投稿が遅れてしまい、誠に申し訳ございませんでした。
友達にも、はよ書けと怒られて、何とか今書き上げた次第です、はい。
申し訳程度の前回のあらすじ
激おこな雁夜おじさんが、遠坂邸に討ち入って忠臣蔵。
開戦の号砲は宝物庫からの掃射であった。
まるで機銃掃射の様に飛来する宝具、風を切って進む数多の武具。
切っ先に触れれば、そのまま肉を断ち、鉄でさえ穿ち貫き両断するであろう。
その一つ一つが、黒の騎士の命脈を絶たんと飛来していく。
王名の下に、暴風とも取れる鉄の嵐が彼の騎士に、黒の鎧を纏った彼に殺到する!
それを――、
「Aaaaaaaaaaaaaaaaa――――!」
咆哮と共に、彼は暴風の中に身を晒した。
高速で疾走する宝具の中に、彼は自ら飛びこんだのだ。
その所業は無謀の一語。
八つ裂きにされた彼の、バーサーカーの骸を幻視する事は容易である。
そして、この場に居る誰もが予測した通りに……。
「――――――――――――!!」
何十もの宝具の間隙から、回避不能な宝具を卓越した能力で受け止め、そのまま直撃コースの宝具に投擲し返す。
そしてそれによってまた新たな進撃路を作り出し、そのまま彼は直進していく。
――ギルガメッシュの彼の足元へ。
「狗めが、どうやら人語を解さぬか」
その武人なれば克目するであろう神技を見ても、ギルガメッシュの心は冷めたまま。
いや、むしろ不快な感情が泉の如く湧きあがってきている。
自らの宝物に断りなく触れる無礼、不遜にも自らを賤しい視線で見上げる性根、そして王の御許へと土足で疾駆する愚かさ、全てが彼の癪に障って仕方がなかった。
「それ程に死に急ぐとは、狗にも劣る所業よな」
本能ではなく業で、理性を感じさせずに直進するバーサーカーはあまりにもチグハグで。
彼の姿を、ギルガメッシュは醜悪とさえ感じていた。
自らの意志では無く、ただ命令されるがままの人形。
面白みの欠片すらない彼を、ギルガメッシュは敵であると認識すら出来なくて。
「狗には狗が相応しいか」
そう独語すると、宝物庫から一つの剣を引きずり出す。
緋の猟犬と言われる事さえある、何処までも敵に喰らい付く魔剣の原点。
ギルガメッシュはベランダよりその姿を睥睨すると、事もなさげに、まるで放り投げる様に彼の剣を宙へと投げた。
「
その言葉、それだけで猟犬は目覚め、意志を持ち、多くの剣に紛れて敵へと向かい始める。
ただ真っ直ぐに、即座に喉へと喰らい付かんとして。
「――――っ」
無論、バーサーカーも、多くの武具の殺気の中で、彼のモノの気配は感じ取っていた。
あまりにも明確な殺意、狩りですらない真っ向からの勝負。
それにバーサーカーは受けて立ち、手近な飛来していた槍の様な戟を掴むと、一瞬だけ停止し力を貯め、猟犬に目掛けて一意専心に投擲する。
そして、投げた瞬間にバーサーカーは無様ながらに右側へと転げる様に身体を勢い良く投げ出した。
直後、バーサーカーの居た場所には、多くの剣槍が突き刺さり衝撃に震える。
が、バーサーカーは停止する事無く、再び遠退いた距離を稼ぐための肉薄を開始した。
――そして、上空。
――投げつけられた戟と魔剣。
――彼等は互いの進撃路で相対し、相手を砕く為に勢いのままに交わり、爆ぜる。
衝突は周りの武具にも波及し、衝撃波を撒き散らして周辺の武具の勢いすら殺す。
それだけの武と威の激突、空気すら震わせた両者の対決。
それに打ち勝ったのは……。
「相撃つか、狂犬め」
呟いたギルガメッシュの眼前には、天へと昇り行く戟の姿が。
一方でギルガメッシュの命を受けていた猟犬は、バーサーカーより逸れて地に向かい、そして……。
「狗同士、戯れろと言った筈だぞ、
軽い嘲笑の後、逸れていた筈の猟犬は、自らの使命を思い出した様に急激な方向転換を遂げる。
――バーサーカーの、その背後へと。
「――――――!!!」
忍び寄る死の気配、避けられぬエーテル体崩壊へのカウントダウン。
並みのサーヴァントであれば、死中に飛び込むという自らの選択を呪いつつ猟犬に刈り取られるだろう。
しかし、バーサーカーは何故死中に飛び込んでまで、彼の王に肉薄しようとしたのか。
答えなど、一つしか存在しない。
それは……、
「A、aaaaaaaaaaaaaッ!!!」
低い声での絶叫、狂声が辺り一体に広がる。
それはまるで断末魔。
少なくともマトモな人間が上げるものではない、獣の如き叫び。
大気が揺らめいた一瞬、ここには居ない鷹の目の彼は、穿たれたバーサーカーを幻視した。
しかし、生きている。
バーサーカーはまだ。
何人たりとも逃れ得ぬ猟犬に補足されながらも、その骸は未だに晒されてはいない。
そして、彼の手には、震える猟犬が唯一つ。
――逆らう猟犬を、彼は握り、そして――
「駄犬め、つくづく使えん」
吐き捨てるギルガメッシュの目に映るは、屈服した猟犬の姿。
鎧の右手に掴んだ剣を、バーサーカーはギルガメッシュへ切っ先を向ける。
それが余計に、彼の不愉快さを掻き立てて。
――ここには居ない彼が、僅かに笑う。
「――――――――――ッ」
それに、応える様に勢い良く、バーサーカーは緋の猟犬を投擲する。
返すぞと言わんばかりに、帰るぞと言わんばかりに、彼の赤色はギルガメッシュに迫っていく!
バーサーカーには、ある種の実感があった。
これだけでは、きっとギルガメッシュは滅びないであろうという事を。
分かる、ならば何を成すべきか?
彼は考える暇もなく、本能の赴くままに、重圧な鎧の軋みと共に彼はギルガメッシュに迫る。
猟犬が砕ける前に、僅かな隙を掻い潜って宝具を弾きながらバーサーカーは前進する。
ギルガメッシュの意識が、僅かに逸れている今の内に。
「くだらぬ、砕けよ」
けれども、その隙は本当に僅かなモノだけで。
新たに手にした宝剣に、反逆を試みた猟犬は撃砕される。
鉄が砕ける鈍い音、まるでガラス片みたいに砕け散った赤の欠片。
――その合間から、垣間見える黒の鎧。
――跳躍したバーサーカーが、もう目の前に迫っていて。
「戯けめ」
目の前に迫ったバーサーカーに、四方から鎖が伸びる。
空中にいる彼には、それから逃れられる術はなく……。
「王は犬にも慈悲を与える事はある。
だが、害を撒き散らす狂犬は間引く他にない。
醜くもがいた褒美だ、我自ら誅してやろう」
鎖は深くバーサーカーに巻き付き、その肢体を絡め取る。
神ならぬ身であるバーサーカーには、この鎖は三秒にも満たぬ猶予しか与えられない。
しかし、バーサーカーは既に、ギルガメッシュの手の中にあって。
「時臣め、存外手間取った様だな」
こちらと同様、決着が付いた眼下の光景に僅かに目をやってから、ギルガメッシュは前へと剣を突き立てた――
許さない、と震える声で言った。
何をかね、と平坦な声が答えた。
対峙してるのは、魔術師と魔術使い。
片や目に憎悪を、片や目に侮蔑を浮かべている。
……どちらが、この場にとって相応しくないのか。
間桐雁夜と遠坂時臣、共に冬木御三家が一角を成す間柄。
けれども、共に相手にロクデナシと断じている二人で。
雁夜が殺気を迸らせているのに対し、時臣は常の優雅さを忘れていない。
一見、闘争をするには雁夜が適している様に見えるが、しかし……。
「お前がっ、お前がやった鬼畜生な所業、俺は絶対に忘れないっ!」
「一体何の事だ、雁夜。
よもや、葵の事ではあるまいね」
「――――――っっ」
時臣の声で葵と言葉が発された瞬間、雁夜は思わず叫びながら飛び出していきそうになった。
殺そうと、自然に足が動きそうになったのだ。
だが、まだ彼は動く事を良しとしていない。
決定的な言葉を、まだ時臣から聞いていないのだから。
侮蔑して、見下されている今だからこそ、こうして会話出来ているのだ。
だから、自制心を最大限に動員して、奥歯をキツく噛み締めて足をこの場に縫い付ける。
まだだ、と雁夜は震えながら耐えて。
「…………違う、その件じゃない」
「その件ではない、か」
含む様に言う時臣を無理やり無視して、雁夜は低い声で、一つ尋ね事をする。
爆発しそうな内心を抑えながら、燃え盛る心に蓋をしながら。
疑問だった事を、何故、と憤り混じりに。
「桜ちゃんの事だ……間桐の養子に出した理由を聞きたい」
美しい光景だった。
凛と桜、姉妹二人で手を繋いで歩いている光景が。
それを見守っている葵が、今も色褪せずに雁夜の脳裏に記憶されている。
だからこそ、彼は怒りを覚えずには居られなかった。
間桐の家に桜がいると、あの光景が遠い昔の事の様に思えてしまうから。
何時までも赤茶けないと思っていた写真が、劣化していく様に感じるから。
どうして、と雁夜は強く、憤りを覚えずには居られないのだ。
「桜か……まさか、君からそんな事を聞かれるとはね」
「どう言う意味だ、時臣っ」
どこか揶揄う様なニュアンスの響きに、苛立って声を荒げる雁夜。
だが、それを見た時臣の目は、嘲笑を通り越して憐れみさえ浮かび始めて。
フツフツと湧き上がる黒い感情への蓋が外れるのを自覚しながら、雁夜は唸る様に問いを投げる。
「君だよ、間桐雁夜、魔導から背を向けた元後継者。
間桐の家の状況は、私も伝え聞いている。
君が崇高な使命を、自らの意思で放棄した事もね。
だから桜に鉢が回ってきた、単にそれだけの話だよ」
「間桐の家の話なんてしちゃいないっ!
俺は、お前がどうして桜ちゃんを間桐の家に差し出したのか、それを聞いているんだ!」
「成程、君には分からないか」
「あぁ、お前の様な奴の事なんか、何一つ分からない。
どうして、こんな事が平然とできるのかもな!」
「雁夜、これは極々当たり前の事だよ」
時臣を睨みつけながら、雁夜は耳を傾ける。
まるで諭す様な物言いが、気に入らない事この上ない。
しかし、時臣と戦う上で聞いて置かねばならない事と、自分が時臣を殺す理由を更に明確にしようと雁夜は耳を傾けて。
――帰ってきた答えに、彼の頭は見事なまでに白に埋め尽くされた。
「魔導の家系では、長子のみに魔術師たる義務と権利が与えられる。
遠坂家は、凛のみがその権利を担っているのだよ。
だが、しかしだ、雁夜。
葵は、些か母体として優秀すぎた」
「何が、言いたい」
「いや、先に間桐が目を付けていたのだがね、成程と思ったよ。
葵から生まれた凛も桜も、莫大な才能を宿していたのだから。
私などは軽く凌駕する、次代で辿り着ける可能性が出るほどに。
だからこそ、間桐の家には感謝している」
「――どういう、事だ」
「桜の才能を、地に埋もれさせずに済んだことさ。
間桐の翁は、その道を示してくれた。
桜が、魔術の果てを見るかもしれない世界を」
呆然と、雁夜はその話を聞いていた。
まさか、まさかと震えが止まらなくなりそうになる。
いや、心が嘘だと声を張り上げているのだ。
そうしないと、辛うじて立っているこの場から、足が砕けて膝をついてしまいそうになるから。
震える声でもう一度、雁夜は再び問いを投げる。
「正気、なのか。
そんな理由で、桜ちゃんを……?」
「君には分からない話だよ、雁夜。
逃げ出した君にはね」
最早語る言葉を持たない、時臣はそういう様に、自らの魔術礼装を雁夜に構える。
大粒のルビーがはめ込まれた、アゾット剣の発展型の杖を。
ルビーにより増幅される魔力が、雁夜の皮膚を震わせて体内の虫を疼かせる。
死にたくなければ魔力を回せと、体が囁く様に。
許さないという雁夜の心と、連動する様に。
「何時もお前はそうだ、お前は一方的で身勝手だった!」
「そうかな、私は責任を取るが、君は逃げている。
本当に身勝手なのは誰か、分かっているのではないかな?」
「っ、黙れ!」
時臣の言葉を皮切りに、雁夜は魔術回路に火を入れた。
全身に廻りゆく魔力、虫達が増大させる力。
これだ、と雁夜は体を疼かせながら、感じずにはいられない。
この力こそが魔術師の忌むべき物で、雁夜自身を破滅させるスイッチだという事を。
間桐雁夜は必ず死ぬ。
このまま戦い続けても、この戦いから逃げても。
刻印蟲に体を蝕まれた果てにという、悍ましい死に方を。
体を喰われてる自覚がある、日々自分が削られているという事も。
だからこそ雁夜は今日、ここに立った。
どうせ死ぬならば、万全の戦いが出来る内に、時臣を殺さなければという決意を持って。
機会を待っていたら、先に蟲とバーサーカーが、この身を喰い尽くすのだから、と。
「桜ちゃんの為にも、凛ちゃんの為にも、お前はここで殺すっ!」
ならば、せめてこいつを地獄に落とさなければ割に合わない。
コイツは、自分の家族の人生を無茶苦茶にしたのだ。
だったら、と雁夜は強く願う。
頼む、死んでくれと。
いいや、殺させてくれと。
忌々しき、疎ましき時臣。
魔術の走狗、汚泥に浸った人非人。
桜の事を思うと、無条件で憤怒が雁夜を支配する。
よくも蟲蔵に押し込めてくれたなと、殺意が無限に湧いてくる。
間桐雁夜の苦痛の一年は、コイツを殺す為にあったのだから、と。
「出来るかな?
魔術の素養もない、中途半端な君に」
「出来るさ、出来なきゃ嘘になる」
この一年が、桜ちゃんとの約束が。
引けない、引いては負けてしまう。
心が、間桐雁夜を支えているものが、木っ端微塵に砕け散ってしまうのだから、と。
「君は存外、自分に自信があるのだね」
「――――来い」
劣った者を見る目をする時臣に、雁夜は答える事なく呼び出す。
無数の蟲を、この時のためだけに飼い慣らした、間桐雁夜の限り有る魔術の一つを。
これこそが、魔術の悍ましき呼び声の一端である事を知らしめる様に、雁夜は彼らを嫌悪する。
だが、しかし、この場において、自力で行使できる唯一の魔術である事には変わりない。
だからこそ、忌むべき蟲に、雁夜は号令を下す。
魔術回路が蟲によって拡張されて、無理矢理に犯される苦痛に、一部の血管が破れるのを感知しながら、雁夜はただ前だけを見ていた。
……遠坂、時臣を。
「殺せ」
短く、シンプルな言葉。
だが、間桐の飼育は、調教は、僅かそれだけでも絶大な効果を発揮する。
足りぬものは外から、そんな魔術師の鉄則を守る様に、雁夜には持ち得ない猛威を振るう蟲達が、時臣の下に殺到する!
「……雁夜」
だが、彼は、時臣は泰然として立っている。
届かぬと、牛骨すら撃砕する翅刃虫すらいる中で、涼しげに彼は微笑を浮かべていた。
「知らないであろう君に、教えよう」
杖を前に、迫り狂う蟲達に向けて。
平凡であるが、鍛え上げられた魔術回路が始動する。
既に術式は完成していて、後は形を成すだけで。
「私は五大元素の内、火の属性を持つ。
つまりは、だ」
ルビーが赤く、熱く、優美に煌く。
増幅された魔力が、炎へと変換される。
「君は、私に届かない。
――残念、だったね」
振るわれた杖の下、炎は瞬く間に蟲達を焼き尽くしていく。
一年間掛けて育てて、喰われて、御せる様になった雁夜の蟲達を。
あまりにも圧倒的、相性が……致命的に悪かった。
「――まだだ」
だが、自身の一年が焼け落ちる光景を見ても、雁夜の目は未だに死んではいなかった。
いや、この時にこそ、輝いていたといっても良い。
彼は自らのパーカーに手を突っ込むと、服の内側に隠していた本を取り出した。
それは、偽臣の書と呼ばれる令呪にのみ特化した、魔術礼装。
これは本来、令呪を譲渡する為に使われる物であるが……別の使い方も、出来るのだ。
偽臣の書が赤く輝く。
その本に込められているのは、令呪一画に雁夜の怨念。
雁夜の手には、一画の令呪のみ。
――そう、雁夜は令呪一画分の魔力を、そのまま爆弾としてぶつける気なのだ。
「死ねえぇ、時臣いぃぃ!!!」
元々、時臣に自力では勝てないだろうと考え、用意してきた苦肉の策。
英霊を縛る為の、ましてや爆発的な補助にも使える令呪を、この様な使い方をするのは、本来ありえる事ではない。
けれど、雁夜はそれを最適なタイミングで、その手札を切ることが出来た。
赤色の魔力弾が、矢になって時臣の炎を貫き、そのまま時臣自身へと向かっていく。
そうして、時臣に着弾した魔力は、見事なまでに炸裂して。
――勝った! 雁夜は喜色が浮かびそうになる表情で、そう確信した。
――そうして――
「惜しかったね、雁夜」
「なん……だと!?」
返って来た返事に、愕然とする他に無かった。
煙が晴れた向こう側、そこには杖を構えた時臣と……庭に設置されていた防御術式が展開していたのだ。
馬鹿な、と呟いた雁夜に、時臣は改まってこう言った。
「もしここが、我が工房たる邸宅でなかったら、もしかすると死んでいたかもしれない。
雁夜、君を侮っていた事を、ここに謝罪しよう」
そう、この遠坂邸は魔術師の工房である。
侵入者を拒む為の物ではない、殺す為の物。
だが、それでも主人たる存在を守る機能も、自動術式で組み込まれているのだ。
時臣が工房の攻撃術式を発動していなかったのは、単に雁夜と戦うには不必要であったから。
対費用効果に見合ってないとの考えからだったが、雁夜は見事にその傲慢を打ち砕いた。
魔術師は足りないものは外から持ってくる、その鉄則をたまたまであるが、見事に守った雁夜に、時臣としても僅かながら感心したのだ。
だからこそ、雁夜にとっては最悪の事態を引き起こす。
「慢心は捨てよう、全力の一撃で私は君を倒す。
故に、さらばだ、雁夜――」
ルビーの極光が炎に代わり、時臣は容赦なくそれを雁夜へと放つ。
容赦なく、油断なく、呆然とする雁夜の隙を突いた最良の一撃。
それを躱す手段は……雁夜には存在していなかった。
――そんな時の事である。
――空から雷鳴と共に、天を震わせる雄叫びが聞こえてきたのは。
今回も、マスター・テスラの出番はありませんでした!(半ギレ)
……次の話には出てきてくれるので、次回をお待ちください(震え声)
雁夜おじさん、頑張ったんだけどなぁ……。
時臣には勝てなてなかったよぉ(蟲顔ダブルピース)