雪乃「」
雪乃「」
八幡「よう」ガラガラ
雪乃「こ、こんにちは………」
八幡「(雪ノ下が罵倒してこない、だと………一体何があったんだ)」
雪乃「(聞くべきかしら?比企谷君の胸の好みを。けれどそれじゃあ比企谷君に好きって言ってるみたいじゃない………どうすればいいのかしら………?)」モジモジ
八幡「(ほんとに何かの病気か?なんなの?そのかわいい動作。もう永遠にそれしてろよ)」
八幡「ん?(俺としたことが本を忘れてしまった。教室にあるが、取りに行くの面倒だし、音楽でも聞くか)」
雪乃「」モジモジ
八幡「(おっ、イヤホン発見)」
結衣「やっはろー‼︎」
結衣「ってヒッキー何聞いてるの?」
八幡「お前に言ってもわからんのが落ちだ」
結衣「またバカにしてー」プクー
八幡「じゃあ由比ヶ浜、バカって漢字でどう書くんだ?」
結衣「バカに漢字なんてないよ‼︎カタカナだよ‼︎ヒッキーのバーカ‼︎」
雪乃「馬で鹿と書いて馬鹿というのよ由比ヶ浜さん。そのくらい常識なのだから覚えておいた方がいいわよ」
八幡「(もう復活ですか雪ノ下さん)」
雪乃「(もう考えても仕方ないわ………)」
結衣「」ポカーン
八幡「(はぁ〜、馬鹿がいなくなるとほんとに静かだ。音楽に集中できる)」
雪乃「(まさか由比ヶ浜さんがあそこまで、その、あれだとは………)」
結衣「それで、ヒッキーは何聞いてるの?」
八幡「んあ?お前らリア充には関係のない歌だ。てか、お前らの聞く歌は俺にはあわん」キリッ
結衣「はあ⁉︎何それ⁉︎キモい‼︎まじキモい‼︎ヒッキーキモい‼︎」
八幡「キモくて結構。お前らリア充はアニソンとかをキモいとか思ってるだろ」
雪乃「でもそうね。世の中の一般論はアニメの歌などをそう捉えてるものね。偏見よね」
八幡「なんだ雪ノ下?アニソン聞いたりするのか?(ここらで罵倒をしてくるのが雪ノ下クオリティではなかったのか?)」
雪乃「まだ聞いたことないわ。けれど、聞いたこともないのに偏見は持ちたくないもの。ちなみに私がよく聞くのはクラシックよ」
八幡「さすがは雪ノ下だな(心の底から思うぞ)」
結衣「それで?どうせプリキュアでしょ?ヒッキーキモい‼︎」
八幡「プリキュアは純粋でキモい要素なんてない。今聞いてるのはプリキュアじゃないし」
結衣「じゃあ〜聞かせてよ〜」
八幡「やだ」
結衣「むっきー‼︎もういい‼︎ヒッキーまじキモい‼︎ゆきのん、もう帰るね‼︎ヒッキーのバーカ‼︎」タッタッタ
雪乃「あなた、ちゃんと謝りなさいよ………」ハァ
八幡「わかってる………」ハァ
雪乃「それで?何を聞いてるのかしら?聞かせてもらえるかしら?」
八幡「ん?あぁ、わかった。んじゃ、こっちこい」
雪乃「えっ⁉︎(こ、こいって………///)」
八幡「なんだよ………(変なこと言ったか?)」
雪乃「なぜそっちに行くのかしら?」
八幡「イヤホン届かねぇだろ」
雪乃「イ、イヤホン………?なぜ今いるのかしら?」
八幡「音出してたら依頼人が来たときに入ってこれないだろ?」
雪乃「あ、あぁ、そういうこと………」
八幡「というわけだ。こっちにこい」
雪乃「え、えぇ」トコトコ
八幡「ほいっ」
雪乃「あ、ありがとう(え?左耳用?そ、そしたら………)」
八幡「(しくった。右耳のを渡すべきだったか。めっちゃ近い………)」
雪乃「(比企谷君の顔がすぐ横に………///)
雪乃「(え、ええと………聞こえてくるのは………)」
ありったけの気持ちで アイシテルってつぶやく
昨日までの想いあふれ サラサラとけてく
これっきりの祈りで 伝わればいいのに
確かめあえる言葉をくれて 神様ありがと
明日二人は手をのばして
いつもよりも強く握りあう
明日二人は手をのばして
抱き合って キスをして 愛しあう
雪乃「なっ………⁉︎あ、あっ」カァァァ
八幡「ん?どうした?(めっちゃ顔赤いじゃん。勘違いする要素しかないじゃん。どうしよう………)」
雪乃「ひっ、比企谷君、あ、ありがとう………///」
八幡「いや、気にするな」
雪乃「そ、それじゃあ、ええと、も戻るわね」
雪乃「え?(じ、地震………つ、強いわね)」
八幡「え?(地震か、あんま揺れてはいないな)」
雪乃「(えっ、バランスが………)」
雪乃「キャッ!」
八幡「お、おい雪ノ下!」ダキッ
雪乃「(かかかか、か彼が私を抱きしめて………)」
八幡「(助けるためとはいえ抱きついてしまった。しかも、なぁ………)」
雪乃「あっ………なっ………///」カァァァ
八幡「おっと、地震が終わったな」
雪乃「そ、そうね………///」
八幡「んーと、まぁあれだよ。もう時間だし帰ろうぜ?」
雪乃「え、えぇ。そ、そうね。それから、その………」モジモジ
八幡「ん?」
雪乃「あ、ありがとう………///」ウワメヅカイ
八幡「き、気にするなよ(ぐっ………なんなんだよ、この破壊力は!)」
雪乃「(今がチャンス、よね)お礼をするから、その、ちょっと待っててもらえるかしら?」
八幡「お礼なんていいって。気にするなって言っただろ?」
雪乃「いいのよ。私がやりたいだけなのだから」
八幡「(そう言って雪ノ下の顔が近づいてくる。そうだ、顔だ)」
雪乃「///」カァァァ
八幡「(雪ノ下の顔がすぐ間近にきて、それで………」
平塚「おーい、大丈夫だったか?てか、もう時間だぞ?鍵を返しにこい」
雪乃「」ピクッ
八幡「今から返しに行くところですよ(反射的に雪ノ下との距離はとった)」
雪乃「えぇ、返します(もう少しだったのに!)」
平塚「いや、私はちょっとここでやりたいことがあるからな、鍵はいい。というか、時間だからとっとと帰れ」
八幡「へーい」
雪乃「わかりました」
雪乃「(んー!いいところだったのに!平塚先生、間が悪いわよ!)」
八幡「帰るか」
雪乃「そうね………」
雪乃「(うーーー、私のせっかくの覚悟が………)」
雪乃「(けれど………)」
八幡「///」
雪乃「(彼も少し顔が赤くなっていて、作戦の半分は成功、かしらっ)」♪