八雲のネタ帳   作:八雲 紅

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自分でもドン引きしながら書きました


IS学園の美少女ソムリエ

IS学園とはISの操縦者育成を目的とした超エリートの教育機関である。

 

ISを使用できるのは女性だけであるためIS学園は実質女子校のようなものと化しており、中には男が苦手、嫌いだから、家が近いから、教師に憧れて、女性が好きだから、学歴のため、などといったISについて学ぶという本来の目的とは違った目的で入学する者も少なくはない。

 

 

 

この物語は、世界で唯一のIS男性操縦者である織斑一夏がIS学園に入学してから始まる。

 

 

かわいい女の子が大好きでIS学園に入学し、今年で3年生となる生徒で新聞部部長、白咲優梨(しらさき ゆうり)の美少女による美少女のための美少女の物語である。

 

 

美少女の姿を追うことに命を賭ける彼女を、人々は美少女ソムリエと呼ばなかった。

 

 

 

 

 

学園校舎4階の端に位置する新聞部の部室。

そこへ向かう一人の女子生徒。

白咲優梨だ。

 

優梨は部室の前でキキッと派手な停止音を響かせて急停止し入り口の扉を勢い良くスライドさせ部室へ突入した。

 

「ナンミ ウヨハオ !」

 

「おはようございます部長」

 

「ウヨハオ ンチルオカ」

 

「ヴェルズ語はもういいです」

 

「うい」

 

一部の業界では有名な言語で彼女は薫ちんと呼んだ眼鏡の女子に挨拶と共にウインクするが新聞部副部長の黛薫子は冷静にツッコミを入れる。

そして優梨はツッコミに適当な返事をし、部屋の中にある一番大きなデスクに座った。

 

 

「部長、準備は万端です」

 

「でかした!さすが薫ちん。仕事が早いねぇ」

 

「噂の男性操縦者が今日から学園に通うんですよ!ここで動かなきゃ新聞部の名が廃ります」

 

「いや男とかいいから。私はそれより各国の代表候補を撮りたいし取材したい」

 

「男性操縦者の織斑一夏くんは織斑千冬先生のリアル弟だそうです」

 

「40秒で支度しな。凸るぞ」

 

「切り替え早いですね」

 

「カメラは持ったか!?行くぞぉぉぉぉぉぉあ!」

 

 

男、という単語で不機嫌な仕草を見せた優梨だが織斑千冬……この学園で人気の女性教師の名前と関係を告げれば一転。

引き出しから先日部費で購入した最新式のカメラとボイスレコーダーを瞬時に取り出し椅子が倒れるくらいの勢いで立ち上がる。

 

優梨の、この洗練された無駄の無い無駄な動きにも既に慣れた薫子はため息まじりに彼女に告げた。

 

「部長。今から入学式です、撮る暇は無いですよ」

 

「あっ……ふーん」

 

全てを察した優梨はカメラとボイスレコーダーと椅子を元の位置に戻し「アリーヴェデルチ」と言い残して部室から去って行った。

 

一人残った薫子は「嵐のような人だ……」と呟いた。

 

 

 

これまでの事から予想が付くかもしれないが、新聞部部長の白咲優梨は女性が好きなのである。

 

女性が女性を好きになる。

 

そう、レズだ。

レズビアンだ。

♀×♀だ。

 

 

白咲優梨は成績優秀、スポーツ万能、ISにおいても優秀な成績を収めており既にヨーロッパ圏においてトップクラスの勢力を持つカチグミ企業インテリオル・ユニオン社への内定が決まっている、凄い生徒なのだ。

 

そう。凄い人なのだ。

レズだが。

 

 

 

 

 

 

 

IS学園は少し変わっている。

入学式の日から授業を開始するのだ。ISの実習で一般教科が疎かになってはいけないという配慮なのだが今は置いておく。

 

入学式が終わり、授業が始まる。

その授業終わりの合間を狙って彼女は1年の教室に足繁く通っていた。

 

「…………ぬへっ」

 

全ての日程が終わり放課後に入った校舎。

新聞部の部室にて優梨は持ち前の美少女フェイスが歪むくらい欲望丸出しのゲスい笑顔で目の前に並べた写真を見つめる。

 

その写真には学園の生徒が多数写っている。リボンが赤色のため撮られたのは1年だと推測できる。

 

「今年も豊作ね。これだから新聞部はやめられないのよ。ぬへへ」

 

長い金髪の貴族少女、ポニーテールのサムライガール、水色の髪の眼鏡女子、のほほんとしたおっぱいおばけ、赤髪に三つ編みの無表情っ娘、どう見ても歳上に見えないホルスタイン教師、世界最強の姉その他etc……。

 

様々な女性が収められている写真を優梨は一枚一枚、じっくり舐め回すように見つめていく。

 

そして、彼女はその中から一枚の写真……ポニーテールのサムライガールの写真を手に取る。

 

 

「篠ノ之箒。IS開発者、篠ノ之束の妹。B90以上と推定。実家は神社と道場を運営しており彼女自身も中学の剣道全国大会で優勝している。引っ込み思案で言葉を出すのが苦手なタイプのツンデレ。特筆すべきはやはりその豊満なバストだろう」

 

今日一日観察して思ったことを一通り語り終えた彼女は御満悦の笑みを浮かべ、次に金髪の貴族少女の写真を手に取る。

 

「セシリア・オルコット。イギリスの貴族の生まれ。西欧人らしい抜群のプロポーション。イギリスの開発するBT兵器の試作型に搭乗するテストパイロットでイギリスの代表候補生でもある。現代の女尊男卑思考とエリート思考を持つ典型的なお嬢様。ボンキュッボンのそれはまさにセ尻アと叫びたい」

 

フィーヒヒヒ!と更に気持ち悪さが上がった笑い声を上げながら彼女は次の写真を手に取った。

写っているのは水色の髪の眼鏡女子。

 

「更識簪。生徒会長で2年の更識楯無の妹。性格、プロポーション共に控えめ。日本の代表候補生だがメディア露出は少ない、知る人ぞ知るIS乗り。あの大人しい様子が非常にそそる」

 

「へぇ、具体的には?」

 

「そりゃあもう色々と教え込みたい程に……って何奴!?」

 

部室には優梨一人。だからこそ妄想全開で彼女は写真を眺めていたのだ。

そこにいきなり入ってきた第三者の声。それに気付いた優梨は即座にその場から飛び退き背後の侵入者の姿を確認する。

 

 

「私の簪ちゃんに何をするつもりかしら?ん?答えて下さいよ白咲先輩?」

 

「たっちゃん、いつの間に!?まさか自力で侵入を!?」

 

 

優梨の目の前に立つ水色の髪の少女は写真の更識簪と少し似ている。

そしてたっちゃんと呼ばれたこと、私の簪ちゃんという発言。

 

部室に侵入してきたのは更識簪の姉である楯無だった。

彼女は笑顔で優梨にジリジリと詰め寄る。

彼女は表情こそ笑顔だが額には青筋を浮かべ、目は笑っておらず、更には「極刑」と書かれた扇子を広げている。

 

彼女が怒っているのは火を見るより明らかだった。

 

「今年も懲りずによくやりますね。去年あれほど痛い目を見たでしょう?」

 

「辞めるわけにはいかない。美少女が私を呼んでいるから」

 

「遺言はそれだけですか」

 

「まさか!」

 

 

 

優梨は即座にその場から逃走を図るが部室外にて待機していた織斑先生に無事捕まりめちゃくちゃ怒られた。

 

 

だが白咲優梨は諦めない。

学園の美少女をあれこれ好き放題するために彼女は明日もカメラを片手に学園を駆け回る。

 

 





鈴とかラウラやシャルも書きたいですね
あと新刊で出てきたダリルやフォルテも

一夏なんて知らないスタイル
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