残念な死に方をした僕はスライムとして転生しました   作:九流トキオ

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作戦を実行する為に紫の隙間の中に入って行った主人公。
主人公が人里の外で暫く待っていると、3人組の子供がやってきて、妖怪を探していた。
主人公がいざ出ようとしていたその時、主人公が出るより早く3人組に殺された息子の仇と怒りを露わにしている鬼の男が現れた。
主人公は3人組を逃し、説得を試みた。
しかし、説得は失敗。しかも、鬼の男の体から黒い霧が現れた、霧が晴れたらライオネックになっていた。
憎しみが今の原動力となってるライオネックは邪魔をする主人公を攻撃した。
攻撃は凄まじく、たったの3撃で瀕死の状態に。
あわや止めを刺される瞬間、霊夢達が現れ主人公を助けた。
霊夢は弱った者がいて勝てる相手ではないとすぐ様察知すると、主人公にどっか行くように言う。
魔理沙が反発するが、ライオネックの強さを見た魔理沙は霊夢の方が正しいとわかっていた。
主人公はこれ以上邪魔をしたくないと、その場から離れた。



貸し出された力

くそ!くそ!クソッタレ!!

僕は、役に立たない。

 

「畜生!何でこんなに弱いんだよ!」

 

ああ、弱いのは罪って誰かが言った言葉だけど、今の僕には一番お似合いな言葉だ。

 

「俺は、助けたい。皆んな、救いたい!」

 

『うむ!よく言った!』

 

僕が叫んでいると、何処からともなく声が聞こえて来た。

 

「だ、誰だ!」

 

『儂か?儂は最高神と呼ばれているもんじゃよ。』

 

「さ、最高神?」

 

『そうじゃ。ま、お主は不幸な事しか起こってないのに、人を助けようと奮闘する。そんな若者は最近見ないからな。儂が手助けをしてやろうと思ってな。』

 

「もしかして、チャラ神や上司さんの?」

 

『チャラ神?ああ、あやつの事か。はは、上手いことを言う。うむ。確かに儂はあやつらの上司、いや、社長みたいなものだな。』

 

「そうなんですか。」

 

『ああ。さて、長く話している時間はないな。』

 

ドゴーン!!

 

激しい爆煙がここまで包み込み、熱さが周りの森を燃えていた。

 

「!?」

 

『ほほ。苦戦しているようじゃな。』

 

「神様!俺に!守れる力を!」

 

『最初からそのつもりじゃ。』

 

その言葉と共にハートの形の物が降ってきた。

 

「これは?」

 

『これはモンスターの心と言ってな?絆や力を魅せた者がモンスターに認められた時に自身の魂を心に込め、相手に渡す。その物だ。』

 

「そんな大事な物を。」

 

『それはスライム達の神であるメタルゴッデスの心だ。』

 

「メタルゴッデス。」

 

『さあ、行くがよい。明日には上司の奴からまた連絡があるだろう。』

 

「はい!」

 

僕はメタルゴッデスの心をその体に取り込んだ。

包み込む暖かさと絶対的なる強さの塊を感じた。

 

「これが、メタルゴッデス。」

 

まるで自分が自分じゃないようだ。

 

ズドーン!

 

「! 感心してる場合じゃない!今行く!」

 

軽く飛んだつもりであったが、超高速で移動をしてる自分がいるってすげえ!!

 

「くっ。紫、後どれ位もつ?」

 

「ざっと見て3回って所よ。」

 

「わ、私の方は後1回位だぜ。」

 

「シブトイヤツラメ。コレデオワリダ。バギクロス」

 

先程とは比べ物にならない程の竜巻が霊夢達を襲う。

 

「霊夢!魔理沙!紫!大防御!!」

 

僕は3人の前に立ち、防御をした。

竜巻は僕を包み込み鋭い刃が荒れ狂う風に煽られ縦横に飛び交い斬りつける。だが、今の僕にはそんな攻撃は効かない!暫く経つと竜巻は自然消滅した。

 

「大丈夫!」

 

「貴方は。」

 

「皆は休んでて!後は僕が!」

 

「ジャマヲ!スルナアァァァァァ!ギガデイン!」

 

「ギガ・マホトラ!」

 

あいつが呪文を使う前に相手のMPを吸い取ってやる!

 

「グゥゥゥゥゥゥ!?」

 

「ギガキラー!」

 

「!?力が。」

 

「霊夢!」

 

「ええ!紫!行くわよ!」

 

「言われなくても!幻巣「飛光虫ネスト」」

 

「霊符「夢想封印 集」」

 

「魔砲「ファイナルマスタースパーク」」

 

3人の全力の攻撃がライオネックを襲う。

 

「グガアァァァァァ!!」

 

「止め!ギガライデイン!」

 

止めの大いなる雷がライオネックを直撃する。

まばゆい光が消えるとそこには、黒焦げで動かないライオネックがいた。

ライオネックはまるで霧の様に煙となり、消えて行った。

 

「終わった?」

 

「みたいだな。はあぁ〜疲れたぜ〜。」

 

霊夢の呟きに魔理沙が答え、魔理沙は腰を下ろした。

 

「私は暫く戦いたくないわね。」

 

「私もよ。」

 

「皆無事でよかった。」

 

僕は腰を下ろしている3人に声をかけた。

 

「そうだ、お前は一体?」

 

魔理沙が効いてくる。

ここは。

 

「僕は、スラぼうだよ。」

 

「な!?姿が違うじゃないか!」

 

「少し理由があってね。」

 

「そうか。」

 

魔理沙達と話しているて体が光り輝き、光が消えたら、スライムに戻っていた。

 

「ぴぎ?」

 

「はは。戻ったみたいだな。」

 

「そうみたい。」

 

僕と魔理沙は一緒になって笑った。

 

「笑ってる所悪いけど、この有様如何するの?」

 

「「あ。」」

 

辺りを見渡すと数百メートル以上見晴らしが良くなり、地面はボコボコに浮かび上がっていた。

 

「こりゃまた随分と、酷い。」

 

「仕方ないわね。香と私達で治しましょう。」

 

僕達は苦笑いをしながら翌朝を迎えた。

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