神喰、狩人始めます『更新停止』   作:血途

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なんか物凄くベタな展開になっちゃた....。

イ「いつもそうだろ?」

そんな訳無いじゃないか!....多分。

イ「ベタな展開は避けて通れないと思うぞ。新しい要素を取り入れるのはかなり難しい」

そうなんですよね~。でも自分だけの小説を作りたいです!

さて、余談が過ぎましたが以下本編です。


危機一髪

モンスターの大量襲撃の後に建てられた緊急の救護施設の中では、先の戦いで負傷した者達が中で治療を受けている。

 

「う、ぐぅ、あぁ!」

 

その中でもベッドの上で苦しむ少女、リンの左肩には白い物体がその肩を覆っていた。

 

「....後輩くん、これってもしかして」

 

「ああ、間違いない。オラクル細胞、それもヒュドラのものだろうな。」

 

リンの体内にオラクル細胞が入ったのはおそらくヒュドラに噛まれた時だろう。毒と同時に牙から注入された可能性が高い。

要は一度自分の部屋に戻ると、その手に自分の神機を持って戻ってきた。

 

「後輩くん、何するつもり?」

 

そのままリンのいるところまで行こうとする要の前に美空が立ち塞がる。美空は要が何をしようとしているか分かってはいるが、美空自身それを許さなかった。

 

「退け、美空(クソ隊長)。そいつは俺が殺る。」

 

「でも、リンちゃんを助けたいと思わないの!?」

 

「この世界にオラクル細胞を取り除く技術もなければ、偏食因子を投与する技術もない。こいつにしてやれる最大の救いは、仲間を殺させる前に殺してやることだけだ。」

 

要はそう言うと美空を押しのけてでもリンに神機を突き刺そうと歩み寄る。しかし、美空は要の腕を掴み、床にたたき付けた。

 

「....日が沈むまででいい。この世界でも何かできることがあるかもしれない......。だからお願い、待って。」

 

「くっ..。放せ!美空(クソ隊長)!」

 

「隊長命令!」

 

要は自分の腕を掴んでいる美空の手が震えている事に気づいた。それを見た要は神機から手を離し、美空の手を振り払いながら立ち上がる。

 

「....日が沈むまでだな?」

 

「うん。」

 

「....行ってこい」

 

そう言い残して要は神機を持ち上げて自分の部屋に戻っていく。美空は万が一のためにリンの体をベッドに固定し、カンナに看病を頼んで渓流へ向かった。

 

「猫の旦那さん!これ借りてくね!」

 

「にゃ!?ちょっと待つにゃ!?それは我輩の....ガーグァ....」

 

猫の旦那が言葉を言い終わる前に、美空はガーグァを借り、もとい奪って遥か先まで駆け出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これも、これも全部試してある。ここの素材じゃダメなの?」

 

もう日は西に傾きつつある。このまま解決策が見つからなければ、要は刻限にリンを殺すだろう。

 

「ダメ....。リンちゃんは殺させないし、後輩くんにそれをやらせもしない。」

 

その時、ふと後ろから視線を感じた。モンスターか、と思った美空は太刀に手を伸ばし振り返る。だがそこにいたのはモンスター出はなかった。

 

「アバドン?でも体が真っ白....」

 

するとアバドンの体が光りだし、眩しさのあまり美空は目を細めてしまう。光りが止んだ時、目を開けるとそこには一人の少女がそこにいた。

 

「....やっと会えた。二人目の....救世主....。」

 

「きゅ、救世主?」

 

今まで、そしてこれからも呼ばれることが無いような呼び方をされて一瞬戸惑いを見せる美空。はっ、と我に帰ると目の前にいる少女に質問をした。

 

「二人目ってことは他にもいるの?」

 

「うん、いる。カナメ....と呼ばれていた、はずだよ」

 

「後輩くんが!?」

 

「うん。あなた達、には、世界を救って欲しい....。」

 

「うんーと....つまりどういうこと?」

 

いきなり現れ、勝手に話し始めてしかも話しが跳躍しすぎているので、美空は目に前にいる少女の話しに追いていかれてしまった。

 

「あなた達の世界、からきた、アラガミ、全部、倒して欲しい。」

 

「おー、なるほど。」

 

今の言葉で全てを理解した美空。はたして賢いのかはたまた馬鹿なのか....。そんな美空に少女は言葉を続ける。

 

「もちろん、ただではない....。」

 

「って言うと?」

 

「....私の力は、オラクル細胞、の制御。一人目には、もう、私の力を、与えた。」

 

「つまり、偏食因子をとらなくていい状態にしてあげるからアラガミを全滅させてって言うこと?」

 

「(....コク)」

 

少女が拙い言葉で喋った内容を簡単に、そして短くまとめて言うと、少女はそれを肯定した。

 

「じゃあ、ちょっと力を貸してくれないかな?」

 

「....?」

 

美空はニッコリと笑い、少女をガーグァの上に乗せてユクモ村へと全速力で駆け出した。

 

 

「もうすぐ日の入りね....」

 

日はもうほとんどが沈んしまった。それはすなわち約束の時間がもうすぐだということだ。すると、要が自室から神機を持って出てきた。

 

「そろそろだな....」

 

やはり無理だったか。そう思ってベッドに横たわるリンを見る。オラクル細胞はもうすでにリンの左腕を完全に侵食してしまっていた。

 

「待ってくれ、カナメ!まだ日は沈んじゃいない!もう少しだけ猶予はあるはずだ!」

 

リンを殺すにはまだ早いとアキラが要の前に立つ。要はそれを力ずくで押しのけると、倒れたアキラの目の前に神機を向けた。

 

「....悪いな。俺も仕事なんだ。」

 

仕事だと割り切った要がその刃を振り上げる。その時、地面を高速で駆ける音が施設の外から聞こえてきた。

 

「ちょーーーと待ったーーーー!」

 

ドサッという音とともに少女と転がりこんでくる美空。要は寸前のところで神機を止めていた。

 

「間に合った....みたいだな」

 

「イエイ!」

 

ピースサインを出して要にアピールする美空。どうやらリンを殺さずにすむようだった。




さて、リンちゃんよかった~。死なずに済んだ~。

セ「もともとその予定でしたわよね?」

はいはいメタイメタイ。これでも今回も難産だったんですよ!書き上げただけマシだと思いなさいな!

セ「こんな駄文、書いた内に入りませんわ」

その毒舌をやめて大人しくしていれば可愛いのに....。

セ「やめて下さいまし。寒気がしますわ....。」

まあ、今回の雑談もこれくらいにしましょう。

えーと、お知らせです。期末試験が近いので2週間ほどお休みします。読者の皆様、楽しみに待っていてくださっているのにすみません。期末が終わったら時間ができるのでそれまでお待ちください。
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