旅行による疲労で体のけだるさが半端じゃない血途です。
もうそろそろ実力試験があるんだなあ、と思いつつ、息抜きに書きました。拙い文章ですがよろしくお願いします。
それでは本編です。
「おーい、お前らこっちにこいよ!」
河原で遊んでいたリンと要にアキラから声がかかる。その指差す方向には大きな洞窟があった。
「わ~、凄く大きいね」
「真っ暗だな....」
と要とリンが感嘆の声をあげていると、後からカンナとグレンが松明を持って来た。
「こんな洞窟、昨日見たかしら?」
「きっと見逃したんですよ、師匠。ささ、行きましょ♪」
「うーん、そうなのかしら?」
これ程大きな洞窟を見逃すわけがないとカンナは思ったが、リンが松明を持って先に行ってしまったので、とにかく付いていくしかなかった。
※
「だいぶ進んだわね...」
あれからかなり長い時間歩き続けたが、一向に出口が見える気配がない。
先陣を切ったリンだけでなくアキラも疲労でゾンビのように後をついて来ている状態だ。
「どうしたんだい、カナメ?」
「いや、ちょっとな」
要はこの洞窟の構造に違和感を感じていたが、それが何なのか分からなかった。すると、
「あら、見えて来たわね。」
先頭を歩いていたカンナが何かを見つけたらしい。見ると光が差し込んでいた。
「よ、ようやく終わるんですね...」
「そうね。でもリンとアキラはちょっと体力無いんじゃない?」
「「ギクッ!!」」
図星を突かれて焦る二人。確かに最近要がほとんど倒してしまうことが多く、二人の体力が低下したのは確かだ。
「そそそ、そんな分けないですよ!まだまだぁ!」
そう言ってリンは走り出す。
「おい、危ないぞ!」
「大丈夫だよ、アキラ!これでも足には自信が...ってうわぁ!」
調子に乗ったリンが洞窟のぬかるみに足を滑らせ、体が前のめりになる。リンは次にやってくる衝撃と痛みを覚悟したが
「たくっ、目を離すとすぐこれだ。」
要がしっかり後ろから支える。
「あ、ありがとう....」(///)
この一連の行動を見たカンナ、グレン、アキラはというと
「見せつけてくれるわね。いつになったら付き合うのかしら?」
「なんだかんだ言って、二人は相性いいんじゃないか?」
「俺の時代はいつ来るんだ....」
ニヤニヤする二名、自分の置かれた理不尽な状況を嘆く一名。
「お前らな...」
「ほら見て見てカナメ!綺麗だよ!」
三人の反応に呆れる要のとなりで、子供のようにはしゃぐリン。要が指差す先を見ると、洞窟の穴から差し込んだ光が、海面を反射し、美しく輝いていた。
「本当、綺麗ね」
この美しい景色を堪能した五人。だが、ふと要が目線を崖の下に向けると、
「っ!」
そこは地獄絵図だった。
「どうしたの?カナ....ひっ!」
そこにあったのは、尾びれを食いちぎられ、内臓を食い荒らされた、余りにも無惨なノトトスの死骸の山だった。周囲は血にまみれ、死体特有の刺激臭を放っていた。
「これは...いったい...」
「酷い匂いね...」
「うう、ちょ、ちょっと気分悪くなってきました...」
あまりの光景に驚きを隠せない五人。その時だった。
「FRUUUUUU!」
突如洞窟の中に不気味な鳴き声が響く。その瞬間、五体のガノトトスが水中から姿を現した。
「な、何あれ!」
それと同時に、洞窟の天井から人魚のような形をした生物が下りてきた。
「見たことが無いモンスターだ。皆気をつけて「あいつは俺がやる」...何だって?」
グレンが戦闘体制入り、槍を構えて対峙しようとすると、要がそれを制止する。
「あれがアラガミだ。この世界の武器は一切効かねえよ」
「あれが...。ならどうすれば、」
「お前らは魚もどき相手してろ。あいつの狙いは多分俺だろうな」
そういって、アラガミと対面する要。グレン達は要の指示に従い、ガノトトスと対峙する。
「その姿、生物を惑わす人魚。さしずめ"セイレーン"と言ったところか?」
「FRUUUUUU」
要が言い終わる前にセイレーンは要に向けてレーザーを放つ。要はそれをあっさり弾くと、
「聞く耳なし、か。まあいい、仕事を始めよう」
感想お待ちしております。
次回の投稿はまた落ち着いた頃になりそうです(汗)