【更新停止】転生して喜んでたけど原作キャラに出会って絶望した。…けど割と平凡に生きてます 作:ルルイ
小学校に入って学校生活にも慣れた頃。
気の操作も十分に出来るようになってきて、そろそろ舞空術の方法の模索に取り掛かることにした。
とは言ってもずっとやりたかった舞空術。
方法については幾つもの案を頭の中で暇な時に考え込んで十分に練り上げていた。
これからは実践に移して試行錯誤していくだけだ。
・ドラゴンボール、舞空術編。
舞空術の訓練は作中内でもビーデルが孫悟飯に教わる形で出ていた。
ただあまり詳しい描写はなくて、気の訓練→舞空術にあっという間に進んでいたから参考にはなりそうにない。
だから舞空術の描写から飛行方法を模索。
まず舞空術の描写は体から燃える火のような気が溢れて飛び立つ場面が多い。
これは高速で移動する際の風から身を護るために気を体で覆っていると考えられる。
ビーデルはこれが出来なかったから早く飛べない場面があった。
だから飛ぶだけなら体中を気で覆う必要はないのではと考えた。
舞空術には気の放出の反動で飛ぶのかと考えたが、それだけだと燃費や出力が足りないんじゃないかと思った。
実際やってみないと分からない事は多いと思い、気を足から下に向かって放出してみる。
真下に向かって放出してみたが、放出で起こった風が発生するだけで浮かび上がる様子は無い。
出力が弱いと思い足から全力で放出してみたら、ちょっとだけ浮かび上がったがバランスを崩してすっころんだ。
瞬動の時ほど傷だらけではないので涙目ながら泣くのを堪えた。
気を取り直して、やはり足の裏からだけだとバランスは取れない。
今度は下半身全体から均等に気を放出してみる。
加減していてはやはり出力不足らしく、風が巻き起こるが浮かび上がらない。
だから少しずつ出力を上げていって、もう少しで浮き上がるんじゃないかと思った時・・・
力尽きました。
いや、さすがにもう限界ってところで終わってしまって、死んだわけじゃない。
まあ眩暈がしそうなほど気を放出しきってしまって、絶で全力休養中です。
今日は体力がある程度戻ったら帰路につくが休みながら考え、やはりただ放出するだけでは飛べなかったとある程度納得いっていた。
気の量が足りないという理由もありそうだが、どうにもそれだけじゃない気がする。
(気にもやはり術式みたいなもが必要なのか?)
いろいろ考えていたんだがどうにも解決策が思いつかない。
当分は思いつく限りの訓練をして気の増幅量を増やしてから再チャレンジするしかないと思った。
・ハンターハンター、四大行、応用編
気の放出による飛行実験は、気の増幅量の確認も含めて週に一回にすることにした。
ついでに魔力のほうも一日一回全力放出して、魔力量の増加を図っておいた。
使い道がないから操作練習しか出来ないしね。
舞空術は気の量の成長待ちにして、四大行の応用で気を扱いを高める訓練をする。
漫画に載ってる応用技は凝、周、堅、円、陰、硬、流だ。(詳しくかWikiで)
その内の凝、周、堅、円を覚えてみようと思う。
残りの技能は戦闘技能っぽいので覚える気はない。
堅も戦闘技能っぽいけど気の総量や出力を上げる訓練になりそうなので覚えてみる。
まず凝を試してみたんだけど、気を手に集めるだけなら最初のうちから出来ていたから難しくなかった。
そこで目に気を集めてみたらいろいろな物が驚くほど見えるようになった。
まずそこらじゅうの木からごく僅かな気が漏れ出しているのが見えて、視力も上がって普段より遠くのものが見えた。
あと目に力を入れたせいで直死の魔眼が発動して、凝で強化したせいか死点まで見えるようになってた。
魔眼の存在、使う機会なんかないからすっかり忘れてた。
今後もよっぽどのことがない限り使うことはなさそうだ。
ふと思いついたんだが、気による凝で植物の気を見ることが出来たんなら魔力で凝をしたら魔力が見えるのかと思った。
物は試しと思ったんだが気ほど操作の練習をしていなかった魔力の操作はやりずらくてなかなか凝が安定しなかった。
何とか安定して周囲を見渡してみたら空中に何か粒子のようなものが待っているのが見えた。
これが魔力なのかと思い、手から少し魔力を放出してみると同じような白い光を放つ粒子が飛び出すのが見えた。
ちなみの俺の魔力光は白色で、普段は魔力を出しても白い光が見えるだけで粒子のようなものは見えません。
この粒子が魔力素という魔力の原子みたいな物だろうか?
よく見てみると周囲の魔力素が俺の体のほうに集まってきているように見える。
体に触れた魔力素はそのまま体の中に入ってしまった。
もしかしてこうやって魔力を吸収して回復してるのか?
この事も今度試してみよう。
次に周だがこれはオーラを自分の体以外の武器などに纏わせる技術。
ネギま風に言うと神鳴流の気で武器の威力を上げる技能だろう。
そんなイメージが一番強いので、真剣はどう考えても無理だからそこらの木の枝を木刀代わりに使ってみることにした。
程よい長さの木の枝なんて早々落ちていなかったから探すのに手間取ったけど、早速木の枝に気をこめて見た。
やっぱり体に流すよりやり難く、まだ纏も完全に習得したとはいえないので枝の中に気を流すよりも周囲に纏わせてもすぐ漏れて霧散してしまう。
かなり不安定で気をかなり無駄にしているが強化は出来ているだろう。
威力を測るため体のほうの強化もして地面に振り下ろしてみた。
-ドゴムッ!!-
ただの木の枝で叩いたとは思えないほどの音が響いて、素手で殴った時よりも大きな凹みが出来ていた。
それに気で高められた俺の身体能力は想像以上にある。
この威力が出るんだったら普通の木の枝なら簡単に折れてる。
だが特に木の枝は破損した様子もなく元のままだ。
確かに強度も許可されてた見たいだ。
この木の枝も手ごろだし、今後の周の練習用にしよう。
続いて纏と錬を同時に行う堅だけど、まだ纏が完全じゃないから気を練り上げる端からどんどん気が漏れていく。
いっそ纏をせず体の周囲を覆うのではなく、体の中を気で満たし同時に体の外に気が漏れないように抑えるやり方の堅をしてみた。
そしたらとても面白いことになった。
普通の堅ほど気が漏れ出さなかったけど、それでも少しは気が漏れた。
体からじわじわと漏れる気が陽炎のようになって、まさにドラゴンボール風の気を高めてるような感じになったんだ!!
自分でこれが出来るようになったのにはすっごい興奮した。
やっぱりドラゴンボールは男の子の憧れだよ。
今ならかめはめ波も撃てそうだ。
どこに向かって撃てという話なので撃てないけど。
空に向かって撃ったって人に見つかったらヤバイだろう。
堅はハンターハンターで戦闘時に維持する技能というだけのことはあった。
ドラゴンボールにも共通しているんだから。
戦闘を行う気はないけど、気を満たしながら消耗を抑える纏は完璧にしておかないといけないな。
気は実際には密度を高めないと目に見えないから、纏は普段から練習しておこう。
最後に円だけど、これも纏の応用なんだよな。
体の回りを気で覆う纏、これを薄く延ばして自分を中心にいわば気の探知結界を張る。
纏がまともに出来ないのに出来るだろうかと試してみたが、案の定うまくはいかなかった。
半径3メートルほどは伸びたけどそこから先は殆ど気が霧散するだけで維持できなかった。
探知も一応出来たけどぼんやりとしてて、なんとかそこに何かがあるってくらいしか感じられなかった。
纏をマスターしない限り円の発展も難しそうだ。
●舞空術、習得中。
●四大行応用、凝、周、堅、円のみ覚えた。
●纏、熟練度向上中