神喰、狩人始めます『更新停止』   作:血途

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凍土へ行く前にちょっと挟みます。
読んでいただけると幸いです。

イ「前回の反省会は?」

もう終わらせちゃいました

イ「なにぃ!」

それでは本編です


白蛇の毒牙編
あの日の記憶


物心つく前から少年に親というものは存在しなかった。教会の大人の話しを聞く限り、少年の両親は火災によってふりかかる火の粉から赤ん坊を守るようにして覆いかぶさっていたらしい。救出された赤ん坊には国城 要という名前が与えられた。

 

教会には要と同じくして、アラガミやそれによる二次災害によって家族を失った子供が集められていた。

要が六歳くらい成長したある日、教会に一人の少女が保護された。歳は要と同じ、いや少し上だろうか。目は虚ろで少女はいつも教会の隅で一人でいた。他の子供達も気味悪がって近づこうともしなかったが、要はそんな少女に近づいた。

 

「一緒に遊ぼ!」

 

少女はまさかそんな言葉をかけられるとは思わなかったのか、目を大きく見開き、伸ばされた要の腕をとった。

 

「僕は要。国城 要!君の名前は?」

 

「私は....日向。神崎 日向」

 

「よろしくな、日向」

 

 

「....うん!」

 

それからというもの、二人はいつも一緒だった。あまりの仲の良さに他の子供達からは恋人だとからかわれたり、姉弟のようだと羨ましがられたりもした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三年後、共に学び、共に成長してきた二人だったが、その日の要は不機嫌だった。

 

「なあ、日向姉。本当に行くのか?」

 

「だってしょうがないでしょ。教会の決まり何だから。でも要くんも来年だからもしかしたら会えるかもよ?」

 

「本当かなあ....?」

 

 

要達が保護されている教会では十歳になった子供を里親の元に送るという活動がされている。この日は日向の十歳の誕生日、つまりは要とお別れする日であったのだ。

 

「別に永遠の別れじゃないんだからきっとどこかで会えるわよ。じゃ、要くんもう行くね」

 

そう言葉を残して教祖に付いていく日向。要は日向の姿が見えなくなるまで手を振っていたが、

 

(やっぱり離れ離れは嫌だ)

 

そう思い直し、隙を付いて教会を抜け出した。

1時間ほど走っただろうか?ようやく日向の後ろ姿を捕らえた。だが要は目の前の光景に違和感を覚える。

 

(あれ?里親はどこだ?日向姉と教祖様以外誰もいないぞ)

 

不思議思った要が耳を澄ますと、教祖と日向の会話が聞こえて来る。

 

「きょ....ま。さ....のひ......は......ですか?」

 

「こ..............など......よ。」

 

よく聞き取れないので要はもう少し近づく。すると信じられないような会話が聞こえてきた。

 

「ど、どういうことですか?」

 

「まあいいか。最期に教えてやろう。子供は里親に引き渡されたりはしていなかったのだよ」

 

(....え?)

 

要は会話付いていけてなかった。里親引き渡された子供はいなかった。ならば何故十歳の子供達が外に連れ出されたか。それは...

 

「おまえ達は我等が神の生け贄だよ」

 

その言葉を言った次の瞬間、地響きが鳴り響く。

 

(な、何だこれ!?)

 

地響きと共に姿を表したのは、何処か古代遺跡を思い起こさせるアラガミ、テスカトリポカであった。

そう、教祖は孤児を里親に引き渡す活動などしておらず、実際は子供達をアラガミの供物として捧げていたのだ。

 

「い、いや.....」

 

「なあに、怖がることはない。君達は神の一部として幸せな道を「日向姉!」....おや?」

 

教祖が声のした方を振り向くと、そこには手に鉄の棒を握りしめた要の姿があった。

 

「要くん!来ちゃダメ!」

 

「おやおや、いけない子だ。こんな場所に来ちゃダメだろう」

 

「い、今すぐ日向姉を離せ!」

 

威勢を張っているのだろうが、教祖は要の手が震えているの見逃さなかった。

 

「それは出来ない。この子は神に捧げられる身なのだから。それとも、少し早いが君も一緒に捧げようか...」

 

「....なっ!?」

 

「いいから逃げて要くん!お願いだから一人でも....」

 

「...ごめん日向姉。俺は日向姉を残せない。」

 

「要くん....」

 

「素晴らしい姉弟愛だ!さあ二人一緒に神の国へいこ《グシャァァ》...え?」

 

まるで騒がしい羽虫を叩き潰すが如くテスカトリポカは足を振り上げ教祖を踏み潰した。

 

「わ、我等が神よ。一体何故《グシァ!》...」

 

「今のうちだ!日向姉」

 

「え、あ、うん」

 

教祖がテスカトリポカに踏み潰されたのを好機と見た要は日向の腕を取り、走り出す。だがテスカトリポカ獲物を逃すわけがないので当然追ってくる。必死に逃げようと試みるも、やはり子供の足では逃げられるわけがなく、テスカトリポカとの距離は縮まる一方だった。

そんな二人にさらに追い討ちをかけるが如く、二人の前に川の侵食できたであろう谷が暗い口を開けていた。

 

「チクショウ!ここまでか...」

 

「要くん、ごめん」

 

「え?」

 

直後、日向は要を崖に突き落とした。状況が理解出来なかった要が最後に見た光景は無慈悲にも振り落とされるアラガミの一撃だった。




何かものすごくありきたりな感じに仕上がっちゃった・・・

???「あら、わたくしは結構お好きでしてよ。この手の文は」

何となく誰かわかるけど一応聞いておこうか。どちら様ですか?

???「読者の皆様ごきげんよう。セイレーンですわ。」

イ「俺より随分早く登場したな」

セイレーン(以下セ)「だってあなたが倒された時に作者様はこんなこと頭の片隅にもなかったのですから」

そこ、メタ発言禁止!

セ「あら、失敬。わたくしとしましては読者様に、計画性なし《グサッ》の駄文作家《グサッ》の実態を知って貰おうしたまででして」

イ「おい、その辺にしておけ。コイツのライフはもうねえぞ」

セ「あら、わたくしとしたことが。さて読者の皆様、これからもよろしくお願いいたしますわ」

こんな小説でもよろしくお願いします(泣)・・・
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