う~ん。
イ「どうした、そんなに悩んだ顔して。『今日のデザートをプリン、ゼリー、ヨーグルトどれにしよう』とでも考えているのか?」
失敬な!俺はそんな食いしん坊じゃねぇよ!
いやぁ、ね?これが要に倒されたするじゃん?
イ「うむ。」
そしたらあとがきキャラが増えるじゃん?
イ「そうだな。」
キャラ管理出来るかなぁって思って。ほら、キャラ被らせないのもけっこう大変なんだよ。
イ「何だ。そんなことか。簡単な話だ。」
え?何々?
イ・セ「「俺(わたくし)以外出番を無くせばいい(のですわ)」」
....さて、キチガイ共の話はスルーします。(この欲望〈主に食欲〉の固まりめ)
それでは本編です。
「さ、寒い...」
「もう、アキラは軟弱ね。でも確かに凄い吹雪ね」
天気が良ければ美しい銀世界を眺めることが出来る凍土だが、今日は吹雪によって一面真っ白で何も見えず、ましてや進むことすら出来ない状態だった。
「ねぇ、本当にこんな天気でモンスターがいるの?」
「...わからない」
「え?」
「こんな天気じゃウルクスス一匹でさえ出てこないかもな」
「ちょっと!なにそれ!」
アキラの無責任な発言に、リンは怒りを抑えることが出来なかった。仕方ないだろう。要に近づくために立入禁止の凍土に侵入し、吹雪の中を辛い思いをしながら歩いてきたのだ。
「こうなったら私一人でも探しに行くから。アキラは帰っていいよ」
「って、ちょっと待て!こ、こんな天気だからこそ強い奴らが獲物を求めて出てくるじゃねぇか。」
「まあ、それもそっか」
「そ、そうだろ(相変わらずちょろいな...)」
「...今ものすごく失礼なこと考えなかった?」
「そ、そんな分けないだろ!ほ、ほら、そこの洞窟に取り合えず避難しようぜ!寒いし」
「なんかごまかされた感じがするんだけど」
「気のせいだって。ははは...(鈍感なのか無駄に鋭いのか、どっちだよ)」
アキラの提案でちょうど近くにあった洞窟の中で二人は寒さを凌ぐことにした。アキラは鞄の中からホットドリンクと携帯食料をとりだしてリンに渡す。これが二人の昼食だった。
「携帯食料まずい...」
「文句をいうな!」
そんな時だった。
グチャ....
突然洞窟の中で不気味な音が響き渡る。耳を傾けると 、どうやら洞窟の奥から響いて来ているようだ。
「な、何かいる!?」
アキラとリンはそれぞれ武器を構え、戦闘体制に入る。凍土の洞窟は天井にギギネブラがいる可能性があるので、上に注意しながら進んで行くと、奥でモンスターがお食事中だった。
「アキラ、ギギネブラだよ!」
リンは矢を取り出し、弓を引いて狙いを定める。そしてリン達に気づいていない標的へ矢を放った。
「やった!」
だが、ギギネブラは攻撃されたことに関して特に痛がる素振りは見せなかった。何か当たったか?とでもいうかのように矢が放たれた方向を振り返る。
「「!?」」
それを見た瞬間、二人は戦慄した。そこにいたのは外見はギギネブラのようだがギギネブラではない。まさに未知の生物がそこにいた。
「な、何こいつ!」
恐怖のあまりにリンはさらに矢を放つ。しかし、どんなに矢が当たっても歩みを止める気配は無かった。
「おい!リン、コイツはヤバい!逃げるぞ!」
「....いや」
「はぁ!?」
自分の身の危険が迫っているのに、臆すことなく敵に挑もうとするリン。しかし、それは勇敢ではない。むしろ無謀と言えるだろう。
「馬鹿野郎!コイツには勝てない。死にたいのか!」
「でも、コイツに勝てなきゃ、カナメに追いつけない」
「なっ....」
リンはこんな状況でも要と戦える事を一番に考えていた。恐らくアキラがどんな説得しようとも、話を聞くことはないだろう。アキラは諦めたのか自分のハンマーを構えた。
「ったく。お前はいつもそうだったな....」
「アキラ?」
「さっさと片付けるぞ。腐れ縁。」
「....了解!」
刹那、モンスターが舌を伸ばし、二人を捕らえようとする。二人はそれを横に跳ぶことで回避し、アキラはモンスターの懐へ、リンは弓を構えてアキラの援護をする。
「これでもくらいやがれ!」
真下に潜り込んで下からハンマーを思い切りモンスターの頭へ振り上げる。ハンマーは打撃属性をもっており、頭への攻撃続けることでモンスターのめまいを引き起こすことが出来るが、
「嘘....だろ...」
モンスターはめまいを起こす処か、傷一つ負っていなかった。幸い、と言えるのだろうかどうかは怪しいが、衝撃は通っているようで頭が後ろへのけ反っていたが、
「ギャァァァ!」
己に攻撃した者をモンスター許すはずもなく、体を回転させてアキラを洞窟の壁へとたたき付けた。
「アキラ!っぐ、このぉ!」
そのままアキラへと歩みを進めるモンスターに何度も何度もリンは矢を放つ。遂にはうっとうしいと思ったのか、モンスターはリンの方へと首の向きを変えた。そしてその首を伸ばし、
「や、やめろぉぉぉ!」
《ガシュ!》
リンの白い肌が赤く血に染まった。
※
「おい!まだ追いつかねぇのかこのマンモス!」
「これでも全速力だ!ガーグァのように速い分けではないがな、雪道ではコイツしか動かない。しかもこんな猛吹雪じゃまともに前に進むことは出来ん。文句があるなら自分の足で走れ!」
「じゃあそうさせて貰う。」
「は?」
そう言うと要は神機と片手剣もって荷台から飛び降りる。そして運転席にいる衛兵のとなりに立った。
「ここから先は一人で行く。でもその前に、名前だけでも聞かせてくれないか?」
「....トロスだ」
「そうか。トロス、ありがとうな。後は俺に任せろ」
「お、おい!」
要は荷車を蹴って走り出す。吹き付ける雪の結晶が顔に当たるも、その走りを止めることが無かった。
「ん?コイツは...」
道中、乗り捨てられた荷車があった。凍土は封鎖されているはずなので、恐らくリンとアキラが乗っていたものだろう。
「ってことは、この近くにいるのか。」
その時だった。
「ギャァァァ!」
「!コイツは....」
身の毛もよだつような不気味な声が響いてきた。よく見ると洞窟の方で誰かが戦っている。要はそれがリン達だと瞬時に悟り、洞窟の方へ駆け付けたが、
「や、やめろぉぉぉ!」
「....え?」
そこで見た光景は、リンの肩に深々と刺さったアラガミの牙であった。
さて、皆さんお待ちかね、データ開示のお時間です。それではどうぞ!
名前:ヒュドラ(吸血体)
属性:神
弱点属性:氷
オロチがギギネブラの特徴を取り入れた姿。ギギネブラの姿を模倣しようとしたため、首が一本(主頭)となってしまったが、代わりに首だけでなく舌も伸びた。捕食方法は吸血。牙にはもちろん毒があり、また体から毒霧をも発生させる。卵は産めず、壁に張り付く能力も無くなった。
っとまあこんな感じです。
要「ちょっと待て」
うん?
要「この吸血体っていうのは何だ?」
さあ、ご自分でお考え下さい。
というわけで次回もお楽しみに。