原作キャラの性転換要素あり。
『─────ハハッ。何だお前、面白い結界の使い方だな。舐めて悪かった、次は本気でやろう』
一度目の死は、あまりにも呆気なかった。
血筋故に定められた人生を振り切って、偶々あった才能にのめり込み───贅沢にも頂点から格の違いを叩き付けられた。
げに恐ろしき死の権化たる、異形なりし四腕四眼の呪いの王。
それを討伐せんとする一軍の一員としてかの王に挑み、万物が砂塵となった戦場が更に灼き消える視界を眺めながら、己の人生を走馬灯で見送り。
─────あり得ざるその後を得て、赤子となって二度目の産声を上げた。
そうして己の術式が何なのか理解し、無限永久に終わらぬ螺旋に墜ちたのだと理解した。
『君のその術式は、肉体には刻まれていない。生得術式としては初めて見る、呪霊の様に魂に刻まれたものだ。つまり君の生は終わらない。
─────とどのつまり、この私の様に』
国の礎となった己と似た境遇の者は、共感と憐憫を向けられた。
しかし彼女との交友は、未だ続いている。
『実に面白いね、興味深い。
私にとって唯二の同類の片割れが、君のような人間で本当に良かった! 』
そして己が比較にならぬ好奇の権化故に冒涜に満ちたその者に、自分は当時相対する事が耐えられなかった。
実力ではなく、その悍ましさと生み出す犠牲者の数に。
だからだろうか、繰り返される輪廻でひたすら他者を呪いから救わんとしたのは。
それは使命感でも克己心でもなく、ただの逃避だと理解しながら。
同時に、かつて見た頂点へ追い付かんとする、歪んだ憧憬だろうか。
だから死んで、生まれ。死んで、生まれ。
何度も終わり無き螺旋階段の様に、生と死を廻り続けた。
繰り返される己の輪廻に意味を見出したく、呪霊を祓い続け必然術師としての腕は磨かれていった。
呪力操作、結界術、高等技術である反転術式を修得し、それを出力出来るようになってからは、直接的に人を救い続けた。
開国後の明治初等の頃、八百年以上居た呪術界から初めて距離を取った。
三度も人柱を求め続けなければならない友が、人柱を含め痛ましく見るに堪えなかったか。
それとも、呪術界の上層部に位置する者に
本来呪術師は呪術総監部と呪術規定成立後、例外なく総監部の指揮に服する義務がある。
だが、死して関係を絶ちつつ生が再開する己が身を隠すのは特別難しいことはなかった。
その後選んだ生業は、医者だった。
元々反転術式の効率上、医学を学んでいた事。
近代化の波によって医学が著しく発達した事もあって、のめり込んだ。
そのまま150年、人を治しつつ付近の呪霊を祓いながら過ごしていき、二度の大戦から漸くの束の間の平和。
己にとって四人目の六眼の仔の誕生を切っ掛けに、かつての呪いの王を彷彿とさせる呪霊の活発化もあったが……呪術界から離れていた当時の己にはあまり関係がなかった。
そんな時だ。一人の珍しい娘を引き取る運びになったのは。
千年の輪廻の中で、殊更初体験が続いた一連の出来事は、きっとここから始まったのだろう。
始まりは、人生相談だった。
それは遠い親戚である女性からの、彼女の一人娘に関する相談だった。
自分で言うのも何だが、己───俺の女性歴は非常に多い。
それは皇家傍流という出自だったからというのもあるが、術式の発動条件を知ってからは多く妻や妾を娶り、多く子を成したからであった。
俺の魂に付随した生得術式、それは「己の血を引く、魂無き者に転生する」というもの。
昔は気取って『生々流転』などと名付けていたが、今はざっくり『回生術式』か『生まれ直し』で通している。
といっても、この術式を語った他の術師は千年の時間に比較すれば数少ない。
明治からは呪術界から離れた事もあって、存命している中で確実に言えるのはたった二人。
何故なら唯の血縁だけならまだしも『魂無き者』というのがネックであり、受肉並の回生を成す縛りだった。
この『魂無き者』とは、誕生の際に肉体に付随する魂が形成されない、所謂流産となる子供の事である。
外的要因なら兎も角、そんな生得要因によって流産になる者など限られる。条件が判明するまで術式が成立していたのが奇跡だったろう。
友人から検証された術式条件に、億劫さと少なくない安堵を覚えたのは記憶に残っている。
受肉とは生きた人間に呪物を取り込ませ、魂を押し潰し事実上殺した上でその肉体を乗っ取るというもの。
魂自体は存在したままだろうが、死んだも同然。
俺は己の子達を殺していた訳では無かったという、安堵。
それと、同僚に戒律で殺されたくもなかったからか。
結果としてこの術式を成立させる為に、より多くの血筋を残す必要があったし、スタート地点が皇家傍流。
時代背景もあり、必然一夫多妻が成せる身分に多く生まれ変わった。
今では、何処の誰に俺の血が混ざっているかも分からない。
尤も回生した俺の血は、その時点で原種と呼ぶべき濃さになる。
なので俺の血を引く人間は血縁の距離関係無く、全て「まぁ従兄弟ぐらい」の遺伝子差となるのだ。
とはいえ、実際に親戚と呼べるのは転生時の環境に左右される。
結論としては血縁上、俺に天涯孤独という概念は介在しない。
遺伝子学的上はあり得なくとも、戸籍上はそうなったりするが。
─────今回の相談相手の遠い親戚も、そんな経緯故に俺に相談をしたのだろう。
他にも親戚はいたが、該当しそうなのは施設に丸投げしそうな奴ばかり。
実際、俺は子供を託すというのなら適任だ。
何せ個人資産は税金の問題で分割しているが、その総数は千年積み重ね続けたもの。
養育費という子供を育てる事に於いて、最も必要なものを親戚の中で持っていた。
無論ソレ故に柵もあったが、呪術界の呪い合いに比べれば大したものではない。
敵が居ない訳ではないが、それ以上に味方を作ってきたのだ。
仮に非合法の暴力を振るわれても、
寧ろ明確な犯罪者相手なら、呪術も使える事もあってか歓迎でさえあった。
その親戚曰く───「己の娘は魔性なのだ」と。
特別驚きはしなかった。術式関係無く、そういう人間は確実に存在する。
その娘はまだ一桁の年齢にも拘らず、シングルマザーだった相談相手の彼氏が色目を使う程だという。
無理矢理理屈を付けるとしたら、
父親に付いては敢えて触れなかったが、少なくとも女手一つで育てていた以上、愛情は確実にあるのだろう。
それでも、常人が魔性に触れれば碌な事にはならない。
相談相手曰く、既に虐待も行ってしまっている様だ。精神的にも限界、といった処だろう。
これ以上は、本当に愛情が喪われてしまう。
ソレを忌避しての懇願だった。
相談間もなくその女は軽犯罪を犯し、拘留された。勿論態とだろう。
そうでもしなければ、スムーズに娘を俺に託す事は難しいと判断したか。
あるいは愛する娘を事実上捨てる事への、身勝手な自罰感情か。
過程は兎も角、俺は件の娘──星野アイの養育者となった。
丁度いい。女性観が平安に置いていかれた俺も、今世の連添は珍しく一人。子供も欲しがらない辺り、筋金だった。
それも日本には殆ど居らず、海外を歩き回っている。
あの女傑に、家庭の幸せは似合わないのかも知れない。
それで良い。あれほどの女の止まり木に成れるなら、重畳というもの。
そんな訳で、以前なら何人かの女を一生面倒見ていた俺は、今生に於いて当時かなり余裕があった。
なら、この
その魔性に似付かわしくない、笑顔で当たり前な幸せな人生を──────。
「───や、妙見。久しいね」
◆
「───ゴメンゴメン。
ちょっと私に都合の良い展開が
「そんな
「アイ……君の娘、あぁ義理だったね。彼女とその周囲に、私は手を出さない事を縛りとしようか」
「ハハハ、判った判った。直接間接問わずに、私が起因として彼女とその関係者に危害を加えない、と付け足そう。勿論、君を除いてね」
「一度死ねば、術式で回生してもその肉体での全盛まで二十年近くは掛かる。流石に君相手でも、肉体が未成熟なら私が勝つさ。少なくともその十年程度の時間までには、目的を果たしてみせる」
「じゃあバイバイ、またね妙見。我が親愛なる友よ」
「私が回生させる呪術全盛、平安の世で───また会おう」
◆
俺、雨宮吾郎は転生者である。
それも、母親である星野アイの産婦人の担当医だった男
俺の母親、星野アイはアイドルである。
アイドルグループ『B小町』のセンター、輝く一番星の如き綺羅星。
過去の患者や
そんなアイドルがお腹を大きくし、産婦人科医の自分の患者になった衝撃を他人に共有出来るだろうか。
『私、アイドル・星野アイは欲張りなんだよ?』
アイドルの妊娠。これ以上ないスキャンダルを抱えながら、彼女の輝きは一欠片も損なわれておらず、彼女の出産を全力でサポートするのを決めさせるのには過分な程だった。
ファンとしての解釈違いと、和解したのだ。
そして────彼女の出産間際、俺は殺された。
病院付近で不審者を見付け、問い詰めたら案の定逃げられ、田舎故の地形からの高所から突き落とされて死亡。俺の末路はそんな処だ。
どうやら俺の遺体は
というか普通に監視カメラに犯人と思しき、俺を突き落とした大学生くらいのヤツ。
ソイツが
勿論、ソイツを詰問して逃げ出したのを追いかけた俺の姿も。
そこから遺体発見と、犯人逮捕に繋がったらしい。
そうなれば
思いっきり突き落とされたんだ。最低でも白衣の背中には指紋がキッチリ付いていたんだろう。
当時未成年だったこともあり、懲役五年の求刑で今は豚箱に居ることだろう。
アイの入院先の病院に辿り着いていた以上、どんな手段を使ったのか彼女を嗅ぎ回っていた事は確実。
今の内に対策の一つでも講じておくべきだろうか?
さて、そんな死んだ俺が何故生きているかというと、前述した通り転生した、としか表現できない状況に陥ったからだろう。
しかも憧れのアイドル、かつての患者『B小町』のアイの子供として生まれ変わってから、だ。
転生直後は
大ファンだったアイドルの子供に転生? キモイオタクの妄想も甚だしい境遇に、ある種酔っていたのかも知れない。
アイの子供が
まぁ他の外科手術ならいざ知らず、現代日本では男性が助産師に成ることはない。
俺が殺されたのがアイの出産直前だった事もあり、問題なく行われたのだろう。
勿論、俺が行うべき仕事は出産後もあったが、それは幾らでも代わりはいる。
心残りもあったが、一先ずの安堵は許されてもいいだろう。
そして今の俺の名前は、星野
語るまでもなく、吃驚するほどキラキラネームだ。
アイの担当医だった事もあり、
よもや自分がその名を名乗る事になると知っていたなら、全力で止めていただろう。
そんな酔いが冷めたのは、二つの出来事だった。
「───アカウントにログインできないー! ネットでしか生存を許されないカス共の、ママへの暴言が潰せない! 何とかしてよーッ!!
一つは、俺の姉弟の一人が俺と同じ境遇だった事。
つまり、俺同様の前世の記憶を持つ転生者だった訳だ。
「こうなったら新しいアカウントを作ってッ……!」
「止めろ。せめてアイの携帯を使うな、万が一があったらどうする」
子供は勿論、仕事がハードなアイも寝静まった深夜に、携帯で検索したSNSにキレ散らかしている赤ん坊。
アイの厄介ファン以外の何者でもないその有り様に、冷静になる自分がいる。
星野
これまた吃驚するキラキラネームな、それ以上に考えが浅い妹の存在である。
前世の男性観故に、アイを母親と素直に慕うには未だ抵抗のある俺と異なり、バチバチにバブり倒す姿に白い目が止められない。
前世は早逝だったのだろう。ネットリテラシーが欠如した行動は、控えめに言って見苦しい幼児そのものだった。
少なくとも三十半ばの野郎だった身としては、そう思わなければやってられない。
というか想像したくない。
「ねぇ!
………………、…………そう。
今の自分は
長続きしなかったとはいえ、女性経験もソコソコあると自負している雨宮吾郎(3■)は、少女として生まれ変わっていたのだ。
それを初めて知ったのは、アイと共に入浴した際。
憧れのアイドルの裸の付き合いに抱えられながら、必然伸びる鼻下を必死に抑え込んでいた俺に飛び込んできた、My sonの消失事実。
サービスタイムはキング・クリムゾン。
茫然自失となりながら丸洗いされた、白目を剥いたキモイ幼児だけが残った。
正直今後男を好きになる可能性にゾッとしながら、そんな状況を未だ飲み込めないまま、駄々をこね倒す妹を嗜める。
「ねぇってば!」
「いい加減にしろルビー。……カイトが起きるだろ」
「むむっ……!」
乳幼児特有の未成熟な両手で、オーバー気味に口を押さえるルビーと共に、抜け出してきたベビーベッドを見遣る。
其処には、転生者故に幼児にも拘らずペラペラ喋る姉妹と異なり、すやすやと眠る弟が存在した。
「……やっぱり、違うよね?」
「多分な。アレを演技でやれるなら、カイトの前世は稀代の詐欺師か名俳優だ。……赤ん坊の演技が得意な俳優ってなんだ」
─────星野
三つ子の内俺にとって弟に、ルビーにとって兄に当たる長男。
唯一「野郎にソレは絶対に虐められるから止めろ、ボケナス一等星」とキラキラネームを回避した、羨ましい姉弟だ。
それでも
カイトなら、日本人として違和感の無いいい名前だと、比較対象がアレ過ぎて素直に感心したのをよく覚えている。
まぁアクアマリンが女の子の名前なら、少なくとも野郎のモノより幾分かマシなのだろう。そう思い込むことにする。
そんな弟は、俺達と違って転生していない。
少なくとも今は、そう考えている。
そもそも珍しい三つ子の内二人も転生者なのがオカシイのだ。
無論、転生自体がオカシイのを横に置いて。
───そういえば、先輩の年齢は遂ぞ聞けず仕舞いだった。
奇妙な縁だと思う。
入院先の宮崎に多忙故に一度だけ現れたアイの義父が、俺が実習生だった頃の先生だった等と。
『だって私は、もっともっと人気になって─────おとーさんに見付けて貰うんだ!』
ふと、仕事に奮起する最近のアイの言葉を思い出した。
彼女の周りに、
その事実の重さに気付いたのは、果たして転生してからいつ頃だろうか。
窓から見える夜空を見上げながら、重いだろう首も据えていない俺達を抱えて。
夜空に浮かぶ北極星に手を伸ばしていたからか─────その時のアイの顔を、
◆
「─────ハッックショイヤッ! 」
東京のとある都立学校。
その神社仏閣が犇めく施設の地下。巨大な空間や古いエレベーターなどで漸く辿り着ける日本の根本。
そこはこれまで続いた仰々しい、あるいはおどろおどろしい林道や通路には似つかわしくない───まるでゲーム会社の作業風景を切り取ったような部屋が存在していた。
そこで個人で扱うにはやや大きめのモニターを、二人の人影が睨んでいる。
日本浄界の基点の一つ、都立呪術高専地下『薨星宮』最奥。
千年以上日本を護り続けた、文字通りの礎。
「……本体が風邪を引いたのではないか? 一度戻ったらどうだ」
「うるせーミレニアムヒッキー。そのなんちゃって宿儺フェイスを戻してからに決まってんだろ。女捨てるってレベルじゃねーぞ親指体型が。何のために遥か過去の記憶を頼りに、必死こいてモデリングしてると思ってやがる」
「む」
うち一人はとあるアイドルの子供の一人で、三つ子の内一人だけ母譲りの紫黒の髪を受け継いだ息子。
色々動き回る姉と妹と異なり、今も穏やかに微睡むかの赤子が「そのまま大きく育ったら」という整った容姿の青年。
問題はもう一人。
白い装束に身を包んだその人物には、髪も、耳や顎も無く。
しかし目が4つ存在し、異形の頭部に辛うじて人の身体が付いているような、怪人や妖怪としか見えない姿。
そんな性別を問うのも馬鹿らしくなる、人物と呼ぶことさえ躊躇われる存在は、気不味げに口を尖らせる。
「……だれが親指だ。外見は兎も角、君も百年前後でキチンと死ぬだろう。そういう指摘は、一度五百年老いてから言ってもらおうか」
「話ズラすなやウルトラ怪人。そのオマエは、今の俺みたく結界で造った端末だろーが。本体の変容は仕方ねーが、アバターぐらい取り繕えやバカタレ。こんのバカタレが」
「繰り返す程か?」
青年のパソコンのある机には、幾つかの似顔絵が置かれており、それを元にしているのか3Dモデリングが行われていた。
そこには、長い白髪の美しい女性が形作られていた。
「(彼目線の私、こんなだったのか……)それで、当面の目標は?」
「(どうせなら、かなり美化しとこ……)バカ娘達を見守りつつ、あの腐れ脳味噌をブチ殺す。キショすぎるから関わり合いになりたくなくて、これまで避けまくってたけど……もうキレた」
「まぁ、あぁも『こんにちは死ね』されたら君でも堪忍袋の緒が切れるか……。いや、君の場合は義娘を人質に取られたからかな」
「絶対に許さん。アイツが一番調子コイてるタイミングで、最悪の横槍入れてやる。その為には、先ずオマエのヒッキー卒業からだ。
同化失敗と術式での進化で肉体から魂が昇華された以上、俺みたいに端末を使えば結界を維持しつつ地上で問題なく活動できるだろ」
「えっ。いや私は俗世には───」
「あのカスはオマエ狙いやろがッ! 当事者がナニ寝言抜かしてんだボケェ!!」
「はい、御免なさい」
それまでに、呪いも悲劇も犠牲もあった。
だけど千年間、変わらなかったものが変わろうとしている。
それはそれとして、一応は大事に育てた義理の娘が勝手に寝込みの自分を襲い、密かに子供を作った挙げ句。
────死した自分がその子供に成っていたことを知るのは、もう少し先の話。
どうしても賛否両論出てくる原作シナリオと設定矛盾を、別作品で魂の輪廻が明言されているオカルトを突っ込む事で解決していくスタイル!
一応もう一話投稿予定(3クール目の放送が始まったアニメBLEACHに意識を持っていかれながら)
星野アイ
天才アイドルにして、本作に於いて妙見の義理の娘にして母親。伝説のアイドルグループ『B小町』の不動のセンター。
一桁の齢の段階でその特性が発露。母・星野あゆみの人間関係を破綻させ、一応愛されていたにも関わらずそれが原因となって虐待を受ける様に。
クロスオーバー風に言えば、漏出呪力の特性が魅力とかそんな感じ。勿論非術師。
その後、あゆみが遠縁である妙見に縋る様に押し付けた事で、元々あった発達障害に加え愛着障害が併発。
本作では施設に預けられる前に引き取り、高専を経由した事で細かな手続きを省いて妙見の正式に養子となっている。
ただし彼女の治療の為、姓は戸籍上も星野のままである。
そんな経緯と義父の呪力特性も相俟って、義父に執着。
しかし実際に肉親である訳でもなく、虐待後に事実上親に捨てられた経験と、一度得た家族という拠り所を喪う可能性に酷く恐怖。
それが義父への暴挙に及ぶ動機となった。
ちなみに某カミキ少年とは知り合い虐待児同士意気投合するも、義父の気を惹く事に夢中だったため交友関係が継続せず。
またカミキから告白されるも、「好きな人が居る」と言い訳し普通にフッている。勿論この後、滅茶苦茶執着された。
出産と義父の殺害によって愛を喪失と共に理解するも、同時にそれ以上の復讐心に囚われる事に。
尚、義父のリポップ先が先なので長続きしない。
星野アクア/雨宮吾郎
かつて宮崎の病院勤務で、アイの担当医だった星野アイの長女。つまりTS転生者である。
性別に関しては天童寺さりなの術式が原因で、メタ的には作者の手癖の犠牲者。
本作ではさりなの主治医が妙見だった事で、原作ほど入れ込まれておらず。
妙見という年上男性の存在から、寧ろ兄妹の様に接した事で彼女に恋慕ではなく親愛を抱かれる事に。
原作との最大の差異として、病院とアイ自身に施された結界によって遺体がかなり早期に発見されている。
早期発見故に実行犯の痕跡が残っており、菅野良介がその段階で逮捕。黒幕の行動が抑制され、その後の展開が大きく変わっている。
星野ルビー/天童寺さりな
かつて物心つく頃には不治の病を患い、母が心を壊したことで家族愛に焦がれながら病死した、星野アイの次女。
本作では宮崎に新たな浄界設営などの理由で滞在、病院に勤務していた反転術式の達人のお陰で、病と治療の苦痛だけはかなり軽減された。
現在は健康な身体と夢のような状況に溺れている、実質精神年齢が肉体にかなり近い。浮かれポンチで我儘放題タイムだが、その内冷水ぶっかけられる模様(吾郎死亡が最初から公開情報)
ちなみに本作での、アクアを含めた転生要素はこの娘が要因。ちなみにアクアがTSしたのは「お姉ちゃんが欲しかった」という原作発言がメタ的な原因(上記と理由が異なってry)。
かつて保持していた術式は「末期の祈りを成就させる」因果操作系。結果として「術式対象と自身が来世で肉親になる」というものに。
根本的に非術師の「術式を有していたが、脳構造が術師のモノではなかった」事例の一人。
加えて悪性脳腫瘍と、長期間反転術式による正のエネルギーに浸されていた事でやや変質。他の非術師同様に死に際した事で呪力が放出され、この際に刻まれた術式が漸く発動した。
二人もの人間の因果を操作する縛りとして「術式発動時に、術式対象が側にいる」「自身と愛する者の死」で漸く機能した。
万が一妙見や吾郎の死亡が十数年先だった場合、術式効果が切れて転生できなかった可能性がある。
星野アイの義父であり息子の、属性過多な本作のオリ主。
本作の「ハーレムものの難関の一つである、野郎側の中途半端な倫理観」を「平安から続く一夫多妻メンタル」でゴリ押しした、ほぼ無限転生者。
術式が「転生」ではなく「回生」なのは、正確には輪廻を巡ることなく「産まれ直している」為。セルフ受肉とも。
実質、記憶と諸々継続してる「しでの鳥」。
術式関係で魂を知覚できることから「常に魂ごと反転術式で修復する」縛りで、他者への治療を自己と同等以上に行える反転術式と結界術の達人。
それでもさりなを救えなかったのは、「他者の脳を破壊するレベル」での脳治療に関しての経験不足が原因。
難易度で言うならぶっつけ本番とはいえ、あくまで自己治癒だった天井二人組より上。
人体実験に躊躇がなく脳解剖もヤりまくってるであろう、全方位キショイ奴とは違うんです。
ちなみに、アイがコイツの寝込みを襲えたのは「さりな死亡」「天元の同化失敗」「百五十年振りに呪術界に復帰」「特級術師の離反」が年続きした事で、心身共に参っていたお蔭。
尚、アイが適当に盛った睡眠薬は致死量を超えており、コイツが反転術式の達人じゃなかったら普通に死んでた。
天元
不死の術式を持った、日本浄界の構築と維持を行ってきた千年護国の礎。
原作:【呪術廻戦】のキーパーソンの一人で、『懐玉・玉折編』にて術式効果によって肉体から魂が昇華。魂が偏在する上位存在に。
この進化した天元と一億人もの非術師の超重複同化を強制し、所謂『一億人呪霊』を生み出さんとするのが、下記のクソボケの目論見。
上記のオリ主の影響で、結界維持も本体の肉体を基点に設置しておけば結界端末を用いて地下労働から脱却出来るとし、最近「こんにちは死ね」されて切れ散らかした千年来の友人によって社会復帰の準備中。
羂索
原作:【呪術廻戦】の主人公の家族関係がクッソややこしくなった元凶。
術式によって脳を入れ替える事で他人の肉体を転々と出来る、原作:【呪術廻戦】における「大体コイツの所為」こと闇の松岡修造。
ラスボスの宿儺がほぼ受動的なのも相俟って、元凶度合いが殊更顕著。
千年に一度の好機に色々テンションおかしくなって、好感あるけど絶対邪魔しに来る上ジッサイ滅茶苦茶邪魔になる千年来の友人を「こんにちは死ね」した。
あくまで【推しの子】がメインな為、バチバチにメタられ渋谷事変終盤にて死亡が確定している。
そこまで描くか解らないけどネ!