残念な死に方をした僕はスライムとして転生しました 作:九流トキオ
そんな主人公の元に神の神、最高神の声が聞こえて来た。
最高神は最近見ない優しい者に心を打たれ、一度だけ悪を撃つ力を主人公は授かる。
主人公はその力を使い、ライオネックを倒す事が出来た。
その後、ボロボロになった森を何とか戻す事になった主人公達は今一時の平和を味わっていた。
あれから約1週間位かけて森の復旧作業に僕達は明け暮れた。
あの時の戦いは幻想郷全てに伝わっており、色々な妖怪が見に来たようで、僕も挨拶代わりに顔見せをした。
その中で一番興味を示したのが、天狗の射命丸さんで、新聞を作っているらしく、今回の事を記事にしたいそうだ。
霊夢や魔理沙は反対したけど、紫と僕は賛成した。
何故なら、いつまた彼奴みたいな者が現れるか分からないから、警戒位は呼びかけられるのでは?と、思ったからだ。
話し終えた射命丸さんは嬉しそうに礼を言って去って行った。
因みに僕の住居は博麗神社になったのだが、その理由が門番見たいな感じなのである。
解せぬ。
まあ、色々な事があった1週間だけど、兎に角今は平和を謳歌してる。
あ、それから慧音だけど、人里に爆風や木々の残骸が来ないように色々やっていたようで、今回の戦いには参加出来なかったようだ。後から謝りに来た。
そして、今は僕は近場の森で修行している。
足手纏いにはなりたくないから。
「スラ・ストライク!」
木に全力のスラ・ストライクを当てるが木は倒れず、僕の体は跳ね返った。
「くそ!力が弱い!」
何度も何度も繰り返すが、やっぱり跳ね返るだけで木を倒すには至らない。
今の目標は、木を倒す力と倒さずに威力だけを上げる様になりたいと思ってやっているんだが、力が足りないのか無理だった。
「一体如何したら。」
『困ってる様ですね。』
「貴女は!上司さん!」
『名前が違いますがまあ、いいでしょう。』
いや、僕にとっては上司さんです。
『さて、今回は特典をと思いましてね。』
「あれ?でも、この体と術が特典なんじゃ。」
『いいえ。これらはあの子が殺してしまったお詫びな様な物です。ようやく許可が下りたので貴方に特典を渡す事になりました。』
「マジか!」
『はい。とは言っても、貴方の特典はほぼ決まってますが。』
「またか。」
『でも安心して下さい!役立つ筈ですから。まず、初めの特典は、レベルアップシステムです!』
「レベルアップシステム?」
『はい。貴方のこれまでの戦いを評価する為に付けられた物です。これは一定の戦闘回数、もしくは経験値を会得すると文字どうりレベルが上がるのです。』
「いや、だからレベルが上がったから何だって事さ。」
『レベルが上がると貴方は強くなります。強くなれば木を壊すのも簡単になります。』
「本当か!」
「本当です。」
『しかも、新たな技や呪文も覚えます。しかも、上限はありませんから、スライムでギガライデインやその他の上級魔法も覚えられます。』
「すげえ!」
『そして、次に、貴方にダーマの祈りが使える様になります。』
「ダーマの祈り?」
『ええ、ダーマ神殿と同じ機能が備わると思っていただければ。』
「つまりは転生などが出来ると?」
『いいえ、それを説明するには次の特典を初めに説明させて下さい。』
「はい。」
『次の特典は魔物使いの能力を得る事です。』
「魔物使いって、確か、倒して認めさせるて仲間になるって奴だったろ?」
『そうです。ただし、貴方はモンスターではなく、その心を手に入れる事が出来ます。』
「心って、モンスターの心か?」
『はい。ダーマの祈りを集めた心と使う事で貴方はどんなモンスターにも慣れます。ダーマの祈りがある為スライムに戻る事も出来ます。しかも、能力や呪文などな引き継がれますよ。』
「つまり、戦う程に、転生する程に強くなるってか?」
『その通りです。そして最後に。』
「まだあるのか!」
『能力として、モンスターがいる世界に行ける程度の能力を貴方に渡しました。』
「モンスターがいる世界?」
『はい。はっきり言って貴方の実力じゃこの幻想郷では生きては行けません。ですので、心を集めるのと同時にレベルを上げてもらう為に用意しました。行き方は簡単です。ゲートオープンと言っていただければ旅の扉が現れますので、その中に入って頂ければモンスターがいる世界に行けます。』
「戻る時は?それから向こう側に向かってる時はこっちの時間は如何なってるの?」
『それも安心して下さい。向こう側に行っている間は幻想郷での時間は完全に止まってますし、戻る時もゲートオープンと言っていただければ旅の扉が現れるのでそれの中に入って頂ければ戻れます。』
「なる程。色々ありがとう。感謝しても仕切れないよ。」
『気にしないで下さい。それでは私はこれで。貴方とはまた会う気がします。』
「そうですね。」
上司さんの笑い声と共に声が聞こえなくなった。
「本当にありがとうございました!」
僕は心からのお礼を言った。
「よし!早速行くか!ゲートオープン!」
僕が高らかに宣言すると、薄水色な渦が現れた。
「この中に入ればいいんだな。」
僕は深呼吸してから旅の扉の中に入って行った。
入った瞬間光が溢れ気がついたら、別の世界にいた。