というわけで本文です。
神喰、師匠に会います
猫の運転手と別れてから、リンの案内とともに要がきたのは、ユクモ村と呼ばれる場所。温泉を名物として栄えた村らしい。
「それにしても、あんた違う世界から来たのね。聞いたとき驚いたわ よ」
「俺の意志で来たわけではないけど、心配事があるとすれば偏食因子の補給何だよなあ一応簡易キットみたいなので予備はあるけど、いつま で持つか分からないし....」
「その偏食....なんちゃらを補給しないとどうなるの?」
「アラガミ....おまえらの世界でいうモンスターよりもやばい奴になる」
「それって....」
「要するに化け物になるってことだ」
「嘘....でしょ?」
「本当だ。この腕輪は俺の中にいるその化け物を抑制するみたいな機械で、俺達は化け物の力を持ちながら化け物を狩る仕事・ゴッドイーターをしている。まあその化け物がいないと俺達も化け物になるけど」
「何でそんなことを?」
「う〜ん、1番の理由はあいつらに普通の兵器、武器が効かないこと。 俺達の神機があって始めて戦える相手だから」
「あなたも大変ね。早く帰らないと化け物になるなんて」
「そうだな。でもそんな体になっても、誰かを守るために神機使いに なった奴もいる。ホントにあいつらはすごいよ」
そう、誰かを守るために戦う奴は本当にすごい。神機使いは市民をアラガミから守るために戦う。稼げるという目的で神機使いをしている奴もいるが、神機使いは皆殉職しやすいのである。
「ふ〜ん。あ、そろそろ家に着くわよ」
そういってリンの家のドアを開けると
「ひっく、うぅ....ひどい、ひどいわ....」
女性が一人泣いていた。手には酒の瓶が握られている。
「し、師匠!?なんでいるんですか!?」
リンの声を聞いた女性がゆっくりとその顔を上げる。美人な女性のようだが、散々泣きじゃくったのか、目が赤く腫れ上がっていた。
「なん、でって、ひっく、彼がひどいのよ〜リン〜」
「あ〜。また振られたんですか?」
「違うわよ〜彼ね、今日が付き合い始めて1ヶ月記念の日なのに何も贈 り物も無しだったのよ。それでね、怒っちゃって彼のこと叩いちゃって............もう顔も合わせられない....」
「もう、師匠は感情に流されやすすぎです。もうちょっと抑えてくださ い」
「わかったわよ。うん?そちらは....」
ようやく要のことに気がついたようで、要とリンを交互に見ながら、ニヤリ笑ってリンに尋ねる。
「もしかして、リンの彼氏?」
「チョ!?師匠!彼とはまだそんな関係じゃありません!」
「ふーん、"まだ" ねえ」
「い、いちいち話の腰を折らないで下さい!」
「そうだぜ、師匠さん。俺達はついさきほど出会ったばかりの関係だ。 それにリンも俺とは付き合いたくないと思ってるだろうしな」
「ふ〜ん・・・」
要は正論を言ったはず思っているだろうが、リンの機嫌が下がりはじ める
「そうだったんだ。いや〜ごめんなさいね、あたしの勘違いで。さて、 そろそろ本題に入ってもいいかな?」
「「本題?」」
「そ。リン、心当たりあるわよね?」
ぞぞぞという効果音が出そうな勢いでリンが固まっていく。なぜなら 彼女は師匠に無断で上級の狩りに行ったからだ。
「悪い子には、お仕置きしないとね♪」
「い、いやだああああ!」
「彼氏君、ちょーっと待っててね」
「いやだから彼氏じゃ....」
そう言い終わる前にリンは師匠に連れられ奥の部屋へと連行される。 要は中から聞こえて来るリンの悲鳴を聞いて、ただただ彼女の無事を 祈るだけだった....
はい、今回も深夜テンションで書き上げました。血途です。書き終わった後に気づいたのですが、師匠の名前を書き忘れました。というわけで次回に持ち越します。
最近あとがきのネタがないので、今日はこの辺で。
次回もお楽しみに!
6月25日 加筆修正しました。