恋とフェイクとサボタージュ   作:修羅場フラグ

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お久しぶりぶりです、修羅場フラグです

すいません ダイブ遅くなっちゃいました

これからテストも近ずいで来るので、更新は早くなるかななぁ〜と思います

ぞくぞくと春期のアニメも最終話を迎え悲しんでるなか、夏からはじまるゴットイーターに期待を膨らませてる今日この頃です

それではどーじょ


6話 ふと雪ノ下陽乃は投げ掛ける

店を逃げるように出てきた俺、天海千尋は今 駅前の一角にあるオシャレなカフェの一番奥のカウンターに座って、さっきの余裕はどこに行ったのか、手汗を壮大にかきながら、目の前に置いてある美味しそうなチーズケーキを綺麗にフォークで一口大に切りながら、口に運ぶ。

落ち着いているのか、それとも焦っているのか、自分でもよくわからない感情にさせる原因。

それは十中八九、紅茶を啜りながら、俺に必要以上に身をよせ、不敵な笑みを浮かべている、雪ノ下 陽乃(サタン)のせいだろう

 

×××

 

陽乃さんと出会ったのは、ほんの10分前くらいで、曰く、さっきの姫柊との食事?を通り掛かりにたまたま目撃して、少しの間、観察していたらしい

 

てか、この人暇杉 大学生ってそんなもんなのかね

 

俺と陽乃さんが席に着いてから、3分ほどたったころに、陽乃さんはようやく口を開いた

 

陽乃「で、誰なの?あのかわいい娘は??」

 

陽乃さんは依然、笑顔のままだ

だが、その笑顔には口では「かわいい」と言っていても、私の方が断然上だという 絶対的自信と、ただ単に俺が対応に困っているのを見て、純粋に楽しんでいる(人がそんな状況になっているのを見て喜ぶのがはたして、純粋なのかは議論の余地があると思うが)という2つの意味を含んだものに見える

たった1つの笑顔での、情報量が多過ぎるんだよなぁー っべー

 

千尋「あー、なんか今年、総武高校に入ってきた一年生ですよ。それ以外は、ノーインフォメーションです」

 

俺は、適当に困ったように手をヒラヒラさせ、答える

 

陽乃「ヘェ〜、その割には結構長い間一緒にいたよね」

 

さっき「少しの間だけ」って言ってましたよね...? いったい、いつから見てたんだよ......

 

千尋「別にたいした話はしてませんよ。ただ、いつかに助けてもらった『白馬の王子様』を探してるみたいで」

 

陽乃「『白馬の王子様』?? へぇ〜」

 

まぁ、俺だけd「それが千尋くんだと?」

 

ん?なんだって?

難聴系主人公?

小鷹くん?

いやいやマジで

フラグ回収早ぇ

 

陽乃「あっれぇ〜、もしかして図星ぃ?」

 

そう言って、陽乃さんは顔をいっそう、ニヤニヤさせて、俺の顔をみる

 

この人、勘よすぎでしょ...

これが乙女の勘...いや、魔王の勘というやつか...

そんなのないけどさ

 

やばいなぁ、このままじゃ「私なんでも知ってるから」なんて言いかねんな。何それどこの臥煙さん?怖いよ

 

陽乃「それでぇ〜?そのお姫様と再会した、王子様の今の心境はどうなのかなぁ?」

 

千尋「いやいや、どうってどうともですよ。彼女を助けた?日のことなんて、全然覚えてませんし」

 

千尋「多分ですけど、その日の気分が最高に良かったか、そのまったく逆だったか。だから、()()()()助けたんだと思いますよ」

 

陽乃「なぁ〜んだ、つまんないの」

 

そう言って、陽乃さんはワザとらしく腕を天井へ伸ばし腰を後ろへ反らした。前方に付いている2つの爆弾に俺の視線は吸い込まれてしまう。

 

なんかこの人の前じゃ俺、DTみたいだな... あぁーなんかさしぶりにイクシオンサーガ見たくなって来た いつかTSUTAYA行こ...

 

陽乃「でも...」

 

ふと陽乃さんが口を開いた。その表情にはさっきまでの様な邪悪だらけの無邪気な笑顔はなく、たまに見せる、目で人を睨み殺すような、冷ややかな顔をしていた

 

一瞬にして空気が凍る

 

そして、すぐに陽乃さんは言葉を繋げる

 

陽乃「本当に...本当にたまたま、その日の気分だけで、千尋くんがまったく知らない女の子を...自分に何にもリターンがないのに、わざわざ何かしらのリスク払ってまで助ける.....そんなこと、したりするのかな」

 

〜〜〜

 

25:11

 

どことなく、水の弾ける音と少し高めの上機嫌なのが伝わってくる鼻歌が月明かりのみが差す、薄暗いリビングに静かに響き、コーヒーの苦味のある独特な香りが鼻から進入し、身体中に染み渡る。その中で、ベットに全体重を預け、ただボーっと天井を眺めていた。今日はいつもより疲れているはずなのに、不思議と思考はクリアで、ただ陽乃さんのあの最後の言葉の意味を理解するため、思考を傾ける。

 

×××

 

俺が小さかったとき、まだ母親と親父と一緒に3人で住んでいた頃に、理由はわからないが「自分のことは一番自分がわかってるんだから」という様なことを母親に言われた覚えがある。確かにそれは事実だ。ケガをしたり、病気なんかは、自分しかわからないし、空腹や性欲なんかもそうだ。だが、()()()()のことで、言ってしまえば自分がわかることなんかしょせん、物理的なことや生きるための基本的な欲求くらいだと思える。

 

それなのに、自分の感情なんてモノが理解出来たりするのだろうか

 

感情というのは幾分厄介なモノで、理解している様でまったくわかってなかったり、理解出来てないのに、無意識にうちに心の奥底で思っていたことが、なんらかの形で行動かなんかに表すかもしれない。

 

そして、今日の陽乃さんの言葉だ

 

俺がもし、100%自分の感情について理解していたとしたら...

 

あの寒い日のあの場所で、俺は何を感じ、何を思い、そしてどうして、あの怯えることしか出来なかったあの少女を助けようと思ったのか、俺にはまだ...............




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