雪乃「(それにしても、彼と二人で歩くだなんて、懐かしいわね。あのときはこんな感情、持ってなかったものなのにね)」
八幡「あ、なぁ雪ノ下」
雪乃「なにかしら?」
八幡「付き合ってくれ」
雪乃「ええ」
雪乃「(ん?えっ、えっえっ⁉︎なななな、なにをかかかか彼は言っているの⁉︎えええっ、どどっ、どうすればいいのよっ⁉︎///)」
八幡「小町がカマクラの首輪を買ってきてくれってことで、俺にそんなセンスないからさ。悪いな」
雪乃「構わないわ(そ、そういうことね………)」
八幡「今度の土曜でいいか?」
雪乃「ええ、それで構わないわ」
八幡「つーわけでよろしく。じゃあな」
雪乃「ええ、さようなら」
八幡「(って、なんか雪ノ下をデートに誘ったみたいじゃねーかよ!なんかすげぇナチュラルに誘っちゃったんだけど!///)」
雪乃「(告白ではなかったとはいえ、その、ででで、デートよ、ねこれは///)」
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雪乃「(集合の30分も前に着いてしまったわ。楽しみにしすぎよね。でも、その、比企谷君との、その、デートな、わ、わけだし………///)」
八幡「おう雪ノ下、早かったな」
雪乃「ひっ⁉︎」ピクッ
八幡「(なにその反応かわいいんだけど。あれだよ?勘違いして襲っちゃうよ?そんなことしねぇけど)」
雪乃「こ、こんにちは比企谷(いきなり話かけないでよ!もうっ!)」
八幡「んじゃ、行くか」
雪乃「ええ、そうね」
■*■*■*■*■*■
雪乃「やっぱり混んでるわね(比企谷君に密着してる!///)」
八幡「そ、そうだな(ちくしょう!雪ノ下の肌柔らけえじゃねーか!///)」
雪乃「えっ(電車が………)」
八幡「おっ(電車が揺れる。んで、その結果………)」
雪乃「」カァァァ
八幡「(雪ノ下が俺に抱きつくということが起きるわけでして。でも俺は勘違いしない。もてない男子特有の勘違いはしない)」
雪乃「(あわわわわ………ひ、比企谷君に抱きついてる。わざとじゃないとはいえどうするのよ!///)」
雪乃「っ………ご、ごめんなさい」
八幡「き、気にするな………(なんで顔赤らめてんだよ。自制だ自制。自制をするんだ俺)」
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八幡「はぁ、混んでて疲れた」
雪乃「ええ、そうね」
八幡「お前は平気そうだな」
雪乃「もちろん!比企谷君とのデートですものっ(あの程度で疲れるだなんてさすがは引きこもり君ね)」
八幡「なっ………⁉︎///」カァァァ
雪乃「?(どうかしたのかしら?)」キョトン
雪乃「それよりも早く行きましょう。時間は有限なのよ(比企谷君とのデートなのだから堪能してかないと♪)」
八幡「あ、あぁ、そうだ、な………///」
雪乃「(ほんとにどうしたのかしら?)」
八幡「(動揺しすぎだろ俺!いや、だがあの雪ノ下にあんなこと言われたら………は!なるほど、読めた。雪ノ下めそういうことか)」
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雪乃「これなんてどうかしら?」
八幡「ん〜いいんじゃないか?」
雪乃「それじゃあ、こっちは?」
八幡「ん〜いいんじゃないか?」
雪乃「あなた、さっきから同じことしか言ってないじゃない………」
八幡「いや仕方ないだろ………」
雪乃「ならこっちは?」
八幡「それはちょっとなー」
雪乃「こういうのは嫌なのね。なら今までの比企谷君の反応からして、これがいいと思うわ」
八幡「おお………(青の小洒落た感じのやつだ。カマクラに似合うかは知らんが、俺がこのデザインを気に入った。なんかこれだけ聞くと俺が付けるみたいになってるな)」
雪乃「いるのは首輪だけかしら?ご飯とかは大丈夫かしら?買えるときにまとめて買っておいた方がいいと思うのだけれど。」
八幡「いや、大丈夫だ、問題ない」
雪乃「そう、なら帰りましょうか」
八幡「おう、そうだな」
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雪乃「………」
八幡「………」
雪乃「………」
八幡「………」
雪乃「(な、何か話さないと。比企谷君と話さないと。私が降りてしまうじゃない………。というか、今日が一番の告白のタイミングじゃないのかしら?いい、いつ言えばいいのかしら?)」モジモジ
八幡「(雪ノ下の巧みな技に気がついたからいいものの、気がつかなかったらとんでもないことになってたな。精神的に削る、そもそも雪ノ下が何か最初にしてきたのはそれが目的だったはずだ。そう思えばすべてに合点がいく。なんら難しいことはない。はーよかったー。思わず勘違いしてーーーーーなんてならなくて)」
雪乃「(私の降りる駅………)比企谷君、さようなら)」
八幡「ん?あぁここだったか。俺も降りるよ。付き合ってくれた礼だ。一人で帰らすのも悪いしな(雪ノ下も女子なわけで、さらにかわいいからな。何かに巻き込まれる可能性もあるし」
雪乃「っ………あ、ありがとう………///(か、かわ、かわいい………///)」カァァァ
八幡「(あ、だめだこりゃ。わかってても削れてく)」
雪乃「(これがチャンスよねっ!)」