気分転換に閑話のほうを先にやってしまいました。でも時間軸的に2章が終わってからになりそうです。(生暖かい目で見守って下さい)
では本文です。
「五月蝿い...」
眼前ではリン達は川辺で大自然をエンジョイしている。
要は木陰で一眠りしようと思ったが、子供のようにはしゃぎ回るリンの声によって睡眠妨害されていた。
ふと、要は自分のいなくなった極東を思い浮かべていた。
そもそも元を辿ればあのアバドンもどき(以下アバドン(仮))のせいである。それだけではなく、要を落とし穴に落とした時、上から嘲笑するかのような眼差しを向けていた。
「とりゃああ!!!」
「ん?わぷ!?」
「あはは、『わぷ!?』だって」
考え事をしていた要の顔に水がかけられる。そのおかげだろうか。要のアバドン(仮)に対する怒りが冷えていく。
ただし、『アバドン(仮)に対する』だが...
「.......おい」
「げ..」
リンは後悔する。やっちまったと、やり過ぎたと。
水をかけられた要は荷物の中の瓶(リンの私物)を取り出し、
「ほれ、お返しだ」
瓶を投げつけてきた
「ちょ、カナメ!それ私の私物何だけd...「何か?」ごめんなさい!謝るから許して!」
水入りの瓶をリン目掛けて投げる要と、その魔の手から逃げるリン。自分への危害+自分の私物の破壊という要からの二方面の攻撃に、手を出したリンは後悔と反省の念を抱きながらひたすら逃げ回ることになった。
~1時間後~
「ごめんなさい...もうしません...」
何とか逃げきったものの、私物が全部ダメになってしまったリンは、木陰で体育座りの状態で反省(強制)していた
「あんた達のやり取りいつも見てるけど、ちょっとやり過ぎじゃない?」
このようなやり取りはほぼ毎日起こっている。もちろんすべてリンが意図してやったものではないものの、要をイラッとさせるものがほとんどであった。要は沸点が低いのである。
「とりあえず仲直りしてきなさい。これじゃあせっかくの旅行が台なしでしょ」
行ってこいとでも言うかのように要の背中を押していくカンナ。
要は渋々ではあるがリン元へ行き、謝る。
「ほんと!許してくれるの!」
...ただし、謝った途端にこの変わりようである。要もリンの感情の高低差についていけないときもある。そうゆうときは、
「ていっ」
「んぎゃ!?」
とりあえずチョップをお見舞いすることに決めていた。
こうすれば一応落ち着く。
「うう、痛い...」
相変わらず子供っぽい反応である。
果たしていつになったら精神年齢子供から卒業できるのか・・・」
「誰が子供よ!」
「おっと」
どうやら要の心の声がまたもや口に出ていたらしい。
いつもの夫婦漫才(「「夫婦じゃねえ(じゃない)!」」)を見て、カンナ、グレン、アキラは今日も平和だと感じた。
side???
ソレは河原でじゃれあう獲物を見つめていた。
「ちょっとカナメ!私が悪かったから許して!」
だがソレはすぐに獲物へ食らいつこうとはしなかった。目の前に同族の気配を感じたからである。自分の狙う獲物を追いかける同族を。
「FRUUUUUU」
諦めたのか、それとも獲物を狙いに行ったのか。ソレは静かに姿を消した・・・
次回、対に始まります。本当に苦手な戦闘が・・・
というわけでいつまでも名前がないのはかわいそうなのでデータ開示!
名前:セイレーン
属性:水
弱点属性:雷
特徴:サリエルが孤島周辺のモンスターを食したことで進化した形。主食がガノトトスだったせいか。聴覚が優れるようになり、変わりに元々あった目は退化した。体の90%は水分で出来ており、神機による近接、銃攻撃が通らない。また、その鳴き声は周囲の生物の脳を混乱させ、洗脳状態に似た効果を示す。
といった感じでしょうか。物語で変更点が出たら、随時変更します。