どうぞごゆっくりお楽しみ下さい。
本編とは関係ないので読み飛ばしていただいて結構です。
それでは本文です。
訓練所。そこは新人ハンターが最初にくぐる関門であり、また熟練ハンターも己の狩りスキルを高める場所である。
そして今日ここに新たなハンター達が誕生する。
(面倒くせえな...)
一人熟練ハンター顔負けの動きをする化け物を含めて。
※
「俺はここユクモ村訓練所のバルだ!これから俺のことは教官と呼ぶように!」
「「「「はい、教官!」」」」
訓練所には要の他に三人の新人ハンターがいる。三人とも要より2~3歳ほど年下であろうか。まだ顔からあどけなさが残っていた。
「うむ、いい返事だ。ではこれから貴様らに訓練をしてもらう....といってもただの訓練ではつまらないだろう。ここに武器がある!どれも初心者向けの武器だがどの種類の武器でもいいから手に取れ」
新人ハンター達は各々武器を選び、手にとっていく。要は神機とのバランスも考慮して一番扱いやすい片手剣を選んだ。他の3人、名前をミルス、メイヤ、サラと言っただろうか、はそれぞれ大剣、ライトボウガン、双剣を手にとった。
「よし、全員武器をもったな。それでは貴様らにはあれの相手をしてもらおう」
要達が武器を選んでいる間に解き放たれたのだろうか。闘技場にはエリマキトカゲのようなモンスターがいた。
「なるほど、ジャギィか。なら俺の大剣で薙ぎ払ってやる!」
ミルスと名乗った男は大剣を担いでジャギィの群れへ突入する。
「あ、あたいだって!」
「全く、二人とも前に行き過ぎです。もうちょっと様子を見てからにすればいいのに...」
続いてサラ、メイヤの順に場内へ入っていく。
「貴様は行かないのか?」
最後に残された要を見て教官は要に声をかける。その言葉を聞いて要は片手剣に手を伸ばした。
「まだいるんだろ?大物が。」
教官は思った。まさか読まれていたとは、と。単純に獲物を追い求める獣のような要の雰囲気に少しながらも圧倒されていた。
「オラオラオラ!」
「ていやぁぁぁ!」
「....そこです!」
三人とも襲い掛かって来るジャギィの命を次々と狩っていく。その時だった。
「アオオオオオン」
遠ぼえとともに新たに数匹のジャギィとその頭領、ドスジャギィが姿を現した。
「お!ドスジャギィか。こいつは手応えありそうだなぁ!」
ミルスは飛び込んできたジャギィを真っ二つにして、現れたドスジャギィに突撃していく。そして大きな剣を頭に向けて振り下ろす。しかし、ドスジャギィは後ろに跳躍してそれを回避した。
「んな!?」
攻撃が回避されたことによって焦りを覚えるミルス。そこにジャギィが二頭襲い掛かってきた。
「ぐあぁぁ!」
「ちょ、なにしてんのよあいつ!」
「チッ....もう少し行動を見てから良いものを」
「はぁ、見てられねえな」
「「「!!」」」
遅れて入ってきた要に皆が注目する。
「おい、テメェ!後から入ってきたのに偉そうにしやがって!」
「そ、そうよ。あたい達の獲物を横取りする気!?」
「....そもそも、そのような態度をとるのならまずは自分がやってみたらどうですか?」
「じゃあそうさせてもらうわ」《ドンッ》
「「「「...え?(オン?)」」」」
たった一蹴りでドスジャギィの懐に入り込む要。あまりの速さに三人だけでなくドスジャギィ本人もビックリ仰天である。
「ほいっ」《ザシュッ》
「オ....ア....」
すかさずドスジャギィの頸動脈に向けて片手剣を振るう。ドスジャギィは悲鳴あげる間もなく地に伏した。
(((ええええええ!?)))
その早業に誰もが戦慄し、同時にそのそばにいたジャギィ達は、
「ギャ、ギャア!」
恐ろしさ故に撤退命令を出す。しかしここは闘技場。逃げられるはずもなく、一匹、また一匹と一撃で落とされていった。
「ほう、やるなあいつ。」
逆に教官はその技術の高さに感嘆の声をもらした。
「よし!おい、イビルジョーの檻を開けろ!」
「「「止めろ!」」」
....その技術がどこまでのものか確かめたかったのか若干教官が暴走したが。
イビルジョー、通称ゴーヤは作者の苦手なモンスターだったり....
取り合えず次回はもう少しお待ち下さい。休みが欲しい....