、時折、蠢いていた。

 

「これは?」

 

「昔作った薬。飲んだ奴無理矢理力引き出す。下手すると自身の力に飲まれ自滅する。そう言う奴。お前、死ぬ覚悟はあるか?」

 

「スラぼう、辞めた方が良いっすよ。諦めて地道に。」

 

「時間がないんだよ。強く、ならないと。あいつらには勝てない。」

 

「なら、飲め。」

 

僕はレッグから受け取った瓶を飲み干した。

 

ドクンと血が波打つ様な感覚と痛感が刺激されピリピリとした痛みが全身を襲う。

それから体が分裂と破壊を繰り返しているような感覚で意識が遠のいて行き、意識が途切れた。

次に目が覚めたのは、白と黒の塊がぶつかり合い、くっ付き、また離れて行きそれらが彼方此方に見える場所だった。

 

「ど、何処なんだここは?」

 

辺りを見渡したがぶつかり合っている物しかなく、入り口らしき場所もなかった。

いつまでもいるわけには行かないので取り敢えず前に進んで行った。

 

「風景に変わりが無い。」

 

行けども行けども同じ風景のせいで進んでいない感覚がしてくる。

くそ!こんな所に長時間いたら狂ってしまう!

僕は走り先を急いだ。

 

「あれは?」

 

走っていると明かりが見え始めてきた。

 

「出口か!」

 

光の方へ走っていくと。

 

「何だよ、これ。」

 

そこにあったのは僕の体、スライムの抜け殻であった。

 

 




お久しぶりです。
久々に投稿しましたトキオです。
さて、イルルカもひと段落した事でまた書き始めたのですが、久しぶりで中々上手く書く事が出来てないのと展開が思いつかない為、また遅くなるかと思います。
すいません。
コメントで一つ気になるコメントを見つけました。

一応スライムの肉体や身体構造の説明(捏造でも良いと思いますが)なども、簡易的でも書くべきだと思います。

と、言われましたので考えました。
あくまでこの小説の中限定ですのでご了承下さい。

スライム

水の精霊・ウンディーネと同じ精霊の一種で、精霊のなりそこない。
肉体構造は水と空気で出来ており、死ぬ事は無いのだが、限りなく死に近い状態程度には追い詰める事ができる。
意思はきちんとあり、ある程度の意思疎通は出来る。
スライムを唯一殺す方法は精神の破壊のみである。
これは自然の中で生きる精霊、妖精全部に言える事であり、自然の物が形を作り意思が芽生えたのが精霊なら、その意思を崩せば自然に還り形を失う。
その中でもスライムは特に強く、何度でも生き返る事が出来る。

以上が私が作ったスライムの詳しい説明です。
分かり辛かったらすいません。
さて、最後ですが、やはりまた遅くなるかと思います。
まあ、思い付きで始めた事もありまして色々苦労が絶えませんがこれからも頑張っていきます。
それでは次の話でお会いしましょう。
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