それが行われ、そして重傷を負った一護が完全虚化してから約数時間後。
黒崎家の自室にて眠らされていた一護は、覚醒するとともに飛び起きそうになった。
「うおッ」
傍に寄り添うように眠る妹達が居なければそうしていただろう。
二人を起こさぬ様に全力で息を潜めながら、そそくさと部屋を出る。
首や腕を回しながら、身体の異常が無いか確かめる。
一護視点、半身を食い千切られた衝撃は記憶に新しい。
それでもその傷が消えていることに動揺しないのは、それを行える術を知っているからだ。
「ありがとな」
超速再生。
虚──特にその上位種であり、共食いの果てに膨大な数の虚の集合体となった
ホワイト────そう名付けられた改造虚を己の力として宿している一護は、内心繰り返すように己の力に礼を呟く。
「一護!」
「あ」
そこからは怒涛の勢いであった。
目覚めた挙句一人で何気なく二階の部屋から降りてきた息子に、真咲は己に付き纏う倦怠と疲労感を無視して駆け寄る。
しかし抱きしめる前に、一護に逆に肩を捕まれる。
母の顔を見て。思い出したと云うような反応をした彼は、深刻な表情で彼女に訴え掛けた。
即ち、真咲───黒崎家の親戚である、純血統の滅却師の一族、石田家。
その一族が抱える、真咲同様に聖別を受けたであろう混血の滅却師の救命である。
「急いでくれ! 心臓付近に銀の血栓が生じる筈なんだ。上手く行けば、今なら助けられるかもしれない! 今すぐ浦原喜助と握菱鉄裁に連絡を!!
つか、母さんも診て貰って!」
母の出自処か、今まで話題にすら上がらなかった親戚の名前を、挙句「霊的事情、全部把握してます」という口振りでマシンガンの如く言葉を続けたのだ。
呆然とするも、即座に動けたのは曲がりなりにも医者の妻であったからか。
或いは妻の危機がまだ去っていない事に、妻の側に居た夫の一心が真咲を優先したからか。
あるいは潜った修羅場の数か。
その迅速な対応が、本来数ヵ月後に死亡していた片桐叶絵を筆頭に、石田家に仕える多くの混血滅却師を救う事になった。
問題はそこからだった。
即ち、真咲の治療を真っ先に行った事で両親を筆頭にした詰問パーティーの開催である。
一度完全に虚化───本来は母の真咲に巣食い、父の一心がその霊圧全てで抑え込んでいた存在が、息子に宿って現出したのだ。
霊的な意味合いの検査が必要だと考えるのは自然の道理である。
そんな風に一護を気遣う真咲と異なり、一心は息子の言葉について問い詰めた。
「その『
即ち、真咲でさえ伝承レベルのユーハバッハによる力の徴収。
更に奪われた混血の滅却師の救命方法は勿論、真咲の親戚である石田家についても、そもそもお前は知らない筈だと。
それは、一度は虚の異形に変じた息子が、現在どのような悪影響を受けているか。そんな当たり前の危惧からの問い掛けだった。
それに対する一護の言い訳は、予め考えていた故に淀み無く放たれる。
「────未来が、視えたんだ」
普通に考えれば、荒唐無稽と詰られてもおかしくない言い訳だ。
だが、未来視に関しては滅却師にとって話は変わる。
滅却師の王ユーハバッハ、彼は嘗てその重瞳を用い様々な未来を視たという。
その力は、未来を見通し三界の楔となった英雄神『霊王』由来の権能だ。
そして一護の中には、
それに加え『聖別』や『静止の銀』の存在など、未来を視ていなければ知り様が無い情報を口に出せば、信じるしかない。
実際原作知識という、あり得たかも知れない未来なのだ。嘘八百という訳でもない。
しかし、その真偽を詳らかにするには元死神の一心や両親が学生時に死亡し伝承が途絶していた真咲では困難であった。
「竜弦サンのトコロの混血滅却師の方々の処置、完了しました。仰っていた銀の血栓も解析中ッス。ですんで───アタシも話に混ぜて貰っても、宜しいでしょうか?」
そんな混迷する二人に楔を打つように、帽子を目深に被った甚平に身を包んだ男の声が響く。
──────浦原喜助。
この世界屈指の知恵者にして、同時に屈指の問題児である。
それが一護の物語への反撃、その始まりの邂逅であった。
日の出特有の朝焼けが、雲を切り裂いて大地を照らす。
一日の始まりを表す空景色は、そんな早朝に高校生───黒崎一護はジャージ姿で空座町を駆けていた。
彼の母親とも父とも異なる、彼自身の力の色に染まった
確かに、校内で各運動部のレンタル助っ人部員として部活をすることはある。しかしあくまで助っ人。
この「町全体を見回る」という日課を行っている本当の理由を知るものは、本当に少ない。
「───いつも精が出るね」
「おはよう岡島さん。大事ありませんか?」
「あぁ、ここ最近は随分穏やかさ。君のお蔭で消えちまう子も居なくなった」
「いやいや、いつの話ですか」
走っている最中に、岡島と一護に呼ばれた老人が話し掛け、彼の足が止まる。
そのまま会話が弾む光景は特別なものでも何でも無いが、だがそれは周囲に人間がいない事が確認できているからである。
これは老人だけではない。とある条件の者たちによる、暗黙の了解だった。
彼らは一護に大恩がある。
そんな彼の立場を悪くしたくないという、彼等の一心だった。
では何故、話しかけるだけで一護の立場が悪くなるのか。
その老人の下半身は足に行くにつれ輪郭が崩れ、煙のように透明に消えていた。
その姿を常人が見れば、その老人に対し普遍的な感想を抱くだろう。
ただそんな幽霊チックな姿、というより幽霊そのものな彼の胸には、千切れた鎖が覗いていた。
その鎖は殆ど長さが無く、一護はそれが致命的なもの一歩手前である事を知っていた。
「岡崎さん、その……」
「わかっちょるよ。儂にはよくわからんが────時間なんじゃろう?」
遠慮がちに話を切り出す一護に、老人は笑顔で頷く。
それに一護は徐ろに胸に手を当て、小さく呟く。
「────『
瞬間、胸を中心に一護の全身を白と黒が覆い被さり、黒い着物を纏う。
それを知るものなら、その姿に『死覇装』と口にするだろう。
死神と呼ばれる、迷える魂を導く調整者。
だが、それでもやや差異はある。
両手の甲にグローブを、手首には籠手を思わせる斜め十字の入れ墨が存在し、草履の筈のそれは草履を思わせる黒いブーツに。
最大の相違は、手首同様に斜め十字に交差する装甲だろう。
天に奉られし王を護る者達は、それを『王鍵』と呼ぶやもしれない。
あるいは、それと同じ性能を模した鎧だと。
だが、目を引くのはやはり腰と背に佩く双刀であった。
腰に差した黒い短刀は鞘に収まり、背負う大刀は外殻を思わせる鞘に覆われている。
辛うじて柄と呼ぶべき持ち手部分は包帯のように覆われてはいるが、刀と呼ぶには余りに無骨なソレ。
老人は、その大刀が振るわれる姿を一度だけ見ている。
白い仮面を被った、異形の怪物。
細枝を斧で削ぎ落すように軽々と、黒き刃がその巨体を塗り潰す様に叩き斬った瞬間を。
ソレを思い出し、老人の口元が震える。
「あー……すまん。出来れば、あんまり痛くせんでくれんか?」
「いや、斬らないですって。
まぁ、俺のは鵐目ってより剥き出しの
大刀の方を
老人の額に光る紋様が刻まれる様に浸透すると、老人の身体が円形に解けていく。
「おぉ……!」
「多分
六十以上なんて住民全員が裸足ってレベルな上、最悪の八十は地獄行ってないのがおかしいレベルの悪人しか居ないらしいんで」
「成程のぅ、あの世も存外世知辛い。いや、色々有難う一護君。
────逝ってくるよ」
「……ご武運を」
魂葬。
器子で構成される現世から、霊子の世界たる
最後に礼をし、一護は老人の『成仏』を見届ける。
老人の霊子が残らず『送られた』事を認めると、少年は踵を返す。
名残惜しさに、何時までも慣れることが出来ないで居ながら。
死神とは、死後に彷徨う魂魄をあの世である尸魂界に正しく送り、調整する者である。
そんな死神の代行を自称する高校生、黒崎一護。
早朝の日課、その一風景であった。
◆
─────黒崎家はいつも騒がしいと、黒崎夏梨は想起する。
というのも、一家の大黒柱である愚父が双子の娘と妻を溺愛しているからである。
それはもう「俺は妻と娘達を愛している」と全身でランゲージするのだ。
ハグは勿論、ほっぺにチューなど当たり前の様にやって来るし、当然夏梨と双子の姉の遊子はそれらを暴力と回避によって軽くあしらう。
ソレを受け入れながら嗜める母親の目は愛情で溢れており、少なくとも父ほどでは無いにしろ夏梨はうんざり気である。
これで母からアプローチしたというのだから、信じられない。
「ただいま」
そんな時に、ジャージ姿の
それが方便であることを知らないのは、兄を笑顔で迎える遊子ぐらいだ。
夏梨は兄同様、見える聞こえる話せる触れられるという霊的四重苦を負っている。
即ち、霊的資質の生得である。
遊子はボヤケて辛うじて見えない点で疎外感を持っているらしいが、そんなもの見えない方が良いに決まっている。
しかし兄が持つ四種の力の内、二種しか夏梨は持っていない。
それ故に兄の『見廻り』に付いて行けない事への、夏梨の姉に負けず劣らずの疎外感を隠せているだろうかと、彼女は朝食を摘みながら思わず口を尖らせる。
「遊子、後一人は?」
「まだ寝てるよ。昨日遅くまで勉強してたみたいだし」
「あー、起こしてこよう……いや、その前に俺はシャワーか」
「シャワー行ってきなよ一兄。私が起こしに行くから」
「サンキュー夏梨、助か────」
「─────私一番最後!?」
かなり髪の乱れた、愛らしくも美しい童顔に反比例するように、豊満な肢体の少女が階段から転げるように降りてきた。
飛び起きてきたのか、ただでさえ凹凸の激しいパジャマは大いにはだけている。
彼女が転げ落ちる様な足音が聴こえた瞬間に、夏梨が放った箸撃が父一心の両眼を破壊していた。
「…………取り敢えず、着替えてきなよ姫姉」
彼女が、この一家最後の一人であり養子縁組の義姉である。
両目を押さえながら崩れ落ちる愚父を一瞥もせず、義姉に顔を向けながら夏梨が返答する。
義姉の抜群のスタイルに絶望しながら、母と妹の凹凸に将来へ逃避する双子の姉、遊子。
両眼を破壊され悶え苦しむ父、一心。
それを介抱しながら、幸せそうに微笑む母、真咲。
特に反応無く、しかし菩薩顔でシャワーに向かった女所帯故に女慣れした長兄、一護。
そんな一護と鉢合わせない様に誘導された義姉、織姫。
そんな家族を俯瞰して見渡し、朝食の味噌汁を啜る彼女。
「末妹ながら一番しっかりしてる」と一護が太鼓判を押した、夏梨。
黒崎家の朝は、いつも通りに平和であった。
◆
────空座第一高校に於ける一年生、黒崎一護の評価は多種多様である。
彼の目立つオレンジ髪を嫌う生徒指導、或いは古いタイプの教師は、ソレを地毛だと理解しても黒く染めろを強く口にする。
それらに偏見を持たぬ教師にとって、成績優秀で品行方正な優等生と褒め称える。
一般的な彼の噂を知らない生徒にとっては、付き合い易く頼れる後輩同輩。
そして所謂不良と呼ばれる者達にとっては、
中学時代に空座町から不良という不良を根絶やしにし、暴力団さえ単身で乗り込み壊滅させた──などと。
彼の周囲、即ち空座町周辺で迂闊な行動をしようものなら、自ずと周囲が恐怖からそれらを抑え付ける程に暴れ尽くした事など逸話は枚挙に暇がない。
ヤンキーものの漫画ならば問答無用で生きる伝説に相当する彼だが、そんな人間を兄に持つ夏梨は最も色濃く影響を受けていた。
「ごめん。私、誰かと付き合う気無いから」
校舎裏で名前も覚えていない男子生徒の告白を、夏梨はなるべく感情を込めずに断る。
特に、倦怠感をなるべく顔や声に出さずに。
黒崎夏梨は男勝りである。
小学生の頃は男子に混ざりサッカーに興じており、兄ほどではないにしろ早熟であった彼女は、どうにも双子の姉に「女子らしい振る舞い」を行う性質を預けてしまっているらしい。
兄の幼馴染の、同じく男勝りの空手少女の影響だろうか。
少なくとも彼女は同性のように嫋やかな趣味と気質は、一部例外こそあれど皆無に近かった。
中学三年に齢を重ねた事により、母譲りの整った顔立ちに凹凸に富んだものに成りつつある今も、それは変わらない。
そして特別性格が悪い訳でも無い彼女が、男子からモテるのもある種当然の帰結であった。
「────夏梨ちゃんって、女の子が趣味なの?」
「私は至ってノーマルだっての。変な事言うな」
中学卒業まで後一年。
元々人気は頗る高かった夏梨に対し、まるで駆り立てられるように男子たちは連日、彼女への告白を繰り返していた。
人からの好意は決して嫌いではないが、その気が一切ない相手からの愛の告白の連続に、夏梨はかなり辟易していた。
「じゃあ、何で何時も断ってるの?」
「好きじゃないからに決まってるでしょ」
「試しに付き合うのも、時には有りだと思うけどなぁ」
「何か餓鬼臭いんだよ、ウチの
「男子中学生と同列に扱われてるんだ、夏梨ちゃんのお父さんェ……」
クラスメイトの女子友達の認識も、この有り様である。
それほどまでに、夏梨は同い年の男子をそういった相手として見ていなかった。
それは何故か。
「──────まぁカッコイイもんね、夏梨ちゃんのお兄さん。同じ男子でも他の男は見劣りしちゃうかぁ」
「ホントにブン殴るよ翠子!?」
「きゃー!」
そしてその手の話題になると、必ず最後に兄をネタに揶揄われるのだ。
男子に容赦の無い夏梨が、幼馴染の女子生徒に己の腕を捲り上げるのも無理はない。
そんないつもの放課後。ぶつくさ言い憤慨しながら、一人夏梨は帰宅する。
「そんな露骨か!? 遊子姉なら兎も角……!」
ガニ股でヅカヅカと、そんなオノマトペを奏でながら歩いていると、ふと予定と違う道程を辿っていると気付き思わず足を止める。
本来高校受験が迫る彼女にとって、思わず足を進めてしまうほど通っている『其処』は、暫く向かうのを自粛する予定だった。
「…………」
頭を掻きながら、彼女は家に帰っても勉強に身が入る精神状態でないと断じ、再び歩き始める。
暫くすれば、空き地と隣接する、一軒の駄菓子屋が見えて来た。
浦原商店。
少なくとも二十年以上続く店であり、夏梨にとって通い慣れた遊び場でもあった。
「────────おいおい、暫くは来れないって話じゃなかったか?」
「あ! 夏梨だ!! こんにちはだ!」
そこで、駄菓子屋の店番を務める二人組が夏梨を出迎えた。
一人は薄い顎髭を蓄えた中年気味の、気怠げと云うより穏やかと呼べる表情を浮かべる、黒髪の男性。
もう一人は緑がかった金髪に、小学生程のこれまた活発そうな少女。
そんな浦原商店の店員二人は、笑顔で夏梨を歓迎していた。
「こんにちわリリネット、スターク」
リリネット・ジンジャーバック。
コヨーテ・スターク。
それが二人の名前であり、一護の行動の成果であった。
「サボりか? ダメだぞ夏梨、スタークみたいになったらどうする!」
「俺を引き合いに出すなよ……」
「根を詰める受験生には、気晴らしが必要なんだよ。……他の面子は?」
「ハリベル組はアウラと一緒に出張で、暫く居ないぜ。ネリエルは夜一と『鍛錬場』で鍛錬中だ」
「一護はまだ来てないよー。てか、名前が『勉強部屋』の地下室の中に鍛錬場って、どんなネーミングなんだ?」
「『鍛錬場』自体、一兄がドラゴンボール見せたのが切っ掛けで後付けされたらしいよ」
父子か兄妹のようで、或いは母子か姉弟の様な二人。
兄一護曰く「ハリベルやネリエル達には悪いけど、見付けた時は一番テンション上がったわ」だという。
彼等を含めた複数人を、一体兄は何処から連れてきたのか。
大体想像は付くが、それらは「受験終わったらな」とはぐらかされている。
加えて言うなら、スタークは一護と同じミサンガのような腕紐を付けていた。
それが、彼の膨大な霊力を抑え込んでいる物だと、夏梨は知っている。
「じゃ、店番頑張ってね」
「任せろー!」
「お前さんも程々になぁ」
ただ夏梨に分かることは、彼女に名前を呼ばれた二人がとても幸せそうであるということ。
そんな二人にの笑みに釣られて、夏梨も思わず笑みが溢れる。
──────その胸に、もう孤独の孔は無い。
黒崎さんちの一護くん
高校生兼死神代行の、一応分類としては
あくまで死神と
ただし転生者inしてるし、四言語でコーディングされて何で動いてるのか解らないプログラムと揶揄される霊的キメラでもある。
『聖別』後の幼少期から九年、形振り構わず動き続けた為、必然的に原作が微崩壊済みで『死神代行編』から『破面編』がかなり変わることに。
能力的には原作開始前に戦闘能力が、既に千年決戦編・訣別譚のソレを凌駕している。
原因は原作では三カ月しか取れなかった修行時間を設けているのと、この頃のイヤラし下駄帽子が所持している超絶便利なクソチートアイテムがあってぇ?
結果として、『
『
一護と■■している■■を媒介にした
能力は「自身の霊的素養を具象化、身に纏う」というもの。一応原作とほぼ変わっていない。
違いは原作と違い霊力を喪っていない状態で発現した為、結果的に「肉体の死神化」となった。イメージは【ワールドトリガー】のトリオン体換装。
王建仕様なのは■■が原因。
黒崎さんちの夏梨ちゃん
単純戦闘力では卍解縛りの山爺にタメ張れる兄貴が原因で、死神代行編の主人公をやる事になった妹ちゃん。
その為年齢調整が発生し、原作と異なり一護との年齢差一年の中学三年生。
分類としては滅却師の素養を生得し、実は死神の力の種を兄から与えられている完現術者。
なので朽木ルキアと最初に出会う現地民は彼女である。
ちなみに完現術の触媒は母から譲られた滅却十字。勿論当人の気質から弓なんぞ使わない。
黒崎さん家
恒星である真咲が存命した事で、色々と安定した。
石田家と浦原等と連携したりして金策含めて色々準備しているが、長男が本格的にジェネリック霊王と化している事にハラハラしている処に、兄を喪った織姫を引き取った。
現在恒星二人掛かりで、重力圏ブチ抜いてどっか逝きそうな長男を引き留めている。
黒崎織姫
広義的な意味での原作ヒロイン。
本作では石田家と人員過剰となった浦原商店と連携し、金銭的余裕を持った事で、原作通り霊的要因皆無で保護者の兄を喪った原作開始三年前に黒崎家に養子縁入りした。
勿論その裏には、将来目覚めるであろう能力の稀少さから一護の口利きがあった。
なので本来は浦原織姫となる処を、織姫の境遇にダイレクトアタック喰らった一心と真咲の独断で黒崎家入りする事に。
原作からしてビジュアル一目惚れであったことから、一護に好意を向けているが、当人の周囲に魅力的な女性(人外多数)が原因で相当焦り散らしている。
朽木ルキア
次話があったら登場予定の、本来の意味での原作ヒロイン。*1
話の流れは基本同じだが、現世組の戦力の過剰拡充によって遭遇する虚が
ちなみに彼女のメンタルケアを目的に要らん節介した一護の、意図した